演出家つかこうへいの命日である7月10日から3日間、新宿・紀伊國屋ホールにて没後10年追悼イベント・朗読蒲田行進曲『銀ちゃんが逝く』が行われる。
初日となったこの日は公開舞台稽古と舞台挨拶が行われ、主演の味方良介と今年4月に乃木坂46を卒業した井上小百合と植田圭輔、演出の岡村俊一が登壇した。
演出家つかこうへいの命日である7月10日から3日間、新宿・紀伊國屋ホールにて没後10年追悼イベント・朗読蒲田行進曲『銀ちゃんが逝く』が行われる。
初日となったこの日は公開舞台稽古と舞台挨拶が行われ、主演の味方良介と今年4月に乃木坂46を卒業した井上小百合と植田圭輔、演出の岡村俊一が登壇した。
下北沢の本多劇場グループが7月7日、新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言による休館からの再開第二弾企画『DISTANCE-TOUR-』の開催を発表した。
同グループでは6月1日から『ひとり芝居 無観客生配信企画「DISTANCE」』で劇場での公演を再開。今回は全国公立文化施設協会の「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を基に、客席は前後左右を1席ずつ開けるといった新型コロナウィルス感染拡大予防対策を講じ、観客及び出演者・公演関係者の安全と安心を確保することに努めたうえで、観客を入れての「劇場公演」と「配信公演」の両形態で上演する。
また今公演では「他の地域の劇場再開」を新たな目標に掲げ、北九州・豊橋・札幌の3都市ツアーを実施。DISTANCEチームの情報共有を目的に3都市ではワークショップの開催も予定しているという。
東京公演は8月5~11日に本多劇場で上演。出演者は、井上小百合、入江雅人、伊礼彼方、小沢道成、小林顕作、清水宏、永島敬三ら第一弾 参加者がそれぞれ前回とは異なる新たな作品で出演する。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言が5月25日に解除され、一定の期間を設けたうえで、社会経済活動が再開されている。
エンタメ業界では演劇や音楽ライブ等について公益社団法人全国公立文化施設協会が「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を5月14日に発表。これにのっとり各劇場や主催者が公演の再開に動き出した。
演劇のメッカである東京・下北沢に8つの劇場を持つ本多劇場グループでは6月1日から活動再開第1弾企画として一人芝居企画『DISTANCE』を本多劇場で無観客のうえ、配信のみで開催。初日に行われた会見で同グループの本多愼一郎総支配人は「最初は無観客の配信から始め、少しずつお客さんに来てもらえるような環境を作りながら、いつか分からないが100%お客さんを入れられる状況まで安全対策に配慮していきたい」などと今後について話したのだが、6月26日から下北タウンホールの地下1階にある「小劇場B1」で観客を迎えての舞台がスタートした。
26日の昼間にはゲネプロが行われた。ゲネプロは本番の開幕前、当日もしくは前日に本番同様に行われる最終リハーサル。これは俳優の演技における部分はもちろん、、お客を迎えるスタッフワークにおいての予行演習の意味合いもある。
この日、受付の前の床には1メートル間隔で立ち位置を示すシールが張られ、受付には透明なプラスチックボードを設置。スタッフはフェイスシールドを着用することで観客との間での飛沫による感染を防止。観客はサーマルカメラによる検温を行い、アルコールで手を消毒してから会場に入る。
下北沢の本多劇場で6月1日、本多劇場グループPRESENTSの第1弾となる『DISTANCE』が開幕した。
同作は新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令されたことを受け、4月7日から休館していた同劇場の活動再開第1弾企画。7日までの1週間、本多劇場で一人芝居の有料無観客生配信を毎日日替わりで実施する。
この日は上演後に囲み取材会が開催された。
舞台上にはこの日の出演者の入江雅人、井上小百合、永島敬三に企画・脚本・演出を務めた川尻恵太と御笠ノ忠次、そして本多劇場グループの本多愼一郎総支配人と本多一夫代表が約2メートルの間隔を空けて並び、記者席となった観客席にはマスクの上にフェイスシールドをつけた取材陣が1席ずつ間隔を空け陣取った。
元「乃木坂46」で女優の井上小百合が6月1日、下北沢の本多劇場グループPRESENTS『DISTANCE』で初めての一人舞台に出演した。
この『DISTANCE』は新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令されたことを受け、4月7日から休館していた同劇場の活動再開第1弾企画。7日までの1週間、本多劇場で一人芝居の有料無観客生配信を毎日日替わりで実施するというもの。
初日となったこの日は永島敬三、井上、入江雅人が出演し、3演目を上演。井上はこの企画の発起人でもある川尻恵太の脚本である『齷齪とaccept』で登場人物全員を一人で演じきった。
上演後に舞台上で行われた囲み取材会で井上は「今日は本当に楽しかった。こういういろいろなことが苦しい状況の中、本多劇場の舞台に立てたということは人生にとって大きな出来事になるだろうなと思っていたが、ただただ楽しんでしまった。でもやっているうちにいろいろな方への感謝があふれてきた」とこの日の舞台を振り返った。
女性向けアダルトコンテンツで活躍するセクシー男優を中心に結成された劇団Rexyが5月30日からオンライン番外公演『 CAFÉ「キリグ」』を開催する。
毎週土曜日の13時から上演が始まり、1公演は約20分程度。6月27日まで5週連続で行われる。
当初、7月に公演を予定していたが、折からの新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響などで中止となってしまったため、今回、オンライン配信による公演を行うこととなった。
作品は、とある街にあるカフェ「キリグ」を舞台に、カフェのマスターと常連客の間で繰り広げられる、日常のちょっとした会話劇となっている。
第1話の『CAFÉ「キリグ」~おはぎ秘話~』はYouTubeにて無料配信(カンパ制)。第2話以降は「ZAIKO」にて1500円で有料配信される。
作・演出はREXYの代表作でもある『風呂ダンサーズ』シリーズを手掛けた鄭光誠。出演は長瀬広臣、加賀功平、倉貫匡弘、小谷嘉一、佐藤慎亮、岡部直弥(各回日替わり)。
5月30日と6月27日にはアフタートークが予定されている。公演の詳細は劇団ホームページで要確認。
浅草で2017年に開業した劇場「浅草九劇」が「オンライン型演劇場」としてリニューアルすることが5月28日、発表された。
新型コロナウイルスの感染拡大と、演劇やライブエンターテインメントの自粛が続く中、作品のオンライン配信が快適にできるような設備とスタッフを常設し、その企画と製作をサポートしていくことになった。
リニューアルに伴い、カメラ(計6台)、スイッチャー、ディスプレイ等の機材を新たに導入し、常設。これにより、ライブ配信や収録でのオンライン配信が可能となり、DVDやBlu-rayのパッケージ制作、ネット販売までもワンストップで実現可能となる。また、これらの機材を使用した他劇場への出張配信や出張収録も予定しているという。
演劇のメッカである下北沢で大小8つの劇場を経営する本多劇場グループが6月1日から営業を再開することが5月20日、分かった
同グループでは4月7日に新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令されたことを受け、5月6日までの自主的な休館を発表。その後、改めて5月31日までの休館を発表していた。
この間、再開に向け関係各所と協議を重ねた結果、活動再開第一弾企画として6月1日(月)~7日(日)の1週間、本多劇場で一人芝居の有料無観客生配信を毎日日替わりで実施することとなった。またニッポン放送が協力という形で参加するという。
この企画は脚本・演出家の川尻恵太・御笠ノ忠次の2人が発起人となり立ち上がったもの。この状況の中で、どうやって演者、スタッフ、そして観客との距離を近づけていけるのかということを考え、社会情勢も踏まえながら、安全を最優先にした結果「ひとり芝居の有料無観客生配信」という形でのスタートとなった。
新国立劇場が主催公演を劇場ウェブサイトで無料配信している「巣ごもりシアター」に新しいラインアップが追加されている。2019年に上演され、話題となったオペラ2作品で、現在、ベルカント・オペラの『ドン・パスクワーレ』が配信中。配信期間は22日14時まで。
新国立劇場が行っている「巣ごもりシアター」が人気だ。同劇場の主催公演を劇場ウェブサイトで無料配信しているサービスで4月にスタート。これまでに「トゥーランドット」などのオペラ公演を配信し、多くの人が自宅で本格オペラを楽しんだ。
5月1日からは、プログラムが新国立バレエ団によるバレエ公演になり、現在はケネス・マクミランによる『マノン』を配信している。ドラマティックバレエの最高傑作と言われる作品で、美少女マノンと神学生デ・グリューが恋に落ち、駆け落ちする。そこに大富豪が現れて、大金と引き換えに、マノンを愛人として連れ去ってしまう……という物語。
配信されているのは、今年2月に上演されたバレエ団のプリンシパルである米沢唯と、英国ロイヤル・バレエのプリンシパルのワディム・ムンタギロフが出演した公演で、当日はスタンディングオベーションが湧き上がったという。
8日からは、セルバンテスの名著を題材としたクラシックバレエの名作『ドン・キホーテ』を配信する予定。
配信期間中は何度でも見られる。
長期に渡り自宅待機などを余儀なくされている人や、舞台芸術を愛する人へ向け、新国立劇場(渋谷区)が、無料で過去の公演記録映像をストリーミング配信するサービス「巣ごもりシアター」を実施中。
現在、新国立劇場は、新型コロナウイルス感染症対策における緊急事態宣言を受け5月10日までの主催公演をすべて中止。そんな状況の中でも、より多くの人にオペラを楽しんでほしいとの思いから、新国立劇場オペラパレスの公演記録映像を無料公開している。
まずはオペラ公演から、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンより『魔笛』と『トゥーランドット』、そして今シーズンの開幕公演『エウゲニ・オネーギン』の3作品を、1週間ごとに配信。『魔笛』は大野氏の就任第一作として上演されたモーツァルト不朽の名作。現代アートの巨匠ウィリアム・ケントリッジによる素描とアニメーションを用いた美しい舞台も注目を集めた。夜の女王が歌う2つの圧倒的な超絶技巧アリアをはじめ名曲あふれる、オペラ初心者にもおすすめの作品。
『トゥーランドット』は国際的なオペラプロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20」第一弾として昨年7月に上演されたプッチーニの傑作オペラ。スペインの鬼才アレックス・オリエが手掛けた、大胆な解釈による演出も話題を呼んだ。有名なアリア「誰も寝てはならぬ」や壮大な合唱など見どころ、聞きどころたっぷりの作品。
『エウゲニ・オネーギン』は男女の愛のすれ違いを描いたロシア・オペラの代表作。モスクワ・ヘリコン・オペラの芸術監督であるドミトリー・ベルトマンが演出を手掛け、指揮者と各キャストにもロシア・オペラのスペシャリストたちが集結し大好評を得た作品。
今後、追加配信についても計画中とのこと。