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中村倫也がUFC挑戦へ大きく踏み出す血染めの勝利。「格闘の神様が僕が望むところに連れて行ってくれると思う」【POUND STORM】

2022.04.25 Vol.Web Original

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)のメインイベントで中村倫也(LDH martial arts / EXFIGHT)がアリアンドロ・カエタノ(ブラジル/パラナ バーリトゥード)を3-0の判定で破り、目標とするUFC進出へ大きな一歩を踏み出した。

 カエタノはプロ戦績30戦23勝6敗1分を誇り、UFC進出間近といわれる強豪。キャリアがプロ戦績2戦2勝(2KO)の中村にとっては通常では考えられない過酷なマッチメイクだった。

 試合は1R序盤から共に左のカーフキックを蹴り合う激しい削り合いを展開。中盤に中村のパンチにカエタノがカウンターで左ストレートを合わせると、これで中村は右まぶたをカット。激しい出血にドクターチェックが入る。出血次第では試合を止められる可能性もあることから早めの勝負を選択したい中村だったが、はやることなく、しっかりと打撃を当ててからタックルでテイクダウンに成功。しかし、ギロチンチョークが得意なカエタノは中村の首を脇に抱え一本を狙う。中村はポイントをずらし極めさせこそしないものの、絞め上げられてポタポタと血が流れ落ちる。1Rが終わり、インターバル中に止血し、2Rに臨む中村。

宇佐美にMMAの奥深さを見せつけた大尊伸光「母が亡くなってから勝ててなかった。一言だけ独り言を言わせてください。ママ、勝ったよ!」【POUND STORM】

2022.04.25 Vol.Web Original

 修斗の元環太平洋ライト級王者の大尊伸光(野田ボディビル同好会)が、EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)で約1年7カ月ぶりの勝利を挙げ、復活を果たした。

 大尊は試合後のマイクで「僕はずっと勝手に髙谷さんの後輩だと思っているんですけど、ずっと髙谷さんの背中を見続けていて。髙谷さんにカッコいいところを見せたかったんですけど、今日は微妙だったんで、また機会があったらいいところを見せたいのでお願いします」とLDH martial arts代表取締役CEOの髙谷裕之氏に挨拶。そして「僕の母が2020年にガンで亡くなってしまったんです。それからまだ僕、勝ってなくて。今日、初めて母が天国に行ってから勝つところを見せられたので、一言だけ独り言を言わせてください。ママ、勝ったよ!」と2020年12月に天国に旅立った母に呼びかけた。

 大尊はコメインの第9試合で宇佐美正パトリック(LDH martial arts / EXFIGHT)と対戦した。ともに一発で倒せる打撃を持つとあって、序盤から緊張感の漂う試合となったが、大尊は打撃の合間にタックルを交え、テイクダウンに成功するなど“MMA”で試合の主導権を握る。宇佐美は下からの攻めも見せるが、キャリアで優る大尊は冷静に対処。

最終選考を兼ねた試合で5人が全敗。LDH所属契約は誰も勝ち取れず【POUND STORM】

2022.04.25 Vol.Web Original

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)で「LDH FIGHTER BATTLE AUDITION」の最終選考を兼ねた5試合が行われた。

 これは昨年8月にスタートした「LDH FIGHTER BATTLE AUDITION II」とその様子を追いかけた密着番組ABEMA「格闘DREAMERS SEASON:2」が連動したもの。LDH所属契約をかけた選手たちがすでにプロでも実績のある強豪選手たちに挑む試合が組まれたのだが、5選手とも敗れ、今回はどの選手も所属契約を勝ち取ることはできなかった。

 第1試合では昨年行われた「LDH FIGHTER BATTLE AUDITION」で最終選考試合でTKO勝ちを収め、所属は勝ち取れなかったものの仮契約を結んだ鈴木崇矢(EXFIGHT)が海飛(和術慧舟會HEARTS)に挑むも2R3分58秒でTKO負けを喫した。

 第2試合はスソン(KRAZY BEE)に宇佐美秀メイソン(EXFIGHT)が挑んだが、1-2の判定負け。宇佐美はコメインに出場した宇佐美正パトリックの実弟。兄が昨年、このAUDITIONに挑む姿を見て、自分も本格的に格闘技に向き合おうと決意し、ここまでたどり着いたが、最後はかつて故山本“KID”徳郁さんがその才能を高く評価していたスソンの前に一歩及ばなかった。

乃蒼&角田の「ふりーWiFi」がラフ殺法でマジラビを破り5・3後楽園でのタッグ王座獲りに弾み【東京女子プロレス】

2022.04.25 Vol.Web Original

「勝ったからと油断せず、このまま勝ち続けてベルトを獲りましょう」

 東京女子プロレスが4月24日、東京・両国KFCホールで「TJPW SPRING TOUR ’22」を開催。5月3日の東京・後楽園ホールでマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)が持つプリンセスタッグ王座に挑む「ふりーWiFi」(乃蒼ヒカリ、角田奈穂)が前哨戦を制して、ベルト獲りに弾みをつけた。

 この日、「ふりーWiFi」は宮本もかとのトリオで、坂崎、瑞希、荒井優希(SKE48)組と対戦。「ふりーWiFi」は合体のキックを瑞希に決めるなど好調な出足を見せた。しかし、マジラビも坂崎が角田にミサイルキック、TeaTime、瑞希がダイビング・フットスタンプを見舞うなど応戦。荒井も奮闘して宮本にビッグブーツ連打を叩き込んだ。乃蒼は瑞希にランニング・ネックブリーカー、トラースキックを見舞うと、コーナーに振る。すると、角田がポストを外しており、瑞希はむき出しの金具に額を痛打。すかさず、乃蒼が回転足折り固めで丸め込んで電撃の3カウントを奪取した。試合後、怒った坂崎は外されたコーナーポストで乃蒼、角田をぶん殴った。

 乃蒼は「ここで勝ったからと油断せず、5月3日、このまま勝ち続けてベルトを獲りましょう」、角田は「勝ったから電波良好」と歓喜のマイク。

マッキンタイアがランバージャック戦でゼインに3度目の逃走を許す【WWE】

2022.04.24 Vol.Web Original

 WWE「スマックダウン」(日本時間4月24日配信、ニューヨーク州アルバニー/MVPアリーナ)でドリュー・マッキンタイアがロウタッグ王者RKブロと共闘してサミ・ゼインとのランバージャック戦に挑むが、またしてもゼインの逃走を許してしまった。

 これまで2試合連続でゼインの逃走を許しているマッキンタイアが試合前のバックステージでランバージャックに参加するランディ・オートン&リドルに「ブラッドラインと抗争しているから仲良くするよ」と協力体制を約束。するとこれを目撃したゼインはブラッドラインのローマン・レインズにその様子を告げ口して同盟関係を提案するとウーソズがランバージャックに加入することとなった。

 試合ではマッキンタイアがチョップやネックブリーカーで攻め込むと終盤にクレイモアを狙ったところでゼインが場外に逃走。すかさずRKブロがゼインを捕まえてリングに戻そうとするもオートンがウーソズのダブルスーパーキック、リドルがポストに叩きつけられて妨害されてしまう。さらに乱闘の中、場外が混乱するとマッキンタイアがトペ・コンヒーロで一掃したが、そのすきにゼインの逃走を許してしまう。

 するとそこへ現れたWWEオフィシャルのアダム・ピアースが次週、2人のスチールケージ戦を決定した。

 その後、マッキンタイアはジンダー・マハル&シャンキーに襲われるも、グラスゴー・キスからクレイモアをマハルに叩き込んで蹴散らし、次週に向けて気勢をあげた。

ロンダが調印式でシャーロットを竹刀で滅多打ち【WWE】

2022.04.24 Vol.Web Original

 WWE「スマックダウン」(日本時間4月24日配信、ニューヨーク州アルバニー/MVPアリーナ)で“地球上で最も危険な女”ロンダ・ラウジーと王者シャーロット・フレアーが「WMバックラッシュ」のSD女子王座アイ・クイット戦の調印式で大乱闘を展開した。

 ロンダがシャーロットと調印式で対峙して「お前は降参(アイ・クイット)と言ってタイトルを渡すことになる」と挑発すると調印書にサインしたシャーロットが竹刀で襲撃し、乱闘に発展。ロンダも奪った竹刀でシャーロットを滅多打ちにして反撃すると、たまらず新アシスタントのドリュー・グラックが止めに入ってサインをするように懇願。すると怒りの収まらないロンダは捕まえたグラックをパイパーズピットで沈めるとアームバーを決めながら調印書にサインした。シャーロット vs ロンダのSD女子王座アイ・クイット戦が行われる「WMバックラッシュ」は日本時間5月9日にWWEネットワークで配信される。

全20選手が一発で計量クリア。大尊伸光がアキラ100%ならぬ「大尊100%」で登場【POUND STORM】

2022.04.23 Vol.Web Original

格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)の前日計量が4月23日、都内で行われ、全10試合に出場する20名が1回目の計量で規定体重をパスした。

 計量に立ち会ったLDH martial arts代表取締役CEOの髙谷裕之氏は「いよいよ明日、POUND STORMが開幕します。選手たちは今日まで厳しい練習と調整をやってきたと思いますので、今日の公開計量を見て、選手の仕上がりや顔つきを見て楽しんでもらえれば」と挨拶した。

 計量は第1試合に出場する海飛(和術慧舟會HEARTS)と鈴木崇矢(EXFIGHT)からスタートしたのだが、フェイスオフでは闘志むき出しでにらみ合い、髙谷氏が割って入る場面も。第2試合のスソン(KRAZY BEE)と宇佐美秀メイソン(EXFIGHT)はフェイスオフ後の正面を向いてのフォトセッションでもなにやら言い合うなど今にも勝負が始まらんばかり。

プロ3戦目で両国のメインを務める中村倫也「絶対に魂を揺さぶるものがあると思います」と熱い試合を約束【POUND STORM】

2022.04.23 Vol.Web Original

ついにベールを脱ぐ格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDHが仕掛ける格闘技と音楽ライブが融合した新しい格闘エンタテインメント「POUND STORM」(4月24日、東京・両国国技館)の前日計量が4月23日、都内で行われた。メインイベントに出場するアリアンドロ・カエタノ(パラナ バーリトゥード)は61.5kg、中村倫也(LDH martial arts / EXFIGHT)は61.6kgでともに1回で規定体重をクリアした。

 中村はこの日初めて顔を合わせたカエタノについて「目、表情、喋り方、雰囲気、全てを見て、人間としてはすごく気持ちのいい人なんだなという印象があったんですが、その通りの人でした」とその印象を語った。計量で向き合ってのファイターとしての印象については「それぞれ身体的特徴があって、それを生かした戦いをするのがファイターの使命だと思うんですが。(カエタノは)ぱっと見は強そうではなく、分かりやすく強そうではないですが、ああいう選手こそしなるような動きで強力な打撃を放ってくると思うのでその辺は注意したい」と警戒した。

 中村は昨年7月に修斗でプロデビューし、ここまで2戦2勝(2KO)。今年1月には世界ランキング9位の野尻定由(赤崎道場A-SPIRIT)を1R25秒で秒殺KOするなどその実力を如何なく発揮。今回はプロ3戦目にして両国国技館という大会場でのメインという大役を任された。しかし「緊張は全くないです。今までいろいろなファイターの雄姿を見てきたので、そこに対して物怖じするということは全くないです。(レスリングのころは)よく緊張したりしていたんですが、自分との向き合い方とか自分の中に入る、内観する鍛錬をすごく積んだことで、そういうことには左右されなくなったと思います」と自信を見せた。

5・6新宿&5・22後楽園でKO-D6人タッグ王座決定トーナメント開催。元キック王者の町田光は彰人、タノムサク鳥羽と組んで出場【DDT】

2022.04.23 Vol. Web Original

 DDTプロレスが4月22日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -April-」を開催。ダムネーションT.A(佐々木大輔、藤田ミノル、MJポー)のKO-D6人タッグ王座返上に伴い、5月6日の新宿(1回戦)、22日の後楽園ホール(決勝)で新王座決定トーナメントが開催され、元キック王者の町田光も彰人、タノムサク鳥羽とのトリオで出場することが決まった。

 ダムネーションT.Aの3人は4月10日の後楽園大会で王座を奪取したが、藤田が左眼窩底(がんかてい)骨折のため欠場となり、団体内で協議した結果、王座は返上扱いとなった。

 空位となった王座を巡り、4チーム参加でトーナメントを行う。1回戦の組み合わせは佐々木、ポー、X(5・1横浜武道館で判明)組vs HARASHIMA、大鷲透、吉村直巳組(ディザスター・ボックス)、樋口和貞、坂口征夫、岡谷英樹組(イラプション)vs彰人、町田、鳥羽組。

 キックでWPMF世界スーパーフェザー級王座など数々のタイトルを獲得し、先の「路上プロレス世界一決定戦」でプロレスデビューした町田は「僕はプロレスの動きはできませんが、今までやってきたキックの戦い方で、プロレスラーたちに挑戦したい」とキッパリ。

 町田を指名した彰人は「路上世界一決定戦の試合を見させていただいて、思ってた以上のプロレスの才能を感じました。ものすごくポテンシャルの高い人だなと。路上でこれだけできるなら、プロレスのリングだったら、どれほどのものが見せられるんだろうという思いが沸いてきて。ぜひDDTのリングに上がっていただいて、その力を見せていただけたら」と期待を寄せた。

MAOが朱崇花に雪辱果たし、5・1横浜武道館でのUNIVERSAL王座戦に向け視界良好【DDT】

2022.04.23 Vol. Web Original

「完全に防衛する手段も実力も存在感も今日で十分に発揮できた」

 DDTプロレスが4月22日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -April-」を開催。DDT UNVERSAL王者・MAOが5月1日、横浜武道館で挑戦を受ける朱崇花に前哨戦で雪辱を果たし、王座防衛に向け視界良好になった。

 MAOは4月1日、横浜ラジアントホールでの前哨戦で、自らの必殺技であるみちのくドライバーⅡで朱崇花に敗退を喫した。同20日の調印式では朱崇花に急所蹴りを食らった揚げ句、ピンヒールで顔を踏みつけられる屈辱を味わった。

 王座戦を前に、この日は最後の前哨対決となったが、MAOは勝俣瞬馬との「しゅんまお」で、火野裕士、朱崇花組と激突。MAOがラ・ケブラーダ、掌底を朱崇花に繰り出せば、朱崇花も張り手、火野の肩車の体勢からフットスタンプを見舞い応戦。さらに朱崇花はみちのくドライバーⅡ、ソバットで追い込むも、火野のラリアットが朱崇花に誤爆。すかさずMAOがオクラホマロールで丸め込んで3カウントを奪取。これで前哨戦の直接対決では1勝1敗の五分に持ち込んだ。

5・1横浜武道館でKO-D無差別級王座に挑む上野勇希が308秒で王者・遠藤哲哉を絞め落とす【DDT】

2022.04.23 Vol. Web Original

「王座戦も僕が勝って新しいものをつくっていきます」

 DDTプロレスが4月22日、東京・新宿FACEで「DDT FREE -April-」を開催。5月1日、横浜武道館でKO-D無差別級王座に挑む上野勇希が、前哨タッグ戦で王者・遠藤哲哉をわずか5分8秒でスリーパーで絞め落とし、タイトル戦に向け弾みをつけた。

 これまで上野は遠藤から、辛らつな発言を浴び続けてきた。4月20日の調印式では「プロレスラーとして、人間として薄っぺらい」とバッサリ切り捨てられていた。

 この日、上野はクリス・ブルックス、高梨将弘と組み、バーニングの遠藤、秋山準、高鹿佑也と激突。まず高梨と秋山が先発し、グラウンドでのレスリングの攻防を見せた。続いて、上野と遠藤に代わると、遠藤がショルダータックルを一閃。ロープに詰めた上野がチョップを見舞って威嚇。さらに上野が再びロープ際で張り手をかますと、遠藤がソバット。これで火がついたのか上野は序盤でいきなり必殺技のWRを繰り出した。そして上野が胴絞めスリーパーに移行して絞め上げると、頭を強打していた遠藤は失神し、慌ててレフェリーが試合を止めた。

 マイクを持った上野は「4月10日、後楽園、タケ(竹下幸之介)が“オマエらどっちかにDDTを任せる”と言ったんです。僕はメチャクチャ悔しかったですよ。でもタケに勝ったことない、無差別獲ったこともない男が何も言えない。5月1日も僕が勝って、僕がチャンピオンとして、タケに“海外のDDTはオマエに任せたぞ”って言ってあげますから。僕が素晴らしいチャンピオンの遠藤さんに勝って、楽しくて強いDDTを僕が背負って、引っ張って。誰に任されるものでもなく、新しいものを作っていきます」とベルト獲りを宣言。

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