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年間600万トンの「フードロス問題」を解決する夏メニュー【SDGs News】

2021.07.17 Vol.743

 東京・銀座のアルマーニ / リストランテでは、フードロス食材を取り入れたコースメニュー「LOSS FOOD MENU」を提供している。不揃いや規格外となった野菜など、廃棄される予定だった食材を全メニューに使い、食材の有効活用や環境への配慮を目指す。

 国内で飲食可能な状態で廃棄される「食品ロス」は、年間600万トンに上る。これは、世界で飢餓に苦しむ人々に向けた食糧援助量の約1.5倍に相当し、大量の食材廃棄が社会問題化している。昨年からは、新型コロナウイルスによる外出自粛により、飲食店が休業や時短営業を余儀なくされたことで、食品生産者は大量の余剰在庫を抱えることとなり、フードロスはますます加速した。こうした問題を改善するため、アルマーニ / リストランテでは、今年3月から「LOSS FOOD MENU」をスタート。春メニューに続く第二弾では、肉料理と魚料理の2つを楽しめる、ダブルメインの夏コースを提供する。

 メニューは、全部で7品。「大根のフラン」や「カプレーゼ2021」、「スパゲット 赤ピーマンとグリーンソース」、「金目鯛 枝豆 ライムの香りのコンソメ」、「あか牛外もも肉 なすのテクスチャー」、「酒粕 メロン」、「煎茶 シトラス」、「カフェ プティフール」と、アミューズからデザートに至るまで、個性あふれる彩り豊かなメニューが並ぶ。

 食材には、傷や変形で市場で販売できなかった、岐阜県産の大根やトマト、コロナ禍による飲食店の閉店や時短営業で出荷先を失った、静岡県産の金目鯛、低温調理すると美味しいが、調理に技術が必要なため「部位ロス」となった、熊本県産の牛肉の肩や外ももなど、味や品質に問題のない全国の食材たちを使用。調達には、昨年、フードロス食材の有効活用を目的に設立された「FOOD LOSS BANK」の協力を得た。

レジ袋有料化から1年。次なる注目は、リユース容器【SDGs News】

2021.07.16 Vol.743

 全国の小売店でレジ袋が有料化され、7月で1年がたった。環境省が昨年11月に行った調査によると、「1週間、レジ袋をつかわない人」は、有料化される前の3割から7割に増加。外出時にマイバッグやマイボトルを持ち歩く人も増え、環境意識はここ1年で大きく高まった。

 しかし、国内のプラスチックごみは年間約940万トンで、1人あたりの廃棄量はアメリカに次いで世界2位。私たちが日常で出すプラスチックごみのうち、包装や容器などが7割以上を占めることから、レジ袋の有料化に留まらない取り組みの加速が求められる。

 そうした中、首都圏を中心に、大手企業が参加して取り組むプラットフォーム「Loop」が注目を集めている。Loopは2019年、アメリカのスタートアップが開発した仕組みで、専用のリユース容器に入ったシャンプーや洗剤などの製品を、生活者が購入・利用した後、空になった容器を回収して洗浄殺菌し、再び中身を詰め直して販売するという、循環型の販売プラットフォームだ。現在、日本を含め世界5カ国で試験運用されている。

 今年5月には、大手スーパーのイオンが、東京都の全店(17店舗)や神奈川、千葉各1店舗の計19店舗とネットスーパーで、日用品メーカー6社の洗剤やガムなど13製品を、再使用できる容器で販売開始した。8月には、資生堂がリユース容器を使った専用スキンケア製品を、味の素も、調味料3製品をLoopを通じて販売する。購入には容器代として、初めに数百円程度かかるが、デザイン性や機能性も高く、生活を豊かにしながら、環境意識を高めるきっかけになりそうだ。東京都は、2030年までに家庭や大規模オフィスから出される廃棄プラスチックの焼却量を4割削減する計画で、プラスチックの持続可能な利用を促進している。

福島の小学生が、綾瀬はるかと一緒に「服のチカラ」学ぶ【SDGs News】

2021.07.15 Vol.743

 

 ユニクロのLifeWearスペシャルアンバサダー、綾瀬はるかが7月6日、福島県田村市立大越小学校をサプライズ訪問し、『“届けよう、服のチカラ”プロジェクト 出張授業特別編 in 福島』を行った。

 2013年からスタートした本プロジェクトは、ユニクロがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所) と共に取り組んでいる、小・中・高校生を対象とした参加型の学習プログラム。福島県は、綾瀬がドラマ出演や復興支援イベントなどで度々訪れている地ということもあり、今回福島県の小学校で開催される授業にサプライズ参加した。綾瀬が6年生のクラスに登場すると、子どもたちからは驚きの声が。「みなさん、今日はよろしくお願いします!みんなと一緒に楽しく勉強できたらと思います」と挨拶し、生徒たちを喜ばせた。

 子どもたちと一緒に、サステナビリティーの概要やリサイクルの意義、服にはどのようなチカラがあるのかなど、服を通して行える社会貢献活動について学ぶ中で、出張講師から「難民として生活するとした ら、なにが必要だと思いますか」と問われた綾瀬は、「着替えと身を守るための洋服や、履物が必要だと思います」と回答。ワークショップでは、子どもたちと意見を交換しながら、服ができること、服が人に与える価値について考えた。最後は「自分たちの服がまた別の人の元へ届くというサイクルを改めて学び、行動することの大切さを知りました」と語り、出張授業を締めくくった。

 本プロジェクトでは、小・中・高校生がユニクロやジーユー社員による授業を通して、服の役割や、服の寄贈による社会貢献などの「服のチカラ」を学ぶ。今年夏から秋にかけては、子どもたちが主体となって、ポスターや回収ボックスの作成など、校内で呼びかけを行い、着なくなった子ども服を回収。回収された衣服は、選別・梱包されたのち、難民の子どもたちなど服を必要とする人々に届けることで、子どもたちがリサイクルの大切さや、世界の難民問題を学ぶことを目指す。これまでに全国 47 都道府県の小・ 中・高校 2204 校が参加。今年度は 627 校が参加している。

次世代型小型EVトラック「ELEMO」発表、花キューピットと生花配達の実証実験もスタート

2021.07.13 Vol.Web Original

 EV(電気自動車)ベンチャーのHW ELECTROは12日、小型EVトラック「ELEMO(エレモ)」の販売を24日から開始すると発表した。カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量がプラスマイナスゼロの状態)な社会の実現に向け、生花通信配達大手のJFTD花キューピットとともにEV配送の実証実験をスタートする。

ペットボトルの「ちょい残し」、実は大きな影響が…

2021.07.12 Vol.743

 あと一口で空になるのに、少しだけ飲み残してペットボトルを捨ててしまう人いませんか?

 そもそも最後まで飲んでいるか残しているかを意識した事がない人が多いかもしれないが、桜美林大学教授の藤倉まなみ氏による「大学におけるペットボトル飲料の飲み残しの実態に関する研究」によると、大学構内で廃棄されたペットボトルの総本数の23%に何らかの飲み残しがあったという調査の結果が出ている。

 一般的に飲み残す理由としては「最後数センチは沈殿物や雑菌がありそうで飲みたくない」といった意識的なものから、「おなかいっぱいになってしまい、飲めなくなってしまったから」「荷物になるから」「どうせなら冷えてる新しいやつから飲もう」などといった自分でも特に理由を考えずにその場の状況で飲み残しをしている人が多いよう。

 

川越老舗和菓子屋龜屋によるLGBTQ啓発の取組み【6月はプライド月間】

2021.06.24 Vol.web original

 6月は「プライド月間」として知られアメリカをはじめ、世界各地でLGBTQ +の権利や文化やコミュニティーへの支持を示すさまざまなイベントが行われている。 アメリカでは、1969年に起きた「ストーンウォールの反乱」を記念して、各地でイベントが行われるようになった1970年代前半から続く伝統で、プライド月間1カ月にわたって続くLGBTQ+の祝祭だ。日本ではLGBTQ +の権利について、ようやく法制化の議論がされ始めたものの、取組みが遅々として進まない現状がある。

 一方、大手を中心に経済界ではプライド月間に合わせて、新経済連盟やパナソニックなどの企業がLGBTへの差別禁止の法制度を求める意志を表明したほか、楽天、コカコーラなと様々な企業がLGBTQフレンドリーな会社の取組みを紹介したり、SNS等で祝福のメッセージを送るなどしています。 オリンピックの基本理念は多様性と調和、オリンピック憲章や企業へ求める調達コードにおいても、LGBTQの差別の禁止が謳われ、SDGsの達成に向けて、ジェンダー平等など性的少数者に関する諸問題を解決する取組みが求められています。

 

【6月はプライド月間・LGBTQ】川越の古民家から発信する「レインボーさをり」という取組み

2021.06.24 Vol.web original

 6月は「プライド月間」として知られアメリカをはじめ、世界各地でLGBTQ +の権利や文化やコミュニティーへの支持を示すさまざまなイベントが行われている。 アメリカでは、1969年に起きた「ストーンウォールの反乱」を記念して、各地でイベントが行われるようになった1970年代前半から続く伝統で、プライド月間1カ月にわたって続くLGBTQ+の祝祭だ。日本ではLGBTQ +の権利について、ようやく法制化の議論がされ始めたものの、取組みが遅々として進まない現状がある。

 しかし、経済界では新経済連盟やパナソニックなどの企業がLGBTへの差別禁止の法制度を求める意志を表明したほか、楽天やコカコーラなど様々な企業がLGBTQフレンドリーな会社の取組みをしたり、SNS等で祝福のメッセージを発信なども行っている。

SSFF2021 ショートフィルムで伝えるSDGs

2021.06.19 Vol.741

Shibuya Diversityプログラム 

 ダイバーシティとインクルージョンをイメージしたショートフィルムを公募し表彰する部門。「成熟した国際都市」「ちがいをちからに変える街」を目指す渋谷区がサポート。

 少女が語るおとぎ話に隠された兄への思いを描く『マクシムス』や、移民の女子生徒が男子が支配するクラスの中でアイデンティティーを隔離すべく奮闘する『テディ』、孤独なお婆さんと野良犬の人形劇アニメーション作品『となりで』など多様性を描く秀作が集う。

別所哲也、岡田武史氏らキティちゃんと一緒のポーズでSDGs促進ショートフィルムお披露目

2021.06.16 Vol.Web original

 

 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021(以下:SSFF & ASIA)の一部門となる「BRANDED SHORTS」が16日、都内にて行われ、映画祭代表の別所哲也、岡田武史氏らが登壇。新たに「デロイトデジタルアワード」の設立が発表された。

「BRANDED SHORTS」は企業や団体がブランディングを目的に制作したショートフィルム「ブランデッドムービー」を表彰する部門。

 イベント第一部では、小学生向けのSDGs理解促進活動を協力して行っているプロサッカークラブFC今治の岡田武史氏と、「BRANDED SHORTS」の新パートナーでもあるデロイト トーマツ コンサルティング合同会社・佐瀬真人代表執行役社長、そして映画祭代表の別所哲也が登壇。

 新設されたデロイトデジタルアワードについて佐瀬氏は「どんな作品が集まるのか今から楽しみです。審査では、これからの企業や社会に必要と考える、Purpose(パーパス、存在意義)、 New(新奇性)、 Design(デザイン性)、 Human Experience(人の体験・体験価値)、 Engagement(エンゲージメント、愛着)の5つの指標で審査させていただきたいと思っています」と期待を寄せた。

ユニクロからサステナブルなスポーツウェアが登場!リサイクル素材や環境に配慮した製法を採用

2021.06.07 Vol.Web original

 ユニクロは7日、機能性とサステナビリティを兼ね備えたコレクション「UNIQLO+ (ユニクロ プラス)」を発売する。リサイクル素材や環境に配慮した製法で、地球に優しいライフウェアが新たに仲間入りした。

 UNIQLO+は、昨年 7 月に発表したユニクロ初のチームブランドアンバサダー「ユニクロ チーム スウェーデン」の選手達と共に開発したアスリート仕様で、選手からのフィードバックを反映して改良を繰り返し、トレーニング時から忙しく動き回る日常まで、さまざまなシーンで活躍するライフウェアを目指す。

 ユニクロ史上、最軽量の「ライトポケッタブルパーカ」は、撥水機能付きで、持ち運びできるコンパクトサイズ。これからの梅雨時期や急な小雨にも活躍してくれそう。吸汗速乾と抗菌防臭機能を備えた「ドライ EX ポロシャツ」は、機能性を追求しながらシンプルなデザインで、日常シーンで幅広く着用したいアイテム。

 UNIQLO+コレクションの一部は、回収したペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル素材や、再生可能資源であるバイオマス原料由来のポリエステル繊維を使用。パーカにはフッ素を使わない撥水加工剤、ニットには素材ロスを最小限にする編み製法を採用するなど、機能性とサステナビリティを兼ね備えた。

 UNIQLO+コレクションは、オンラインストアと一部ユニクロ店舗にて7日より販売開始。

宮澤エマ、コオロギクッキー&クランチ試食に「鼻に抜ける香ばしさがコオロギらしさなのかも」

2021.06.03 Vol.Web Original

 食用コオロギを用いたお菓子「シートリア ブランド発表会」が3日、都内で行われ、女優の宮澤エマが登場した。

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