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〈新企画〉二十歳の視点Vol.4 「ダブルダッチ」

2013.03.22 Vol.587

縄とダンスのパフォーマンス「ダブルダッチ」の魅力

 これを『なわとび』と言っているようでは、もう遅い! 今や『ダブルダッチ』とカタカナ表記になり、『二重とび』や『あやとび』ではなく、2分間でどれだけ多く飛べるか競う『スピード競技』や、音楽とダンス的要素を取り入れた『フュージョン』といった新たなジャンルを確立している。

 縄2本でアクロバティックに繰り広げられるパフォーマンスは、見る者の視線を釘付けにして離さない。個人の能力と縄のタイミングから成る、ある種の「曲芸」。なわとびの域を超えた「新境地」。今注目のスポーツのひとつだ!

 今回は「ダブルダッチについて広く知ってもらう!」をテーマに、その魅力を存分に紹介。この記事を読んだ後、きっと身体がウズウズしているはず。

 2月中旬と3月中旬に都内小学校で行われた、ダブルダッチの普及を目的とする講演会を取材。そこでは、日本体育大学のサークル「乱縄(らんなわ)」に所属する学生たちが招かれ、その魅力について話していた。このような講演会は、春休みなど学生の長い休みを利用して、1人20回以上行くときもあるという。

 これが実際に使われている縄。写真・左は登山用ロープを少し加工したもので『フュージョン』のときに使われる。右はスポーツメーカーから出されているもので、主に大会指定として使われる。チームによって縄の使い方は異なるようだ。ちなみに、縄を飛ぶ人のことをジャンパー、回す人をターナーと呼ぶ。

『フュージョン』には構成にもこだわりが。「掴み」や「山場への持っていき方」、「音楽との兼ね合い」を考えながら、入念に組み立てていく。男女に限らず、メンバーそれぞれの「見せ場」もあるという。

  しかし、より質の良いパフォーマンスにするには「女子のチカラ」が欠かせない。どこのチームも一定のレベルに達してしまうと、男子のチカラは拮抗するようで、そこで身軽な女子をいかに「華」として組み込むかが鍵となるらしい。

 女子のパフォーマンスには「しなやかさ」が出る。構成全体にも、男子の気迫あふれる動きに、女子のしなやかさが加わることにより、メリハリが生まれる。また、その身軽さを生かし、より難易度の高い技を取り入れることもできる。結果、チームの底上げにつながるようだ。

 講演会中、子どもたちに楽しくレクチャー し、運動が苦手そうな子にも優しく接していたのが印象的だった。2月の講演会終了後には、すっかりダブルダッチの虜になった子どもたちが、控室に戻った彼らにサインを求め、押しかけてきた。

 5月にはニューヨークで世界大会が開催され、乱縄のチームである惚翔魅(クウカイ)の5人も出場が決定している。大会はシングルス(ターナー:2人×ジャンパー:1人)とダブルス(ターナー:2人×ジャンパー:2人)の合計点で競われる。大会の進行について「予選を勝ち抜いた上位チームが…」と説明されるが、理解に苦しんでいる記者に「陸上の大会みたいな感じだよ!」と、さすが体育大生らしい例え。

 このチームのリーダー、淵貝くんは、まだダブルダッチを知らない人に向けて「ここの5人みんな大学から始めたし、いつから始めても遅くないので、興味を持ったらぜひやってください!」と初めてのインタビューにやや緊張気味に答えてくれた。

 運命の赤い「縄」で結ばれた5人が世界へ飛び立つ。ぜひ世界大会では1位になって帰ってきてもらいたい! そんなエールも込めて。

(本紙インターン・川合健悟)

六本木で一夜限りの”アートの祭典”開催!

2013.03.22 Vol.587

20130322a.jpg 六本木の街を舞台に一夜限りのアートイベントを繰り広げる『六本木アートナイト2013』のプレスプレビューが21日、六本木ヒルズにて行われた。


 六本木アートナイト実行委員長を務める南條史生氏は「日本中からだけでなく世界中からアートファンが集まるイベントになった。昨年延べ70万人を動員したが、4回目となる今年は、それを上回る100万人を目指す」と発表した。


 アーティスティックディレクターを務める日比野克彦氏は、今回のテーマ『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』への思いや、今年の目玉の1つとなる高さ約8メートルのガラスのモニュメント『TRIP→プロジェクト』誕生のいきさつのほか、今年の見どころを解説。また、灯台で灯される火は、津波の被害を受けた陸前高田の煙害杉からできていることなどを明かし、復興を願う気持ちを語った。


『六本木アートナイト2013』は23日10時から24日18時まで(イベントが盛り上がるコアタイムは23日日没から24日の日の出まで)六本木ヒルズ、森美術館など六本木エリアで行われる。

『俺の―』シリーズ和食に進出!『俺の割烹銀座本店』登場

2013.03.21 Vol.586
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 立ち飲み感覚で本格料理をリーズナブルに味わえると人気を集める『俺の―』シリーズの新業態『俺の割烹銀座本店』(中央区銀座8丁目8番17号伊勢萬ビル1F)が15日、オープンした。イタリアンやフレンチなどで大成功を収めている同シリーズが、満を持して和食に挑戦。同社によれば、ニューヨーク進出も視野に入っているという。

「麻布幸村」「菊乃井」「銀座うち山」「あざぶ一期」「青山えさき」などミシュランで星を取った料理店を経験した、選りすぐりの和の料理人たちが腕を振るう。季節の魚の揚げ出し(1200円)、鯛付け焼き割烹風(1200円)、カニクリームコロッケ(500円)、おでん(380円~)など定番メニューのほか、季節やその日の仕入れに合わせたメニューも提供していくという。

 勢いのある同シリーズの新たな挑戦とあって、オープン前日に行われたレセプションには、予想以上の人数が来店。隣りの人と袖触れ合う距離で料理や日本酒を味わい、店は和気藹々としたムードに包まれていた。

 店舗は、銀座・金春通りの、『俺のフレンチ』からほど近いロケーション。2階建てで、1階はすべて立ち席で37席、2階は座り席35、立ち席31の構成で、全103席。2階はキッチンカウンターがフロアのほぼ中央に位置しており、選りすぐりの料理人たちの技を、ほぼ全ての席から見られるのもポイントだ。

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写真上左:ボリュームたっぷりの子羊味噌鍬焼き(1280円)
上右:繊細な味付けでどんどん箸がが進むおでん
下左:シメにぴったりな鯛茶漬け(680円)
下右:豪華な和風アクアパッツア(1280円)は優しい味付け。寒い日でなくともオススメの一品だ!

〈新企画〉二十歳の視点Vol.3
学生フリーペーパーの現場!「Seel」

2013.03.19 Vol.586
学生フリーペーパーの限界 kawa_CIMG0412.jpg このサークルに入るには、まず面接があり、そこをパスしなければならない。その後、希望の部署に配属される。入ったはいいものの、あまりにも芳しくないと辞めてもらうこともあるという。だが、サークルとしての活動なので、義務が発生するということでもない。しかも、相応の「見返り」が期待できないとなれば、足並みを揃えることすら難しいようで、『Seel』代表の江辺くん、苦悩の表情。
 全国のフリーペーパーを作る学生を支援する学生団体があり、そこが主催する講演などで、業界関係者の話が聞ける機会もあるという。アンケートに、ここで話されたことに影響を受けたと書いたメンバーもいた。また、そこでは年に1度、学生フリーペーパーの日本一を決めるイベントを企画するなどしている。だが、これらを積極的にやったところで、メディアへの就職で有利になるといったこともないようだ。
 記者を含め彼らより上の世代では、メディアで仕事をしたいと思った場合、出版社にバイトで入って、そのまま社員として採用されるケースもあったらしい。こうしたサークル活動だけでは、「セミプロ」感覚に陥ってしまう可能性もある。
 また、自分たちの「面白い」と思っていることが、読者には「伝わらない」ということに「割に合わなさ」を感じるとアンケートに回答したメンバーもいた。自分たちのスタイルを追求すればするほど、彼らとメディア、あるいは読者との距離は、近づいているようで遠くなっているのか。
 最後に、この記事のテーマでもある「何でフリーペーパーを作っているのか」と聞くと、「結局、紙が好きだからとか、実際に手にとれるものを作るのが好きなんですよね」と話す。ウェブにアップする場合、1人でもパソコン1台あればできるが、紙媒体となると、「営業」「デザイン」「印刷」「ラックに配置」と、人の介入があってこそ。こうして手間暇かけることで、愛着に似た「温かみ」が生まれるのかもしれない。
 毎回、彼らはミーティング後、いったん外へ出て、必ず一本締めで締める。この光景もまたどこか、互いを労っているようで、温かい。
 よぉ~、パンッ!
『Seel』最新号は4月2日発行。配置場所についてなどの詳細は、サイト(http://seel-magazine.jimdo.com/)で。 (本紙インターン・川合健悟)

〈新企画〉二十歳の視点Vol.2 文京区・森鷗外生誕150年記念事業 甘党鷗外にちなんだ銘菓でまちあるき 

2013.03.13 Vol.586

 文学にほぼ興味がなくても『舞姫』を読まされたことがある、という人は多いのではないか。読んだことがなくても、「森鴎外」という名前はご存知なのではないだろうか。

 明治の文豪・森鴎外は、昨年で生誕150年を迎えた。これを記念して鴎外ゆかりの地である文の京(ふみのみやこ)・文京区では、昨年から多くの催しがなされている。オペラや講演会、展示会等多岐に及んで鴎外にまつわる事業を展開。これらの催しは総計37000人もの参加を得るなど、大盛況であった。

 そんな50以上にも及ぶ多くの催しのうちのひとつが「文の京ゆかりの文人銘菓」。いま流行りのスイーツ企画かと思いきやお門違いもいいところ。文京区の知名度やイメージをアップさせるためのガチなイベントだ。

 文京区は、文京区でしか味わえないものを文京ブランドとして打ち出し、まちあるきを楽しむという観光スタイルを展開している。以前にも「食の文京ブランド100選」として、様々なジャンルの選りすぐりの食で大きな反響を呼んだ。そこで今回も「食」をテーマに事業を開始し、「観光土産品」の開発に乗り出したのだ。なぜ「菓子」に焦点を当てたのかというと、お土産として持ち帰ったり広めたりすることが比較的しやすいから。私自身も楽しく食べ歩きをし、お菓子を持ち帰っては家族と文京区の話題で盛り上がった。

 歴史と文化が豊かな文京区には、ゆかりのある文人も多い。今回は森鴎外、夏目漱石、樋口一葉にちなんだ銘菓の製作販売が行われた。文京区内の菓子製造業者に呼びかけ、銘菓を制作・販売する店舗を公募。いくつかの条件を満たした17種類の菓子を 「文の京ゆかりの文人銘菓」と認定した。森鴎外に関する銘菓は11種。このうちのいくつかを紹介していきたい。

 突然ですが、皆さんは森鴎外にどのようなイメージを抱いていますか。
 教科書に載ってしまうくらいだから、お堅いイメージを持っている方も多いのではないだろうか。しかしそんなイメージからは想像し難いことに、彼は超甘党のおじさん。特に好んで食べたのが「饅頭茶漬け」…想像しただけで口の中が甘ったるくなってくる。あっさりしたお汁粉のようでおいしいらしいが、自他共に認められている甘党の私でもこれには驚きを隠せなかった。

 この饅頭茶漬けをイメージして創った銘菓は、松右衛門の「鴎外餅」と本郷三原堂の「抹茶漬け」。あくまで茶漬けの「イメージ」であり、ごく普通のお饅頭である。さすがにお茶漬けにして売るチャレンジャーな店はなかったが、イートイン限定でお茶漬けにしたらどのような反響があったのか・・・と考えてしまった。松右衛門の店主さんは「よくテレビの取材が来る」とうれしそうに話していた。本郷三原堂の店内には、「お茶をかけないでね…」という但し書きがされており、面白い。さらに鴎外は、杏や梅などを煮て砂糖を掛けて食べるのも好きで、TIESの「ケーク・アンジュ」はそんな嗜好をイメージして作られた。ラム酒がよく利いている杏がアクセントで、シンプルながら飽きが来ないおいしさだ。

 ドイツ留学という視点から創作された、パティスリーシモンの「エリス」。店内に入ると甘い香りが広がり、幸せな気持ちになる。「エリス」はハートの形をした洋菓子で、ピンクのパッケージが可愛らしい。美少女エリスを髣髴させる。

 鴎外の住居「観潮楼」をイメージして創られた「観潮楼のいちょうサブレ」は都営三田線・白山駅を出てすぐの洋菓子店ル・ボン・ヴィヴァンで売られている。バタークリームサンドのクッキーにオレンジピールを混ぜたもので、他にはない味わいを堪能できる。

 作品からインスパイアされたお菓子もある。あめ細工吉原の「お玉」は、『雁』に出てくる登場人物、ゆかりの地をイメージして作られた飴ちゃんだ。入れ物は鳥かごのようで、細部にまでこだわりがありとても可愛い。

 そして和洋折衷されたお菓子「The Vert-鴎外(テベールおうがい)」。饅頭、くず餅、焼きいも、チョコレートなど鴎外にまつわるお菓子が盛り込まれている。東京ドームホテルのガーデンテラスで観覧車を眺めながら食すことができる贅沢な逸品だ。

 鴎外ひとりからこんなにも幅広く和洋菓子が考案されたということに、文人への思いの強さを感じる。いくつかのお店によると「これらの文人銘菓を目当てに来店される方も多いです。広い年代層の方々に好まれてはいますが、やはり多く来店されるのは50~60代くらいの女性ですね。家族連れで来られる方もいらっしゃいます」とのこと。

 先月までは文京区にちなんだ豪華商品付きのスタンプラリーも行われており、まちあるきをしながらお菓子を楽しむ方々から多くの応募があったそうだ。私も参加して、銘菓商品券を当てた。「文の京ゆかりの文人銘菓」の企画自体は今月31日までの実施だが、店舗によっては今後も継続して発売される。

 文京区はアップダウンが激しい地形が特徴。歩くのは大変だが、その分見ごたえのある「鴎外ゆかりの地」がたくさん。さまざまな場所から現代と明治時代が交差していることを体感でき、実に贅沢な散歩を楽しめるところなのだ。

 鴎外生誕150年を記念して建てられた「文京区立森鴎外記念館」。ここでは鴎外の多彩な活躍にならって様々な鴎外普及活動が行われており、文京区の新たな文化交流地点として期待が高まっている。今後もこの記念館を中心とし、他の博物館等とも連携して展示や講演会を行っていく。さらに鴎外だけにとどまらず、他の文人たちの情報発信も進めていく方針だ。

 区民の目線に立った面白い事業を日々展開し続けている文京区。今後が楽しみだ。(本紙インターン・沢井めぐみ)

東日本大震災から2年……日比谷公園で3000人が黙とう

2013.03.12 Vol.586
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  東日本大震災の発生から2年となった3月11日、都内各所でさまざまな追悼イベントが行われた。

   日比谷公園では「311 東日本大震災 市民のつどい Peace On Earthステージ」が開催され、大地震が発生した午後2時46分、坂本龍一や加藤登紀子、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)らが約3000人とともに、黙とうを捧げた。

 この日は平日にも拘わらず、多くの人が集まった。2時40分を過ぎたころには人で埋め尽くされ、2時46分に集まったのは老若男女約3000人に及んだ。場所柄、スーツ姿のビジネスマンと思われる人たちの姿も多く見かけられた。

 加藤が、「亡くなった人のことを思いましょう。その命のひとつひとつがとても大切だったことを思いましょう。みなさんの命がとても大切だってことを思いましょう。みんな頑張って素晴らしい人生を送りましょう。心から亡くなった方に追悼の想いをこめて。私たちの人生に、私たちの命に感謝の意を込めて、黙とうを捧げましょう」と、呼びかけ、C.W.ニコルの「黙とう」の声が響くと、公園は静けさに包まれた。

 たった2年。今もなお、多くの人が厳しい生活を強いられている。後藤は「3月11日の2時46分だけを記念碑みたいにしてしまうのは違和感がある。その時だけ思い出すんじゃなくて、日々のなかで、いつでも思った時が黙とうの時間であればいい」と、静かに語っていた。

 イベントは、東日本大震災の被害にあわれた方々を追悼するとともに、これからの未来を共有する場を作ることを目的に行われたもので、今回が2回目の開催。10、11日の2日間にわたって行われ、佐藤タイジ、難波章浩-AKIHIRO NAMBA-らアーティスト、映像作家の鎌仲ひとみ、被災地でさまざまな支援活動を展開している人たちなどが登壇。市民アピールやトーク、音楽ライブなどが行われ、被災地の現状や、自然エネルギーへの新たな可能性や転換を図っている最新の事例なども報告された。

〈新企画〉二十歳の視点Vol.1「ハタチコン」 

2013.03.11 Vol.586
gaku031101.jpg この数時間のなかで、さまざまな「一喜一憂」を目撃した。ケータイアプリ「LINE」で連絡先を交換した男子は、「『LINE』の開発者に感謝です!」と喜びながら話してくれたり、一方で、ある男子は「「1人もアドレス聞けない! チキン過ぎて聞けない!」と悲痛な叫びを上げたりしていた。  代表の佐藤くんは、このイベントを通して「自分のやりたいことに共感してくれる仲間を見つけて、化学反応を起こす場にしたい」と話す。  たしかに、話を聞いていくなかで、「春から就職なので、男の人だけでなく、女の人とも知り合いたい」、「お酒が好きなので、飲み友達を見つけたい」と話す女子がいた。異性との出会いだけでなく、同性との出会いにも配慮しているところが普通のコンパとは違う、街コンの一つの魅力だ。  そういう佐藤くんは、この春から世界一周の旅に出かけるのだという。彼もまたどこかで「化学反応」を起こしてきたうちの一人なのかもしれない。 (本紙インターン・川合健悟)

横須賀市・中学生ダンス発表会に KENCHIとTETSUYAがサプライズ登場!

2013.03.11 Vol.586

“Danceで日本を元気に!”をテーマに、横須賀市の中学生たちがEXILEの人気曲『Rising Sun』のダンスに挑戦するプロジェクト〈YOKOSUKA Rising Sun Project 夢の課外授業SPECIAL〉が4日、横須賀市の長井海の手公園・ソレイユの丘にて開催され、約1カ月の間『Rising Sun』のダンスを練習してきた中学生たちが、各学校ごとにダンスを披露した。

 参加したのは、池上中学校(Aグループ・Bグループ計129名)、大楠中学校(40名)、武山中学校(40名)、大津中学校(60名)、計269名の中学生たち。冒頭、吉田雄人横須賀市長が「このプロジェクトは、全国のさまざまな学校に夢を与えるプロジェクトを行っている21世紀倶楽部に横須賀を選んでもらい、横須賀出身のある方々に来てもらうことができました」とあいさつ。そのゲストとは、なんとEXILEのメンバーで、横須賀市出身であるKENCHIとTETSUYA。2人がやってくることを知らされていなかった生徒たちは、彼らの姿に大興奮。KENCHIは「自分の故郷・横須賀の未来の輝く原石である皆さんと一緒にダンスを楽しみたいです」、TETSUYAは「今日はいい思い出をいっぱい作りましょう」と生徒たちに笑顔を向けた。憧れの2人に見守られながら、生徒たちは約1カ月間の練習の成果を遺憾無く発揮。渾身のダンスを踊り終えた生徒たち。最後にKENCHI、TETSUYAと記念撮影を行い、輝く笑顔を見せていた。

2020年に東京五輪開催 支持率70% IOC調査 

2013.03.05 Vol.585
 東京招致委員会は5日、国際オリンピック委員会(IOC)が調査した2020年夏季五輪の東京開催の支持率が、東京で70%、全国(東京以外)で67%に達したと発表した。昨年5月にIOCが公表した支持率47%から大幅アップし、招致委が目標としていた70%を達成した。 ロンドンは支持率68%で招致に成功しており、今回の結果で東京での五輪開催実現に大きく一歩近づいた。

 同日夜に行われた記者会見で、東京を訪問中のIOC評価委員会から報告を受けたことを明らかにした武田恒和招致委理事長は「大変感謝している」と感想を述べると、ロンドン五輪での日本選手の活躍、今後の活躍への期待などが支持率の押し上げたと分析した。

 猪瀬直樹都知事は「招致活動において最低限のラインはクリアしたと思う。成熟都市において今回の支持率は、100パーセントに近いものと思う」。また、「今後、更に招致気運の醸成に努め、心のデフレを取り払うためオリンピック・パラリンピック開催を勝ち取るよう万全の体制で臨みたい」とコメントを寄せた。

 昨年5月のIOC調査では、同じ候補都市であるマドリードとトルコは70%を超える支持率があり、東京は支持率上昇が重要な課題となっていた。

 IOC評価委員会による4日間の視察も折り返し。6日もプレゼンテーションや会場の視察が行われる。

MUJIが旅と移動をテーマにした旗艦店

2013.03.05 Vol.585
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 良品計画は、旅と移動をテーマにした「MUJI to GO」の世界旗艦店を3月21日にオープンする。店舗は、同日、東京駅前に登場する日本郵便株式会社が取り組む初の商業施設「KITTE」内で、店名は「MUJI to GO KITTE 丸の内」。
 
「MUJI to GO」は、同社が提案するカテゴリーのひとつで、移動や旅で活用されるアイテムを集めたもので、2008年にスタート。2008年3月に香港国際空港に出店したのを皮切りに、日本国内でも国際空港を中心に6店舗、海外では5カ国の国際空港や国際鉄道ターミナル周辺で5店舗を展開している。

IOC評価委員会視察始まる サプライズ演出も

2013.03.04 Vol.585
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  国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会は4日、2020年夏季五輪招致を目指す東京への現地調査を開始した。

 プレゼンテーションに先立って行われた公式歓迎行事に出席した安倍晋三首相は「五輪を東京で開催することこそは、生涯の夢だった」と語り、「わが政府の完全なるサポートのもと、アスリートたちはここ東京で、ほかでは得られない至福を味わうこととなる」と、招致の完全バックアップを宣言した。

 この日は全体的なコンセプトなどのプレゼンテーションが行われたほか、会場や選手村などを視察。女子サッカーの澤穂希選手やフェンシングの太田雄貴選手ら現役選手たちがプレゼンターを務めたり、視察に同席した。

 有明の森では、東京都の猪瀬直樹知事が、車いすテニスの国枝慎吾選手とラリーをするというサプライズ演出もあり、猪瀬知事は「(評価委員の)みなさんは興味深く拍手して笑ってみてくれた」と感想を述べた。

 5日も、さまざまなプレゼンテーションや会場視察が行われる。

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