ホワイトニングの費用相場一覧
ホワイトニングには主に4つの種類があり、それぞれ費用が異なります。以下に各種類の詳細な料金相場をご紹介します。
オフィスホワイトニング：20,000円～70,000円
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専門の歯科医師や歯科衛生士が行うホワイトニング方法です。高濃度の過酸化水素を使用し、特殊な光を照射して歯を白くします。
1回あたりの費用は20,000円～70,000円と幅があり、これは使用する薬剤や機械の種類によって変動します。理想的な白さを得るためには3～5回程度の施術が必要で、トータル費用は60,000円～250,000円程度になることがあります。
ホームホワイトニング：20,000円～50,000円
ホームホワイトニングは、歯科医院で専用のマウスピースを作成し、処方された薬剤を使用して自宅で行うホワイトニング方法です。
初回にかかる費用は、マウスピース作製費が15,000円～40,000円、薬剤費が5,000円程度で、合計20,000円～50,000円が相場です。マウスピースは繰り返し使用できるため、継続時は薬剤費のみがかかります。
デュアルホワイトニング：40,000円～100,000円
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法で、両方のメリットを活かしながら効果的なホワイトニングが期待できます。
費用相場は40,000円～100,000円と高額になりますが、効果の持続期間が1～2年程度と長く、長期的にはコストパフォーマンスの良い方法とされています。
セルフホワイトニング：500円～5,000円
セルフホワイトニングは、市販の製品を使用して自宅で行う方法や、ホワイトニングサロンで自分で施術を行う方法があります。
市販製品を使った場合は500円～2,000円程度、サロンでの施術は2,000円～5,000円程度と非常にリーズナブルです。ただし、歯科医院で使用される薬剤とは異なり、歯の表面の汚れを除去する効果が主で、漂白効果は期待できません。
ホワイトニングにかかる追加費用
ホワイトニング施術費用以外にも、事前準備や継続的なメンテナンスで費用がかかることがあります。
事前の検査・治療費
ホワイトニングを行う前には、歯の健康状態を確認するための検査が必要です。虫歯や歯周病がある場合は、先に治療を完了させる必要があります。
歯科検診や軽度の虫歯治療は保険適用となるため、3,000円程度の自己負担で済みます。ただし、重度の虫歯や歯周病の場合は、より多くの治療費がかかる可能性があります。
クリーニング費用
ホワイトニング効果を最大限に引き出すため、施術前には歯石除去やクリーニングが行われます。これらの処置は保険診療で行われ、3,000円程度の費用がかかります。
また、ホワイトニング後の白さを維持するための定期的なクリーニングも推奨されており、これも同様の費用がかかります。
メンテナンス費用
ホワイトニングの効果は永続的ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。メンテナンスの頻度は以下の通りです。
- オフィスホワイトニング：2～3か月に1回程度（年間20,000円～70,000円）
- ホームホワイトニング：2週間に1回程度の薬剤使用（年間5,000円～20,000円）
- デュアルホワイトニング：3か月に1回のオフィス施術（年間25,000円～80,000円）
ホワイトニング費用を抑える方法
ホワイトニング費用を抑えるための方法をご紹介します。これらの方法を活用することで、より経済的にホワイトニングを受けることが期待できます。
定期的なクリーニングで予防
定期的な歯科クリーニングを受けることで、歯の表面に着色汚れが蓄積するのを防げます。これにより、ホワイトニングの回数を減らし、長期的な費用を抑えることができます。
保険適用のクリーニングであれば、3,000円程度で受けられるため、年に2～3回受けても年間10,000円程度の負担で済みます。
キャンペーンや割引の活用
多くの歯科医院では、初回限定価格や平日割引、季節限定キャンペーンなどを実施しています。これらの特典を活用することで、通常よりも安くホワイトニングを受けることができます。
また、複数回のコース料金を設定している歯科医院も多いため、単発よりもコース契約の方が1回あたりの費用を抑えられる場合があります。
セルフホワイトニングの検討
費用を最重視する場合は、セルフホワイトニングも選択肢の一つです。ただし、効果は限定的であることを理解した上で選択することが重要です。
ホワイトニングが保険適用されない理由
ホワイトニングは健康保険の適用外となる自由診療です。これは、歯の機能回復を目的とした治療ではなく、審美目的の施術とみなされるためです。
保険適用となる歯科治療は、「歯や顎の機能を回復させるために必要と診断された場合の最低限の治療」に限定されており、歯を美しく見せることを目的としたホワイトニングは対象外となります。
一方、虫歯や歯周病の治療を目的とした歯のクリーニングは保険適用となり、結果的に歯が本来の白さを取り戻すことができます。ただし、元の歯の色以上に白くすることはできません。
安全なホワイトニングを受けるための注意点
ホワイトニングを安全に受けるために知っておくべきポイントをご紹介します。
歯科医院選びのポイント
安全で効果的なホワイトニングを受けるためには、以下の点を確認して歯科医院を選びましょう。
- 事前検査や治療の説明があること
- 費用が明確に提示されていること
- 使用する薬剤の濃度や安全性について説明があること
- リスクや副作用について十分な説明があること
起こりうるリスクと対策
ホワイトニングには以下のようなリスクがあることを理解しておきましょう。
- 知覚過敏：冷たいものがしみるようになる可能性があります
- 歯肉への刺激：薬剤が歯茎に付着することで炎症を起こす可能性があります
- 色ムラ：歯の構造により、均一に白くならない場合があります
- 効果の限定性：思うような白さにならない場合があります
これらのリスクを最小限に抑えるため、必ず歯科医師の指導のもとで施術を受けることが重要です。
まとめ
ホワイトニングの費用は種類によって大きく異なり、オフィスホワイトニングで20,000円～70,000円、ホームホワイトニングで20,000円～50,000円、デュアルホワイトニングで40,000円～100,000円が相場となっています。
費用を抑えるためには、定期的なクリーニングによる予防、キャンペーンの活用、自分に適した方法の選択が効果的です。また、ホワイトニングは保険適用外の自由診療であることを理解し、予算に合わせた計画的な施術を受けることが大切です。
安全で効果的なホワイトニングを受けるためには、信頼できる歯科医院を選び、事前にリスクや費用について十分な説明を受けることが重要です。美しい白い歯を手に入れるために、正しい知識を身につけてホワイトニングを検討することが推奨されます。
