不妊治療の費用目安
- タイミング法
- 1周期あたり約750円～2万円（保険適用時は3割負担）。診察代・検査代・薬代の有無で変動します。
- 人工授精（AIH）
- 1回あたり約5,460円（保険適用時）。診察や検査、薬代を含めると1万円台になることもあります。
- 体外受精（IVF）
- 採卵から胚移植まで約6万円～15万円（保険適用時）。自費の場合は20万円～40万円以上かかる場合もあります。
- 顕微授精（ICSI）
- 採卵から胚移植まで約8万円～20万円（保険適用時）。自費の場合はさらに高額になることがあります。
不妊治療は複数回にわたることが多く、総額が大きくなりがちです。特に女性の年齢が高い場合、治療回数が増える傾向にあります。
保険適用と自費診療の違い
2022年4月以降、タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精の一部が保険適用となり、自己負担は3割になりました。ただし、体外受精・顕微授精には「治療開始時に女性が43歳未満」であることや、40歳未満は通算6回、40歳以上43歳未満は通算3回までなどの条件があります。保険適用外の先進医療や追加検査は自費となります。各クリニックによって費用体系が異なるため、事前に確認が必要です。
助成金・補助金制度
- 東京都・自治体の助成金：
特定不妊治療（体外受精・顕微授精など）に対し、所得制限の撤廃や助成回数の拡大など、制度が充実しています。申請には治療終了後の証明書や領収証、申請依頼用紙などが必要です。申請期限や必要書類は自治体ごとに異なるため、最新情報を確認しましょう。 - 自治体独自の補助： 各自治体で人工授精や検査費用も補助対象となる場合があります。年度ごとの限度額や対象範囲も異なるため、居住地の制度をチェックしましょう。
医療費控除の活用
不妊治療にかかった費用は、医療費控除の対象となります。治療目的であれば診療費、薬剤費、検査費、通院のための公共交通機関の交通費も含まれます。ただし、美容目的や医師の指示によらないサプリメントなどは対象外です。確定申告時に領収証や交通費の記録を忘れずに保管しましょう。
池袋エリアのクリニックでの費用軽減策
- 不妊ドックや採卵費用などの割引キャンペーンを実施しているクリニックがある
- 無料相談や説明会を活用し、費用や治療内容について納得してから治療を始められる
費用負担を抑えるためのポイント
- 保険適用範囲や助成金制度を最大限に活用する
- 複数のクリニックで費用や治療方針を比較する
- キャンペーンや割引情報を積極的にチェックする
- 医療費控除の申請を忘れずに行う
まとめ
不妊治療は費用面での負担が大きいですが、保険適用や助成金、医療費控除、クリニック独自の割引などを活用することで経済的な負担を軽減できます。最新の制度やキャンペーン情報を確認し、ご自身に合った治療計画を立てましょう。
