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大宮八幡宮のご紹介

大宮八幡宮
出典:大宮八幡宮公式

杉並区大宮に鎮座する大宮八幡宮は、武蔵国三大宮の一つ「多摩の大宮」として約960年の歴史を持つ古社です。東京都内では明治神宮、靖国神社に次ぐ第3位、約15,000坪の広大な境内を誇る格式ある神社です。

応神天皇、仲哀天皇、神功皇后の親子三神を祀る八幡神社として、特に安産・子育ての神様としての信仰を集めています。東京都の人口重心に位置することから「東京のへそ」と呼ばれ、安産祈願の参拝地として全国から多くの参拝者が訪れています。

Index目次

御鎮座960年の歴史と由緒

大宮八幡宮の創建は康平6年(1063年)、源頼義が前九年の役で奥州に向かう途中、この地で空に八条の白雲がたなびくのを見て「八幡大神の御守護のしるし」と感じ、乱を平定した後に石清水八幡宮の分霊を迎えて建立したのが始まりです。その後、頼義の子である八幡太郎義家も後三年の役の後に社殿を修築し、境内に千本の若松の苗を植えたと伝えられています。

この地は太古の昔から聖なる地とされ、昭和44年には境内から弥生時代の祭祀遺跡や族長の住居跡が発掘されており、神社創建以前から神聖な場所であったことが示されています。武蔵国三大宮の一つ「多摩の大宮」、または「武蔵国八幡一之宮」と称された格式の高い神社で、江戸八か所八幡の一つとしても数えられています。

親子三神のご祭神と安産・子育ての信仰

大宮八幡宮では、応神天皇(第15代天皇)を主祭神とし、その父君である仲哀天皇、母君である神功皇后の親子三神をお祀りしています。この親子三神の固い絆が、安産・子育ての信仰の根源となっています。

特に神功皇后は、応神天皇を胎内に宿した状態で朝鮮半島に出征し、御腰の御帯に鎮懐石を結んで陣痛を抑えながら無事に戦を終えて帰還、その後無事に応神天皇を出産されたという故事があります。この故事から、大宮八幡宮では戌の日の安産祈願が特に盛んに行われており、祈願された腹帯を「大宮八幡息長帯(おきながおび)」と名付けて授与しています。

応神天皇は胎内にあるときから御神威を発揮されたと伝えられ、「胎中天皇」とたたえられており、この親子三神の深い絆から縁結び・安産・子育ての信仰が生まれたとされています。また、神功皇后が大陸に渡られるときに御神助を得たとされる縁故から、交通安全の信仰もあります。

充実した境内社と多彩な信仰

境内には多くの境内社があり、様々な信仰に対応しています。学問の神様として親しまれる大宮天満宮では、菅原道真公が祀られており、合格祈願や学業成就の参拝が盛んです。毎月25日には大宮天神月次祭が行われ、7月24・25日には「大宮天神こどもまつり」が開催されます。

大宮稲荷神社は衣食住の神として信仰され、特に宮城県・竹駒神社が合祀されています。赤い鳥居6基が美しく並び、毎年2月の初午には初午祭が盛大に行われます。また、大宮三宝荒神社は竈の神、生活守護の神として崇敬されており、歳末には多くの参拝者が神札を受けています。

若宮八幡神社には仁徳天皇が、白幡宮には源頼義公と八幡太郎源義家公のご神霊が祀られており、秋の大宮八幡祭りに合わせて例祭が執り行われます。

年間を通じた祭典と行事

大宮八幡宮では一年を通じて多彩な祭典・行事が開催されています。春には5月の「わかば祭り(春の大祭)」があり、つつじ育木祭や植樹祭、お稚児さんの行列などが行われます。秋には9月の「大宮八幡祭り(秋の大祭)」が開催され、神輿合同宮入りでは氏子6地区から10基のお神輿が一堂に会し、一斉に神輿振りする様は圧巻です。

正月2日には小笠原流宗家奉納の蟇目(ひきめ)の儀と大的式が行われ、鎌倉時代より続く魔障退散の儀式として厄除けの神矢「白羽の矢」が授与されます。また、9月9日の重陽の節句には「菊被綿飾り」が行われ、平安時代の風雅な行事が再現されます。

毎月の行事として、1日と15日の月次祭、25日の大宮天神月次祭が定期的に執り行われており、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしています。

文化財と宝物

大宮八幡宮には多くの貴重な文化財が保存されています。杉並区指定有形文化財の随身像一対は、明和3年(1766年)に大仏師「左近」によって制作されたもので、江戸時代の随身像として美術的にも優れた作品です。

天正18年(1590年)の豊臣秀吉による禁制札は、秀吉の小田原攻めの際に当宮の保護を図った貴重な戦国時代の資料として杉並区の登録有形文化財に指定されています。また、平成7年の調査で出土した鎌倉時代の瓦は、当時の大宮八幡宮の宮威を物語る遺物として価値が認められています。

由井正雪が奉納したとされる絵馬や、弥生時代末の大宮遺跡から出土した土器・石器・勾玉なども所蔵されており、この地が古代から続く聖なる地であったことを物語っています。

大宮八幡宮の口コミ

マサ夫 マサ夫 3 週間前
ふと思い立ち参拝にあがりました。特にコメントを残すつもりはありませんでしたが、クチコミに「ハンコだけなのに500円はちと高い」と言うのを見かけ残念になりました。本来の御朱印の姿はこのスタイルですよ。伊勢の神宮でも同じこと感じるんですかね?御朱印は参拝にあがった御祭神との縁を繋いだ証です。スタンプラリーでも綺麗な書画でもありません。印影だけでも書置きでも、それを用意してくださった方の努力を少しでも考えるようにしています
大五郎 大五郎 1 か月前
鎮守府将軍源頼義公が前九年の役に赴く途次、この地で八条の白雲の瑞祥を見、奥州平定後の凱旋のおり、康平六年(1063年)京都・石清水八幡宮の御分霊を勧請し創建。武蔵國三大宮の一つ「多摩の大宮」と称され、「東京のへそ・子育厄除八幡さま」として親しまれている。また、平成二十五年(2013)には御鎮座九五〇年式年大祭を迎えています。
PUIPUI CAT PUIPUI CAT 2 か月前
東京都内にこんなに素晴らしい神社があるなんて、と驚いた!
広大な敷地
立派で巨大な鳥居と社殿
静かで清らかな空間。

森のような大木に囲まれた敷地内は、ちょっとした異空間。
神々しさを感じられる。

入り口付近の桜が美しかった。

素晴らしい神社。
みさこ みさこ 5 か月前
大宮八幡宮は源頼義公により、康平6年(1063年)に建立されて、令和5年に御鎮座950年を迎えた、歴史のある神社です。武蔵国の三大宮の1つで、多摩の大宮とも呼ばれ、境内は約14000坪と都内でも3番目の広さだそうです。東京のほぼ中央に位置するため、東京のへそ、とも呼ばれているそうです。大きな赤い鳥居⛩️を潜ると、緑に囲まれた長い参道が続き、鳥の鳴き声も聞こえて、とても良い気が流れている感じがしました。井の頭線西永福駅徒歩約8分位です。
net k-m net k-m 5 か月前
住宅地にある驚くほど広い神社です。約1万4000坪、明治神宮、靖國神社に次ぐ都内3番目の広さらしいです。

源頼義の建立。子育て・安産に御利益があり、東京(多摩地域を含む)のほぼ中央に位置するため「東京のへそ」といわれています。

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大宮八幡宮の基本情報

  • 住所東京都杉並区大宮2-3-1
  • アクセス
    • 京王・井の頭線「西永福駅」より徒歩7分
    • 京王・井の頭線「永福町駅」より徒歩10分
  • 駐車場あり
  • URLhttps://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/
  • 電話番号03-3311-0105
  • 開・閉堂時間
    10:00 - 17:00
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