不妊治療の一般的なステップ
不妊治療は「タイミング法」「人工授精（IUI）」「体外受精（IVF）」そして「顕微授精（ICSI）」という流れでステップアップしていきます。まずはクリニックで現状の検査を受けて、カップルごとに適した治療プランが提案されます。
タイミング法の通院頻度
タイミング法の通院回数は月2〜4回が目安です。月経開始後10日目〜14日目の間で排卵のタイミングを超音波検査やホルモン検査で確認し、妊娠しやすい日に合わせて生活を調整します。1周期で2〜4回程度クリニックを訪れるケースが多いでしょう。
人工授精（IUI）の通院頻度と順番
人工授精は1周期につき3～5回ほど通院が必要です。生理開始時期の診察から排卵予定日の決定、当日の処置など複数回の来院が求められます。順番としてはタイミング法を複数回試した後、1～6回ほど人工授精を実施し、妊娠の有無に応じて次のステップを判断します。
体外受精（IVF）・顕微授精（ICSI）の頻度と進み方
体外受精や顕微授精に進むと、通院頻度はさらに増えます。1周期につき6回程度の通院が一般的です。月経開始から卵巣刺激、採卵、胚移植の各段階で来院する必要があります。治療プランや個人差によっても前後しますので、詳細は医師と話し合いながら進めましょう。
ステップアップの目安と回数の考え方
タイミング法は3～6周期、人工授精は5～6回が目安とされ、妊娠に至らない場合は体外受精や顕微授精へのステップアップを検討します。治療の進行は年齢や体質、検査結果ごとに異なるので、目安と実情の違いを理解して納得できる選択をしましょう。
治療と生活の両立・注意点
通院頻度は負担になることも多いため、仕事や家庭の都合に配慮したスケジュール調整が大切です。治療前には目安となる回数やステップアップのタイミングを主治医やパートナーと話し合い、納得したうえで進めることが安心につながります。
