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【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第9回:「超いいコンビだと思う」

2016.12.26 Vol.681

大地:『DJダイノジの深夜の回転体』の今年の放送も25日で終わり。今月も楽しかったあ。それに、楽だった(笑)。

大谷:またスージー鈴木さんに来ていただいてね。1984年の歌謡曲ベストテン、2016年の歌謡曲ベストテン、日本の編曲家列伝……全部、スージー鈴木さんが話してくれたという。

大地:『スージー鈴木の深夜の回転体』だね!

TH:スージー鈴木さんは2回目の出演。どれだけスージーさん好き?という印象です。

大谷:ねー。でもまたやりたい。だってスージーさん、面白いんだもの! 編曲家という角度から曲を聞くというのは11月の放送でもやったけど、スージーさんの解説が入ると、さらに面白くなっちゃう。いろんな音楽の聞き方、楽しみ方をもっと届けたいって思ったね。

大地:久保田早紀さんの『異邦人』を編曲してる萩田光雄さんの話なんてさあ!

大谷:最高っ!

大地:前回も同じことを話したけど、日本の編曲家の地位を上げてかなきゃいけない。

TH:さて、2016年も終わりますが、お2人にとって、どんな年でした?

大地:いろんな人と絡ませてもらって楽しかったですね。よく笑いました。最高っ!

大谷:今年はいろんなことが変わったんですよ、芸能界のルールとかもね。そういう意味で楽しかった。それはどうなのって言われるだろうけど、「テレビ出てないじゃんっ」て言われても正直それでいいかなって思ったんです。呼んでいただければ、全力でやります、もちろん。だけど、お笑いに限ったことじゃないだろうけど、テレビだから!ってこととか、テレビにあった夢っていうのはなくなってきてる。ライブもラジオも、Abemaのようなインターネットでも、どの現場でも楽しいんだ。

大地:ここ1?2年ぐらいかな、俺、ライブ終わると思うことがあってね。……自分で言うのもあれだけどさ、俺たち超いいコンピだなって(笑)」

TH:なにそれ、 “ムズキュン”なんですけど……!

大地:ネタやりながら、間違えた大谷さんがかわいく見えたりもしてきてね(笑)。

大谷:良いとは言えないけど間違えてもそれでいいって思ったりね。お客さんも笑っていて、ウケたからいいかって。

大地:人と比べなくなったんだよね。

大谷:新境地だよ、マジで本当にそう! 時々言われるの、忙しいのに、クラブイベントやらいろいろやって、新ネタも書いて、よくやってますねって。でも俺、楽しいからやってるんで(笑)。

TH:それ、最高っ! さて、2017年はどんな年にしましょう?

大谷:お任せしますよ、読んでる人に(笑)。いいんですか、俺たちをほうっておいて。ぶっちゃけ、俺たち一番面白いですよ!

大地:俺は、ずっと笑いながら…周りと比べずにね、やっていきたい……な。

※25日放送分はラジコのタイムフリー機能で1週間楽しめます。次回放送は2017年1月15日。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第7回:『マグロック』でスイッチ入れたTOTALFAT

2016.10.24 Vol.677

大谷:10月はフェスがあったんだよね、清水でやってる『マグロック』と『フジソニック』。ダイノジも主催の1組に加えていただいていて我々の1年の総決算ともいえるフェスなんですけど、大地さんは1回も会議出てないんだよね。こっちは1年ずっと一生懸命会議やって、大地さんに「ありがとう」って言っちゃうのはなんでなんだろう。

大地:うーん、もう……あはは。

大谷:その七福神みたいな、ビリケンさんみたいな感じ、徳だよ。『マグロック』『フジロック』だけど、僕らも懇意にさせてもらってるTOTALFATっていうバンドが今年も出演してくれたんだよね。ただ、メンバーのBuntaさんがフェスの1週間、2週間ぐらい前かな、事故で片手を骨折してキャンセルになるんじゃないかなって……彼らが出てくれないときついなって…。

大地:結構の芯だからね。

大谷:でも何日かしたら、アコースティックでも出たいです、と。諦めてたメンバーにもさ「片手で叩けます」って叩いている動画をメンバーに送ったそうなんですよ。それで当日は4曲叩いてくれてね。みんなでさ、アコースティックだけどモッシュ起こそう!とかいってものすごい空間になったんだよね。

大地:えらいことになってたよね、あれ。

大谷:袖にミュージシャンたちも来ていてさ、みんな大号泣! 大号泣だよ! 俺たちもたまらなくなったね。最後には俺たちのDJのところにも出てきてくれて、歌ってくれたり、肩組んで踊ってくれた。骨折しているのに。嘘じゃないかって思ったけど、あの空間って現場じゃなきゃ成り立たないよね。岡本太郎が言ってる「 マイナスに賭けろ」じゃないけど、何かの事件があったときにそれが魅力に転換する現場だったっていうか、ロックバンドのひとつの側面を見たというか。あの空間をね、あの場にいたお客さん6000人とみんなで作ったのよ。

大地:なんか、お客さんが5人目のバンドメンバーみたいになってたよね。何か奇跡を起こそうとしていた。

大谷:TOTALFATの出番は真ん中ぐらいだったかな、そのあとに出演したミュージシャンがなんかスイッチ入ってね。

大地:すごい良かったよね。

大谷:それにさ、アコースティックで聞いたらさ、曲の良さも分かったんだよね、ポップで。ところで、『深夜の回転体』の放送も7回を終えました、大地さん(笑)。秋以降も番組は続くそうですよ。

大地:乗り越えましたね?!

大谷:他の時間帯に移ってもいいんだけどな(笑)。

※次回放送は11月6日

武豊が北島三郎と約束「有馬で勝ったら一緒に歌います」

2016.08.30 Vol.673

 ニッポン放送の人気番組「オールナイトニッポンGOLD」(毎週金曜午後10時~深夜0時放送)で今年、芸道55周年を迎えた演歌界の大御所・北島三郎がパーソナリティーを務めることとなり、8月29日に収録が行われた。

 収録後にはスペシャルゲストとして番組に出演したJRAのトップジョッキー・武豊とともに発表記者会見。

 北島と武といえば、今年4月の大阪杯から北島の所有するキタサンブラックに武が騎乗。春の天皇賞で見事GⅠ制覇を成し遂げるなど、競馬界を席巻するコンビ。

 番組は芸道55周年を振り返り、8月14日に行われた「サマーカーニバル in 知内」でのライブ音源の放送と武とのトークを中心に構成された。

 収録を終えた北島は「すごくいい形で録れたので必ず聴いてもらいたいという気持ち。ニッポン放送には昔、合格すると2曲放送してくれる歌手への登竜門の歌番組があって、昭和34年の大晦日に2曲放送してもらったことがある。これがニッポン放送のスタジオで歌った最初。もちろん北島三郎になる前。思い出のあるところで武さんとお話できたことに感動しています」

 武は「このお話をいただいたときにまず驚いた。北島さんの頼みなら歌以外はすべて聞かなくてはいけないという思いもありまして、今日は緊張しながらここに来ました。こういうところでお会いするのは不思議。競馬場はどちらかというと我々のステージなのでお会いできるんですが、こういう所に来ると、“どうしよう”という気持ちでした」
 とともに振り返った。

 そして話は自然と競馬の話に。
 キタサンブラックは武とのコンビで今秋は10月の京都大賞典で始動。ジャパンカップ、そして最後は有馬記念というローテーションとなるもよう。

 北島が「今度は願望(GⅠ制覇)が叶った時には半分くらいは武さんに歌ってもらおうかな」と振ると武はついに「有馬記念で勝ったらオーナーと一緒に歌います」と約束した。

 番組は9月9日(金)の午後10時から放送される。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第4回:サマソニは…やっぱりAt The Drive-Inを見る!

2016.07.25 Vol.671

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大地:いやー、7月の深回(『DJ ダイノジの深夜の回転体』)も楽しかったじゃない。前回このコラムで話してたように夏フェスをテーマにして。
大谷:人気夏フェスのサマーソニックを立ち上げたクリエイティブマンプロダクションの清水社長に来ていただいてね。今年のラインアップがどう決まったかとか、このアーティストはこの時間、このステージでの出演で良かったのかなんて、裏話も聞けちゃって…! 
大地:期待しているアーティストのひとりだって、エルキングを紹介してくれたじゃない?
大谷:エイミー・ワインハウスやアデルに対してのアメリカの回答だっていってね。
大地:そう、伝説のライブになるかもしれないよって。曲も良かったねえ。
大谷:注目って意味では、もちろんDJ ダイノジも注目してほしいですけど。今年は大阪だけの出演になるんですよね。
大地:……僕は、いないですけどね(笑)。
大谷:その時はミュージカルに出てるんだよね、宮本亜門さんの……。
大地:『狸御殿』(8月1〜27日、新橋演舞場)。だからね、行けないんだよ。
大谷:オーディション通過してタヌキの役を手に入れたわけだから頑張っていただいて!…会場に来られてたらさ、この人が見たいっていうアーティストはいるの?
大地:FLO RIDER(フローライダー)だね。やっぱり、パーリーでしょ。楽しいじゃない。フェスならなおさら! 大谷さんは?
大谷:たくさんいるんだけど、やっぱり気になっちゃうのは、At The Drive-In(アット・ザ・ドライヴ・イン)。すげー、みたい。Mars Volta(マーズ・ヴォルタ)も見てるんだけどさあ…。
大地:なんか違う!
大谷:そう! 俺、アット〜の数少ない来日公演を見てるんだけど、その時、酸欠で倒れて運ばれてるからね。
大地:その話を聞くたびにすごかったんだろうなって思うね。
大谷:だからね、やっぱり見たい。リベンジ、じゃないけど(笑)。
大地:楽しみになってきたね!
大谷:夏フェスって、なかでもサマソニってさ、誰も独りぼっちにしないフェスなんだよね。これ、何年も言い続けてきてることなんだけど、いろいろなアーティストが出演しているし、食べ物だとか、お笑いだとか、ほかのエンターテインメントであるとかいろんなコンテンツもあるし。もちろん、年代層に関わりなく音楽好きを満足させてくれるラインアップになっていて……、ちょっとでも興味がある人は一度来てみてほしい。楽しいから。今年出る大阪なんて、夏フェスに初めて来るって人も多いんじゃないかなあ。
大地:楽しんでほしいね!
大谷:秋には、マグロックとフジソニックも控えているし。まだ考えていることもあります。とにかく夏フェス、楽しんでほしいね。

※次回放送は8月21日。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第2回:トラックの使い方は意外と真摯! RADIO FISH

2016.05.23 Vol.667

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)の
DJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大地:RADIO FISH(レディオフィッシュ)のアルバム『PERFECT HUMAN』が、25日にリリースになるんだってね。しばらく前になるけど、本人にも言われたんだよ、「ありがとうございます」って。

大谷:俺ら、2年前に特集してるんだよね、ラジオで。こいつら、やばいって(笑)。
大地:本当にそう思ったからね。
大谷:芸人ってさ、もう多様性じゃない? 何かいろいろなことができるのが芸人でしょって思うんだよ。
大地:そうだよねー。

大谷:誰かに言われたからやってるんですとかさ、バイトみたいな感じでやらせてもらってますとか、余白でやってるっていうとカッコいいと思うの。ああいうことってね。でもさ、あ、役者さんでさ、シャーっていう人いるでしょ?

大地:シャー?
大谷:いるじゃない、カッコ良くて。シャーって!
大地:……市原隼人君?

大谷:そう、彼はさどんな役を演じても、どうやってこの役に臨みました! 本気出しました!って感じでしょ。いいと思うんだよなあ。すべてにおいて、なんちゃってっておもしろくないと思うんだ。そのいい例がさあ……、今までの、芸人の言う音楽と笑いの融合ほどおもしろくないものはなかったんじゃない?

大地:豊満乃風、ね。途中からいろんなことをいわれたりもしたし、中途半端になっていたかもしれない。

大谷:RADIO FISHはやっぱり、中田のプロデュースがすごいってことだと思う。『PERFECT HUMAN』も中田が神様“PERFECT HUMAN”で、ダンサーはそれを真剣に信じて踊ってるっていうことがありうるんじゃないかなって思っちゃうもん。ほら、ザ・ブルーハーツはさ、ダサい名前をわざとつけて、それをやりきったよね。ダサいって言わずに、それがカッコいいんだって。

大地:ダサいって誰が仕分けしてるんだろね! こんなに情報が多様化してるっていうのに。

大谷:RADIO FISHさ、おもしろいんだけど、トラックの使い方はすごい真摯なんだよね。それもまた、「おもしろい」になっちゃうんだけど。

大地:EDMね。

大谷:世界的に流行っている、好まれてるサウンド。聴いた人がみんなで手を挙げて盛り上がれるクオリティーがある曲。DJダイノジだったら、今かけたら盛り上がるっていうタイミングに目の前に音源があったら迷わずかけちゃうよ。芸人がやってるからかけたとか、芸人がやってるからかけないとかそういうのは全然ないね。

『DJダイノジ深夜の回転体』次回放送は6月12日。

【DJダイノジ あなたの好き、肯定します!】第1回:あなたの好きを肯定します!

2016.04.25 Vol.665

『DJダイノジ深夜の回転体』(ニッポン放送)のDJダイノジ、放送に入りきれなかったトークは…?

大谷:大地さん大地さん、ちょっと!
大地:いやいや、いいって。俺はいいって!
大谷:大地さん、出たほうがいいって。これ(本コーナー)、東京中で配布されてるやつだからさ…! ちょっと、こっち来て!
大地:そう? じゃあ…よろしくお願いします。

TH:『キキマス!』放送中は大谷さんのコラムを連載させていただいたんですが…。
大谷:『DJダイノジ深夜の回転体』になって、今度はそれでやる、と。…1カ月に1回、さらに深夜の放送。いやあこれは島流しだよ!(笑)
TH:戻ってきたと喜んでいる人も多いようですが、DJダイノジとして仕切り直して、番組や音楽のお話を伺えたら、と思います。
大谷&大地:しましょう!

TH:初回の放送、いいムードでしたね。
大地:楽しかったね。収録中なのに、昔大谷さんが住んでた三鷹の部屋に遊びに行ったときのことを思い出しました。もっと前もそうだったかもしれないけど…(笑)
大谷:初回は、自分自身にグルーヴっていったい何、まだ分からないっていうのがあるから、グルーヴ特集をしてみたんですよ。スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スティーヴィー・ワンダーって聴いて、…すごい気持ち良かった。
大地:新しい音楽、バンドやグループであるとか、大谷さんからインプットしてるんですよ。これまでDJ ダイノジをやるなかで知った曲もずいぶんあるし。この番組でもいろいろ勉強できそうだなって(笑)。
大谷:いろんな音楽があって、いろいろな角度からの楽しみ方もあって。僕ね、いろんな好きがあっていいじゃない! って思うんです。だからこの番組では、いろんな好きを肯定したい。例えば、これは自分のことになるんだけど、かつて高いお金を出して失敗だと思い込んだ名盤あるでしょ? あれを改めて聞き直して肯定したい(笑)。こういっちゃうとあれだけど、元を取りたいわけ(笑)。
大地:学生時代のCD1枚って、高かった!

TH:…そろそろ紙面が、最後に最近の音楽の話題。BABYMETALさんの活躍が熱いですが、どのように見ていますか。
大谷:世界でね、ビルボードでね。僕ら、共演したこともあるんだよ…。
大地:もう手が届かないね(笑)。
大谷:彼女たちの勢いを見てさ、乗っかっていきたいっていう人が出てくると思う。そういう話があれば僕らだってと思わなくもない。だけど正直なところは…もう別なところでやってほしい。そのほうがBABYMETALのためになるからってね。本当にそう思ってる。
※次は5月8日の放送

ダイノジ 大谷ノブ彦 カタリマス!【ARCHIVE】

2016.04.05 Vol.0

「表」は隔週でTOKYO HEADLINE紙面&WEBにて連載(〜2016.3.28)

 

最終回 好きなことを貫けばいい。

第22回 テーマは「思い出ご飯」。でも、リアルテーマは家族だった!

第21回 僕たちは、より正しく生きるしかない。

第20回 ムダする理由

第19回 「おんせん県おおいた」の、温泉のない佐伯市で考えた

第18回 大谷ノブ彦は腸だ?

第17回 氣志團万博でもらった大きな土産

第16回 スペシャルウィークは「しくじらない」。

第15回 ベタなことをやって夏休みを回収したい

第14回 10月は清水港でマグロック&フジソニック

第13回 みなさんの代わりにお話を「キキマス!」。

第12回 人にはそれぞれの役割がある

第11回 参加することが「おもしろい」

第10回 中畑清監督に「導」かれて

第9回 「芸人」って何でもやるべきだと思う

第8回 「こっち側の人間」とか、つまんない。

第7回 僕の役割は「なぜ素晴らしいのか」を伝えること

第6回 芸人”愛”じゃなくて、芸人”熱”

第5回 「文化を嗜むよりも合理性が勝る」?

第4回 王道を引き受けて王道を行く、白鵬とキムタクにシビれた!

第3回 映画『GODZILLA ゴジラ 』は試金石 

第2回 サッカーはテクノミュージック論。

第1回 楽しいことは中(ナカ)にある!

 

「裏」はWEB限定(〜2016.3.24)

 

第70回 さあ、最終回。最後の曲は何にしよう?

第69回「手放すことで何かを得る」って、あるね。

第68回 今こそ、エンターテインメントが本気を出すとき。

第67回 グラミー賞授賞式で受け取ったメッセージ

第66回 “町おこし”のダイノジ

第64回 いろいろな人に会いたい。

第63回 まだ本調子ではないけれど…イッツオーライ! 29日に独演会 

第62回 2016年は「いい感じ」です。

第61回 ドリカムのワンダーランドにやられた!

第60回 お昼の番組集合で分かっちゃったこと

第59回 その場を楽しむことが、ハッピーへの近道だ。

第58回 恋をした。

第57回 遅めの夏休みにした、10年に1度あるかないかの体験。

第56回 笑って学べる、「赤っ恥」は最高。

第55回 あの人の『蒙古斑』が見たい!?

第54回 清水で8年前のリベンジ、果たせました

第53回 東京の土産、やるじゃん!

第52回 ラジオの役割について考えさせられる日々。

第51回 糠漬けは、人生だ!

第50回 エンブレム問題は、パクリ探しで終わっちゃいけない。

第49回 『テイラー・バートン〜奪われた秘宝〜』、ついに本番。

第48回 佐野元春さんに夢見心地。

第47回 70年目の原爆の日に思うこと。

第46回 今年の夏フェス、DJ ダイノジはちょっと違う…かも?

第45回 一杯の立ち食い蕎麦。

第44回 カミさんは「知らない」

第43回 マンガみたいな野球が見たい!

第42回 この夏、ダイノジが上げる”喜劇”というでっかい花火。

第41回 「父ちゃん」はちょっと切ない。

第40回 マグロック復活! ダイノジがフェスをやります

第39回 「大谷に敵はいない」

第38回 「〇〇の日」は〇〇に想いをはせる日

第37回 子供が喜ぶことをしたい

第36回 「じゃないほうの大谷」

第35回 半チャーハンは愛情のないキスみたいなもの。

第34回 何が敵か。

第33回 2年目の『キキマス!』は、より”キキマス”に

第32回 板東英二さんは太陽だ

第31回 4年目の3.11に僕ができること

第30回 離婚の危機。どうにか、回避。

第29回 『フォックスキャッチャー』とスティーヴ・カレル

第28回 面倒くさいことだからやってみる

第27回 ベイスターズ本に感動した

第26回 僕たちには長渕剛が足りない!

第25回 答えって、ひとつじゃない。

第24回 ラジオ界のボケになりたい。

第23回 『キキマス!』からドラマ主演まで! なんかすごい、2014年。

第22回 ベイスターズを応援するための物語ができた!

第21回 人生、山あり谷あり……大谷あり

第20回 ムダする理由

第19回 澤本嘉光さんの話で燃えあがるラジオ熱

第18回 大きな声で好きって言えない、汁とイモ

第17回 チームスマイル・豊洲PITで俺のグッドタイム

第16回 芸歴20周年のお祭りで「衝撃」との邂逅

第15回 カッコいいのは、笑われることを恐れない愚直さ。

第14回 ハワイに行きたい

第13回 こんなに動物が好きだった……

第12回 本当に一番おいしいものって何だろう

第11回 草食男子こそラジオを聞け!

第10回 金言飛び出すスペシャルウイーク! 今日も『キキマス!』

第9回 オールナイトニッポン伝説を『キキマス!』

第8回 若者よ、失敗しに行け!

第7回 勃発!果物問題。僕のリンゴは6分の1!

第6回 夏フェスシーズン本格スタート! 「まずは現場に行け!」

第5回 聞きました! サッカー日本代表をもっと強くする方法。

第4回 ブレる自分を楽しむマイブーム

第3回 サッカーってライフ!

第2回 ”楽しいことをやることで抵抗したい”誕生日

第1回 ネガティブなことばっかりいってないで、楽しくやろうよ!
※第65回は欠番

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第70回 さあ、最終回。最後の曲は何にしよう?

2016.03.24 Vol.663

『キキマス!』の放送も24日で終わり。最終回ですよ。先週から、このコーナーは最後、みたいなのが続いていています。今週も最後というフレーズも何度も出てきましたけど、僕自身はまだ終わるという実感がまったくないんですよね。後から来るのかな、来週の月曜13時とかに。どんどん仕事を入れちゃってるから実感する余裕もないのかもしれないですけど。自分自身でもそうだし、マネジャーもどんどん仕事を入れてくるんです。一つの番組が終了するという寂しさ、それを感じないように無意識でやってるのかなあ。マネジャーもそういう配慮なんだろうか…。

 22日の放送は、マキタスポーツさんは最後までいてくれて、大地さんは中継が終わって駆けつけてくれました。もちろん東島アナウンサーもいてね、にぎやかなエンディングになりました。大地さんはこの番組でいろんな経験させてもらったって言ってたけど、僕も同じ。マキタさんは僕とこんなに話が合うとは思ってなかったって話してたけど、僕もそうなんだよなあ。本当、いろんな経験させてもらったと思ってます。いろんな人からいろんなことをいわれて、やってみて、考えて。それを繰り返して、自分だからできることが見えてきたと思います。この2カ月ぐらいはそれを貫いてきたから、それが聞いていただけた方々に少しでも伝わっていたらいいなって思います。

 最終回も、自分がいいと思うこと、おもしろいと思うことを貫かせてもらおうと思っています。選曲もそう、紹介したい曲がまだまだいっぱいあるからね。現時点ではどの曲をっていうのは決めてないけど、その場で決めることになると思う。

 今の気分だったらaikoさんの『キラキラ』かな。彼女はずっと恋愛大喜利をやってきて、今もそれを続けているっていう、すごい才能を持っている人。超個人的なことを歌っていて、使っているコードも不思議というか変なのに、すごいたくさんの人に支持されているんだよね。そういう超個人的なことが一番キラキラしている、みんなが聴きたがってる。つまりさ、大衆性を帯びているんだなって思うんです。それがさ、自分がラジオパーソナリティとしてやっていくことかなって思うからね。

 さて、本当の最後の曲。何になるんだろう。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第69回「手放すことで何かを得る」って、あるね。

2016.03.17 Vol.662

 番組を聞いてくださっている方はもうご存知だと思いますが、『キキマス!』、終わります!来週の24日の木曜日の放送が最後です。21日はホリデースペシャルがあるから、あと4回。ああ、終わっちゃうなんて……。

 終わるっていうことになってからかな、番組が良くなってきた気がしています。わがまま言って本当に好き勝手にやらせてもらってるからかな、反応がすごいの。聞いてくれる人たちとの距離がぐっと詰まったような気がしてます。こういうのやりたかったんだよねって毎日思ってます。

 番組が始まって2年。いろんな経験をさせてもらいました。本当にいろんな方にお話を伺えたし、たくさんのあこがれの方にもゲストに来ていただきました。それに、リスナーのみなさんにもいじられた…。今週、森脇健児さんとアスリートの話をしてるとき、感じたことがあったんですよ。応援される人、みっともないところも見せられる人がいいなって。リオ五輪を目指すようなアスリートも、プロ野球の選手もみんなそう。

 ずっと好きな野球の選手に、ドラ山本、山本和範選手がいます。もう引退されてるんですが、この方がね、まさに、応援される人、みっともないところも見せられる人だったと思うんです。ドラフト5位で近鉄に入って、なかなか結果を出せずに戦力外通告。バッティングセンターでバイトしてたら、南海に誘われて入って、すごい活躍してオールスターまで出ちゃう。2億円プレイヤーにもなっちゃうんだよね。でもまた、自由契約に。古巣の近鉄に戻るんだけど、またオールスターに出て、福岡ドームで決勝ホームランを打つんだよ……。インタビューが、もう、ぐっときちゃう。……落ち込むと、その動画を見てますね、僕。

 ラジオをやるようになってリスナーにいじられるようになって、それがテレビにも広がって……そういうのって、プライドを捨てられたというか、みっともないところも前よりは見せられるようになったのかなって思います。何かを手放すことで、何か得る。そういうのって、あるなって思ってます。

『キキマス!』もきっと同じなんですよ。終わることになってから、デス馬券と言われ続けてきたのに競馬が3連勝。デスじゃなくなっちゃってます。予想のやり方はまったく変わってないのになあ…。念願のビバリーにも出られたしね。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第68回 今こそ、エンターテインメントが本気を出すとき。

2016.03.09 Vol.661

 今週金曜は3月11日。東北大震災が発生から5年目の3月11日です。

『キキマス!』では今週、復興地の方々とお電話をつないでお話を伺っています。初日7日は、気仙沼フェニックスバッティングセンターの千葉さんにお話を伺いました。震災でご家族が犠牲になられて、今は野球好きの息子さんと2人。気仙沼にもバッティングセンターがあったらいいなという息子さんの言葉がきっかけになって、バッティングセンターを作ってしまった方。番組でもここでも何度もお話ししている方です。月曜は現状や、これからなど、いろんなお話を聴かせていただきました。ただそのなかでね、息子さんとは奥さん、息子さんにとってはお母さんになるけど、その話はしないって言ってて。それがさあ、番組が終わってさ、残っちゃったんだよね…。
 
 あれから5年が経つわけだけど、今でも当時のこと、思い出します。不謹慎だといわれて何もできない悔しさを味わったり、芸人もそうだけど、エンターテインメント全般がそうだったね。でもいま復興地の人とお話ししたりすると思うんですよ、エンターテインメントが力を出す、本気出す時が来たなって。みんな言うのよ、たくさんの人に来てほしいって。それってエンターテインメントが得意とするところでしょって思うんです。CDが売れないっていうなかで握手会やってたくさん売っちゃうとかやり方を考え出す、足を運びたいというイベントを考える、そういうところ。よくよく考えるとさ、これって、3.11とか復興地の話だけじゃなくて、どこの地方にも当てはまることでもあるんですけどね。そういうのもあって、ゴールデンウイーク中の5月3日、気仙沼フェニックスバッティングセンターでDJやります、『気仙沼フェニフェス』を。僕らが出てくるまではBBQやバッティング楽しんでもらおうかと思ってます。

 さて、3月11日。僕は毎年、何か楽しいことをするって決めています。今年は念願だった『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』に出演してから、下北沢・ろくでもない夜で「キッズジャイアン」、そしてそのまま「ジャイアンナイト feat. SMAP」です。いろいろリクエストももらったんだけど、そのなかから選んだのがSMAP特集。SMAPで踊って思い切り楽しんでほしいと思って。売り上げ金はすべて寄付します。『SMAP×SMAP』で募ってるあの口座にね。……SMAPもこういうのなら許してくれるんじゃないかな。うれしいことに、このイベント、現時点で予約でいっぱい。当日券は様子を見て出そうかなって思ってます。

大谷ノブ彦 カタリマス! 第22回 テーマは「思い出ご飯」。でも、リアルテーマは家族だった!

2016.02.22 Vol.661

『キキマス!』では毎週火曜、キキマスターのマキタスポーツと僕、そしてリスナーの方々と一緒に、食についてアツいトークをする『グルメの迷宮』というコーナーがあります。最高の揚げ物、中華定食、海鮮丼の食べ方、ラーメンの袋麺とか、いろんな食べ物を取り上げて、それについて話しています。このコーナー、反響がすごくてね。放送されているあいだ、メッセージが止まらないんです。

 それならばと、15〜18日までのスペシャルウイーク、『キキマス!』はいろんな「思い出ごはん」をテーマに、さまざまなゲストの方にも登場していただきました。孤独ならぬ、『おひとりご飯』には高橋ジョージさん、熊切あさ美さんね。『お仕事ごはん』には、僕と同じ大分県佐伯市出身の嘉風関! 最終日には久本雅美さんにも来ていただきました。メッセージもいろいろ寄せていただいて、盛りだくさんの内容でした。

 どの方のお話もおもしろかったし、いい話だったんだけど、ちょっとガツンと来たというか、考えさせられたのが、16日に来てくれた佐々木健介さんの言葉でした。この日のテーマは、『家族の思い出ご飯』。闘病中の奥様・北斗晶さんを支える佐々木家のこと、料理にまつわるエピソードであるとか、いろいろなお話を伺いました。

 佐々木さんには、リスナーさんからの電話にも出ていただきました。医師から家事をすることも止められていたというリスナーさんが、夫が仕事で帰ってこられなくて困ったとき、「僕が作るよ」と料理なんてしたことがない小学生の息子さんが、お父さんの見よう見まねで焼きそばを作ってくれた。それが、おいしかったと。僕はさ、「おいしいよね。おいしくなくてもおいしいって言っちゃうよね」って言っちゃったの。そしたら佐々木さんがさ、「……おいしかったんですよ」って。それ聞いて、ドキッとしちゃったんです。ものの味ってさ、ものすごくおいしいもの、そうじゃないものはあるよ。だけど作ってくれた人のこと、その状況も含めて、感じるもの。マキタスポーツもよく言ってるけどさ、「背景食い」ってやつだね。それ、分かってたつもりだったんだけどなあ。

 この日話したご飯の“おいしさ”ってさ、検索サイトでは見つけられないものです。こういったおいしさ、僕も家族と一緒に作っていきたいと思っています。そういえば、この間食べたハングリータイガーの「ダブルハンバーグステーキ」、おいしかったなあ。息子と一緒に行ったんだけどさ、僕がそれを頼んだら、息子が「…僕も、同じものを」って頼んだんですよ。何、そのフレーズ、どこで覚えたって。おおよそ息子は食べきれないだろうっていう量だったんだけど、食べきってましたよ。……おいしかったなあ。

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