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フジロックフェスティバルの興奮が再び! The Heavey

2014.10.12 Vol.628

 今夏のフジロックフェスティバルで、朝早い出番であったにも関わらず、多くのファンを集めて、エネルギッシュなライブで楽しませてくれた、英ロックバンドのThe Heavey(ザ・ヘヴィー)が単独でジャパンツアーを開催。東京でも21日、フジロックの興奮を再び体感させてくれそうだ。

 バンドは、UK南部に位置するバース出身の4人組。黒人ボーカルが世界を躍らせたブロックパーティーを彷ふつとさせるが、The Heaveyはその名の通り、ズトンと重厚感のあるロックとソウルのグルーヴが融合した魂を揺さぶる音楽を響かせる。

 2008年のデビューからすでに3枚のアルバムを発表。彼らの楽曲は本国UKはもちろん、北米でも愛されて、CMや映画『ザ・ファイター』、同『テッド』のトレイラーなどに使用されて注目の的となった。ここ日本ではというと、何よりも楽曲だ。小栗旬が桃太郎役で出演した、CMの枠を飛び越えたかっこよさで人気を集めたペプシのCMシリーズのパワフルな楽曲『Same Ol’』で、多くの人の心をわしづかみにした。

 フジロックではとてつもないパワフルかつソウルフル、そしてファンキーなグルーヴを苗場中に響かせたが、それがライブハウスという密閉空間になったときどのように変化して魅力を放つのか。それを知るには、自分自身でその場に行って、目撃・体験するほかに方法はない。

FUJI ROCK FESTIVAL’14リポート
苗場はオフステージも楽しさでいっぱいだった!

2014.08.03 Vol.623

「その場所にいること」を楽しませてくれるフジロックは、今年もさまざまなアングルから来場者を楽しませた。初日、中日は気持ち良すぎるほどの晴天。日差しが照りつけ文字通り汗が噴き出すような暑さに、太陽が高く昇るころには誰もが長靴を脱ぎ捨てたいような天候だった。そのためか、初日からドラゴンドラ乗り場には行列ができ、会場内を流れる川は足を浸す人があふれた。また、林の中のボードウォークには涼しげに歩く人たちの姿が見受けられた。今年もステージをつなぐルートにはさまざまなキャラクターが潜んでいて、歩きまわるだけでもフジロックを楽しめた。

 足場の良さからか、フェスサイトの深部に足を運ぶ人も多かったようだ。最深部のエリアでは、みんなで思い思いに太鼓などでリズムを刻む「ドラムサークル」や、バランスをとってベルトの上を歩く「スラックライン」(綱渡り)に大人も子供も夢中になっていた。

 また小さな子供やベビーカーで赤ちゃんを連れた家族客も増加。子供たちは音楽に合わせて体を動かしたり、しゃぼん玉を飛ばしたりとご満悦。キッズエリアの小さなメリーゴーラウンドや巨大なシーソーでは、笑い声を上げて楽しんでいた。その風景を背景にして「Peaceful isn’t it ?」とピースフルな笑顔で写真撮影をしていた海外からの観客も。すれ違う人みんなが大きな笑顔を浮べて、3日間の苗場の音楽の夏祭りを満喫していた。

FUJI ROCK FESTIVAL’14リポート
みんな集まれ!苗場で音楽の夏祭り

2014.08.03 Vol.623

 日本が世界に誇る夏フェス、フジロックフェスティバルが7月25〜27日の3日間、新潟・苗場スキー場で開催された。例年通り国内外のトップバンドや実力派アーティストが集まったフェスには、トータル10万超のオーディエンスが足を運び、音楽の夏祭りを堪能した。

【フジロック14リポート】歓喜あふれるリップスのライブ!

2014.07.28 Vol.622
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 ステージ全体に広がる色とりどりのセッティング。赤いきのこに七色アーチにシルバーバルーン、そしてウェイン・コインのマッスルスーツという光景を見て「ザ・フレーミング・リップスがフジロックに来た!」という実感と歓喜でいっぱいになった。

  ショーは、『The Abandened Hospital Ship』でスタート。ゆったりとした柔らかいピアノがグリーンステージに溶け込み、次の扉へと観客をいざなった。ウェインがボーカルで参加したケミカル・ブラザーズのカバー『The Golden Path』、そしてイントロで大歓声があがった『Race for The Prize』のなんという開放感! アレンジが多少変わっていたが、観客の一体感が更に大きくなったアンセム・ソングであることは間違いない。また、ウェインがスペースボールの中に入り、観客のうえを転がるパフォーマンスも健在! ラストは『Do You Realize??』で締めくくったが、いつ聴いてもメロディーと歌詞に目頭が熱くなることを確認した。

 1時間と少し、もっと長くプレイして欲しかったが、彼らのショーを観て、聴いて、体感して、笑って、泣いて、感受性をフルに刺激されたのは言うまでもない。最後に、近年キーボードやギターに専念していたスティーヴンのドラムを叩く姿が、何よりうれしかったことも付け加えておこう。(Utayo Furukuni)

音楽はボーダレス! 国も時代も世代も超える!
フューチャロロジー<未来派宣言> / マニック・ストリート・プリーチャーズ

2014.07.06 Vol.621

フジロックフェスティバルに出演するUKのビッグネーム、マニック・ストリート・プリーチャーズが、来日直前に新作アルバムというハッピーなプレゼントを届けてくれた。本作は、前作とは相反する、完全にエレクトリックな作品になった。フューチャー(未来)というワードがタイトルに入っているし、未来的なジャケットワークからも想像できる。とはいえ、一度聴いたら忘れられない強烈なメロディーを持つ楽曲の数々で世界各地で支持を集めてきた彼ら。そのカラーを生かしたままでのエレクトリックだ。リード曲の『橋まで連れていってくれ(Walk Me To The Bridge)』を聞けば分かる。前作では日本を取り上げていたが最新作ではヨーロッパに視線を向けている。エネルギーあふれるマニックスは永遠。本作で再確認できる。

フジロックに田原総一朗!ステージ別ラインアップ&追加出演者発表

2014.06.05 Vol.618
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 フジロックフェスティバルが5日、ステージ別ラインアップと出演アーティスト66組を追加発表した。メインステージとなるグリーンステージには、フジロックの顔でもあるルート・セブンティーン・ロックン・ロール・オーケストラが決定。また、既に出演が決定した佐野元春はアルバム『VISITORS』の全曲再現ライブになることも発表された。

 また、エネルギー問題などについて意見を交わす人気プログラムの「アトミック・カフェ トーク」には田原総一朗が出演することも明らかになった。

 6月13日まで、通常4万4000円の3日通し券が4万900円で手に入る先行販売を実施中。一般発売は14日から。

フジロック、ヘッドライナーにアーケイド・ファイア

2014.04.17 Vol.615
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 夏フェスのフジロックフェスティバルは17日、カナダの人気バンド、アーケイド・ファイアがヘッドライナーとして出演することを発表した。バンドが来日するのは6年ぶりで、同フェスには初出演となる。

 バンドは、カナダのモントリオール出身。これまでにグラミー賞とブリット・アワードを2度受賞している実力派で、ここ日本でも強力なファンベースを持つ。

 現在、昨年発売された最新作『Reflector』を携えてのワールドツアーを行っており、フェスティバルには今週末、アメリカで行われるコーチェラを皮切りに、イギリスのグラストンベリー、他にも欧米各国で行われるものに軒並み出演する。

フジロックにカール・ハイド サマソニでVOLBEAT初来日

2013.04.11 Vol.589

 人気夏フェスのラインアップの全ぼうが徐々に明らかになってきた。

 11日、フジロックフェスティバルは追加出演アーティストとして、先日ソロデビューを果たしたアンダーワールドのカール・ハイド、ドイツ出身のDJ&プロデューサーのボーイズ・ノイズ、来年結成30周年を迎える怒髪天、浅井健一と東京スカパラダイスオーケストラのメンバーによる新バンド・浅井健一 & Bad Teacher Kill Clubらを発表した。

 サマーソニックは10日に、デンマーク出身のロカビリー/ヘヴィ・メタルバンドのVOLBEAT、エレクトロ/ダンスシーンで注目を集めるLA出身のCAPITAL CITIESの2組の海外アーティストを追加した。

 両フェスとも現在、チケットの先行販売を行っている。

 国内アーティスト中心の夏フェスもラインアップを発表しており、本番へのカウントダウンが始まっている。

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