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塗りつぶされていた部分が明らかに…本来の姿に修復されたフェルメールの名画を東京で初公開

2022.02.10 Vol.web original

 

『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』が2月11日から上野・東京都美術館にて開幕。大規模な修復プロジェクトによってキューピッドの画中画が現れ、フェルメールが描いた当初の姿となった《窓辺で手紙を読む女》が展示される。同作が所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館以外で公開されるのは世界初。

 17世紀オランダを代表する画家、ヨハネス・フェルメールは、写実的かつ綿密な空間構成と美しい光と影の表現で世界中から愛されながら、現存する作品はわずか35点とされている、寡作の作家でもある。初期の傑作《窓辺で手紙を読む女》は、手紙をモチーフにしたフェルメール作品の中でも代表的な名画とされてきた。女性の背後の壁に、実はキューピッドの画中画が描かれていることは、1979年の調査で判明していたが、長らくフェルメール本人が塗りつぶしたものだと考えられてきた。

 しかし、2017年から始まった専門家チームによる修復プロジェクトにより、実はこの上塗りはフェルメールの死後、何者かによって行われたものであることが明らかとなり、フェルメールの描いた姿に修復されることとなった。

ヒコロヒーと照英が立体的な金魚絵に圧倒される「金魚を抱きしめたい」上野で深堀隆介展

2021.12.01 Vol.Web Original

 タレントの照英とお笑い芸人のヒコロヒーが1日、上野の森美術館でスタートする、深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」のオープニングイベントに出席した。

 透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描く手法で注目を集める深堀の作品、約300展を展示する展覧会。

 すでに展覧会を見て回ったというヒコロヒーは「面白かったです。金魚というモチーフのみで行くのは結構珍しいと思う。金魚まみれになっていて、既存のものと金魚を組み合わせたらこういう仕上がりになるのだと思った。絵力(ちから)、生命力を感じた」と、コメント。

 照英は、深堀の作品を愛読雑誌の『金魚生活』で知ったそうで、深堀にどこで会えるのかと思っていたそう。「紙面で見てもすごいのに、生でみたら立体感が! すぐにでも手に取って金魚を抱きしめたいという気持ちで拝見した」と熱っぽく語った。

 照英は芸能界きっての金魚マニア。一時期は繁殖さして2千~3千の金魚とともに暮していたといい、「やってけばやってくほど、いろんな金魚を買いたくなる。その辺の奥深さが日本の風情であり、日本の宝なのかと思う。コロナ禍でお祭りだったり金魚すくいがなかなかできないご時世になっていますが、金魚に触れてほしいし、愛でてほしいというのが本当のところ」。

浜辺美波「心からの願いを感じる」ゴッホ展のアンバサダー

2021.09.26 Vol.Web Original


 女優の浜辺美波が、東京都美術館で開催中の『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』に来場した。浜辺は同展のアンバサダーを務めている。

 展覧会を鑑賞した浜辺は、「生で見る本物のゴッホ作品は、ものすごい迫力です」。なかでも好きな作品は《祈り》だといい、「祈りのポーズが、ただのポーズではなく、心からの願いを感じる、気持ちが強く伝わってくる作品で、とても魅力的だと思いました」と話した。

 展覧会は、フィンセント・ファン・ゴッホに魅了され世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーに焦点を当て、ヘレーネが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションからファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示している。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示している。

 さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目している。

 浜辺は、「美術の知識が特になくても、美術館はワクワクする場所です。小さいお子さんも学生さんも、美術館に行ったことがない方も、ぜひ「ゴッホ展」にご来場いただきたいです」とPR。

 12月12日まで同所で。

日本美術と乃木坂46の展覧会『春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46』が上野で開幕。メンバーコメントも到着

2021.09.04 Vol.web Original

 日本美術の古典と乃木坂46という現代のポップアイコンが融合し、過去と現在を結ぶ「春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂 46」が東京国立博物館 表慶館で開催した。開幕を記念し乃木坂46メンバーを代表して、賀喜遥香、齋藤飛鳥、梅澤美波からコメントが到着した。

山﨑賢人「何度も泣きそうに」上野で『キングダム』の原画展始まる

2021.06.12 Vol.Web Original

 

 人気漫画『キングダム』の世界観を体感できる展覧会「キングダム展 -信-」が12日、東京・上野の森美術館で開幕した。

 開幕に先立ち、映画版で主人公の信を演じた山﨑賢人が来場。「展示を見て何度も泣きそうになりました。美術館という空間に、漫画を読むのとはまた違う原画展ならではの世界が広がっていて、没頭してしまいました。新たに描きおろされた作品もどれも魅力的で、信が王騎の矛を受け取る絵の前に立った瞬間、目が離せなくなって立ち尽くしてしまいました」。また、展覧会のタイトルの通り、信の成長を感じることができる構成だとし、「信を演じた自分にとって本当に幸せな空間でした」と話した。

屋久島や小笠原の自然美を堪能。国立科学博物館の企画展がスタート

2020.08.27 Vol.Web original

 東京・上野の国立科学博物館では現在、企画展「国立公園 -その自然には、物語がある-」が開催されている。コロナ禍で全国へ足を運ぶことが難しい中、屋久島や小笠原諸島など、国立公園の雄大な景観や自然美に想いを馳せるひとときを過ごせそうだ。

 現在、日本には34の国立公園があり、日本を代表する自然風景や環境、固有の生物が多く見られる。南北に長く、森や川、海と、豊かな表情を見せる日本列島の自然は、どのように形作られ、どのような生き物を育んでいるのか。全4章で構成された本展では、日本の多様な自然が織りなす「物語」を、自然史標本や絵画、4Kシアター映像などさまざまな切り口で紹介している。

教えて! 加納嘉将さん(BALLISTIK BOYZ) 東京の夏、どこがおすすめ?

2020.08.20 Vol.Web Original

夏祭りナシ、花火ナシ、夏フェスもナシ……ステイ・イン・TOKYOの声に、旅行など遠出するモチベーションも上がらない、2020年の夏。BALLISTIK BOYZの面々におすすめの東京を楽しむスポット教えてもらいました!


■【インタビュー】BALLISTIK BOYZ が2020年の夏を楽しく! サマーソング『SUMMER HYPE』リリース ■

国立科学博物館を独り占め!VRコンテンツ「かはくVR」公開【今日のおうち時間】

2020.04.25 Vol.Web Original

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、東京都が呼びかける「ステイホーム週間」がスタートした。臨時休館が続く上野の国立科学博物館では、自宅にいながらVR(バーチャルリアリティー)で館内の展示を観覧できるコンテンツ「おうちで体験!かはくVR」を公開している。

マネの名画になりきって…上野で美術家・森村泰昌のワークショップ開催

2019.10.26 Vol.Web Original

 東京・上野の東京都美術館 講堂ステージにて25日、名画や著名人に扮したセルフポートレイトで知られる美術家の森村泰昌によるワークショップ「モリー=ベルジェールの写真館」が行われた。現在開催中の展覧会「コートールド美術館展 魅惑の印象派」の関連企画として、本展のイメージビジュアルでもある印象派の画家・マネの最晩年の傑作といわれる《フォリー=ベルジェールのバー》のバーメイドに公募で選ばれた一般客が変身。1989年に発表した作品「美術館の娘(劇場A、劇場B)」でバーメイドに扮した森村自身も、鏡に映る男性として撮影に参加する。

吉川晃司、三国志・曹操の墓の出土品と念願の対面!「現地では入り口までしか行けなかった」

2019.07.08 Vol.Web Original



 特別展「三国志」の内覧会が8日、同展の会場となる東京国立博物館 平成館にて行われ、音声ガイドのナビゲーターを務めた歌手の吉川晃司が登場。三国志の魅力を語った。

 三国志研究史上最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品をはじめ、中国から来日する最新の考古発掘成果を展示し、三国志の実像に迫る展覧会。

“三国志”通として紹介されると「いやいや」と謙遜しつつ、吉川は三国志に親しむようになったきっかけについて「自分が人生の最大の岐路に立ったと思ったことが30代前半ごろにあり、そのときに何か指南書のような、ヒントになるものを見つけたいと思いまして。ただ、それまで己を物差しに生きてきたようなタイプだったので、困ったからといって助けを乞えるあてもなく、史実や偉人からヒントを得ようと思ったのが最初でした」と振り返り「最初は日本の歴史をたどっていたのですが、大抵、肝心なところになると中国の故事や史書が出てくるので、ではそこから調べないと…と(三国志を)読み始めたら止まらなくなったんです」と明かした。

稲垣吾郎、クリムト作品をじっくり「本当は独り占めしたい」

2019.05.15 Vol.Web Original



 稲垣吾郎が14日、「クリムト展 ウィーンと日本 1900」が開催されている上野の東京都美術館で、クリムトの作品に囲まれて、取材会を行った。

 同展のスペシャルサポーターを務める。昨年、舞台『No.9 -不滅の旋律-』でベートーヴェンを演じた際に訪れたウィーンで、クリムトの作品を見たという稲垣は、「不思議な縁を感じている」。ようやく足を運ぶことができたという稲垣は、作品の感想を聞かれると、「ちょっと……まず、ゆっくり見させていただきたい」と作品をじっくり。「本当は独り占めしたい。華やかで、豪華絢爛だけじゃなくて繊細さもあって。圧倒されますね。心奪われる感覚があります」と、一気に話した。

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