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初参戦の黒部三奈がきっちり一本勝ちで初代女子王者に意欲【7・15 修斗】

2019.07.16 Vol.Web Original

前DEEPJEWELSアトム級王者が修斗初参戦
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(7月15日、東京・後楽園ホール)で前DEEPJEWELSアトム級王者の黒部三奈が修斗初参戦を果たした。

 黒部は韓国のイ・イェジにスリーパーホールドで一本勝ちを収め、前王者の実力を見せつけた。

 試合は1R、黒部はプレッシャーをかけ前に出るが、イのパンチとミドルをもらってしまう。それでもスタミナモンスターの異名通りのしつこいタックルでイをつかまえるがなかなかテイクダウンには至らない。それでもイのパンチをかいくぐって組み付くと左足へのタックルでテイクダウンを狙うが、イがスタンドでのニンジャチョーク。一瞬ヒヤリとさせられた黒部だったがしのぐと、これまで以上の迫力で前に出て押し込み左足タックルから両足タックル。リフトしてテイクダウンに成功すると上を取るが、足で距離を取るイに対し、黒部は足をさばき切れず立たせてしまう。スタンドの展開になるとイのパンチを食らってしまう黒部。それでも前に出続け、組み付いて押し込むと引き倒してパンチの連打。攻勢のままラウンドを終える。

世界王者・佐藤将光がバンタム級トーナメント開催をアピール【7・15 修斗】

2019.07.16 Vol.Web Original

一瞬ヒヤリも韓国のファンに1RKO勝ち
 修斗世界バンタム級世界王者の佐藤将光が7月15日、修斗でのバンタム級トーナメントの開催を訴えた。

 佐藤はこの日、プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(東京・後楽園ホール)のセミファイナルで韓国のファン・チャン・ファンと対戦。1R4分23秒、KO勝ちを収めた。

 1R開始早々にファンが右ローから右フック、左フックとヒット。これで佐藤がダウン。ファンが一気に飛び掛かるが、佐藤は組み止めると逆にテイクダウンを決め上を取るとダメージを回復。

 半身で固めたファンにパンチをコツコツと放って削っていく。そしてマウントからサイドにポジションを移行すると、ファンの左腕を足で殺してパンチの連打。しのぐファンだったが、佐藤は一度体を離した後、大きいパウンドからまたもグラウンドでサイドポジションを奪う。ここでもファンの両腕を殺してパンチの連打。驚異的な粘りを見せ脱出したファンだったが、ケージを背に座り込んだファンに佐藤がパンチの連打を放ったところでレフェリーが試合を止めた。

5・6扇久保vs清水戦の裁定を「KO勝利」から「テクニカル判定勝利」に変更【修斗】

2019.06.24 Vol.Web Original

映像でバッティング確認し「勝敗への影響があった」と判断
 プロフェッショナル修斗管理部が6月24日、プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 第2部 Supported by ONE Championship」(5月6日18時、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「扇久保博正vs清水清隆」の裁定を変更することを発表した。

 同試合は「世界フライ級チャンピオンシップ」として行われ、第4ラウンド0分40秒に、王者・扇久保が挑戦者・清水からグラウンドパンチによるノックアウト勝利を収めた。

 しかしこの試合を審判した豊永稔レフェリーをはじめ審判団の中からも「両選手の頭部への接触」(バッティング)があった可能性が指摘され、映像確認した結果、バッティングを確認。この勝敗への影響度について審議した結果「偶発的なアクシデントによる勝敗への影響があった」と判断し、「扇久保のノックアウト勝利」を「扇久保のテクニカル判定勝利」と裁定を変更した。

 公式ルールではアクシデント発生前までの採点を以って勝者を決定する事となっていることから、4Rまでのジャッジを集計。福田正人氏40-37、片岡誠人氏40-36、横山忠志氏40-36と3者とも扇久保を支持していた。

 このジャッジについては、偶発的な事故によるダメージにより試合続行が不可能になったと判断した場合に備えて、アクシデントが発生する直前までの採点を担当したサブレフェリーからその場で確認していた。

初参戦・黒部三奈の相手は年の差21歳、韓国のイ・イェジ【7・15 修斗】

2019.06.19 Vol.Web Original

しなしさとこと1勝1敗
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(7月15日、東京・後楽園ホール)で修斗初参戦を果たす前DEEPJEWELSアトム級王者・黒部三奈の対戦相手が韓国のイ・イェジとなることが6月19日発表された。

 イェジは2016年に現役女子高生ファイターとしてROAD FCで日本のトップファイターであるしなしさとこを相手にデビュー。2戦目では同年に日本で開催された「WSOF-GC」で渡辺久江と対戦。キャリアで勝るベテラン2人に2連敗を喫したが、その後3連勝。2017年にはしなしにもリベンジを果たしている。

 最近ではDEEP JEWELSで活躍する前澤智、ARAMIに連敗し、通算成績3勝4敗と負けが先行してしまったが、実力派着実にアップ。これまで日本のジョシカク戦士たちと多く対戦していることから、日本でもなじみの深い選手だ。

 黒部は2017年にDEEP JEWELSアトム級王座を獲得。昨年、RIZIN参戦を果たし、元Invicta FC世界アトム級王者の浜崎朱加と対戦するも敗戦。昨年12月には2度目の防衛戦で前澤智に1-2の判定で敗れ、王座を失っており、今回は約7カ月ぶりの再起戦となる。

 イェジは現在20歳(試合時は21歳)と黒部とは実に21歳差の年の差対決。実力・実績とも黒部が大きく上回るが、しなしを破るなどイェジのここ一発の勝負強さも侮れない。

 また同大会では「仲山貴志vs稲葉聡」「青井人vs内藤太尊」のフェザー級ランカー同士によるサバイバルマッチ2試合も行われる事が発表された。

 仲山は2017年インフィニティリーグ覇者で、今年1月には新世代の旗手と言われる青井人を相手に電光石火のスリーパーを極めて勝利。稲葉は昨年、約6年ぶりに復帰し、工藤諒司、高橋孝徳といった上位陣と肉薄する戦いを見せている。

 青井は1月に仲山に敗れ、現在2連敗。今大会には田丸匠、石井逸人といったニュージェネレーションの2人が登場するだけに3連敗はどうしても避けたいところ。

 内藤はアグレッシブなファイトスタイルで常にスイングするハズレのない試合を展開するものの、なかなか勝ちには結びつかないもどかしい状況が続いている。ランキングも世界ランキング10位とギリギリで踏みとどまっており、今回は背水の陣で臨むことになる。

前DEEP JEWELSアトム級王者・黒部三奈が修斗に電撃参戦【7・15 修斗】

2019.06.14 Vol.Web Original

「初代修斗女子王者」の称号狙い参戦
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(7月15日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが6月14日、発表された。

 前DEEP JEWELSアトム級王者・黒部三奈が修斗に電撃参戦を果たすこととなった。

 黒部は2017年にスギロックに挑戦し、判定勝ちを収め初の王座獲得。SARAMI相手に防衛を果たした後に、RIZIN参戦を果たし、元世界王者の浜崎朱加と対戦するも敗戦。昨年12月には2度目の防衛戦に臨んだものの前澤智に1-2の判定で敗れ、王座陥落。その後の動向に注目が集まっていた。

 修斗では将来的に女子王座制定が囁かれており、今回はそれを見据えての参戦となるもよう。

 対戦相手は決定次第発表される。

 黒部は主催者を通じて「この度、修斗へ参戦させて頂く事になりました。まず、こういった機会を私に与えて下さいました関係者の皆様にお礼申し上げます。修斗は弘中先輩、松本先輩をはじめ、私に近い方々が活躍されている憧れの場所でした。まさか自分がここに加われるとは思っていませんでしたが、インフィニティリーグが女子で開催されたりとずっと気になっていました。そして女子王座ができるような話が耳に入った時、このチャンス逃してはならないと一気にスイッチが入りました。私が目指すのは“初代修斗女子王者”の称号、それだけです。修斗で行われている女子公式戦は全てチェックさせて頂いています。皆さんには悪いですが私とは修羅場をくぐった数が違う。はっきりとレベルの違いを見せつけ、初代王座のタイトルを頂きたいと思います。まずは7月15日、後楽園ホールで私の実力を証明して見せます。修斗の黒部三奈を見に来て下さい!」とコメントした。

新人王MVPの平良が判定ながらも完勝で「本物」をアピール【6・8 修斗】

2019.06.09 Vol.Web Original

「本物か偽物かはこの試合で分かる」
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.27 Supported by ONE Championship」(6月8日、東京・新宿FACE)で2018年の新人王の表彰式が行われた。

 この日はMVPの平良達郎(ストロー級新人王)と敢闘賞の須貝 THE YAMANBA(フェザー級新人王)が出場したが明暗を分けた。

 平良はフライ級戦で関口祐冬と対戦。1Rからトリッキーなステップから繰り出す関口の打撃をかわすとタックルから難なくテイクダウンに成功。グラウンドで関口を完全にコントロール。2Rも関口の水面蹴りを見切るとすぐにタックルからテイクダウンに成功。肩固め、パウンド、ヒジの連打と一方的に攻め込み、一本こそ取れなかったものの、ジャッジ2人が20-18、1人が20-17と平良を支持。「本物か偽物かはこの試合で分かる」と臨んだ一戦でMVPの実力をいかんなく発揮した。

飯野が2年半ぶりの再戦で木内に雪辱【6・8 修斗】

2019.06.09 Vol.Web Original

前回の対戦では木内が一本勝ち
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.27 Supported by ONE Championship」(6月8日、東京・新宿FACE)のメーンで行われたストロー級の木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅vs飯野タテオの一戦は3-0の判定で飯野が勝利を収めた。

 2人は2016年12月に対戦し、その時は木内がフロントスリーパーで一本勝ちを収めており、飯野が雪辱を果たした格好となった。

 飯野はその前回の対戦以降、長い休養に入り昨年8月に復帰。以降はそれまでのグラップラーのイメージから一変、2連続KO勝ちを収め木内との再戦にこぎつけた。

リオン武が復帰戦で宇野を破った強豪と対戦【7・15 修斗】

2019.05.31 Vol.Web Original

30周年記念大会出場のヘルフォートが早くも再来日
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(7月15日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが発表された。

 修斗プロ化30周年を記念して開催された5月6日の後楽園ホール大会で“レジェンド”宇野薫(UNO DOJO)を熱戦の末、判定で破ったデュアン・ヴァン・ヘルフォート(オランダ/グレイシーバッハ・ネーデルランド)が早くも再来日。元修斗世界ライト級王者のリオン武(RISING SUN)と対戦する。

 デュアンは宇野との一戦では両者ともに見ごたえのあるグラウンドのテクニックを披露。その中でも常にイニシアチブを握り続けたデュアンが勝利を収めた。

 対するリオンは史上初の世界王座返り咲きを果たすなど、修斗史に燦然と輝く数々の記録を残すレジェンドの一人。昨年は現世界王者の斎藤裕には敗れたものの、環太平洋王者・TOMA(TK68)を完封。国内トップレベルの実力を見せつけた。大晦日の「RIZIN 平成最後のやれんのか!」では朝倉未来の前に一敗地にまみれたものの、今回、不屈の闘志で復活を果たすこととなった。

魚井フルスイングが独自トレーニング披露「目を離すと打球をとらえられない」とと謎のコメント【6・2 RIZIN】

2019.05.29 Vol.Web Original

地元・神戸でRIZIN初参戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)に出場する魚井フルスイングが5月29日、東京都内で公開練習を行った。

 魚井は修斗世界ストロー級王者の猿田洋祐を相手に1分×3Rのマススパーリングを行った後にロープを使ったトレーニング、そしてバットに見立てた傘を何度もフルスイングするというサーキットトレーニングを2セット行った。

 マススパーでは修斗では禁じ手のサッカーボールキックを狙う動きを見せるなどルール面も含めRIZIN参戦へしっかりとした準備ができているよう。猿田のタックルを食らいテイクダウンを許す場面もあったのだが「そんなことありましたっけ? 覚えてないな~」と意に介した様子もなく「全部うまくいっていた」。ロープを使ったトレーニングは魚井得意のフルスイングのフックの威力の源泉を感じさせるパワフルでハードなものだったのだが、傘のトレーニング中に「ボールをよく見ろ」という声がかかっていたことについては「目を離すと打球をとらえられないので」とけむに巻いた。

修斗30周年記念大会の大トリで扇久保が2度目の防衛

2019.05.09 Vol.718

 プロフェッショナル修斗が最初にプロ大会を行ったのが1989年5月のこと。今年はプロ化30周年にあたることから「プロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 Supported by ONE Championship」が5月6日に東京・後楽園ホールで昼夜興行で開催された。

 昼夜ともメインでは世界戦が組まれ、昼の第1部では世界ライト級王者の松本光史が小谷直之を4R、KOで下し2度目の防衛を果たした。序盤は小谷が左ミドルで王者を追い込む場面もあったが、最後は中村の王者の意地と責任感に屈した。自らが「修斗ファンだった」という松本は前日計量では「30周年にふさわしい試合をしたい」とコメント。勝利後のマイクでも「30年続いた団体の一番の価値は、見続けていただいた修斗ファンの皆様。そのファンの皆様に期待してもらえるような試合を続けていきます」と話すなど王者として期するものがあっての試合だったが、その職責を見事に果たした。

 夜のメイン、この日の大トリを飾ったのは「世界フライ級チャンピオンシップ」。王者・扇久保博正が清水清隆を挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に臨んだ。

 試合は序盤、扇久保がプレッシャーをかけ清水を追い詰める展開となったが、3Rに清水が反撃。ケージ内をじりじりとした緊張感が支配する中、フィニッシュは突然訪れた。4Rに清水が放った左フックに扇久保が右フックを合わせ、両者が交錯し清水が倒れたところで扇久保がパウンドの連打。亀になった清水の動きが止まり、レフェリーが試合を止め、扇久保が2度目の防衛に成功した。

 修斗は現在、ONEと提携。世界王者は自動的にONEと契約できることになっているのだが、扇久保は試合後のマイクで「RIZINでやり残したことがある」としてRIZINにも参戦するDEEPのフライ級とバンタム級の元王者・元谷友貴との対戦をアピールした。

 今大会ではONEとの提携の副産物としてフィリピンの名門ジム「チーム・ラカイ」と修斗勢との「交流戦」が行われた。カード発表会見で修斗側の大将を務めた環太平洋バンタム級王者の岡田遼が「対抗戦だと思っている」というように実質は互いの面子を賭けた対抗戦。修斗勢は先鋒の黒澤亮平が1Rに右フック一発でKO勝ちを収めると、次鋒の箕輪ひろばはフィジカルの強い相手に苦しみながらも最後はきっちりとスリーパーホールドで一本勝ち。大将の岡田は相手の強烈な打撃に手を焼きながらもきっちりと判定勝ちを収め、修斗の底力を見せつけた。

 一方、第2部では宇野薫と斎藤裕がオランダ勢と対戦するもともに敗れ、30周年を飾ることはできなかった。

 宇野は10周年大会では佐藤ルミナとの対戦でメインを務めたレジェンド。43歳となった今も正面から格闘技に取り組む姿勢をファンも高く支持。試合では随所に“らしい”動きを見せ、そのたびに会場からは大宇野コールがあがった。ねちっこいグラウンドに手を焼き、判定負けを喫してしまったが、今できることを必死にやり切った。

扇久保が清水にKO勝ちで30周年大会締めくくる【5・6 修斗】

2019.05.07 Vol.Web Original

元パンクラス王者・清水を迎え撃つ
 修斗のプロ化30周年記念大会となる「プロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 Supported by ONE Championship」(5月6日、東京・後楽園ホール)が昼夜興行で開催された。

 この日の大トリとなった第2部のメーンで行われた「世界フライ級チャンピオンシップ」で王者・扇久保博正が元フライ級キング・オブ・パンクラシストの清水清隆と対戦。4R40秒、KOで破り30周年を締めくくった。

 試合は1Rから扇久保がプレッシャーをかけ清水を追い詰める展開に。扇久保の右ローに清水がパンチを合わせると扇久保は強烈な右ローでお返し。

 清水がパンチに来るところに扇久保がタックルを合わせテイクダウン。ケージ際で清水がケージを使い立ち上がるが、扇久保はバックをキープしパンチ。清水はそのすきを突き脱出。スタンドの展開となるが、またも清水のパンチをかいくぐり扇久保がタックルからテイクダウン。ケージを背にする清水が立ち上がると扇久保がパンチを放つなど、主導権を握ったのは扇久保。

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