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「覚悟があった」平山迅が不可思から3つのダウンを奪って判定勝ち【K-1大阪】

2020.09.23 Vol.Web Original

1R、カウンターの左ジャブで先制のダウン奪う

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われたスーパー・ライト級のスーパーファイトで不可思(クロスポイント吉祥寺)と平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が対戦。平山が3つのダウンを奪って判定勝ちを収めた。

 1R序盤から平山の左ジャブが冴えわたる。不可思はプレッシャーをかけてローを放っていくが、このジャブが邪魔でなかなか中に入れない。

 平山のジャブと不可思のローという展開の中、不可思はローからワンツーも見せていくが、平山の左ジャブがカウンター気味に入り、ダウンを喫してしまう。

 2Rになっても平山のジャブと不可思のローという展開が続くが、ダウンを取られた不可思の右ローが目立ち始める。平山は右アッパーも見せ反撃するが、不可思の徹底した右ローで平山の左足ははれ、ローを嫌がる場面も出る。

 不可思が主導権を取り返したかと思われたところで、今度は平山が左フックでダウンを奪う。

山崎秀晃が安保を1Rで粉砕KO。悲願の王座奪取に「神様が見てくれていた」【K-1大阪】

2020.09.22 Vol.Web Original

2018年のリベンジも果たす

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)のメインで行われた「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」で挑戦者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が1R1分19秒、KOで王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)を下し、悲願のK-1王座を獲得した。

 安保は昨年6月に難攻不落といわれたゲーオ・ウィラサクレックを延長の接戦の末、判定ながら破り、王座を獲得。しかしその判定に納得のいかないゲーオにリマッチを望まれ、12月に初防衛戦で再戦。ここでも延長にもつれ込む熱戦となったが判定勝ちを収めた。今年3月の「K’FESTA.3」では KNOCK OUT、RISEなど他団体で数々のタイトルを獲得してきた不可思を破り2度目の防衛に成功。短期間で4回目のタイトル戦となる。

 この2人は新生K-1初となった2018年の大阪大会で年間最高試合を獲得する熱戦を展開。その勝利をきっかけに大きく飛躍した安保に対し、山崎は昨年8月から若い選手に胸を貸すマッチメイクが続いた。しかしその中でも3KO勝ちと内容と結果を積み重ね、今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

高梨がK-1デビュー戦のMIOに判定勝ち。「思っていたより強さは感じられなかった」【K-1大阪】

2020.09.22 Vol.Web Original

MIOは1年7カ月ぶりの実戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で元シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級王者のMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がK-1デビュー戦で高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)と対戦。0-3の判定負けを喫し、初陣を飾ることができなかった。

 MIOは昨年7月、突如SBからの引退を発表。8月に行われたK-1大阪大会のリングに現れ、K-1への電撃参戦を表明した。今回の高梨戦は昨年2月の寺山日葵戦以来、約1年7カ月ぶりの試合となる。

 対する高梨は2018年のデビュー戦からその剛腕で勝利を重ね、昨年5月に第2代Krush女子アトム級王者となるが、1度防衛した後、今年6月に王座を返上し女子ミニマム級に階級を上げ、今回がその初戦となった。

ついにK-1デビューのMIO「失うものはない。逆に奪ってやろうと思っている」【K-1大阪】

2020.09.21 Vol.Web Original

前Krush王者の高梨knuckle美穂と対戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日計量と前日会見が9月21日、大阪市内で開催された。

 ついにK-1初参戦を果たすMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は47.2kgで計量をクリアした。

 シュートボクシング(SB)日本女子ミニマム級王者だったMIOは昨年7月、突如SBからの引退を発表。8月に行われたK-1大阪大会のリングに現れ、K-1への電撃参戦を表明した。その後、K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属となり、今回は昨年2月の寺山日葵戦以来、約1年7カ月ぶりの試合となる。

 MIOは「明日はK-1でのデビュー戦ということで、思い切り楽しもうと思っている。ほとんどの人が私のことを知らないと思うので、明日は勝って、覚えてもらえるように頑張りたい。1年前に挨拶をさせてもらって、同じ舞台で1年後に試合ができるということでありがたいと思っている。明日は感謝の気持ちをこめて頑張りたい」と久しぶり、かつK-1での初の試合に向けての心境を語った。

 対するは第2代Krush女子アトム級王者の高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)。こちらもK-1初参戦となる。高梨は「明日はアウェイの雰囲気を楽しみながら相手のすべてを奪ってやろうと思っている」と語った。大阪はMIOの地元となる。

江川優生が才賀紀左衛門に辛らつコメント「自分のところまでたどり着けるのか?」【K-1大阪】

2020.09.21 Vol.Web Original

“番狂わせ男”椿原と王座戴冠後の初試合

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日計量と前日会見が9月21日、大阪市内で行われた。

 セミファイナルに出場するK-1 WORLD GPフェザー級王者の江川優生(POWER OF DREAM)は今回は-58kg契約で椿原龍矢(月心会チーム侍)と対戦する。江川は58.0kg、椿原は57.8kgで計量をクリアした。

 その後に行われた会見で江川は「久々の試合なのでワクワクしている。明日は頑張る」と挨拶。江川は今年3月の「K’FESTA.3」はケガで欠場したため、戴冠後、初の試合となることから「チャンピオンとしての初陣が敵陣ということだが、その大阪の会場を江川の色に染めてやろうと思っています」と語った。

 対戦する椿原は「明日は僕の格闘技人生の中で最強の対戦相手。その相手を倒して、自分が最強になったろうと思っています」と挨拶。椿原はこれまで“格上”とされる相手との対戦で多く勝利を重ねてきたのだが、この日も「もう勝つ気でいるので、しっかり勝ちに行きます。“番狂わせと言ったら椿原やな”と言わせるような試合をしようと思っている」と下克上を宣言した。

安保瑠輝也の「戦ってきた相手が違う」に山崎秀晃「俺が相手を選んでるわけではない」と反論【K-1大阪】

2020.09.21 Vol.Web Original

スーパー・ライト級王者・安保が3度目の防衛戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の前日計量が9月21日、大阪市内で行われ、全選手が1回目の計量で規定体重をクリアした。

 その後、前日会見が行われ、メインで3度目の防衛戦に臨むスーパー・ライト級王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)と挑戦者の山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が静かに火花を散らした。

 2人は一昨年12月に行われた新生K-1初の大阪大会で対戦し、延長にもつれ込む熱戦の末、安保がKO勝ちを収めた。この試合は翌年の春に行われた「K-1 AWARDS」で年間最高試合に選ばれている。

 当時は山崎は赤コーナーだったが、安保はこの勝利をきっかけに大きく飛躍し、ゲーオ・ウィラサクレックを破り王座を獲得。今回は赤コーナーで山崎を迎え撃つ。

 会見で山崎は「自分のやってきたことをすべて出す。集大成だと思っている。応援してくれるみんなの思いを背負って戦いたい。K-1が好きで、K-1を求めて上京してきた。タイトルマッチが決まったから“おめでとう”ではなく、勝って結果を出してなんぼだと思う。そこで結果を出して、K-1で生きたあかしを残したい」と不退転の決意を見せた。

不可思が村田諒太の言葉に刺激。「自分もまだまだ」と闘志再燃【9・22 K-1大阪】

2020.09.02 Vol.Web Original

スーパーファイトで平山と対戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)に出場する不可思(クロスポイント吉祥寺)が9月2日、都内の所属ジムで公開練習を行った。

 不可思はスーパー・ライト級のスーパーファイトで平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦する。

 この日は2分間のミット打ちを披露し、その後に会見を行った。

 不可思はカード発表会見で3月の「K’FESTA.3」で安保瑠輝也に敗れた後に練習環境を変えたことを明かしていたのだが、この日は改めて、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための自粛などにより所属ジムでの練習ができなかったことから、かねてから行ってみたいと思っていたIDEAL-GYMの渡辺理想氏のもとに足を運び、現在はそちらでの練習をメインにしていると話した。

大阪観光局で安保瑠輝也が会見「大阪からK-1で日本中に元気を届けたい」【K-1大阪】

2020.08.30 Vol.Web Original

溝畑宏理事長も「格闘技を大阪観光の目玉の一つにしたい」

 K-1スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也が8月28日、大阪観光局で行われた定例会見に溝畑宏同局理事長とともに出席した。

 溝畑理事長は会見の冒頭でコロナ禍からの再始動として経済拡大に舵を切っていく旨を発表。9月から「STAY HOMEからGO OUT」を打ち出すにあたり「Go to STADIUM & ARENA」として、コロナウイルス拡大防止を打ち出しながら積極的に展示会やスポーツイベントを誘致していく方針を明かした。

 そんななかで開催されるのが「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)。

 この日、リモートで会見に参加した中村拓己K-1プロデューサーは「3年連続で大会を開催することになり、大阪観光局さんにも後援として大会をサポートしていただいております。今、K-1ではプロ、アマチュア含めて大阪・関西出身の選手が活躍しており、K-1ジム心斎橋もオープンしました。大会までに会場のエディオンアリーナ大阪さんとも協議を重ねて予防策を講じ、お客さんには安心して会場に足を運んでもらい、われわれK-1の戦いを見て勇気や元気を与えられるような大会を開催したいと思ってます」と抱負を語った。

 続いて安保が挨拶し「今回こうして3回目の大阪K-1が開催されることをとてもうれしく思います。自分は第1回の大阪大会に出場したんですけど、その時はまだチャンピオンじゃなくて、今回チャンピオンとして3度目の防衛戦を大阪でできることをとてもうれしく思います。ここ大阪から格闘技・K-1というスポーツで日本中に元気を届けられるようなファイトをしたいと思います」と力強く意気込みを語った。

 中村氏と安保のコメントを受け、溝畑理事長は改めて「いろいろな制約がありながら、大会開催を決断していただいたのは、今まで大阪でやってきたという義理と“我々と一緒にやろう”という熱を感じていただいたからだと思います。改めてK-1のスタッフの皆様に深く感謝申し上げたいと思います。また安保選手のように関西出身の選手が大阪に凱旋して、大阪の皆さんに元気を与えたいと思っていることを大変うれしく思います」。さらに「今後、万博やIRとつながっていくときに、海外で格闘技はファッションショー同様、すごく重要なコンテンツになります。大阪の観光の中の一つの大きな目玉にしていきたいという思いもございます。そういうことから今回(K-1が)再活動の第一歩を踏み出すということは、長期的に見ても意義深いと思います」と今後の大阪でのK-1開催に期待を寄せた。

江川優生がK-1王者& MVPとしての強烈なプライドを激白【K-1大阪】

2020.08.14 Vol.Web Original

椿原相手に約10カ月ぶりの実戦

「K-1 WORLD GP ‪2020 JAPAN‬」(‪9月22日‬、大阪・エディオンアリーナ大阪)に出場する江川優生(POWER OF DREAM)が8月14日、都内で公開練習を行った。

 江川は昨年11月のK-1横浜大会で行われた「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」では3連続1RKO勝ちで王座を獲得。しかし3月の「K’FESTA.3」はケガで欠場となってしまい、今回は約10カ月ぶりの実戦。-58kg契約のスーパーファイトで椿原龍矢(月心会チーム侍)と対戦する。

 カード発表会見では欠場期間について「空いた分、フィジカル面でいい練習ができていた。大会に出ていないからといってダメだったわけではない。試合が楽しみ」などと話していたが、この日の練習では「疲れがピーク」と言いつつも力強いパンチにミドルキック、ヒザ蹴りを古川会長の持つミットに叩き込んだ。

 練習後の会見では「今回の試合に向けて特別に何かし始めたということはない。いつも通りに追い込んでいる。いい練習はできている」と約10カ月ぶりの実戦ではあるが不安はないよう。

 この間の練習については「3月に欠場となって、練習に復帰する時にコロナの影響で練習もまともにできない状況となってしまった。まともに練習を再開したのが5月上旬くらい。それまでは公園で練習したりで思いっきり練習できなかったので、やり切れてない感じがあったが、5月からは普通に練習できているので練習量は問題ない」という。

2019年のMVP江川優生が“なにわのSAMURAI”椿原龍矢と対戦【9・22 K-1大阪】

2020.07.28 Vol.Web Original

昨年11月の横浜大会以来の登場

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第2弾カード発表会見が7月28日、東京都内で開催された。

 K-1 WORLD GPフェザー級王者で「K-1 AWARDS 2019」のMVPである江川優生(POWER OF DREAM)が椿原龍矢(月心会チーム侍)を相手に2020年の初戦を迎える。

 江川は昨年11月のK-1横浜大会で行われた「第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント」で3試合連続1RKO勝ちで王座を獲得。しかし今年3月の「K’FESTA.3」はケガのため欠場していた。

 対する椿原はK-1やKrushでスーパー・バンタム級で活躍。西京春馬や軍司泰斗といった強豪相手に勝利を挙げるなど実績を重ねたが、前戦からフェザー級に階級を上げ、かつて江川から勝利を収めたこともある桝本翔也と対戦し、左ハイキック一発でKO勝ちを収めている。

林健太が因縁のゴンナパーとついに王座戦【9・22 K-1大阪】

2020.07.17 Vol.Web Original

3年前に敗れた相手とリベンジ&防衛戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が7月17日、東京都内で開催された。

 K-1 WORLD GP ライト級王者の林健太(FLYSKY GYM)がKrushライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)を相手に初防衛戦に臨む。

 2人は2017年にKrushで対戦し、ゴンナパーがKO勝ち。林は2018年12月のK-1大阪大会で行われた「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」でゴンナパーへのリベンジを狙ったが、ゴンナパーがまさかの1回戦敗退。林は優勝し、翌年、卜部功也を破り王座を獲得。その後も強敵をなぎ倒してきたもののゴンナパーとの再戦はタイミングが合わず実現せず、王者として一つの「気がかり」が残ったままだった。

 ゴンナパーもトーナメント後にタイでの家庭の事情でしばらく日本を離れるなどした時期があったため、2019年は「K’FESTA.2」以降、試合はせず、今年1月に横山巧相手の防衛戦で復帰。6月にはトーナメントで敗れた篠原悠人にもリベンジを果たしたうえで2連続防衛を果たし、今回の林への挑戦にこぎつけた。

 対戦にあたりゴンナパーは「まずはK-1に戻ってくれてうれしい。新たなスタートという気持ちで心も体も準備万端で行く」「9月にあのベルトが誰の物か分かると思う。ベルトを獲ればこの階級で自分が一番ということを証明できる」「自分の中の目標として、このベルトをずっとほしいと思っていた」

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