SearchSearch

新型コロナウイルス感染拡大でスポーツ界は延期と中止の嵐

2020.04.12 Vol.729

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために東京オリンピック・パラリンピックをはじめ、多くのスポーツの開催が延期、または中止となっている。

 プロ野球は3月20日の開幕が延期となり、当初は4月24日の開幕を目指していたが、新型コロナウイルスの感染者が急増したことから4月3日になって再延期を決定した。斉藤惇コミッショナーは新たな開幕日決定は困難で、4月下旬から5月上旬に決定したいとの考えを示し「当初強く希望していた143試合の予定を減らすことも検討せざるを得ない」と公式戦の全日程消化が難しくなる可能性にもふれた。
 そして4月7日に発令された緊急事態宣言により、日程の決定がなおも困難に。宣言の効力は5月6日まであることから開幕はそれ以降になるのだが、宣言の対象の7都府県に本拠地を置く、巨人、西武ら7球団にはこの期間中の練習をどうするかといった問題も発生。その間の活動状況によっては宣言明け=開幕というスケジュールはかなり難しいこととなった。

 サッカーのJリーグは2月21日に開幕したものの、28日の第2節から中断。当初は3月15日までの延期としていたが、その後、4月3日再開に方針変更。しかし3月25日に行われたクラブ代表者による臨時実行委員会でそれも断念。J1は5月9日、J2は5月2日、J3は4月25日に再開する方針を決めた。しかし4月3日の臨時実行委員会ではこの日程も白紙に。村井満チェアマンは「少なくとも1カ月以上、間隔をあける」と述べていたが、8日にはJリーグが4月25日から5月27日までの全公式戦の開催延期を正式に発表した。5月30日以降の開催は未定となっている。

志村けんさんが新型コロナで死去

2020.04.11 Vol.729

【2020.3.6〜4.9】NEWS HEADLINE
 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

スターバックス、緊急事態宣言の1都6府県の店舗を臨時休業 9日から当面の間

2020.04.08 Vol.Web Original

 スターバックスコーヒージャパンは8日、政府による新型コロナウイルス感染症対策のための緊急事態宣言と各自治体からの要請などを受けて、、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の店舗を一部店舗を除いて、9日から当面の間、休業することを発表した。それ以外の道府県については、19時までの短縮営業になる。また、すでに利用客同士のソーシャルディスタンスを保つために座席数を減らしているが、より余裕のある配置に変更し営業する。

 スターバックス リザーブ ロースタリー 東京、プリンチ 代官山 T-SITE、スターバックス リザーブ ストア 銀座マロニエ通りも対象となる。

日本財団が台場に約1200床の施設提供 新型コロナの病床不足対策で

2020.04.03 Vol.Web Original

 日本財団は3日、都内で記者会見し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急支援として、東京・台場にある船の科学館や日本財団パラアリーナ、そして茨城県のつくば研究所跡地に、軽症の感染者が過ごせる場所を整備することを発表した。感染者が増えるなかで懸念されている病床不足を改善するのが目的。まずは4月末開設を目標に台場に約1200床の施設を用意。つくばは約9000床で7月末に順次開設する。

サムライギタリスト MIYAVI「活動をどう続けていくべきか、悩んでいます」最新作新情報発表でコメント

2020.04.01 Vol.Web Original

 4月22日に最新アルバム『Holy Nights』の発売を控えるMIYAVIが、現在抱えている悩みを吐露している。1日、最新アルバムの初回限定盤のDVDのダイジェスト映像と、8日に先行配信となる楽曲「Need for Speed」のジャケット写真を公開するにあたり、「活動をどう続けていくべきか、悩んでいます」とコメントを発表している。

TGC出演の人気モデルたちが感染症予防で動画メッセージ「世界中すべての人が当事者」

2020.04.01 Vol.Web Original

 人気モデルたちが新型コロナウイルス感染症の予防を啓発するメッセージ動画を配信している。

厚生労働省と東京ガールズコレクション(TGC)がコラボし、実現したもの。2月29日に無観客で開催された「東京ガールズコレクション 2020 S/S」に出演したモデル13名が、新型コロナウイルス感染症に対して正しい知識と関心を持ってもらうことを目的に、動画を制作した。出演しているのは、石川恋、江野沢愛美、愛花、岡崎紗絵、香川沙耶、香音、久間田琳加、小室安未、新川優愛、トラウデン直美、Niki、ねお、藤井サチ。

 動画公開にあたり、トラウデンは「世界中すべての人が当事者である新型肺炎。一刻も早い事態の収束には、一人一人の協力が不可欠です」、岡崎は「私もこの動画を参考にして、色々な予防に取り組んでみます。一人一人の心がけが大切だと思う」、ねおは「大変な状況が続きますが、一緒に乗り越えていきましょう!」と、コメントを寄せている。

 2月29日に無観客で開催された「東京ガールズコレクション 2020 S/S」は国内外に生中継され、420万人超が視聴した。

折坂悠太が27日に無観客生配信ライブ、新型コロナで

2020.03.24 Vol.Web Original

 注目を集めているシンガーソングライター、折坂悠太が27日、無観客生配信ライブ「折坂悠太 単独配信 2020 (((どうぞ)))」を行う。3月27日20時からYouTubeで配信する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、23日に予定されていた大阪・梅田 CLUB QUATTRO、27日の東京・渋谷 TSUTAYA O-EASTでの単独公演が中止に。そのため、ライブ生配信を行うことを決定した。

 ライブは、京都を拠点に活動するメンバーを集結させた「折坂悠太(重奏)」編成で行われ、新曲も披露する。

 また、昨年4月に京都で撮影した未公開を含むライブ映像作品を29日23時59分までの間、期間限定で公開中。同内容を収録した音源を27日から通販限定で販売する。

新型コロナ:3.11に学ばないテレビ【鈴木寛の「2020年への篤行録」第78回】

2020.03.09 Vol.728

 東日本大地震からまもなく9年を迎えるところで、新型コロナウイルスの感染拡大という新たな国難に直面しました。国の専門家会議は2月24日に「今後1~2週間が感染拡大を収束できるか瀬戸際」と訴え、安倍政権は大規模イベントの中止や延期、さらに小中高の休校を要請しました。

 本稿執筆時点(3月4日)でも感染拡大がとどまる気配はみられません。「温かくなればウイルスの動きが鈍くなる」との楽観的な見方もあるようですが、2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)のケースでは、WHOが終息宣言をしたのは夏場でした。

 確立された治療法はまだありません。新薬の開発導入には時間を要します。未曾有の危機に陥っているという点では、原発事故のときに放射性物質が拡散した事態と共通します。国民が不安と困惑の連続にいるなかで、専門家やメディアは科学的なエビデンスに依拠し、楽観にも悲観にも偏ることなく、正確なファクトを打ち出して「正しく恐れる」ように呼びかけるべきです。

 しかし原発事故直後の報道と言論は、すさむばかりでした。ネットで真偽不明の情報が飛び交う中で、当時の売れっ子科学コメンテーターまで「日本にはもう住めなくなる」と発信したこともありました。

 テレビ報道でも放射線モニタリングの最高値だけを強調し「福島は危ない」と煽って風評被害が拡大。某局のプロデューサーが「水素爆発の映像を流せば数字(視聴率)が取れる」と平然と私に言ったときの衝撃は今でも忘れられません。この報道のおかげで、福島に医薬品などの支援物資を届けるドライバーがいなくなり、救急搬送患者や病気療養中の方が亡くなりました。

 避難と籠城、二つの選択肢を、各人のケースに応じて、慎重に見極めて判断する必要があったのに、東京のテレビが避難のみを喧伝し、それに煽られた菅直人総理(当時)は、寝たきりの高齢者の避難を強行。その結果、避難などの震災関連死が1600名に及ぶ二次被害が相次ぎました。避難関連死について、NHKを除くテレビ各社は、いまだに、自らの責任に十分に言及していません。

 今回の新型コロナ感染拡大でも、まるで希望者全てにPCR検査を受けさせるべきかのような、医療資源が有限であることを無視した論者をテレビは登場させています。

 政府の対処が後手に回ったのは確かで、批判、非難もやむを得ません。しかし科学的、医学的根拠が不十分、あるいは根拠はあっても非現実的な言説がはびこるメディア空間のありようを見ていると、3.11から何も学んでいないと思わざるを得ません。

(鈴木寛)

EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらの ライブ映像を期間限定で無料公開!

2020.03.09 Vol.Web Original

 LDHは9日、EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらの所属アーティストの過去のライブ映像をLDH JAPANの公式YouTubeチャンネルで、期間限定で無料公開することを発表した。第1弾の配信は3月9日の18時に開始し、31日までの間に約40本のライブ映像を順次公開する予定。

 EXILE AKIRAは、「期間限定ではありますが、僕たちのライブ映像を見て楽しんでいただき、不安を感じている皆さまの気持ちを少しでも明るくすることができたら嬉しいです。一日も早く皆さまが健康で安全に過ごせる日が来ることを願いながら、これからも『日本を元気に』というテーマのもと、LDHらしいエンタテインメントをお届けしていきたいと思います」と、コメントを寄せている。

 LDHは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府からの要請に準じて2月26日より所属アーティストのライブ公演を自粛している。さらに、先般の政府による小中高校への臨時休校要請や、スポーツイベントなどの延期・中止や無観客開催、さらには子供向け映画の公開延期など、全国各地で外出を自粛する動きが広がる現状を踏まえて、アーティストの過去のライブ映像コンテンツを、期間限定で無料公開することにした。

 主なライブ映像は以下の通り。
・EXILE LIVE TOUR 2013 “EXILE PRIDE”
・EXILE LIVE TOUR 2018-2019 “STAR OF WISH”
・EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014 “THE REVOLUTION”
・EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2017-2018 “ROUTE 6・6”
・三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2017 “UNKNOWN METROPOLIZ”
・GENERATIONS LIVE TOUR 2018 “UNITED JOURNEY”
・E-girls LIVE 2017 “E.G. EVOLUTION”
・HiGH&LOW THE LIVE

LDH、THE RAMPAGE、E-girls、BALLISTIK BOYZ、DOBERMAN INFINITYの3月20日までの公演を中止・延期へ 新型コロナの影響

2020.03.06 Vol.Web Original

 LDHは6日、新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、さらに3月20日までの公演を中止もしくは延期とすることを発表した。払い戻しや振替公演の有無に関しては19日までに同社のウェブサイトで知らせる。
 
 LDHは「被害拡大の状況や今後の影響、そして、何よりも応援してくださる皆様の健康と安全を第一に考え、引き続きLDH所属アーティスト・タレント、スタッフ一同で話し合いながら、政府・関係機関の発表等をもとに正しい予防対策や感染拡大の対策等、最善策を検討していきたいと思っております」と、している。

 対象となる公演は、以下の通り。

THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020 “RMPG”
・3月14日(土)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
・3月15日(日)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

E-girls PERFECT LIVE 2011→2020
・3月14日(土)マリンメッセ福岡
・3月15日(日)マリンメッセ福岡
・3月20日(金・祝)さいたまスーパーアリーナ

BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2020 “BBZ”
・3月14日(土)静岡市民文化会館 大ホール
・3月19日(木)名古屋国際会議場センチュリーホール

DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2020 We are the one
・3月17日(火)愛知芸術劇場 大ホール

新型コロナで沿道は応援自粛ムード。五輪聖火リレーに影響も

2020.03.06 Vol.728

 東京マラソン財団は1日、今年の東京マラソンで沿道に訪れた人の数は、約7万2000人だったと発表した。

 例年100万人規模の観客が訪れる東京マラソンだが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を縮小。「観戦を控えるように」と大会ホームページなどで事前周知が行われるなど、異例の対応となった。大会当日は、スタッフに対し、マスクの着用や、消毒液の配置、事前の検温などを実施。観客に対しては、東京駅の前で観戦を控えるようプラカードが掲げられたほか、沿道では、観客への声がけも行われ、集まった人の数は例年の10分の1以下に留まった。

 会見に出席した大森文秋事務局長は、「皆さまが要望に応じて下さったのだと思います」と数字を受け止めた。賛否ある中でのエリートレース実施については、「必要な安全対策のもとに、今日に至りました。これからいろいろなお声はあると思いますが、やるべきことはやった」と、大会実施に理解を求めた。

 また、財団は、東京マラソン2020で感染症予防対策のため準備したマスクと消毒液を、東京都などと連携し、今後医療機関や福祉施設などに寄贈すると発表。開催にあたっては、マスク7万枚と消毒液200リットルを準備していた。

 スポーツイベントの規模縮小をめぐっては、今月26日にグランドスタートを迎える東京五輪の聖火リレーにも影響が出始めている。宮城県の航空自衛隊松島基地で20日に予定されている東京五輪聖火到着式について、大会組織委員会が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて規模を大幅に縮小する方針を固めたことが3日、分かった。地元自治体と調整を進めており、参加者を組織委などの関係者に限定し、子供や一般観客の参加を見送る計画。東京五輪・パラリンピック関連の大会や行事で中止・延期が相次ぐ中で、開幕に向けた象徴的な行事にまで影響が出始めた。

 組織委は聖火リレーの基本方針に、ランナーらに対して検温や健康状態チェックの実施を盛り込んだことも判明。各都道府県での具体的な実施方法は1週間前までに決定する方向で、セレモニーでの観客の入場制限などを実施する可能性があるとした。

 到着式は当初1000人規模で、ギリシャから聖火を運んだ特別輸送機を出迎える予定だったが、式典参加者は地元自治体、政府の関係者らに絞り、4分の1以下にまで縮小される見通し。招待する予定だった地元の小学生ら約200人は不参加になるという。

 一方、組織委は、到着式に続いて26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」で実施される聖火リレー出発式典についても参加者の絞り込みなどを検討している。新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、2~3月開催の五輪・パラリンピックのテスト大会の規模が縮小されるなど、影響が多方面に及んでいた。

Copyrighted Image