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浜崎朱加が東日本大震災でカードが消滅したジェシカ・アギラーとの対戦に「ひとつの運命」【RIZIN.37】

2022.07.07 Vol.Web Original

「スーパーアトム級ワールドGP」の対戦カード発表

「RIZIN.37」(7月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のカード発表会見が7月7日、都内で行われた。

 開催が発表されていた「RIZIN WORLD GP2022 スーパーアトム級ワールドGP」の対戦カードが発表された。トーナメントには日本人4選手と外国人4選手の8選手が参加。今大会で1回戦4試合が行われ、9月に準決勝、大晦日に決勝が行われる。

 日本からは現女子スーパーアトム級王者の伊澤星花(フリー)、前王者の浜崎朱加(AACC)、2017年に行われた「女子スーパーアトム級トーナメント」優勝者・浅倉カンナ(パラエストラ松戸)、同準優勝のRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)の4人が出場し、1回戦は日本人vs外国人の組み合わせとなる。

 今年4月に伊澤に敗れて以来の再起戦となる浜崎はメキシコのジェシカ・アギラー(Pound4Pound & Brazilian Warriors)と対戦する。アギラーは2011年にはJEWELSで浜崎と対戦予定だったが、大会当日に東日本大震災が発生し大会が中止に。その後はBellatorで活躍し、2012年には浜崎の師匠である藤井惠と対戦し判定勝ち。翌年、藤井の引退試合の相手を務めたがアギラーの偶発的なサミングで藤井にドクターストップがかかり、2R終了時でアギラーの判定勝ちとなった。その後はWSOFに戦いの場を移しWSOF初代女子ストロー級王座を獲得。UFC、XFCにも参戦している。

伊澤星花に敗れ王座陥落の浜崎朱加が早くもリベンジ見据える。GP開催なら年内にも3度目の対戦の可能性【RIZIN.35】

2022.04.17 Vol.Web Original

「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)で3大タイトル戦が行われ、女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)が伊澤星花(フリー)を挑戦者に迎え2度目の防衛戦に臨んだが、0-3の判定で敗れ王座から陥落した。

 浜崎は昨年大晦日に伊澤と対戦し、2RでTKO負けを喫し、今回は防衛戦にしてリベンジマッチという状況だったが2連敗となった。

 試合後の会見で浜崎は「悔しいですね。連敗なんで」と悔しさをにじませた。敗因については「テイクダウン取られたのが一番かなというのと、ポジションもいいところを取られた時間がちょっと長かったかなという感じですね」と話した。

 もっとも「短期間ではあるんですけど対策して、練習の中でも成長した部分が見えたのでもう1回チャンスがあればやりたいなという気持ちはあります」とリベンジに向けて早くも前を向いた。

伊澤星花が浜崎朱加を破り王座獲得。そしてグランプリの開催をアピール【RIZIN.35】

2022.04.17 Vol.Web Original

「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)で3大タイトル戦が行われ、女子スーパーアトム級タイトルマッチで王者・浜崎朱加(AACC)に伊澤星花(フリー)が挑戦し、伊澤が3-0の判定で勝利を収め王座を獲得した。

 2人は昨年大晦日に対戦し伊澤が2RでTKO勝ちを収め、今回はダイレクトリマッチだった。

 浜崎は2018年大晦日に浅倉カンナを破り初代王者となるが、2019年大晦日にハム・ソヒに敗れ王座陥落。ハムの王座返上に伴い、2020年大晦日に山本美憂と王座決定戦を行い勝利を収め、第3代王者となる。昨年3月には浅倉を破り初防衛に成功していた。

 伊澤は2020年にプロデビューを果たすとプロ3戦目でDEEPJEWELSストロー級王座を獲得した新星。昨年大晦日にはプロ5戦目にして、それまで日本人には無敗の浜崎に土をつける大番狂わせを起こし、今回のタイトル挑戦となった。

大晦日に敗れた伊澤星花との再戦へ浜崎朱加「プレッシャーはある」とあっさり認めるも「それはどの試合も」【RIZIN.35】

2022.04.15 Vol. Web Original

「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)の前々日インタビューが都内で行われた。

 今大会ではRIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)が伊澤星花(K-Clann)を相手に防衛戦に臨む。2人は昨年大晦日に対戦し伊澤が2RでTKO勝ちを収め、今回はダイレクトリマッチとなる。なお浜崎が日本人選手に負けるのは伊澤が初めてだった。

 再戦に当たり浜崎は意外にも「プレッシャーはある」とあっさり認める。もっともその後「なくはないですよ、どの試合も」と付け加えるように今回の試合に限ったことではないよう。

 浜崎のプロ戦績は27戦23勝4敗でRIZINでは伊澤に敗れるまではハム・ソヒに敗れただけで10戦9勝1敗という圧倒的なもの。こういう“絶対王者”といえる存在は他のスポーツでも得てして一度負けただけで進退を問われることがままあるのだが、これについて浜崎は「進退をかけてのプレッシャーはあまりないですが、自分の中でも連敗はしたことがないですし、その点での“2連敗したら…”というプレッシャーはちょっとあります。でも特にこれに負けたら引退とか、勝ったらどうということは感じてないです」と語った。プレッシャーがあるとあっさり認めたのだが「なくはないですよ、どの試合も」とも付け加えた。

 大晦日に負けて得たことについては「練習もこれまでなんとなくではないが、意識が足りてなかったのかなということをすごく感じたし、練習の中での取り組みが変わったということがあった。そこが一番ですかね」と振り返った。

「激しさの中にも冷静さを保ちつつ戦う」という浜崎朱加。狙うは「残酷な復讐」か?【RIZIN.35】

2022.03.31 Vol.Web Original

タイトルをかけて伊澤星花とリベンジマッチ

「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ)に出場する女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加(AACC)が3月31日、公開練習を行った。

 浜崎は今大会で伊澤星花(フリー)を相手に2度目の防衛戦に臨む。2人は昨年大晦日にノンタイトル戦で対戦し、伊澤が2R2分50秒でTKO勝ちを収めており、ダイレクトリマッチとなる。

 この日、浜崎は2分間のグラップリングのスパーリングを披露。下の体勢からの切り返し、上になってからの腕十字、バックをキープしてからネックシザース、上になって肩固めといった動きを見せた。

4月に「TRIGGER 3rd」と「RIZIN.35」を2日連続開催。「RIZIN.35」では3大タイトル戦【RIZIN】

2022.03.11 Vol.Web Original

16、17日に武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

 RIZINが3月10日、都内で会見を開き、4月16、17日に東京都府中市の武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで2大会を開催することを発表した。16日は「RIZIN TRIGGER 3rd」、17日は「RIZIN.35」となる。

「RIZIN.35」では3大タイトルマッチが行われる。

 ライト級では王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)にジョニー・ケース(MMA LAB)が挑戦する。

 2人は2019年に行われたライト級グランプリの1回戦で対戦し、ケースがスタンドでのパンチで1R1分15秒でTKO勝ちを収めている。

 ケースはその後、GP準決勝で優勝したトフィック・ムサエフにTKO負け。その試合を最後にRIZINを離れ、2020年からPFLのライト級トーナメントに参加する予定だったが、新型コロナウイルスの影響でトーナメントが延期に。その後、諸事情があり結局PFLで試合をすることはなく、今回は約2年3カ月ぶりにRIZINに復帰することとなった。

 サトシはケースに敗戦後、鈴木博昭が代表を務めるBELLWOOD GYMで打撃を磨き、2020年8月には矢地祐介に1R、グラウンドパンチでTKO勝ちを収め復活。昨年3月には元UFCファイターの徳留一樹を破ると6月の東京ドーム大会ではムサエフと初代ライト級王座決定戦で戦い、1Rわずか62秒で三角絞めでタップ勝ちを収め、王座を獲得した。

 この日の会見にはサトシのみが出席。サトシは「本当にこの試合は去年からやりたかった。私が負けたのはこの試合だけ。面白い試合をみんなに見せたい。この試合で“違うサトシ”をみんなに見せたい」と挨拶。
 
 ケースがRIZINを通じ「ソウザには俺のベルトを預けているだけだ。4月はあのベルトは本来あるべき場所に戻る。それまでにしっかりと磨いておいてくれよな」などとコメントするとサトシは「次の試合で彼は絶対にこのベルトは獲れない」と防衛への自信を見せた。

浜崎朱加とRENAが揃って敗れる波乱続出。浜崎を破った伊澤星花はタイトル挑戦をアピール【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol. Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で長く女子格闘技界を引っ張ってきた浜崎朱加(AACC)とRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)がともに敗れるという大波乱が起こった。

 浜崎は第11試合でDEEPJEWELSストロー級王者の伊澤星花(フリー)と対戦した。1R、序盤、伊澤がパンチから組み付き、スタンドでバックをキープ。浜崎は右腕をキープ。伊澤はリフトしてのテイクダウンを狙うが、浜崎は許さず。引き倒しに行くがここも浜崎はしのぐ。伊澤は足を払ってテイクダウンに成功するとグラウンドでバックをキープ。しかし浜崎は右腕を離さずアームロックを狙う。そして逆に上を取って、ハーフガードの体勢からマウントを狙うが、伊澤は許さずガードに入れる。そして下から浜崎の右腕に腕十字を仕掛けるが浜崎は許さず。浜崎は体を起こしパウンドも、離れて猪木アリ状態から再度グラウンドに戻そうとした浜崎に伊澤は下からの強烈な蹴り上げで形勢逆転。立ち上がった伊澤は組み付くとテイクダウンに成功。フロントチョークを狙うが浜崎は許さず。

 2R開始早々、仕掛けた伊澤が組み付くと押し込んでボディーにヒザ。フロントチョークの形で引き込むと下から浜崎の手首を取って足を使い巧みにコントロール。そして蹴り上げを浜崎の顔面に連発。動きが鈍った浜崎を下から三角絞めにとらえると下からパンチの連打。耐える浜崎だったが、伊澤が裏返し上になって、ヒジ、そしてパウンドを落とし続けると動くことができず、レフェリーが試合を止めた。

浜崎朱加「ベテランvs超新星」の図式に「盛り上がる」と若手の台頭にも動じず【RIZIN.33】

2021.12.29 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、オンラインで行われた。

 今大会で女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)はDEEP JEWELSを主戦場とする伊澤星花(フリー)と対戦する。伊澤は昨年MMAデビューを果たし、プロ3戦目でDEEPJEWELSストロー級王座を獲得した新星。

 浜崎は伊澤について「極めも強くてレスリング、柔道ベースということで、ファイトスタイル的に似ているのかなという印象」と語る。カード発表会見で伊澤は自らを「超新星」と表現。これに浜崎は「超新星って、分からないけど、若手で勢いのある選手対ベテランという構図は盛り上がると思うのでしっかり盛り上げ、そのなかでしっかり格の差を見せたい。打撃ももちろんやりたい。寝技になっても極めの強さは私も持っている。ストライキング勝負になっても寝技の勝負になっても優位な試合をしたいと思う。立場的に、追うほうが強いと思っているので、そこで守りに入らず挑戦者のつもりで戦う。メリットを考えて試合を受けたり断ったりしてこなかったのでそこは関係ない」。自らが勝っているところについては「全部ですかね。打撃でも絶対負けないと思うし。寝技になっても全然大丈夫かなというのはあります」と若い選手の台頭にも全く動じるところはない。

 先にインタビューをした伊澤は「柔道の展開なら負けない」と語ったのだが、この伊澤のグラップリング力については「テイクダウン能力はあると思います。多分、レスリングも柔道も幼い頃からやっていて、そこは一流というか、誰でも倒せるような力を持っていると思う。テイクダウンされたとしても、そのあとの展開もしっかり上を取れたりするんで問題ないかなと思っています」とその実力は認めつつも問題ないとした。

絶対王者・浜崎朱加に「超新星の大学院生」伊澤星花がチャレンジ【RIZIN.33】

2021.12.09 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の第2弾カード発表会見が12月9日、都内で開催された。

 女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)がスペシャルワンマッチで現DEEPJEWELSストロー級王者の伊澤星花(フリー)と対戦する。

 浜崎は4年連続の大晦日出場。2019年大晦日にハム・ソヒに敗れて以降、現在4連勝中。伊澤は昨年MMAデビューを果たし、プロ3戦目で王座を獲得した新星。コロナ禍で海外からの選手の招へいがままならない中、浅倉カンナ、山本美憂、藤野恵実と強豪日本人選手を軒並み破り、敵なし状態の浜崎に24歳の新鋭が挑む図式となる。

 伊澤は「私は去年、MMAデビューをした女子格闘技界の超新星の大学院生です。今回はみんながあこがれる大晦日のRIZINの舞台に立てて本当にうれしいです。そして私のとても尊敬している浜崎朱加選手と対戦することができてとても光栄に思っています。試合まで一生懸命頑張ります」と挨拶。自らのセールスポイントについては「試合の中でアグレッシブに攻め続ける姿を見てほしい」、浜崎については「強くてかっこいい選手だなという印象。試合では自分が元気よく戦って、自分のペースで試合を作れたら」と語った。

 迎え撃つ浜崎は「今年も大晦日に参戦させていただくことを本当にうれしく思っています。相手が若手ですごく勢いのある強い選手でワクワクしています。しっかりここで力の差を見せて、大晦日らしく一本かKOで勝てるように頑張ります」、伊澤については「柔道、レスリングベースで極めが強いイメージが強い。なので試合的にはかみ合うかなと思っている。大晦日なので、一本かKOで決めたいと思う」と語るなど完全決着での勝利を約束した。

山本美憂と再戦のRENA「チョーク系は得意なのであり得るかも」と一本決着にも意欲【RIZIN.32】

2021.11.19 Vol.Web Original

「RIZIN.32」(11月20日、沖縄・沖縄アリーナ)の前日計量が11月19日、沖縄県内で行われた。

 今大会のメインイベントではRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)の5年2カ月ぶりの再戦が行われる。RENAはジャストの50.00kg、山本は49.55kgで計量をクリアした。

 前回の対戦は山本がMMAデビュー戦、RENAが2戦目ということを踏まえ山本は計量後に「明日は2人ともMMA選手として、すごくいい試合を見せると思います。約束を果たします、リベンジです」とコメント。RENAは「沖縄という最高の地で、この試合を組んでいただき、最高の状態で試合ができることをうれしく思っています。しっかりリベンジをはねのけたいと思います。ハッピーエンドにはさせません」と返した。
 
 全計量後に囲み取材に応じたRENAは今回は新しく取り入れた減量法が思いのほかうまくいったとのことで「すごくいい状態」と笑顔を見せた。

 公開練習でも見せたグラップリングの成長については「体が勝手に動くようになってきたので、(一本を)取れる技もできました。前まではこれしかできないという状況の中で試合をしていましたが、今はいろいろできるようになってきて、どれを使えるかな?と試合の中で選択できるようになった。それはすごく大きい」と自信を見せた。そのうえで試合については「私の一番いいところは打撃。誰も持っていないものなので、そこを最大限に生かせるような戦いができれば」と話しつつもフィニッシュについては「チョーク系は得意なので、あり得るっちゃあり得るかも(笑)」とチョークスリーパーといった打撃以外での決着にも意欲を見せた。

DEEP2冠王者・大島沙緒里が浅倉カンナを破る大番狂わせ。同門の王者・浜崎朱加との対戦は「かなわない。考えてない」【RIZIN.31】

2021.10.24 Vol.Web Original

「RIZIN.31」(10月24日、神奈川・ぴあアリーナMM)のセミファイナルで行われたスペシャルマッチで浅倉カンナ(パラエストラ松戸)と大島沙緒里(AACC)が対戦し、大島が2-1の判定で勝利を収めた。

 浅倉は今年3月に浜崎朱加の持つ女子スーパーアトム級王座に挑戦し1-2の判定で敗れて以来の再起戦。

 対するDEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSアトム級の2冠王者の大島は今回がRIZIN初参戦。柔道をバックボーンに持ち、プロ戦績8戦6勝2敗のうち一本勝ちが3つ、KO勝ちが2つという強いフィニッシュ力を持つ強豪だ。

 試合は1R、打撃の攻防から大島がパンチをかいくぐり組み付くと内掛けでテイクダウンに成功。あっという間に袈裟固めの体勢に。そして浅倉の左腕を足に挟んで殺してパンチを打ち込んでいく。浅倉は下からの洗濯ばさみで体勢の入れ替えを狙うが、大島は左腕を離さず。浅倉が動いて脱出を図るが大島は逃がさず上を取る。大島はサイドから浅倉の左腕を殺しパンチの連打。大島はそこから上四方、逆サイドのサイドポジションとポジションを変えながら左腕を取ってキムラロック狙いから腕十字。浅倉は体を起こし腕を抜くが、大島はそのまま足関節を狙う。浅倉は上のポジションから鉄槌を放つがゴング。大きく顔をはらす浅倉。

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