墨田区とすみだ水族館は26日、墨田区役所で、学校との連携や環境教育などで連携する協定を締結した。墨田区の山本亨区長とすみだ水族館を運営するオリックス水族館株式会社の似内隆晃代表取締役が協定書に署名した。
協定によって、両者はそれぞれの特性と資源を有効に活用し、区内の小中学校との連携をより深めるとともに、環境教育、環境に配慮した暮らしができるような人材の育成、そして情報発信の強化を図る。それによって、地域の活性化や相互の持続的な発展を目指していく。
墨田区とすみだ水族館は、協定締結以前から、水族館のスタッフによる出前授業、隅田公園内のひょうたん池のかいぼり、区内の生物の調査や保全、さらには墨田区立吾嬬橘中学に校おいて、旧校舎にいたメダカを新校舎に移し戻したいという生徒の思いを実現する「メダカの学校」プロジェクトを実施するなどいろいろなかたちで交流、さまざまな取り組みを行ってきた。今回の協定締結でそのタッグがより強くなり、深まる。
協定期間は令和4年12月26日から1年間で、内容については今後両者で話し合ってまとめていく。具体的な取り組みは来年からで、現状では出前授業や環境教育の拡充などを検討しているという。