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タイトルに偽りなし!? ろりえ『いけない先生』

2019.12.19 Vol.725

 ろりえは「早稲田大学演劇倶楽部」を母体に 2007年に結成された、脚本家、演出家、俳優である奥山雄太が主宰を務める演劇ユニット。「女の子に対する絶対的な憧れと、男の子であることへの開き直りを、様々な角度から描き出す。あと、たまに切ない。」をコンセプトに多くの先鋭的な作品を送り出してきた。
 今回は意外にも初となる学校を舞台とした作品。奥山自身が20代の頃、演劇の専門学校の講師を担当した経験から「先生」と呼ばれる若者たちの葛藤を、ろりえらしいシニカルな笑いの中で描く。

 中間テストが目前に迫ったある日、女生徒たちは試験問題を盗むため真夜中の職員室に忍び込むが、学内最強の女教師軍団がこれを迎え撃ち、計画は失敗に終わった。しかし主犯格の女生徒がやけっぱちで盗んだ書類の中にはセクシー映画のシナリオがあったのだった…。タイトルに偽りなし!?

 出演は前回公演『ミセスダイヤモンド』でも主役を務め、さまざまな劇団でも高い評価を得ている女優・岩井七世をはじめとしたろりえに欠かせない常連メンバーたちに、奥山の脚本による横山翔一監督の映画『新橋探偵物語』で主演を務めた長野こうへいと、同じく横山監督作品『はめられて Road to Love』に出演の斉藤結女がろりえに初出演する。

華やかな客演陣が揃った ろりえ『ミセスダイヤモンド』

2018.12.13 Vol.713

 ろりえは「早稲田大学演劇倶楽部」を母体に 2007年に結成された演劇ユニット。「女の子に対する絶対的な憧れと、男の子であることへの開き直りを、様々な角度から描き出す。あと、たまに切ない。」をコンセプトに作・演出の奥山雄太が描く作品はユニット名から受ける印象ほどやわらかいものではなく、むしろ先鋭的。なるほど「様々な角度」と思わせる。

 今回は「ビッグカメラ下北沢駅前店女子ソフトボールチーム“ベリービッグベアーズ”」という架空の社会人女子ソフトボールチームを舞台とした「汗と涙と青アザのアラサースポ根演劇」で夢を追う女たち、夢をあきらめる女たち、そしてそれを支える男たちを描くという。

 女子ソフトボール部が舞台とあって、ろりえの徳橋みのり、斎藤加奈子はもちろん、前回公演『桃テント』から引き続いての参加となる秋乃ゆに、岩田恵里、加藤夏子。モデルとしても活動する岩井七世、元「アイドリング!!!」の高橋胡桃など、華やかな客演陣が揃った。

 最近では個々が外部で活動することも多く、今回は1年ぶりの本公演。本公演は年に1回のペースのようなので、ここは見逃さないでおきたい公演。

年末年始もお芝居やってます『ろりえ』ろりえ

2014.12.20 Vol.633

 2007年に早稲田大学の演劇倶楽部から誕生した「ろりえ」。所属する俳優は4人の女優だけ。その劇団名、キャッチフレーズから、なにやらほんわかしたイメージが漂うが、舞台上はそんな一筋縄では収まらない。

 作・演出の奥山雄太が描く作品はセンチメンタルなエピソードを展開させ、その随所にシュールな笑いを交えていく。一瞬の健気さや切なさに浸りすぎると思わぬタイミングで毒が吹き出すので注意が必要。

 今回は“別れの物語”。再会を願ってエールを送るような作品なのだという。

 キャッチコピーの締めで「最後は笑って、さよなら」なんて言われて、こんなイメージビジュアルのチラシを作られたら、「解散!?」と思う人も多いだろうが、どうやらそういうわけではないらしい。ただ「ひょっとしたら…」という気持ちを持って見るのもいいかもしれない。

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