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節度は保って!話題の“18禁ハイジ”映画が「あなたが思う“マッド・ハイジ”」イラストを大募集

2023.05.17 Vol.web original

 ヨハンナ・シュピリの名作児童書『アルプスの少女ハイジ』を、まさかの大胆アレンジで再構築した話題のスイス映画『マッド・ハイジ』が映画公開に向け、イラスト投稿キャンペーンを開始する。

 愛する人々を独裁者に奪われたハイジが自由と復讐のため立ち上がる! 修正の余地なく、R18指定で公開が決定した話題作『マッド・ハイジ』が新たに場面写真を解禁。

 燃えさかる復讐の炎を背に、ハルバード(スイスゆかりの武器)を手に仲間とともに歩みゆく勇ましきハイジの姿をはじめ、チーズフォンデュで火傷をしそうになったことがあるなら直視できないほど恐ろしい“チーズフォンデュ拷問”のシーン、パンとチーズが懸命に“ハイジ感”をアピールする、眼帯おんじとハイジの食卓風景など、誰も見たことがない“ハイジ”の世界が伝わってくる写真が勢ぞろい。

 合わせて「あなたが思う“マッド・ハイジ”」イラスト投稿キャンペーンも開始。『マッド・ハイジ』公式Twitter(@madheidi_jp)ををフォローして「#18禁ハイジ描いてみた」を付けて、自作のイラストをTwitterに投稿すると、監督&プロデューサーの選考にて「監督賞」「プロデューサー賞」を選定。「監督賞」に選ばれると、Amazonギフト券3万円分に加え投稿されたイラストをTシャツにしてグッズとして販売。「プロデューサー賞」に選ばれると公式グッズをプレゼント。募集期間中(6月16日23時59分まで)は何度でも参加可能。

 ちなみに、20歳未満の人は保護者の同意を得たうえでの応募に限定。また、公序良俗に反する内容は抽選・応募対象外となるので、R18 作品の企画とはいえ節度をもって、楽しくもマッドなイラストを投稿しよう。

『マッド・ハイジ』は7月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマ・ロサほか全国公開。

スイス発“18禁”「アルプスの少女ハイジ」が日本上陸!日本の名作アニメにリスペクトも?

2023.04.19 Vol.web original

 異色のスイス映画『マッド・ハイジ』が7月14日に日本公開決定。最新情報が解禁された。

 世界中で愛され続けるヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』。日本でも1974年に高畑勲と宮崎駿によりTVアニメ化され、日本のみならず海外でも高く評価されている。そんな珠玉の名作が、同国出身チームによりB級エログロバイオレンスバージョンで映画化。配給会社は、R15になるよう修正を入れようと試みたが、過激なシーンだらけのため、修正を断念したとのこと。

 今回、映画の公開日とともにポスター映像が解禁されたが、ハイジの世界観が漂うのはスイスの山々が描かれた背景のみ。スイスの名産、チーズの画像もちりばめられているが、なぜか工場の爆炎に吹き飛ばされている。

 登場人物もインパクト満点。やけに戦闘的な“ハイジ”をはじめ、眼帯をして銃を構える“アルムおんじ”らしき老人、おそらく“ペーター”であろう、無駄に陽気な民族衣装の黒人男性、そして“クララ”ではないかと思われる、闇落ち感ただよう囚人服を着た女性、さらに一体誰なのか思い当たらない謎キャラたちまで、かなりのアレンジぶりがうかがえる。

 合わせて、その大胆すぎるアレンジが暴走しまくる予告映像も公開。大統領マイリは自身が経営するチーズ製造会社を儲けさせるために、自社製品以外のすべてのチーズを禁止。ハイジの恋人であるペーターは闇チーズディーラーであることがバレて処刑されてしまう。チーズが苦手な人間を根絶しようと世界征服をたくらむマイリを倒すべく、過酷な修行を重ねたハイジが立ち上がる…!

 もはやハイジ要素が行方不明となっている物語の一方、アニメ版のおなじみのシーンを再現するなど、日本へのリスペクトが随所に感じられるのも気になるところ。

 独裁者マイリ役には『スターシップ・トゥルーパーズ』の主人公ジョニー・リコ役で知られるキャスパー・ヴァン・ディーン。ハイジのおじいさん役を『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のデヴィッド・スコフィールドが演じるなど、実は豪華なキャスティングにも注目だ。

 映画『マッド・ハイジ』は7月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほかにて公開。

【予告編映像(吹替版)】

 

 

高畑勲監督の初の大規模回顧展『高畑勲展』

2019.07.05 Vol.720

「高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの」は、日本のアニメーションの草分けとしてさまざまな作品を世に送り出し、宮崎駿、鈴木敏夫とともにスタジオジブリを設立してからも世界が感動に震える作品の数々を送り出し、昨年82歳で惜しくもこの世を去った高畑勲さんの回顧展。高畑さんは絵を描かない監督として、初めての長編「太陽の王子 ホルスの大冒険」から、「アルプスの少女ハイジ」「赤毛のアン」「じゃりン子チエ」、「火垂るの墓」、そして「かぐや姫の物語」まで、作品ごとに表現方法を追求してきた。たくさんの歴史の残るアニーメーションをどのように作り上げたのか、演出というポイントに着目し、多数の未公開資料とともに紹介。クリエイターたちとの交流や、共同制作のプロセスを通じて、高畑さんの仕事の秘密が明らかになる。

 会期中には記念講演会も行われる。

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