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ガンプロが「GⅠ戸田プリムローズ開設68周年記念」でボートレース戸田とコラボ。試合実施の可能性も…

2024.04.04 Vol.Web Original

 3月いっぱいでCyberFightから独立して新体制となったガンバレ☆プロレスが4月3日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で記者会見を行った。ボートレース戸田の「GⅠ戸田プリムローズ開設68周年記念」(5月30日~6月4日)のイメージキャラクターにガンバレ☆プロレスが起用されたことを発表した。
 
 これは「いま、全力で応援させてくれ。」というキャッチコピーが表す通り、全力を尽くして6日間戦い抜く選手を、ガンプロの選手たちが全力で応援、鼓舞する様子を表現し、その熱量と声援を選手に届けることで、本競走をよりエキサイティングに、より熱く盛り上げていこうという思いが込められているという。この期間はガンプロの選手たちは応援イメージキャラクターとして、各種広告や装飾のほか、開催中に同場で行われるイベントに出演予定だ。
 
 大家健代表は「ガンバレ☆プロレスという名前自体が、プロレスを鼓舞する頑張れプロレスという意味で名付けた名前なんですけど。10年経ってこういう形になると思いませんでした。プロレス界、いやスポーツ界広しと言えども、応援に特化した団体なんてガンバレ☆プロレスだけじゃないですか!? でもね、常々私達はプロレスを鼓舞し続けてるんです。プロレスを鼓舞して、自分たちも鼓舞してる。ガンバレガンバレって応援してるんです。だから、この応援イメージキャラクターに選ばれたことは、もう完全に私が旗揚げ当時に描いていた10年後の正しい姿です。5月30日から6日間、ボートレースを全力で応援したいと思います。プロレスも楽しいけど、ボートレースも迫力があって楽しいです。だから、みんなプロレスを、ボートレースを見ましょう!」と熱く語った。
 
 なお、三島通義社長によると、プロレスの試合ができるよう、現在ボートレース戸田側と調整中とのことで、実現する可能性も十分あるとのことだ。

新体制のガンプロが船出の会見…大家健「いずれは道場を持ちたいし、常設会場を作りたい」と夢

2024.04.04 Vol.Web Original

 3月いっぱいでCyberFightから独立して新体制となったガンバレ☆プロレスが4月3日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で新たな船出に向け記者会見を行い、三島通義社長、大家健代表、今成夢人、勝村周一朗、石井慧介、中村宗達、HARUKAZE、まなせゆうな、YuuRIが登壇。スケジュールの都合で冨永真一郎、渡瀬瑞基、桜井鷲(休業中)は欠席した。
 
 新体制の社名は株式会社ガンプロエンターテインメントで、3月1日付で登記された。これまで相談役だった三島氏が代表取締役に就任。フロントと選手間のコミュニケーションを図るため、大家と勝村が取締役の任に就いた。資本金は300万円で、資金源は三島社長の前の前の勤務先であるニッポン放送を退社した時にもらった退職金の残りだといい、三島社長は「老後がかかっていますので、なんとしてもこの団体をいいものにしていきたい」と話した。
 
 第1弾興行は4月27日の東京・北沢タウンホール(18時)で、5月18日の東京・新木場1stRING(18時半)、6月2日の東京・高島平区民館(18時)、7月15日の高島平区民館(18時)、8月16日の新木場(夜=時間未定)、9月23日の神奈川・横浜ラジアントホール(夜=時間未定)、10月14日の高島平区民館(夜=時間未定)まで大会が決定済み。
 
 大家は「ガンバレ☆プロレスがよりガンバレ☆プロレスらしくあるためには、どうすればいいかとずっと考えておりました。その結果、独立するしかないと思い独立に至りました。私は40年以上生きてて、自分らしく生きてくことが人間にとって一番大事なことじゃないかと思うんです。人間としてもプロレスラーとしても、自分らしくできる場所に、このガンバレ☆プロレスをしたいと思っております。そしてやはり立ち上げしたときの目標であるプロレスをメジャースポーツにしたいと思います」と力を込めた。
 
 この日、登壇者、映像スタッフの一人二役で参加した今成夢人は「一からインディペンデントでみんなで再スタートするということで、映像スタッフもいない状態なので、自前で三脚2台、カメラ2台をセッティングさせていただいて、カメラとレスラーと同時にやらせていただいてるんですけど、それは懐かしい感じがしています。こういうことを僕も大家さんもスタートダッシュから、何かやりながら、でも一生懸命やる。これはもう1回やり直すとかじゃなく、みんなが強くなったうえでニューゲームを始めていくという感覚があります。インディペンデントに戻ってるかもしれないけど、みんなそれぞれの個性が必ず生きる舞台になると思ってます。皆さんが違う仕事をしていても、その仕事の結果なり活躍が必ずリングに反映されていく。そんな素敵な団体にしていきたいと思ってます」とコメント。
 
 スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級、SOG世界タッグの2冠王者の勝村は「2年前、大田区で初めてやった時、鈴木みのるさんとやらせてもらいました。その時に選手ミーティングで言ったんです。“大田区絶対成功させよう。俺はガンバレ☆プロレスが、もしも潰れたら、自分はそこでレスラーとして引退する”と。今も同じ気持ちです。もしもこのガンバレ☆プロレスがなくなることがあったら、それはレスラー勝村周一朗最後の時だと。なので、昨年12月27日の後楽園が終わった翌日、大家健が独立するって言ったときに、“やるよ、俺は”って言ったんです。その時の気持ちは忘れず、もっと大きなガンバレ☆プロレスをこのメンバーとともに作っていきたいと思います」と不退転の覚悟を示した。
 
 ガンジョのエース、まなせゆうなは「私が独立の話を聞いた時は欠場中で、どうなるんだろう?ってすごい心配だったんですけど。その話を聞いて、すぐに大家さんと勝村さんに連絡させてもらって。どういうことなのか分かんないからちゃんと教えてよ!って言って、話を聞きました。その時欠場中だったんで、自分に何ができるんだろう?ってすごい不安だったんですけど、その時に大家さんが“まなせがいたほうが明るいから、楽しくなるからガンプロにいなよ”って言ってくれたんです。私それまでプロレスラーとして、いろんな団体に所属させてもらったんですけど、ずっと自分がいなくても、その団体はいいというか進んでいくなって感じていたので、そのなかですごくもがいていたんです。でもやっぱりこのガンバレ☆プロレスに来て、“まなせがいたほうがいい”って言ってもらえたことがすごいうれしくて。周ちゃんも“ビックリした。辞めたいって言うのかと思ったよ”って。私いていいって思ってもらえたんだってことがすごくうれしくて。三島社長にも“ゆうなちゃんがいたほうが、立ち上げの時に元気になるから居てよ”って。そういうことを言葉にして言ってもらえたのが、すごいうれしくって。私もプロレスラーになって今年で10年目なんですけど、今までスターダム、アクトレスガールズ、東京女子と生きてきて、最後に出会えたのがガンバレ☆プロレスだと思っています。そのなかで、今までの10年間の学んできたことをすべて、特にYuuRIに私はこの新体制になってから伝えたいと思いますし、自分の中のガンバレを、世界共通語にしたいという思いはウソじゃなくって。私はガンバレ☆プロレスに出会って、人生も心もすごく豊かになったから、その気持ちをもっとたくさんの人に伝えられるような、ガンバレ☆プロレスの一員として頑張りたいと思います」と決意表明。

 旧体制で、月1回開催されていた「ガンバレ☆女子プロレス」の興行について、三島社長は現状では未定として、年内に1度は開催したい意向。現在、療養中でレギュラー参戦してきた春日萌花(フリー)の復帰のタイミングで実施できればとした。まなせは「まずはガンバレ☆プロレスというものをしっかりっていうものがあるんですけど、私のなかでガンジョっていうのは一つのブランドじゃないですけど、しっかりしていきたいなって思っていて。今回の新しいガンバレ☆プロレスになったことで、さらにみんなで一致団結してガンジョというものをやりたいなと私は勝手に思っています」とし「ただやるんじゃなくて、やるんだったらガンバレ☆プロレスがさらに発展するためにやらないといけないと思うので、気合入れて頑張りましょう」と意気込んだ。
 
 これまではDDTグループの道場を使用していたが、独立後は埼玉・蕨にあるアイスリボン道場で週1回、合同練習を行っており、他の団体の道場にも出稽古の形で、練習量の少なさをカバーしていく方針。大家は「いずれは道場を持ちたいですし、なんなら常設会場とか作りたい。今は夢でしかありませんけど、夢は大きくしたいほうがいいと思うので」と意欲を見せた。
 
 なお、CyberFightが運営する動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」では、4月以降もガンプロの試合が配信される。

ガンプロ独立前最後の大会で大家健が大奮闘の勝利。「親元を離れて自立して、プロレスを必ずメジャースポーツにします!」【ガンプロ】

2024.03.29 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが3月28日、東京・上野恩賜公園野外ステージで「今夜月の見える丘に2024」を開催した。今月いっぱいでCyberFightから独立する同団体にとって、同社傘下での最後の興行となり、代表の大家健が大奮闘で勝利を挙げた。

 メインイベントでは「ガンプロ名物サバイバル8人タッグマッチ」として、大家健&勝村周一朗&和田拓也&渡瀬瑞基が石井慧介&今成夢人&前口太尊&岩崎孝樹と対戦。2022年12月いっぱいで退団した岩崎は1年3カ月ぶりの参戦となった。

 試合形式は各チーム4人のメンバーから2人を選抜し、タッグマッチでスタート。敗者は失格となり、負けたチームは1人を補充してタッグマッチを続行。これを繰り返して、相手チーム3人を敗退させて、タッグマッチの継続を不可能にしたチームが勝利となる。通常のプロレスルールに加えオーバー・ザ・トップロープ(OTR)ルールが採用されたが、補充するメンバーがいなくなった段階でOTRルールが無効となる。

独立する大家健がケジメマッチで高木三四郎に勝利し卒業証書を授与される。「ガンバレ☆プロレスをどの団体より素晴らしい団体にします」【DDT】

2024.03.18 Vol.Web Original

 DDTプロレスが3月17日、東京・後楽園ホールで「Judgement2024〜旗揚げ27周年記念大会5時間スペシャル〜」を開催した。3月いっぱいでCyberFightから独立するガンバレ☆プロレスの代表・大家健が高木三四郎社長との一騎打ちを制し、高木から卒業証書が授与された。

 開始早々、高木はイスで連打し厳しい攻め。高木が投げ捨てひまわりボムを繰り出すと、大家はダウン。大家がなんとか立ち上がると、張り合いからヘッドバット、垂直落下式ブレーンバスター、スタナー。再び張り合いからヘッドバット、ラリアット、炎のスピアーを繰り出して3カウントを奪取した。

 大家は「高木さん、俺の人生変えたのはあんただよ。いいこと一つもねぇんだよ。でもな、あんたのおかげでガンバレ☆プロレスができたし、こんな素晴らしい仲間ができました。むちゃくちゃ感謝しています。これからはあなたに頼らずに、ガンバレ☆プロレスをどの団体、どのスポーツよりも素晴らしい団体に絶対にします」と感極まり涙で絶叫。

勝村周一朗が和田拓也とのパートナー対決を制し、SOG世界無差別級王座V2。翔太&高尾蒼馬がSOG世界タッグ王座に挑戦へ【ガンプロ】

2024.02.24 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが2月23日、神奈川・横浜ラジアントホールで「GanPro 2024 Desire」を開催し、超満員札止め(329人=主催者発表)の観衆を動員した。メインイベントではスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王者の勝村周一朗が和田拓也とのパートナー対決を制し、V2に成功。試合後にはロマンス・ドーン(翔太&高尾蒼馬)が勝村と和田が保持するSOG世界タッグ王座に挑戦を表明し、3月20日、東京・高島平区民館大会での王座戦が決定的になった。
 
 勝村と和田はアマチュア時代からの練習仲間。勝村は元修斗世界フェザー級王者、和田は元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストで、総合格闘技の王者同士がプロレスのタイトルをかけてプロレスルールで対戦するという稀有な一戦となった。過去のシングル戦では2017年3月にハードヒットで相まみえて引き分け。昨年5月には勝村が勝利しており、戦績は勝村の1勝1分け。

ガンプロ勝村周一朗が2・23横浜での和田拓也とのSOG世界無差別級王座戦に高揚感「以前の自分と戦うような気がして、そこのワクワクがある」

2024.02.19 Vol.Web Original

“リアルタイガーマスク”勝村周一朗(ガンバレ☆プロレス)が地元・横浜での凱旋大会(2月23日、神奈川・横浜ラジアントホール)での王座戦に燃えている。現在スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級、SOG世界タッグ(パートナーは和田拓也)と2冠を保持する勝村。1月6日、大阪・豊中の176BOXでのタッグ王座戦(挑戦者はHARASHIMA&大家健)で防衛を果たした後、パートナーの和田がシングル王座に挑戦を表明し、勝村も受諾。横浜大会でのパートナー対決による王座戦が決まった。そこで決戦を目前に控えた勝村に和田戦のこと、3月いっぱいでCyberFightから独立するガンプロの今後のことを聞いた。

ガンプロ大家健が3・17後楽園での高木三四郎との一騎打ちを要求。「家を出る前に親を倒したい」【DDT】

2024.02.08 Vol.Web Original

 DDTプロレスが2月7日、東京・新宿FACEで「Into The Fight 2024 TOUR in SHINJUKU」を開催した。ガンバレ☆プロレス代表の大家健が3月17日、後楽園ホールでの「旗揚げ27周年記念興行」で高木三四郎と一騎打ちを行うことが緊急決定した。

 この日の第2試合終了後のインフォメーションコーナーの際、大家が現れリングイン。大家は「我々ガンバレ☆プロレスは3月いっぱいで、サイバーファイトを離れ、4月から独立します。独立の前にどうしても戦いたい相手がいます。3月17日、DDT27周年記念興行で、俺が戦いたい相手は高木三四郎! どうしても高木三四郎と戦いたい。俺は22年、高木三四郎の下でしかプロレスをやったことがありません。高木三四郎は親のような存在です。家を出る前に親を倒したい。3月17日、高木三四郎とシングルマッチ組んでくれよ!」と絶叫。

 高木も登場し「自分も発表させていただきましたが、7月の両国大会で休養させていただきます。大家、お前とやるのはたぶん最後だよ。お前が一国一城の主になるんだったら、俺はお前に伝えなきゃいけないことがあるし、生半可な気持ちだったら、潰さなきゃいけないと思ってる。3月17日、シングルマッチやりますんで組んでください」と応じ、対戦が決まった。

 バックステージで大家は「俺も本当に一生、プロレスを始めてから終わるまで、高木三四郎の下でプロレス人生まっとうすると思ってました。でも、そうじゃねぇだろうって。俺にも団体やってるから、子どもみたいな存在のレスラーがいっぱいできました。独り立ちして46歳、遅いかもしれない。俺はこんなにキャリアあって、こんな年だけど、家を出る前に親を超えたいんだよ。高木三四郎を超えて、独立したい。高木三四郎を倒して、ガンバレ☆プロレスを大きくして、DDTも高木三四郎も超えたい。伝えることも、向こうが伝えてくることもいっぱいあると思います。それを全部伝えて、全部受け止めて、俺が絶対勝ちます」と涙ながらに訴えた。

 高木は「大家健が独立すると聞いて、あいつなりの覚悟とかいろんな葛藤もあったんだろうなと思って。それをプレイヤーとして、受け止められないまま終わるのもアレだなと思ってたところではあったので。対戦要求はうれしい気持ちもある。逆に言うと、どれだけ団体を率いてやっていくのが厳しいのかということを伝えなきゃいけない。生半可な気持ちだったら俺は潰すつもりでいるから。団体やるのは、会社やっていくのは大変なんだよ。あいつは本気なんだったら、立ち向かってこいよ。やることも運命だし、ケジメかなと思ってるので」と話した。

ガンバレ☆プロレスが3月いっぱいでCyberFightから独立。大家健代表「やるからにはDDTを必ず超えます。それが高木三四郎に対しての恩返し」

2024.02.01 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが1月31日、東京・千代田区の神田明神文化交流館で記者会見を行い、3月いっぱいでCyberFight傘下から独立することを発表した。3月28日の東京・上野恩賜公園野外ステージ大会が同社傘下での最後の興行となる。3月初旬には三島通義相談役が社長に就任した新会社の設立を準備中で、4月から新たな体制で活動していく。

 同団体は2013年4月17日、大家健(代表)が一人で旗揚げ。その後、DDT映像班だった今成夢人を始め、徐々に所属選手も増えていき、2022年7月には東京・大田区総合体育館にも初進出。DDTとは一線を画し、独自の価値観で活動を展開してきた。

 新体制には大家(代表)、勝村周一朗、今成(2月1日付で飯伏プロレス研究所との2団体所属に)、石井慧介、渡瀬瑞基、中村宗達、HARUKAZE、まなせゆうな、YuuRI、桜井鷲(休業中)の10選手が残留。レギュラー参戦してきた冨永真一郎(CWP)は2月1日付で入団し、2団体所属に。翔太、長谷川美子、リアラの3選手は3月いっぱいで退団しフリーに転向する。レギュラー参戦中の和田拓也、前口太尊、春日萌花(療養中)、バニー及川は今後も最大限協力するとの意向を示しているという。

 独立後、4月27日の東京・北沢タウンホールで初興行。5月18日の東京・新木場1stRING、6月2日の東京・高島平区民館、7月15日の高島平区民館大会が決定済みだ。

ガンプロの“イッテンヨン”で勝村周一朗がSOG世界無差別級を盤石の初V。敗れた大家健は1・6豊中でのタッグ王座戦でリベンジを宣言【ガンプロ】

2024.01.05 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが1月4日、東京・板橋グリーンホールで「2024年ガンバレ☆闘い始め」を開催した。昨年12月27日の後楽園ホールでスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座を戴冠した勝村周一朗が大家健の挑戦を退け初防衛に成功。敗れた大家は6日、大阪・豊中市176BOXで行われるSOG世界タッグ王座戦でのリベンジを期した。

 暮れの悲願のベルト奪取から、わずか8日。勝村の防衛ロードが始まった。序盤腕の取り合いから、勝村がヘッドシザース、ドロップキックを放てば、大家はショルダータックル。左足に的を絞った勝村はドラゴンスクリュー、アキレス腱固めで攻めていく。大家もDDT、ミサイルキック、逆エビ固めで反撃。勝村は裏アキレス腱固め、ヒザ十字と関節地獄へ。大家もエプロンでのDDT、場外めがけたジャンピング・ショルダー。さらにカミカゼ、ダイビング・ショルダーと猛攻も、勝村が飛びつき腕十字で逆襲。大家がハリケーンドライバー、スピアー、新・炎のスピアーを狙うも、勝村は冷静にフロントハイで迎撃し、ヒザを叩き込む。勝村がフィッシャーマンバスターを繰り出せば、大家はブレーンバスターで返す。だが、勝村はニンジャチョークで絞め上げると、必殺のトリプルスリー3ロックで捕獲し、大家からギブアップを奪った。

再デビューから“苦節”1年4カ月の長谷川美子が遠藤有栖を破り、悲願の自力初勝利【ガンプロ】

2023.12.28 Vol.Web Original

「いつかベルトに挑戦したいと言えるようにしていきたい」

 ガンバレ☆プロレスが12月27日、東京・後楽園ホールで年内最終戦「BAD COMMUNICATION 2023」を開催した。第3試合では、長谷川美子がシングルマッチで遠藤有栖(東京女子プロレス)を破り、悲願の自力初勝利を挙げた。

 長谷川は2019年11月6日、アクトレスガールズでデビュー。その後、2021年1月より、首の故障のため長期欠場し、その間に所属団体が活動を休止。2022年7月にガンプロに入団し、同年8月に再デビューを果たしたが、なかなか自身の力で白星をつかみ取ることができなかった。遠藤とは10月9日、東京女子の東京たま未来メッセ大会での6人タッグ戦で対戦し敗北。リベンジを期した長谷川の強い希望が通り、遠藤との一騎打ちが組まれた。

 初勝利に執念を燃やす長谷川はドロップキック、エルボー、低空ボディーアタックで猛攻。遠藤はキャメルクラッチで絞り上げるも、長谷川はエスケープ。その後も休みなく、マフラーホールド、ダイビング・ボディーアタックで攻め立てた長谷川は初公開のダイビング・ダブルニーアタックを繰り出して悲願の白星。長谷川はデビューから4年2カ月、再デビューから1年4カ月を要しながらも、あきらめずに頑張って初勝利を手にした。

高尾&翔太が元王者の石井&入江を退け、KO-Dタッグ王座V3「次はDDTからか? 誰でも相手になってやる」【ガンプロ】

2023.12.28 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが12月27日、東京・後楽園ホールで年内最終戦「BAD COMMUNICATION 2023」を開催した。KO-Dタッグ王者組のロマンス・ドーン(高尾蒼馬&翔太)が、元王者組の石井慧介&入江茂弘を退け3度目の防衛に成功した。

 ロマンス・ドーンは連係技で攻めていくも、入江のパワーで跳ね返される。一進一退の攻防が続くなか、石井が雪崩式両腕極め式ドライバーを決めるも翔太は耐える。石井はニールキック、ミドルキック連打。ダブルアーム式DDTから、さらに2発目を狙うも、切り返した翔太が雁之助クラッチで丸め込んで3カウントを奪取。難敵を返り討ちにして、王者組としての年越しが決まった。

 高尾は「石井・入江は若いときからタッグのベルト巻いて、その2人にこのチームで勝つことがすごい意味があるんじゃないですか」、翔太は「昨日の記者会見で、追いついたから次は追い越すという言葉を使いましたが、追い越したとは思ってません。4人がまだまだライバルで、キャリア15年、16年くらいの選手たちがインディー界、プロレス界で台風の目に、中心に躍り出たい。次、誰が獲りに来るんだ? 次はDDTからか? いつでもウエルカムだ。誰でも相手になってやる」と胸を張った。

 ベルト獲りならなかった入江は「石井慧介とタッグ組めるのは、あとどれくらいできるか分からへんけど、石井と過ごした時間はかけがえのないものやから。入江茂弘、石井慧介、もう1回だけでいいから、この2人で輝きたい」、石井は「入江君がそう言ってくれるなら、自分だってもちろん。タッグでも、個人でも輝きたい。またこの2人でチャンスが来ると信じてやる」とコメントした。

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