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【2019年振り返り 9月編】ラグビーW杯で日本代表が大躍進。過去最強クラスの台風が首都圏を直撃。環境活動家グレタさんが国連で演説

2019.12.27 Vol.Web Original

 9月は20日にラグビーワールドカップ(W杯)が開幕。日本代表は開幕戦でロシアに30-10で快勝し勢いに乗ると、28日には優勝候補のアイルランドに19-12で勝利の大金星。日本は2015年大会で南アフリカに勝ったのに続き、2大会連続での優勝候補を相手の番狂わせ。ヨーロッパの6カ国が参加する国際ラグビー大会「シックス・ネイションズ」のチームにW杯で勝つのは初めてだった。

 これで勢いづいた日本は10月にはサモア、スコットランドにも勝って4連勝でグループステージをトップで通過。初のベスト8入りを果たすこととなる。

 8~9日にかけては過去最強クラスの台風が首都圏を直撃。成田空港が陸の孤島と化した。千葉県は大規模停電や断水など特に甚大な被害を受けた。この時、千葉県は災害対策本部を9日当日ではなく10日なってから設置。初動の遅れが指摘されていたのだが、後に森田健作千葉県知事が策本部設置直後に県庁を離れ、芝山町の別荘に立ち寄った上で、公用車から私用車に乗り換え、富里市内などへ私的な視察を行ったことが判明。森田知事は「別荘ではなく自宅」と釈明したが「危機感が足りない」「私的な視察とは?」などと批判が高まった。

 23日にはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が国連本部で開かれた「気候変動サミット」に出席し「あなたたちを注視している。私たちを失望させる選択をすれば決して許さない」などと各国指導者に温暖化対策の即時実行を求めた。そのスピーチは時に「よくもそんなことを!」といった表現が入るなど、かなり強めのもの。このスピーチにロシアのプーチン大統領や米国のトランプ大統領から激しい反論が寄せられるなど波紋を呼んだ。

 グレタさんは12月11日には米誌タイム毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれた。16歳での選出は同誌が1972年に「今年の人」を選出して以来、最年少になるという。

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