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カップルで薪サウナを貸し切り!『サウナランド浅草』で体感するディープリラックス【サ活はデートになる】

2023.07.13 Vol.Web Original

 サウナブームとともに、都内にも数が増えた「プライベートサウナ」。予約制の施設がほとんどで、自身で温度設定ができたり、サ室やととのい椅子に待ちがないことなどメリットはあるのだけれど、昔からの銭湯サウナ好きからすると「意識高い」「若者感があって恥ずかしい」など、行きづらい理由もあるという。

 かくいう筆者も、低コストで通える銭湯サウナ派だった。プライベートサウナは時間単価も高いので、気軽に試しづらいことも理由の一つだった。だから、初めてのプライベートサウナはしっかりとレビューを読み込み「外さないサウナ」を選び抜いた。


都心で薪サウナが楽しみたい!

 もとより、プライベートサウナはデートにはぴったりな場所。しかし、水着の着用に抵抗があったり、クールルームより水風呂派だったりと、サウナ体験にこだわりが多いからこそ、手が出しづらい場所でもあった。

 しかし、プライベートサウナは都内にもすでにかなりの数があるので、いざ探し始めるとお互いにサウナへのこだわりが出し合えて楽しい。「サ室の評価がいい」「水風呂だけでなく温浴もできる」「ととのいスペースに外気が入る」を条件に探し、ついにたどり着いたのが……台東区・浅草の人気プライベートサウナ『SAUNALAND ASAKUSA』。

 サウナランド浅草の一番の魅力と言えば、都内では珍しい薪サウナを味わえるところ。それに、プライベートサウナで水風呂と温浴がどちらもできる場所も、かなりレアだった。施設は、薪サウナとラウンジルームが貸し切れる1〜2階と、ホテルになっておりそれぞれの部屋にプライベートサウナがついている3〜4階に分かれている。

 薪サウナは、貸し切りだと2時間で2万2000円から利用可能。6名まで利用できるので大人数で誘い合わせたほうが一人あたりの単価は安くなる。男女別でオーケーなら、各月数日はパブリックDAYが設定されており、1人3480円で利用することもできる。

 カップル2人だと、1人1万円超えの贅沢デートになってしまうのだが、ダブルデートにしたり、両親を誘い合わせたりと工夫すれば、貸し切りでも最低1人3666円で済む。

白濱亜嵐がサバンナ高橋と“サウナトーク”。「こんなに自分のことを話す機会なかった」

2023.05.13 Vol.Web original

 TOKYO MXで放送中の『サバンナ高橋の、サウナの神さま』では、5月13日(土)放送回のゲストにGENERATIONS from EXILE TRIBEのリーダー・白濱亜嵐を迎える。

 同番組はサウナ好きで知られるサバンナ・高橋茂雄が、各界のトップランナーをサウナに迎え、心身ともに“ととのった”ところで、人生の“ととのった”瞬間=「人生のターニングポイント」を聞くサウナトーク番組。今回は白濱の“ととのった”瞬間に迫る。

サバンナ高橋を上回るサウナ通?白濱の意外な一面が明らかに

「めちゃくちゃサウナ好き」という白濱。ちょうど収録前日がライブ本番で、いつもならライブ後にサウナというのがルーティンにもかかわらず、この収録でのサウナを満喫するため、我慢して臨んだとか。さらに、自分のタイミングでサウナから出るのがこの番組の流儀だが、この日先にサウナから出てきたのは高橋。「番組MCとしてこれでいいのかと思うけど、心肺機能が違う」と高橋が感嘆するほど、心ゆくまでサウナを満喫した白濱。水風呂でも、手触りの違いを語るなど、その通っぷりを発揮した。

 サウナで身も心も整った後は、白濱の人生で“ととのった”瞬間に迫るトークを展開。中学生の時に初めて観に行ったライブがEXILEだったという白濱は、その時から「将来の夢はEXILE」と決意し、ダンススクールに通い始めた。進路希望先に「EXILE」と書いて先生に怒られたこともあったが、白濱の背中をいつも押ししてくれた家族の応援もあり、2014年に念願叶ってEXILEのメンバー入り。夢を叶えた瞬間を振り返った。

テルマー湯西麻布店と六本木の街で、アーバンデートに酔いしれて【サ活はデートになる】

2023.04.26 Vol.Web Original


 サ活ブームの定番化と人気上昇とともに、新規オープンサウナに対する期待値の高まりを感じる今日このごろ。4月12日のオープンしたばかりの『テルマー湯西麻布店』も、予定地に立つ看板がSNSで話題になったりと、以前よりサウナーたちに注目されていた施設の一つ。

 開店当日は、なんと営業時間前から100人の行列ができたらしいけれど、テルマー湯は一度入ってしまえば時間制限なくスパ施設を楽しめるので、男女での利用にはもっぱら使いやすい。まさに「サ活デート」にはぴったりな施設。

 

狙い目は入館料の安い平日

 地下鉄六本木駅から徒歩6分ほど歩くと、アーバンな佇まいのテルマー湯西麻布店にたどり着く。初日こそ混雑があったけれど、筆者の訪れた4月13日時点では、昼帯の混雑は落ち着いていてスムーズに入館できた。

 料金は男性が3500円、女性が3200円。タオルや館内着、岩盤浴の利用料まで含まれているので、1日中ダラダラしてやるぞ〜という心意気で臨む。土日や祝前日は料金が変わるので、やっぱり狙い目は平日。

 岩盤浴のついているサウナ施設は、入る順番も悩みどころ。しかし、デート利用ならやっぱり男女で入れる岩盤浴から入りたい。中温の岩盤浴は初心者でも楽しみやすく、また女性でもサウナより入りやすいと考える人が多い。

 もしもパートナーがまだサウナに慣れていない人なら、岩盤浴エリアにある男女も一緒に入れるロウリュヒーリングルームもおすすめ。30分に1回サウンドロウリュが行われるが、室温も高すぎずだらだらと入っていられる。クールルームも備え付けられているので、岩盤浴エリアでも一通りサウナらしい体験ができる。ここでサウナの楽しみ方を伝えてから、それぞれが浴場に向かうわけです。


女湯脱衣所・ドレッサー

入館料に見合う満足アメニティで女子ウケ◎

 さて、ここからが本題の浴場体験。女湯ののれんをくぐってみると、脱衣所はもちろん美しく、女優ミラーのドレッサーで帰りの身支度もバッチリこなせそう。ドライヤーだけでなく、コテやアイロンも女性人気の高い「ReFa」のものが採用されている。これならサウナ後に夜の港区を楽しむにも事足りそう。スキンケア類やメイクポーチを持っていくのは仕方ないとして、コテ類を持ち歩くのはかなり大荷物になるので、ハイスペックな美容機器があるのは本当に助かる。

 シャワースペースにも「ReFa」のシャワーヘッドが。モードがいくつか変えられるタイプのシャワーヘッドなのだけど、個人的なサウナ初心者におすすめの使い方も。かなり細かいミストを選ぶことができるので、サウナ後の水風呂にまだ慣れないという人は、ミストシャワーで身体の表面を冷やしてみるのもいい。肌なじみがいいので、水風呂よりかなりマイルドに身体を冷やすことができる。

 ちなみにシャンプー類は「POLA」シリーズのアメニティが用意されていたので、こだわりのない人はてぶらでもOKそう。身体を洗ったら、早速サウナに向かう。

 

メディテーション音楽とロウリュでアーバンに溺れて

テルマー湯の女湯には、サウナ室が2種類ある。85度前後の中高温サウナと、50度台の中温ミストサウナだ。


女湯:中高温ドライサウナ

中高温サウナはセルフロウリュ付きで、収容人数は14人。都内のサウナ施設としては十分な広さだ。場所柄もあるのか、サウナ室のマナーもよく、静かにメディテーションしている女性が多い。声を掛け合いながら、それなりの頻度でロウリュを楽しむ。自分の手で焼石にアロマをかける時のあの音……思い出すだけで、身体が和らいでしまう。


女湯・水風呂

 サウナの収容人数と比べると、水風呂はちょっと狭めで4人ほどの収容人数。しかし、かなり強めの水流を感じるバイブラ設定で1分も経たずに上がりたくなる。


男湯・広めの中高温サウナ

 

ちなみに、男湯はサウナ室が3室あり、100度近くの高温サウナも用意されているそう。収容人数も女性の倍以上で、回転は良さそうだ。水風呂も立って入れる水深のものが用意されているとのことで、私のパートナーも楽しみにしていた。


男湯:水深深めの水風呂

 都内でも少しづつ水深のある水風呂が増えてきたが、やっぱりまだレア。ちょっとうらやましいけれど、女湯だって十分ととのえる。

 ととのい椅子も数がしっかり用意されていて、女湯は順番待ちもなかった。バイブラ水風呂で下がった体温で、マイルドなととのいがやってくる。テルマー湯は浴室の雰囲気も古代風でアーバンな空気感があり、客層的にも浴室内が比較的静か。女湯の中高温サウナ、男湯は高温サウナの方でメディテーション音楽がかかっていて、気がつくと非日常な空間に飲み込まれている。

男湯・ととのい椅子

 

 ととのい方には個人の好みがいろいろあるが、私は浴場内にととのい椅子があるタイプも嫌いじゃない。遠くで聞こえる誰かのシャワーの音や浴槽に入る水の音が、だんだん遠のいていく。日常の中から、自分だけが隔離されていっているようなあの感じは、静かな外気室でととのう時とはまた別の心地よさがある。

 外気浴は用意されていないが、男湯には空調のあるクールルームも用意されている。全体的に男性に楽しみやすいように用意されているけれど、こればかりはサウナ人口の偏りを考えると致し方ない。現に、パートナーはかなり満足げ。

「中高温サウナはめっちゃ広かったから、少なくとも待ちが出ないのがいいね。テレビが設置されてたから好き嫌いがあるかもしれないけど、高温サウナは静かだからね。でも、そっちに入りたい人が多そうだったから、高温サウナを楽しむなら空いている時間を狙うべきかも。水風呂はまあまあ入りやすかったし、クールルームもあるから椅子から人があふれるってほどじゃなかったし」

……とのこと。私たちはこのように、毎回初めて訪れたサウナの感想を交換し合うのだけれど、これがサ活デートの一つの醍醐味だ。テルマー湯西麻布は都会のど真ん中に位置していながら、収容人数が多めなのがひとつのメリット。サウナ設定はある意味一般的なので、サウナフリークでなくても楽しみやすいし、男湯は高温サウナを狙えばディープなととのい体験もできるので、楽しみ方が幅広い。

いつもは行かない街で、いつもと違うデートを

 サウナ上がりの意見交換は、3階にあるラウンジスペースで楽しむのもいい。こちらもかなり広いので、席が空かないということはなかなかなさそう。奥にはコンセントが差せるワークスペースもあるので、リモートワークできる平日に、手軽なワーケーションを目的に訪れるのもよさそう。

 フロント横にあるレストランでは、アジア系の多国籍料理が楽しめる。サ飯としてはレアなので、一度楽しんでみるのもいい。しかし、六本木〜麻布付近は意外とコスパのいい多国籍料理も多いので、悩ましい。

 タイ料理は『ジャスミンタイ六本木店』や『バンコク』など評価の高い店舗が多いし、麻布方面に向かうと中華料理やイタリアンの名店も多い。ランチ相場が高いイメージもあるけれど、多国籍系の料理は1000円前後でランチが食べられる店も意外と多い。1日中テルマー湯にこもるなら、館内のレストランを利用するもよし。でも、街に繰り出して港区の空気を感じるのもいい。

 私は六本木ヒルズで常時買い物ができるほどお金を稼いではいないけれど、六本木の街はウインドウショッピングをするだけでも非日常感があってもいい。高級感のある町並みに似合う買い物スポットには、普段よく行くモールでは見かけないアートなアイテムも。

 六本木付近は近寄りがたさを感じられやすい街だけれど、たまに行く分には新鮮で楽しい。美術館も多いので、昼のうちにアートを楽しんでから、サウナで瞑想を深めるのもおすすめ。いつもと違うデートは、いつもと違う街でこそできるってこと。

 

(取材と文・ミクニシオリ)

巣鴨湯が「行列銭湯」に生まれ変わった理由【サ活はデートになる】

2023.03.15 Vol.Web Original


 ここ数年、リニューアルを機にサウナ施設もグレードアップする街銭湯の数も増えた。サウナ好きとしてはとてもありがたいことであるし、今まで行ったことのなかった街や銭湯を訪れるきっかけにもなった。

 豊島区「巣鴨湯」も、リニューアルを機に大きな話題を呼んだ銭湯の一つだ。2022年10月にリニューアルオープンしたばかりだが、都内サウナファンからは名前を聞く機会も増え、人によっては「現都内ナンバーワン」と謳うサウナ―にも会ったことがあった。とにかく人気だという話も聞くが、一度訪れてみれば、その理由が分かる。

 

人気銭湯、並ばずに入るコツ

 豊島区「巣鴨湯」は2022年10月にリニューアルオープンしたばかりだが、またたく間に都内サウナファンからは名前を聞く機会も多い人気サウナとなった。ここ最近、リニューアルする銭湯はサウナの改装にも力を入れることが多く、サ活ブームの恩恵も感じる今日この頃。

 最寄り駅は都電荒川線・庚申塚駅。なかなか機会がないと乗る機会のない路線ではあるが、JR山手線・大塚駅からも歩くことができる。

 巣鴨湯は話題が話題を呼び、今や平日でも行列ができることもあるという。この日も、開店3時に店舗へ向かうと、すでに近所に住んでいるであろう人々が列をなしていた。平日であれば、開店から「入れない」ということはあまりないようだが、特に土日はサウナ列で最大2時間ほど並ぶこともあるという。女湯は比較的待ちが少ないが、やっぱりデートで来るなら、なるべく一緒のタイミングで入りたい。

 しかし、そこで諦めてはいけない。巣鴨湯には受付後、WEBで順番確認ができるサービスがある。受付後は外出OKなので、時間のある日なら受付後、外を散策すれば2時間くらいあっという間だ。時間のない平日よりも、混んでいても外で遊べる土日の方が、デートには向いているかもしれない。

 大塚は開発が進みつつあるエリアで、一昔前とは駅前の様相も変わった。しかし巣鴨エリアは昔ながらの商店街がいくつも残っており、どこか安心感のある町並みが広がる。JR山手線・巣鴨駅からは少々距離があるが、商店街は常に賑わっており、近くには平癒のご利益がある「とげ抜き地蔵尊」も。喫茶店等飲食店も多く、ランチやお茶には事欠かない。

 

「オールマイティ」な浴場に「上級」のサウナ

なぜ、巣鴨湯はここまでの人気を呼んだのか。その理由は、実際に銭湯内を覗いて見れば分かる。

 巣鴨湯は銭湯サウナなので、サウナを利用しても入浴料は950円だ。1000円以下とは思えないほどの施設ホスピタリティが、巣鴨湯が人気を呼ぶ理由の一つだ。

 リニューアルを担当したオーナーさんは、巣鴨湯を「他とちょっと違う銭湯にしたかった」という。その気持ちが、巣鴨湯を訪れる人にとっての「心地よさ」や「気持ちよさ」につながっている。

 まず、脱衣所から銭湯内までが畳でつながっているのがお分かりだろうか。防水性で丸洗いできる畳が採用されていて、服を脱いで洗い場に入る時も、足に刺すような冷ややかさがなく心地がいい。

 風呂の種類は寝湯、ジェット湯、電気湯、微細な気泡が気持ちいいシルク湯、内露天、ぬる湯の美泡湯、水風呂の7種類。銭湯としては一般的なサイズながら、洗い場も余裕があり、それでいて風呂の数も多く入りやすい。

 銭湯ではシャンプーなどのアメニティ類を置かない施設もあるが、巣鴨湯では男湯・女湯ともに完備。私はどの銭湯にもシャンプー類を持参することが多いが、パートナーは「あればあるものを使えるから助かる」と喜んでいた。男性はヘアケアにこだわりのない人も多いので、持っていく荷物が少ない方がうれしいようだ。

 女性である筆者から見て、女性も男性もサウナサイズ・水風呂サイズがほぼ一緒だったこともうれしかった。サウナに特化している銭湯は、男性サウナの方がサウナ施設が充実していることも少なくない。「男女関係なく心地良さを感じてほしい」という巣鴨湯の心意気を感じる。

 筆者が訪れた際の設定温度は88度。湿度も高く清潔で、椅子の幅も広いのでリラックスできる。それに、なんと言っても15分に1回という高頻度のロウリュが効く。シャンパンタワーのような銅製の桶をアロマ水がつたう「おけしゃんロウリュ」は、ロウリュ時間が長いのも特徴。

 ジュウ……とストーンにロウリュが落ちる音を聞いていると、なんとも言えないリラックス効果を感じる。20分ごとにロウリュがあると、ロウリュ時間を気にせずとも2回に1回はロウリュ時間にサウナに入ることができた。ちなみに男湯は95度超え設定で少々熱めだが、下段なら6度以上の温度差があるという。

 外で待機列が管理されているため、銭湯内ではサウナや水風呂を待つ列ができないのもいい。ディズニーランド並の待機時間に面食らう人もいるかもしれないが、入ってしまえば快適に過ごせるのが、巣鴨湯のありがたいところでもある。

 水風呂含めて全ての風呂が軟水で、15度前後の水風呂も入りやすい。少々深めの水位で、女性なら足を少し曲げるだけで肩まで浸かる。

埋まらないととのい椅子、包まれる心と体

 内露天の向こう側には、都内ではかなり広めの内気浴スペースが。女湯はオーナー採用のアロマの香りで満ちていて、仄暗い室内に焚き火のようなランタンライトが揺れている。深座りのチェアが5台に、インフィニティチェアが2台。外から聞こえてくる雑音すら心地よく感じる、不思議な空間だ。

 湿度高めのサウナ、軟水で浸かりやすい水風呂の後に入る、都会の喧騒から隔離されたかのような外気浴スペース……筆者も思わず「ととのいの国」に旅立った。サウナハットで視界を遮ると、ウッディなアロマの香りだけが感覚に残る。いつまでも、ここにいたくなってしまう。

 ちなみに男湯の外気浴スペースは、昼はしっかり自然光が差し込んで開放的だ。しかし、こちらも夜になればランタンライトの1/fゆらぎに包まれる。足元が畳で、ととのい終わる時も足元が心地よさそうだ。

 いつもは「3セット入ればいいか」のサウナも、巣鴨湯だと4セット、5セットと入りたくなってしまう。入れば入るほどいいわけではないのは分かっているけれど、銭湯内の人数が調整されているのでとにかく居心地がいい。広めのシルク湯にはリラックス効果があるし、ちょっと熱くなったらぬる湯の美泡湯に逃げ込む……を繰り返していると、あっという間に時間が経ってしまう。

 

充実のアメニティで女性に優しい「気遣い銭湯」

 2時間制というマナーもあるので、惜しみながら外に出ると、脱衣所にはボディドライヤーも設置されている。銭湯ではあまり見かけないが、タオルの節約になるのがありがたいのと、足元まで乾くので、脱衣所が汚れない。

 ドライヤーがしっかりこだわられているのも、女性にはうれしいところ。女湯には髪に優しい「リファ」のドライヤー、男湯の方も「スカルプD」のケアドライヤーが設置されていた。ボディドライヤーのおかげか、いつもは3分設定のドライヤーでは2回分かかる髪の毛も1回でそこそこ乾いてしまった。

 番頭に下駄箱の鍵を受け取りに行くと、巣鴨のご当地キャラクター「すがもん」がお出迎えしてくれる。スキンケア類も「POLA」のラインナップが用意されているのもかなり嬉しいポイントだし、サウナハットも使い捨てタイプのものが150円で売っていた。銭湯では数少ない、女性でのてぶらOKサウナを発見してしまったのだった。

 

巣鴨で自分だけの「サ飯」を見つける

 サウナ上がりは巣鴨湯定番のサ飯食堂「ときわ食堂」がおすすめだ。地元でも人気があり賑わっているが、昔ながらの定食屋でボリュームたっぷりのフライ定食や健康的な魚定食をいただける。もちろん、昼からビールを飲むこともできちゃう。

 待機列がある時は、先に食欲を満たしてしまうのもいい。サウナで整うには空腹がいいという話もよく聞くが、筆者は「満腹じゃなきゃいいだろう」くらいの気持ちで臨んでいる。巣鴨には「ときわ食堂」以外にも、商店街にたくさんの飲食店が立ち並ぶ。たこ焼き屋に喫茶店、ラーメン屋……自分だけのサ飯を見つけてみよう。

 定食を食べながらサウナの感想を語り合っても、さすがは山手の中心付近、都内ならどこでも帰りやすい。帰りはゆっくり、荒川線で地元の空気感を感じてみるのもいい。

 どこかスロウリーな時間の流れる巣鴨は、居心地がいい。何度でも来たくなる、どこか懐かしい街。巣鴨湯が、巣鴨にあってよかった。

 

(取材と文・ミクニシオリ)

渋谷のド真ん中、オアシス現る! 男女でレポする話題の「渋谷SAUNAS」〈サ活はデートになる〉

2023.02.03 Vol.Web Original

 サ活デートとは、男女でサウナに行くことで心と身体が安らぎ、パートナーとのコミュニケーションを円滑にするものである。1年ほど前からサウナにハマり、パートナーと一緒に「サ活デート」してみてから、休日に遊びに行く場所がないという悩みも改善した。それだけでなく、先週の疲れを癒やしきってから平日を向かえることができるようになり、QOLは上がる一方だ。

 しかし、我々のサ活デートには1つの問題があった。それは……「なかなか、男女どちらも最高なサウナに巡り会えない」ということだ。サウナは文化的に男性的であり、都内の銭湯でも、女湯はサウナがなかったり、あっても低温だったりということもある。女湯の口コミもいい銭湯に行くと、人気すぎて男性サウナは銭湯内で並ぶ、ととのい椅子が足りない……なんてことも。どっちかがいいとどっちかが物足りず、なかなかお互いにととのえるサウナを見つけるのが難しいのであった。

 しかし今回とうとう、男性も女性も満足できるサウナを見つけることができた。そのサウナは「男湯」「女湯」という概念がなく、日替わりでどちらの浴室も楽しめる。東京の中心・渋谷で今話題を呼んでいる、サウナーによるサウナーのためのサウナ……そう、「渋谷SAUNAS」だ。

ターミナル駅・渋谷は寄り道もしやすい

 渋谷SAUNASは2022年12月にオープンしたばかりのサウナ施設で、人気マンガ『サ道』の作者・タナカカツキがプロデュースしたサウナとして話題を呼んだ。予約制なので、男女揃って行くためには予約戦争に粘り勝つ必要がある。

 しかし、予約さえ取れてしまえば混雑は回避できるため、男湯大混雑の悲劇は免れる。土日の予約は少々困難だが、1カ月前から予約していたこの日を心待ちにしていた。

 大人になってから、休日に渋谷に行くことはあまりなくなった人も多いのではないだろうか。流行のお店があるのはいいけど混んでいるイメージで、昼から行くのはちょっと勇気がいる。とはいえ渋谷はなんといっても、東京と神奈川方面をつなぐターミナル駅の1つだ。それなら、昼のあいだはなかなか足の伸びない街へ出向いて、食事を楽しんでから渋谷に向かうのもいい。


遅めの昼食は三茶の有名店「創作カレーMANOS」へ

 

 渋谷は混んでいても、電車で5分以内で行ける代官山・三軒茶屋・恵比寿エリアなら、渋谷ほどの喧騒を感じずに済む。昼食をゆっくり楽しんで電車に乗ると、渋谷に着く頃はもう夕方。飲み屋方面以外は、そこまで混み合っていない。

 渋谷SAUNASはJR渋谷駅の南口から徒歩8分ほど。駅の改装工事で駅直結の屋根付き歩道橋ができたので、雨でも傘をささずに移動できてありがたい。

 歩道橋を渡り、桜丘の坂を登った先がお目当ての場所だ。

【サ活はデートになる】サウナ初心者女子と冬に行きたい都心サウナ・東中野「松本湯」

2022.12.11 Vol.Web Original

 寒い冬は、できれば外に行きたくない。それはデートでも同じだけど、なるべく室内で、なるべく家で……を選択していると、恋人や家族と過ごす時間もマンネリしやすくなる。

 大人は常に、どこか出かけるきっかけを探している。私にとってのサウナも「どこかへ出かけるきっかけ」。だからこそ、冬がおっくうな大人カップルに「サ活デート」を提案している。

 真夏も真冬も苦手なマンネリ気味のカップルにこそ、サ活デートを勧めたい。銭湯やサウナを巡り始めると、外に出るきっかけができる。サウナから上がった後の身体は、代謝が上がり温かい。もう、寒さに凍えながら疲れて帰るデートを無理して考える必要もないのだ。

 

冬の大人カップルに、サ活デートが向いている理由

 冬場に一日中外出するのは、夏とは違う疲れが出る。重たいコートで身体が疲れるし、寒さに身を縮めていると、なんだか肩も凝ってくる。半日くらいのデートコースがちょうどいいけど、寒い時期は人気の飲食店に並ぶのもかなりおっくうだ。

 サウナめぐりのいいところは、混まない街に行く目的ができること。休日のお出かけといえば、渋谷や新宿といったターミナル駅が中心になりやすい。話題の飲食店や商業施設はそういう街に集まりやすいが、銭湯やサウナはターミナル駅というよりも、少し外れた街にあるものだ。

 サ活デートをするようになってから、行ったことがない街、降りたことがない駅に行ってみる機会が増えた。あまり大きくない駅なら、丸一日かけて歩くというほどでもない。朝もゆっくりできるし、昼はおうちでご飯を食べてからの行動でいい。

 トートバックにサウナ用の荷物を入れて、他に持つものはお財布、スマホの充電器、折りたたみ傘くらいでいい。朝にしっかり家事をこなしたあと、午後3時に外に出る。気になるサウナがある街に着くのは夕方くらいで、街を歩きながらサウナ後に食べたい飲食店を探したり、一息つけそうなカフェを探す。18時くらいに銭湯に入れば、20時には銭湯を出られる。憂鬱な月曜日を控える大人のデートには、このくらいのタイムラップがちょうどいい。

 

初心者女子を巻き込むなら東中野『松本湯』から始めたい

 

 今回訪れたのは東中野駅だ。新宿からもほど近いが、用事がないと来ない駅でもある。実は東中野は新宿近くの住宅街としては人気もあり、意外と活気がある。商店街には雰囲気のいい居酒屋やミュージックバー、カフェなども多い。昭和レトロな情緒がある飲食店街もあり、思わずカメラを向けたくなる風情のある町並みが広がる。

 東中野駅から10分ほど歩いたところにあるのが、都内でも有名な銭湯『松本湯』だ。1936年から店を構える老舗銭湯だが、2021年に改装されたばかりで施設が新しく、銭湯やサウナに詳しくない女性も誘いやすい店舗だ。

 サ活デートが捗るかどうかは、女性の反応が肝だ。サウナはもともと男性の趣味というイメージが強いが、サウナではなく「広いお風呂」と取ると、女性も喜んでくれることが多い。その点、店内も浴室内も整然かつ広々としている松本湯はかなり勧めやすい。女湯にはサウナも2種類あり、石風呂に寝湯などワクワクする数の湯船がある松本湯。街銭湯というよりは、スーパー銭湯といってもいいくらいだ。

 サウナが2種類、というのもかなりキモ。というのも、女湯には95度基準の多湿高温サウナと、45度のスチームサウナがある。これなら、サウナにあまり行ったことがない女性も誘いやすい。スチームサウナは温まった鉱石椅子に直接座るタイプなので、岩盤浴のような感覚で、じんわりゆっくり温まれる。高温サウナの方はサウナ―もうなる熱めの設定なので、もちろんサウナが好きな女性にも好まれるはずだ。

 松本湯には立って入れる水深135cmの水風呂に加え、水温28度のぬる湯も用意されている。ぬる湯は、サウナに慣れている人は水風呂の後に浸かることが多いようだが、水風呂に慣れていない女性ならぬる湯からの挑戦でもいい。サウナも水風呂も都内では広めかつ種類も選べるため、サウナ慣れしていない女性を誘いやすい……つまり、サ活デートの第一歩として、とてもいい銭湯なのである。

 人気銭湯だけあって男湯の方はかなり混むこともあり、土日は待ち時間が発生することも。しかし女性と行く際にはこの待ち時間もちょうどいい。30分並んだとしても、女性がしっかり身支度を整える時間が取れる程度だ。休憩スペースも広めで落ち着いているので、多少時間がずれてもダラダラ待ちやすい。

 

冬の外出でも、銭湯サウナに行きたくなる理由

 

 サウナを出た後の身体は深部から温まっていて、駅までの徒歩10分がおっくうにならない。身体がラクになる実感を得る人も多く、思わず一軒寄りたくなる。

 けれど気の置ける彼女となら、次の日の作り置きまで考えながら、家でおいしいごはんを作るのもいい。なんと言っても寒い時期は、家から出てスーパーに赴くことすら面倒くさいこともある。身体の疲れが取れていて、寒さも気にならないサウナ帰りなら、少々重たい荷物を抱えてスーパーから家路に着くことも気にならない。

 大人のデートなんて結局、多くの場合食って飲んでが出来ればいい、という人も多い。ただその食事デートすらも、きっかけがないと面倒になってしまうのが今の時期だ。サウナはデートになる、そう提唱してきたが、もっと言えば、サウナは2人で外に出かけるきっかけをくれているだけなのだ。

 都心でサウナを楽しむ人は「家にサウナがあったらなあ」と考える人も多い。でもやっぱり、外にあるから楽しめることもある。サウナが家では楽しめないから、私たちはサウナのために外出するし、少旅行にも行く。

 松本湯もそうだが、今「名店」と言われるサウナたちは、サウナや水風呂の温度管理や設備にかなりこだわっている施設も多い。そのおもてなし力は、やはりプロの手で作り込まれたものであって、きっと家にサウナがあったとしても、プロの作る最高の温度設定で入る銭湯サウナとは、きっと違うものなのだ。

 コーヒーが家で飲めても、カフェをめぐる人たちがいるように。サウナも、めぐってこそ楽しめる側面もある。都心は駅も多く、その分電車で気軽に行けるサウナも多い。サウナをきっかけに、いろんな街に行こう。1人よりきっと、2人の方が楽しいはずだ。

(取材と文・ミクニシオリ)

【サ活はデートになる】サウナがデートのきっかけを作る!埼玉・草加健康センター

2022.11.11 Vol.Web Original

 数カ月前からサウナにハマり、パートナーと一緒にサ活する「サ活デート」を提唱してきた。「サウナはデートになるよ」ということを提唱し始めたら、周囲からいろんな意見をもらうようになった。「デートって言っても、サウナって一緒に入れないじゃん」「彼女がなかなか興味持ってくれなくて」……。そう思ってしまうみんなの気持ちも分かる。

 もちろん、サ活デートはサウナを楽しむだけではない。そもそもサ活って、サウナに入っているだけがサ活じゃなかったりする。サウナのためにお腹を減らしてサウナに向かい、ととのい、帰りの寄り道で乾杯する。その日の行動すべて、サ活デートの一貫なのだ。

 そもそも今は、地方のサウナ情報もネットで簡単に入手できる。たとえば御朱印めぐりだって、御朱印をもらう工程を楽しむだけでなくその旅程も楽しむ。同じようにサ活デートも、旅程そのものを楽しむことで、休日に行く場所がもうないというマンネリカップルを救うのである。

 

埼玉には何もない?そんな思い込みを覆すサ活デート

 サ活にハマってから、私はパートナーとよく小旅行に行くようになった。旅行と言っても、宿泊施設に泊まるほどのデートは、金銭事情を考えるとそうそう月に何回も行けるものではない。でも、気になるサウナがある関東近郊の土地に向かうと、日帰りの小旅行としてちょうどいいスケジュール感だ。都内から車や電車で数時間くらいの場所なら日帰りでも行けるけれど、長い付き合いの夫婦やパートナーがいる場合「観光って意外ともう飽きた」という人も少なくない。

 そんな時、サ活デートだ。例えば私たちはとある休日、前日は友人たちと酒に興じていて、ちょうど昼頃に遅めの起床をした。休日といっても家族がいると午前中は家事をこなさねばならなかったり、平日取りこぼしたちょっとしたことをやりたいと思っていると、結局午前中から出かけるのも難しかったりする。

 昼過ぎからしか動けない、中途半端な休日。そんな時に「サ活デート」。私たちがその日狙いを定めたのは、埼玉県・草加市にある有名健康ランド「草加健康センター」だ。

 東京から埼玉に向かって東に下っていくと、最初に入るのが埼玉県草加市だ。東京からでも首都高を使っていけば、土日でも1時間前後で草加に入る。昼過ぎに車を借りて行くにはちょっと持て余しそうだったので、少し足を伸ばして草加市の隣町・越谷にある都内でも最大級のショッピングセンター「越谷レイクタウン」に寄ってから、草加健康センターへ向かおうということになった。

 埼玉も都内から近い土地は東京で働く人のベッドタウンというイメージがあって、何もない場所と思っている人も多い。たしかに草加やそのお隣、越谷などは観光地という意味では目立つものがない。だが生活に必要なものが揃う場所は、都内よりも遥かに充実した規模感のものが揃っている。越谷レイクタウンにはアウトレットモールもついているし、草加市と隣接している三郷市には、東京よりかなり大規模なコストコやIKEAもある。昼のうちに東京ではなかなか見きれないショッピングを済ませて、夜にサウナに向かえば完璧だ。

 

お風呂好き女子にも刺さる「草加健康センター」

 ちなみに草加健康センターは東京へと続く大きな国道のすぐそばにあり、帰り道は遅めの時間なら下道でも東京まですいすい帰れるのがありがたい。駅からは距離があるが、シャトルバスも出ているので電車移動でも交通費がかさまないのが嬉しい。入館料は土日で1,100円。スーパー銭湯・健康ランドにしては良心的な価格設定だ。

 有名銭湯なだけあり、店内にはたくさんのグッズも置いてある。サウナハットにオリジナルタオル、グッズの入ったガチャガチャまで。これなら家族で来ても楽しそうだ。

「健康センター」という名前を聞くと、なんだか古めかしいイメージを持つ人もいるかもしれないけれど、お風呂の中もしっかり広めできれい。お風呂の種類も9種類と多く、女湯はサウナも2種類あるので料金から考えるとコスパがいい。

 メインのサウナは広く、女湯でも30人も入れるのでどんなに混んでいてもサウナで並ぶということは今の所経験したことがない。女性サウナは若い人も多く、マナーのいい人が多い印象。国道沿いということもあるからか男性サウナの方が込む傾向にあるようだが、そこは女性の特権と思ってガツガツサウナに入ろう。

 都内のサウナにはなかなかない、女湯でも90度近いサウナ設定。男湯は100度近いらしい。5〜6分で音を上げたくなる熱いサウナだけど、その代わり水風呂は冷たく、強めのバイブラでこちらも数十秒で上がりたくなる。サウナ初心者には刺激の強い設定だけど、慣れてきた人にはとてもととのいやすい設定とも言える。

 それに、女湯は椅子もたくさん置いてあって、背もたれの高いチェアに、小さい椅子を合わせてみんなが足を伸ばしながら座っている。露天には3脚ほどだけど、浴場にはかつて洗い場だったのであろうところにも5脚以上椅子があり、ここでも足を伸ばすことができるので、女湯は特にのびのびしやすい。

 

露天には群馬の有名温泉・草津温泉の浴剤を使用した温泉風呂もあり、土日は小さい子どもを連れた親子も。銭湯好きが好きなぬるめの炭酸風呂もあって、サウナ以外の設備も充実しているので、これならサウナは苦手……という彼女でも、ゆっくりお風呂につかれるという理由で誘えそう。

 

普段入らないチェーンメシがごちそうになるコスパの良さ

 

 国道沿いに出れば、深夜近くまで空いている飲食店が多いのもメリットの一つ。寿司にラーメン、焼き肉と幹線道路らしいギルティなごはんも多く、お風呂上がりの胃にそそる食べ物ばかりだ。選択肢の多い東京ではなかなか入らないチェーン店も、関東近郊に遊びに来たついで、とたまに食べるとめちゃめちゃおいしい。サウナですっきりした胃にブチ込まれる油の乗った肉。高級店で食べる特上和牛よりおいしい気もしてくる。

 サウナもチェーン店でのごはんも、2つ足しても都内でお酒を飲みながら夜居酒屋に入るより安くついてしまう。旅する目的はできても、安上がりで済むというのもサ活デートの大きなメリット。都内近郊で買い物して、サウナとごはんを楽しめばもう夜もふける。近郊にも有名なサウナはけっこうあるので、行ったことがない土地を訪れてみるきっかけにもなる。

 

デートのメインスポットではなく、デートのきっかけを作るサ活

 大人の男女が欲しているのは、混む観光地や行列ができる話題の飲食店より、行ってみたら意外と楽しい、くらいの土地なのではないかと思う。ただ、観光地がないと行くきっかけが掴めない。そんな時にサウナは、観光地に代わる旅の目的になる。

 これが、サ活デートの醍醐味だ。なんでもない、そう思えた土地が「行ってみたら思い出になった」場所になる。そう思うと、行ったことがない土地なんて意外といくらでもある。サウナというリラクゼーションに、おいしいごはんとちょっと時間が潰せる場所さえあれば、どこだってデートスポットになっちゃうのが、サ活デートのすごいところなのだ。

(取材と文・ミクニシオリ)

〈サ活は、デートになる〉サウナと銭湯で男女のマンネリ解消【錦糸町 黄金湯】

2022.09.27 Vol.Web Original


 サウナというものは、男の趣味だと思っていた。

 だって、近くの銭湯にサクッと行くと言っても、女子はいろいろと入用だ。クレンジングや髪を傷ませないシャンプーを持っていきたいし、ドライヤーだって時間がかかる。男性ほどは、全然気軽じゃない。

 だから、自分がここまでサウナにドハマリするとは思っていなかった。そう、これはサウナに魅せられたサ活女子とそのパートナーの「サ活デート」の日々を綴るものだ。

 

女性はやっぱり荷物が多い…

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