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川上未映子、手紙は「言葉になっていない思いに気づくことができる」

2021.05.09 Vol.741

芥川賞作家が語る手紙の重要性


 作家の川上未映子が、大手町三井ホールにて行われた「日本郵便 2021年度 手紙 新コミュニケーション発表会」に女優の芦田愛菜、料理家の和田明日香とともに登壇した。

 羽のような模様が描かれたロングワンピースで登場した川上。冒頭、今年のキャッチフレーズ「誰かを想う日がやってくる。」について「今現在のことでもあるし、未来からくるようでもある“やってくる”という言葉に惹かれました。かき立てられるような、ワクワクするような、何かを始めたい気持ちになるすごくいい言葉だと思います。シンプルなんだけれど、日々が迫ってくるというか、明るい気持ちになる」と、独特の感性で感想を述べた。

 その後、芦田とOKAMOTO’Sのハマ・オカモトが共演したCM「手紙の部屋 母の日」編が披露されると「リアルタイムで手紙を書くことで、今ここで文字が、気持ちが生まれることが伝わってきて、やっぱり手紙っていいなとしみじみ思いました」と、手紙で思いを伝える重要性について言及。

 CMにちなんで母親との思い出を聞かれた川上は、自身の体験を交えて「朝から晩まで子どもたちのために働く母親で、私が守ってあげなきゃとずっと思っていた。でも、自分が出産して親になって分かったのは、親というのは基本的に子どもには何も求めていないこと。元気に笑って、その子が人生を楽しんでいてくれればそれだけでいい。自分が親になって、初めて母親の子どもになれたような気がします」と語り、高校生の芦田が「私はまだ子どもなので……。母親になったり、歳を重ねないと分からないこともあるんだなと思いました」と思わず感じ入るひと幕も。

 イベント後半は今の時代における手紙の意味を問うトークセッションに。川上にとっての手紙は「いつまでも見て、触れることのできる心そのもの」といい、その理由を「人の気持ちというのは目には見えないし、触れることができなくて時にもどかしかったり、保存しておくこともできない変わっていくものだったり。けれども、手紙というのは一人ひとり文字が違っていて、声のようなものだと思うんです。いつも手元にあって、取り出して触れることや見ることができる気持ちや心が物質化したもの」と語りかけた。

 最後に川上は「改めて手紙で家族や大事な人に贈りたい言葉を考えることで、自分の中のまだ言葉になっていない思いに気づくことができると思います。手紙に書かれた言葉はその人だけのもので、それを受け取った方へのかけがえのない贈り物になる」と手紙を書くことの大切さをアピールした。

スチャダラパーとライムスターが満を持してコラボ! TOKYO FM50周年でアニバーサリーソング

2020.03.20 Vol.Web Original

 日本のヒップホップをけん引してきたスチャダラパーとRHYMESTERによる「スチャダラパーからのライムスター」が、TOKYO FM50周年アニバーサリーソング第2弾として『Forever Young』を制作、3月19日放送の「THE TRAD」で初めてオンエアされた。

ベッキーとハマ・オカモトが音楽祭でMC、2人でライブも披露『スカパー!音楽祭2017』

2017.03.13 Vol.686

 さまざまなアーティストがライブを繰り広げる『スカパー!音楽祭2017』が12日行われ、ベッキーとハマ・オカモトがMCを務めた。当日はハマ・オカモトの26歳の誕生日。「OKAMOTO’Sとして、またベッキーさんともコラボができて最高の誕生日になりました」とコメントした。

 音楽祭には、ポップスやロック、演歌までさまざまなジャンルから出演者が集結。豪華な顔ぶれが揃う中で、MCの2人もベッキー♪# with ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)としてライブパフォーマンスを披露した。ベッキーは「歌もあったので不安でしたが、思っていた以上に楽しくて、爽快な気持ち」と、振り返った。

 音楽祭の様子は「スカパー!音楽祭2017」のタイトルで、28日(BSスカパー!午後9時~)、4月8日(スカパー!4K 総合、午後9時~)で再放送される。

 ベッキーは、「この音楽祭は、さまざまなジャンルのアーティストが出演してくださっているので、あまり触れたことのないジャンルの音楽に触れるいい機会だと思いますし、これから春に向けて「頑張りたい」と思っている方に、ぜひみていただきたい」と、コメントを寄せている。

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