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澤穂希「失敗したら取り返せばいい」2011年W杯準決勝のパスミス直後のメンタルを振り返る

2023.06.14 Vol.web original

 広告映像のアワード『BRANDED SHORTS 2023』が14日、都内にて行われ映画監督の安藤桃子、タイタンの太⽥光代代表ら審査員と、ショートフィルム製作に参加した元サッカー日本女子代表の澤穂希氏が登壇した。

『BRANDED SHORTS 2023』は国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023(以下、SSFF & ASIA)』の一部門、」ブランデッドムービー(企業や広告会社がブランディングを目的に制作したショートフィルムを各アワードごとに表彰する。

「デロイトデジタルアワード」の発表ではデロイトデジタル制作のショートフィルムに参加した澤穂希氏が登壇。さまざまなスポーツ選手の言葉を集めメッセージとして伝える作品。

 作品のなかで使用されている、澤氏の「失敗したら取り返せばいい」という言葉について「失敗しても取り返せばいい、何度もチャレンジすればいいと本当に常にそう思っています」と言い「私自身も、2011年のワールドカップで、優勝の前の準決勝で、前半に私のミスパスで失点してしまった。正直ヤバいという気持ちだったんですが、取り返せばいいと前向きに考えて。ハーフタイムのときに自分のミスは絶対に取り返すと皆に言って、実際に点を取り返して逆転することができました」と、準決勝のスウェーデン戦後半での逆転弾を振り返った。

 澤氏は「私の言った言葉で、誰かの背中を押したり後押しできるのであれば非常に光栄ですしうれしいです」と笑顔を見せていた。

 世界中から集まった695作品から選出された26作品の頂点「Branded Shorts of the Year」インターナショナル部門は『Me, My Autism & I』(クライアント:Vanish & Ambitious About Autism 監督:Tom Hooper)、ナショナル部門は『恋するチャミスル2』(クライアント:眞露株式会社 監督:ジョンウンヒ )が受賞した。

 最後に『SSFF & ASIA』代表の別所哲也は、ブランデッドムービーの制作に文章解析AIを活用し、脚本に生かせる分析やクリエイターのマッチングなどを可能とするサービス「AI FILM DOCTOR」を紹介し「映画の力は無限だと思います。人間は物語る存在であり、この物語が世の中を動かし、人をさらにクリエイティブに強くしていくのではないか。BRANDED SHORTSはまさにクリエイションとショートフィルムが重なるものだと思っています」と企業やクリエイターにさらなる参加を呼び掛けた。

『BRANDED SHORTS 2023』ノミネート作品は『SSFF & ASIA 2023』公式サイトにて視聴できる。

 他、デロイトデジタルアワードは『米津玄師 x PlayStation』(クライアント:ソニー・インタラクティブエンタテインメント 監督:児玉裕一)が受賞。
「BRANDED SHORTS HR部門 supported by Indeed」の「HR Best Short Award」は『WEBTOON新人編集者 密着ドキュメント』(クライアント:株式会社ソラジマ 監督:Tommaso Barbetta)が受賞。
「第12回観光映像大賞 観光庁⻑官賞」は青森県の『からっぽ』(監督:藤代雄一朗)が受賞。

作品化する広告映像「もとは“お金を払って自己アピールするという気持ち悪い行為であることを忘れてはいけない」

2023.06.14 Vol.web originall

 

 広告映像のアワード『BRANDED SHORTS 2023』が14日、都内にて行われ、審査員を務めた映画監督の安藤桃子や、タイタンの太⽥光代代表らが登壇。広告映像でありながら、ショートフィルムとしての作品性も高いブランデッドムービーの魅力を語り合った。

『BRANDED SHORTS 2023』は国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2023(以下、SSFF & ASIA)』の一部門。ブランデッドムービー(企業や広告会社がブランディングを目的に制作したショートフィルム)を表彰する。

 世界中から集まった695作品を審査し、インターナショナル部門12作品、ナショナル部門14作品の計26作品をノミネート作品として選出した審査員一同は、企業のブランド訴求をしつつ、感情に訴えかける秀作ぞろいに感嘆しきり。

 クリエイティブディレクターの高崎卓馬氏は海外作品を対象としたインターナショナル部門について「インターナショナルの作品は、発信している覚悟、世界をいい方に変えるという覚悟が根っこに感じられるのがいいなと思う」と言い「広告ってもともと“お金を払って自己アピールする”というとても気持ちの悪い行為。自分も作る側にいるが、それを忘れてはいけないなと思う。それを忘れてやっていると、外からとても幼稚に見えてしまう。インターナショナル部門の作品は、そこが優れているものが多かった。日本の作品も、グローバルスタンダードに寄せる必要はないけれど、ヒューマニズムを描く覚悟が必要なのでは」と期待を寄せた。

 一方でナショナル部門にノミネートされた日本の作品も「共感性が高い」と高評価。審査員一同からも「涙してしまった」「つい企業のホームページを検索してしまった」「何度も見たくなる」という声が続々上がった。クリエイティブディレクターの木村健太郎氏は「インターナショナルの作品はスケールの大きな社会課題を題材にした作品が多く、ブランドに対する尊敬も大きくなるが、日本の作品はスケールは小さくても親子とか家族といった、パーソナルなところに幸せを見つけようとしていて。それは、いろいろな問題はあれど平和な今の日本らしさ、それが世界に誇る日本の豊かなメンタリティーでもあると思う。みんなが自分の幸せを真剣に考えて、大事にしている姿が現れたと思う」と語った。

 安藤監督は「近年、映画作りのハードルもますます下がって来ている。ブランデッドムービーの多くは映画監督が作っているものではなくても映画表現がすばらしい。今後ますますその境界線が無くなってきていくのでは」と語っていた。

「Branded Shorts of the Year」インターナショナル部門は『Me, My Autism & I』(クライアント:Vanish & Ambitious About Autism 監督:Tom Hooper)、ナショナル部門は『恋するチャミスル2』(クライアント:眞露株式会社 監督:ジョンウンヒ )が受賞した。

『BRANDED SHORTS 2023』ノミネート作品は『SSFF & ASIA 2023』公式サイトにて視聴できる。

“映画”に進化する企業の映像広告 映画監督・藤井道人「一本背負いされた気分」ゆりやんも「見た後、買ってしまいました」

2022.06.15 Vol.web original

 

 企業などのブランディングを目的としたショートフィルムの祭典『BRANDED SHORTS 2022』が14日、都内にて開催。審査員を務めたタイタンの太田光代社⻑や映画監督の藤井道人、お笑い芸人ゆりやんレトリィバァらが登壇し、CMとは異なる“ブランデッドムービー”の魅力を語り合った。

 現在、開催中の国際短編祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2022』の一部門として2016年からスタート。ブランデッドムービー(企業や広告会社がブランディングを目的に制作したショートフィルム)を表彰する。

 今年は、世界中から集まった687作品(インターナショナル部門 564作品、ナショナル部門 123作品)から、インターナショナル部門15作品、ナショナル部門9作品の計24作品がノミネート。BRANDED SHORTS of the Year インターナショナル部門に『A LOCKDOWN LOVE STORY』(クライアント・HEINEKEN 監督・柳沢翔)が、ナショナル部門に『AIM』(クライアント・NETGEAR Japan 監督・GAZEBO)が輝いた。

 第二部の審査員によるトークでは、審査員を務めた木村健太郎(博報堂 執行役員/博報堂ケトル エグゼクティブ クリエイティブディレクター)、太田光代(株式会社タイタン 代表取締役社長)、長田麻衣(株式会社SHIBUYA109エンタテイメント マーケティング戦略事業部ソリューション 戦略部リーダー/SHIBUYA109 lab.所長)、たちばな やすひと(ドラマプロデューサー)、藤井道人(映画監督・脚本)、ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)が登壇。

 審査委員長を務めた木村氏は「最初はインターナショナル、ナショナルの両部門とも見事に意見が分かれたが、これは多様な見せ方があるということで、とてもいいこと」と振り返った。

 インターナショナル部門BRANDED SHORTS of the Year受賞作『A LOCKDOWN LOVE STORY』について、ゆりやんはネタを交えつつ「最後のオチで自然と“オーマイガー!”と口から出てしまうくらい面白かった」、太田氏も「ポップな描き方をしていて、こういう状況で、最後に前を向こうという明るいメッセージが良かった」、藤井監督は「映画監督として悔しくなるかという視点で審査しました」と映画的な魅力も評価。

 ナショナル部門受賞の『AIM』は、ゲームに明け暮れる引きこもりの娘と案じる父を描いた、約21分の長尺作品。木村氏が「“ブランデッド”というより“プレゼンテッド”なのではという議論もあったが、Wi-Fiルーターのメーカーが、プロゲーマーが生きやすい世界をプレゼンする作品となっている」と評価すると、長田氏も「製品や企業ブランドのメッセージを伝えるというより、関係する分野の理想を描くことで、いい企業だなと感じられる作品」。1人、最終票を投じなかったというたちばな氏も「脚本も構成も見事でした」、藤井監督も「思いっきり一本背負いされた気持ち。映画としてのインパクトもずば抜けていて嫉妬しました」と感嘆。約21分と、他作品より長尺の作品である点についても意見が分かれたといい、ゆりやんは「私も、3分の持ち時間で4分のネタをやってズルいと言われたことがあります」と会場を笑わせた。

ユニクロのブランディング映画受賞に審査員の要潤「僕も行動したくなった」

2021.06.16 Vol.Web original

 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021(以下:SSFF & ASIA)の一部門となる「BRANDED SHORTS」が16日、都内にて行われ、ユニクロ(UNIQLO)、ボルボ(VOLVO)の企業ブランディング映像作品が受賞した。

「BRANDED SHORTS」はSSFF & ASIAの一部門として2016年にスタート。世界中から応募される、企業や団体がブランディングを目的に制作したショートフィルム=ブランデッドムービーの中からその年の優れた作品を表彰。世界の動画マーケターからも注目を集めている。

 今年は500作以上の応募があり、その中からインターナショナルカテゴリーでは、子育て中の夫婦の目の回るような日々を描いたボルボの『The Parents』が、国内カテゴリーでは、衣服リサイクルの活動をドキュメンタリーの手法で伝えたユニクロの『服の旅先』が受賞した。

 審査員長の高崎卓馬氏は「価値観の違う審査員が集まったが、共通して、その企業がなぜこの映像を作っているのか、クラフトを通してその先にある企業の態度を見ていたと思う。両作ともそれが明確に伝わってきた」と評価。

 同じく審査員を務めた俳優の要潤は「以前、別部門での審査員もさせていただいた。個人の作品では、それぞれ個々の考えや視点が伝わってきたが、ブランデッドムービーの場合は、大きく現代社会がテーマとなっているものが多く、その中で各企業がどういうことに目を向けているか、分かりやすく伝わってくる」と語った。

俳優・要潤が審査員で参加! 企業ブランディング映像の祭典「BRANDED SHORTS 2021」今年のテーマはSDGs

2021.05.13 Vol.Web original

 企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルムの祭典「BRANDED SHORTS 2021」が6月16日に開催されることが決定。俳優の要潤らが審査員を務めるほか、当日はハローキティと岡田武史氏がゲストとして登壇する。

「BRANDED SHORTS」は、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)」が行う企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルムの祭典。今年は世界の企業や団体から集まった500本以上の応募作品があり、イベント当日は、審査委員長・高崎卓馬(クリエーティブ ディレクター/CMプランナー)、要潤、クリエーティブディレクターの木村健太郎、篠原誠、ドラマ・映画プロデューサーの森谷雄、映画監督の山戸結希が審査員を務め、厳選されたノミネート作品から「シネマチック」「ストーリーテリング」「アイデア」など7つの視点をもとに選定、審査された最も優れたブランデッドムービーを表彰する。

 

注目のブランデッドムービー「BRANDED SHORTS」【SSFF & Asia 2019】

2019.05.21 Vol.718

「Short Shorts Film Festival & Asia 2019」5.29(wed)〜6.16(sun)

 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2019がいよいよ開催。誕生から21年目を迎えた今年は、世界130の国と地域から寄せられた作品数、約1万本! その中から選りすぐりの約200作品を上映する。

 今年のテーマは「Cinematic Attitude」。メインビジュアルに描かれるのは、海外から伝わり日本で育まれたさまざまな文様。そこに成長、拡大、反映、繋がり、前進、芸能といった意味を込め、映画・映像の普遍的な力や、映画祭が発信していく多様性を表現している。また、米国アカデミー賞短編部門への推薦枠が拡大するというビッグニュースや、新たにオンライン会場が加わるなど、今年もますます目が離せないショートフィルムの祭典となるはず。
[全プログラム無料上映]※一部、有料イベント除く

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