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卜部功也が対抗戦に持論を展開「宮本武蔵じゃないとダメ。主導権を握らせちゃダメ」【K-1】

2024.02.05 Vol.Web Original

 K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級とライト級の2階級制覇王者である卜部功也(ALONZA ABLAZE)が2月5日、若い世代のK-1ファイターたちにあえて苦言を呈し、対抗戦についても持論を語った。

 K-1はこの日、都内で会見を開き「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の追加カードを発表。卜部は約2年8カ月ぶりに戦線復帰し、元Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦することが発表された。

 卜部は会見で今の新しい世代のファイターに言いたいことを問われると「“俺らで客席、埋めようぜ”“パンパンにしようぜ”みたいな、そういう感覚を一人一人持たないとダメだなという感じはします。なんか任せきりではなく、選手みんなでK-1を盛り上げて、パンパンにする。そうすればK-1もよくなるし、自分たちも良くなるし全部回ってくる。そこはK-1がなくなってKrushだけになった時から思っていた。“客めっちゃ連れてきてやろう”“知らない人でも声かけよう”みたいな、そういうのがあった。今のK-1にもそういう努力が必要なんじゃないですかね。そうしたらもっとやる気が出て、自分も潤うんでいい感じになるんじゃないですか」と旧K-1が活動を停止し、数年後に新生K-1が生まれるという激動の時代を生き抜いた卜部ならではの感想を口にした。

 また現在、RISEをはじめ各団体との間で行われている対抗戦については「言われたらやるという感じ。自分からは特にという感じなんですが行けと言われたら行きます」とのこと。それはまずは3階級制覇に集中なのかと思いきや「自分から行くというスタンスは嫌。K-1の土俵につれてきたいというのはある。宮本武蔵じゃないとダメだと思う。自分がコントロールしないといけない。主導権を握らせちゃダメ。そういう意味ではどんと構えて、やりたいと言われてマッチメイクするみたいな感じでいいと思う。それは若い選手たちにも言いたい。“そんなふらふら行くんじゃねえ”って。“どんと構えてろ”って言いたいです」とも続けた。

卜部功也が3階級制覇を目指し2年8カ月ぶりに戦線復帰。スーパー・ライト級トップ戦線の鈴木勇人と対戦【K-1】

2024.02.05 Vol.Web Original

 K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級とライト級の2階級制覇王者である卜部功也(ALONZA ABLAZE)が約2年8カ月ぶりに戦線復帰することが2月5日、発表された。

 この日、K-1は今年の第1弾大会となる「K-1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)の追加カード発表会見を都内で開催した。卜部は階級をスーパー・ライト級に上げて鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する。

 卜部はスーパー・フェザー級時代には初代K-1王座獲得し世界最強決定トーナメントにも優勝。2018年には王者ウェイ・ルイをKOで破りライト級王座も獲得し、2階級制覇を成し遂げた。ここ数年は自らが立ち上げたジムでの選手育成もあり、試合数が激減していたが、今回は「ジムの体制が整ったというのも一つ」などと本格復帰に踏み切った。なお今回から所属をK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTからALONZA ABLAZEに変更している。

 対する鈴木は元Krushスーパー・ライト級王者。2020年から2021年に3連敗を喫し、一時はどん底に落ちるも2022年から7戦6勝(4KO)1敗と完全復活を果たし、大和哲也の持つK-1スーパー・フェザー級王座への挑戦を狙える立場まで浮上している。

引退の卜部弘嵩が「現役ってあっという間に終わってしまう。一日一日一生懸命全力で生きてほしい」と現役の選手たちにメッセージ【K-1】

2022.09.12 Vol.Web Original

 第2代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の引退セレモニーが「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)で行われた。

 セレモニーではK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの渡辺雅和代表ら関係者、弟の卜部功也、弟分の武尊、そして妻の高橋ユウさんから花束が贈られた。

 マイクを持った卜部は「このリングで新生K-1旗揚げ当初から、じゃなくもっと前からたくさん戦ってきました。この景色もたくさん見てきたんですが、今日で最後になると思うといろいろ思うことはあります。K-1ファンの皆さん、そして僕のことを応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」と最後のメッセージ。

 そして引退の10カウントゴングが鳴らされた。

 その後に行われた会見では「現役ってあっという間に終わってしまう。ケガなんかしたら一気に時間が無くなっちゃう。一戦一戦、一日一日一生懸命、全力で生きてほしいと思う」と現役で戦う選手たちにメッセージを送った。

元K-1王者・卜部弘嵩が現役引退。一番強かった相手は実弟の卜部功也【K-1】

2022.07.27 Vol. Web Original

9・11「よこはまつり」で引退セレモニー

 第2代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が7月27日、現役引退を発表した。「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)で引退セレモニーが行われる。

 この日行われた会見で卜部は一番の思い出に残る試合として実弟の功也とのK-1王座をめぐる一連の戦いを挙げた。

 卜部は2007年7月29日に18歳で全日本キックでプロデビュー。2009年には旧K-1の「K-1甲子園」にも出場。旧K-1にはその前後に「K-1 WORLD MAX」にも出場した。2010年からはKrushを主戦場とし、2011年には初代Krush -60kg級王座(現スーパー・フェザー級)を獲得し、3度の防衛に成功。

 2014年は5月にフランスでISKAオリエンタル世界スーパーライト級(-63.5kg)王座を獲得。11月にはKrush -60kg級王座に返り咲き、前回と合わせ計5度の防衛に成功した。2015年からは新生K-1にも参戦。1月に行われた「K-1 WORLD GP -60kg級初代王座決定トーナメント」では決勝で実弟の卜部功也に敗れ準優勝に終わったものの、11月には王座挑戦を実現させ、功也にKO勝ちを収め第2代王座(現スーパー・フェザー級王座)に就いた。2018年7月からフェザー級に転向し2連勝し、翌年3月の「K’FESTA.2」で王者・村越優汰に挑むも判定負け。11月に行われた「第3代フェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で敗れ2階級制覇はならなかった。

 今年2月には復活をかけて島野浩太朗と対戦もKO負け。この試合が現役最後の試合となった。通算成績は60戦37勝(18KO) 20敗3分。

2年3カ月ぶりの勝利に向け卜部弘嵩が弟・功也のミットで復活を誓う【K-1】

2022.02.15 Vol.Web Original

2・27東京体育館大会で島野浩太朗と対戦

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN ~第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(2月27日、東京・東京体育館)に出場する元K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が2月14日、都内で公開練習を行った。

 卜部は-61kg契約のスーパーファイトで島野浩太朗(菅原道場)と対戦する。卜部は昨年9月のK-1横浜大会で芦澤竜誠と対戦し判定負けを喫し、現在3連敗。最後の勝利は2019年11月のブランドン・スぺイン戦と2年3カ月勝利がない。

 この日の練習では弟の卜部功也の持つミットに1分半、1発ずつ確かめるようにパンチを打ち込んだ。

 練習後の会見で卜部は前戦の芦澤戦について「なんで負けてしまったかというのは自分の中で明確に分かっている。今回は改めてそこを全部変えていって、本来あるべき姿というか、練習方法だったり心構えだったりをもう一度を見直した」と語った。

卜部功也と大沢文也が8年ぶりの対戦。大沢のリスペクトに卜部は「リングには感情を持って行かない」【K-1福岡】

2021.06.03 Vol.Web Original

Krushの旗揚げ当初の2009年に初対戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ライト級タイトルマッチ~」(7月17日、福岡・福岡国際センター)の追加対戦カード発表会見が6月2日、東京都内で開催された。

 ライト級のスーパーファイトで卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)が対戦する。

 2人はKrushの旗揚げ当初の2009年に初対戦。過去3度対戦し、卜部の2勝1敗。その1敗は反則負けという戦績になっている。最後の対戦が2013年で今回は8年ぶりの対戦となる。

 2018年に行われた「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」ではともにエントリーされ、大沢は会見で「K-1グループでは卜部功也選手がパウンド・フォー・パウンドだと思っている」と発言。卜部に勝つことを最終目標と語るなど、卜部に対する並々ならぬ思いを語っていた。ともに1回戦を突破すれば準決勝で対戦する可能性があったのだが、卜部はケガでトーナメントを辞退。対戦は幻に終わった。

卜部功也が「今年は選手として勝負できる」と完全復活に手応え【3・21 K-1】

2021.02.09 Vol.Web Original

栃木のハードパンチャー・蓮實光と対戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.1~」(3月21日、東京・東京ガーデンシアター)の追加カード発表会見が2月9日、東京都内で開催された。

 ライト級のスーパーファイトで元K-1 WORLD GPライト級とスーパー・フェザー級の2階級王者・卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が蓮實光(パラエストラ栃木)と対戦する。

 卜部は2019年3月の「K’FESTA.2」で林健太に敗れライト級王座から陥落。7月にジュ―・シュアイにも敗れ、2連敗となり、どん底を味わった。その後、自らのジムをオープンしたこともあり、長い充電期間を取ることに。そして昨年9月のK-1大阪大会で1年2か月ぶりに戦線復帰を果たし、若手のホープ・篠原悠人と対戦。ともに高い技術を持つ同士の戦いを延長の末、判定で勝利を収め、健在ぶりを発揮していた。

 対する蓮實は2018年にK-1ジャパングループに参戦以降、着実に白星を重ね、2019年10月から昨年7月まで4連勝。その中には「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」の準優勝者・大沢文也をKOで破った星も含まれる。満を持して昨年12月に朝久泰央と対戦したものの、KO負けを喫し、今回は再起戦となる。

卜部功也「秀さんとはやめておきます」と三階級制覇は断念【K-1大阪】

2020.09.23 Vol.Web Original

メインで同門の山崎秀晃が王座に就き方向転換

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の一夜明け会見が9月23日、大阪市内で開催された。

 篠原悠人(DURGA)を相手に1年2カ月ぶりの復帰戦で勝利を収めた卜部功也は「無事に勝ててほっとしています。なんかんだいって思った通りには動けなかったことがあったり、反応の部分とかのスピードが遅れているとか。篠原選手の自分に対する対策もしっかりしていて、たまたまもらわなかっただけで、今回の試合は運の要素もあったと思う」などと試合を振り返った。

 そして「最後は倒しに行かなかった。お客さんとの勝負ができなかった。自分自身が満足しただけ。そこの勝負がプロとしてはダメでした」と反省の弁。

 試合後のマイクと会見では65kgに上げて三階級制覇を目指すことを宣言していたのだが、メインで同門の山崎秀晃が安保を破りスーパー・ライト級王座に就いたことから「いや、もうその階級にはいかないです(笑)。一番、スパーリングで効かされているのが秀さんなんです。それくらい怖いんでやめておきます(笑)」と早くも撤回。

 三階級制覇については「タイミングですかね。62.5kgでやり残した相手もいるっちゃいる。ゴンナパー選手には負けているんで、そこらへんも頭に入れつつ、目標設定としてありかなと思う。あと、同門対決はやりたくないです」と語った。

 1年2か月ぶりにカード発表会見から一夜明け会見という一連の流れの中に身を置いたのだが「試合が嫌だった。昔みたいな感覚には戻れないというか。考え方も変わっているし、ジムのことをやりながらもトレーニングをしなければいけない。やりくりをしなければいけないので、そこらへんは頭を使った。試合自体も…楽しむというより仕事感はあった。楽しいっちゃ楽しいんですが、練習という感じでやっていた。昔はぶっ飛んだ感じでリングに上がって“おらー”って感じだったんですけど、そういう感覚ではない。冷静にやっている感じ」と振り返った。ただ試合中はジムの経営なども忘れて没頭できるのではと問われると「それはありますね。練習をしている時は忘れられる。夢中になれているというのは幸せだなと思う。それが格闘技や運動の良さだと思う。嫌なことを忘れさせる」と話した。

悲願の王座獲得の山崎秀晃「胸を張ってチャンピオンとしてK-1を見せていきたい」【K-1大阪】

2020.09.23 Vol.Web Original

「“これがK-1”という試合をお見せできたと思う」

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の一夜明け会見が9月23日、大阪市内で開催された。

 メインで行われた「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ」で王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)をKOで破り、悲願のK-1王者となった山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がベルトを携えて登壇した。

 山崎は「山崎秀晃としては集大成という結果で、しっかり試合ができたのではないかと思うし、プロフェッショナルとしては“これがK-1”“これがゴールデンフィストだ”という試合をお見せできたと思う。今、手元にベルトがあることに非常に満足している。(試合では)作戦というより、長年やってきた組み立ての中で臨機応変に試合のなかで出せればいいかなと思っていたのが、出ていたというのが率直な感想。いいタイミングでいい角度でパンチが当たってくれた。日々の練習の中の何パターンかある中のひとつがはまったんじゃないかと思っている」などと振り返った。

 早期決着については「ヒザの調子が試合前、あまり思わしくない期間があったが、それで早期決着を狙ったわけではなかった。判定でも勝とうと思っていたし、チャンスがあれば行こうと思っていた。実際に一つ目のダウンを奪ったところでチャンスだと思ったので畳み掛けました」と話した。

 そして「念願のベルトが来て、ひとつK-1で生きたあかしを証明できたというところはあるし、今までKrush時代ではメインイベントをやらせていた中で、最近は若い選手が僕の後ろでやるようになって、僕が中盤でやるようになってきて“あれ? 二流三流なのかな?”と思う時もありましたが、我慢強く頑張って努力してきたら、ベルトという形で証明することができたので、これからは胸を張ってチャンピオンとしてしっかりK-1を見せていきたいと思っています」と王者としての決意を語った。

1年2カ月ぶりに復帰の卜部功也が「三階級制覇目指す」【K-1大阪】

2020.09.23 Vol.Web Original

新鋭・篠原悠人と延長にもつれる激闘を展開

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1秋の大阪決戦~」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)でK-1のスーパー・フェザー級とライト級二階級を制覇した卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が1年2カ月ぶりの復帰戦で篠原悠人と対戦。延長の末、判定勝ちを収め、試合後にスーパー・ライト級への階級アップを宣言した。

 1R、卜部はプレッシャーをかけて詰めて切れのいい左ミドルを放っていく。距離を制された篠原は戦いにくさを見せながら、時折放つ右ストレートで卜部を脅かす。

 2R開始早々、卜部はプレッシャーをかけロープに詰めた篠原に右ジャブから左ストレートでダウンを奪う。その後も、卜部は左ミドル、そして左ストレートで篠原をぐらつかせる。一気に前に出た卜部だったが今度は篠原がカウンターの右フック。一瞬、効かされた卜部だったが、すぐに立て直し、右ジャブでけん制して篠原に追撃を許さない。

難敵・篠原悠人と再起戦の卜部功也「もう1回ベルトを目指したい」【9・22 K-1大阪】

2020.07.17 Vol.Web Original

卜部は昨年7月以来1年2カ月ぶりの登場

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」(9月22日、大阪・エディオンアリーナ大阪)の第1弾カード発表会見が7月17日、東京都内で開催された。

 スーパーファイトで第2代K-1 WORLD GPライト級王者の卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が1年2カ月ぶりの復帰戦で篠原悠人(DURGA)と対戦する。この試合は-63.5kg契約で行われる。

 卜部は昨年3月の「K’FESTA.2」で林健太に敗れ、王座陥落。再起をかけた7月のKrushで中国のジュー・シュアイにまさかのKO負けを喫して以来の試合。

 篠原は今年6月のKrushでゴンナパー・ウィラサクレックの持つライト級王座に挑戦したものの惜しくも判定負け。今回は捲土重来を期しての試合となる。

 対戦にあたり篠原は「前回、ゴンナパー戦とのタイトル戦に負けてしまってすぐに、卜部選手の試合のオファーをいただいた。格上選手との対戦でチャンスをいただいたと思っている。僕がK-1やKrushで出る前にトップ戦線で戦っている選手なので、そんな選手とやれるのはうれしい。でも勝負なので僕も勝つ気でいる。楽しみ」「やりたいとは思っていたが、このタイミングではやれるとは思っていなかったのでうれしかった。トップ戦線でずっとやってきた選手。越えなければいけない選手だと思っていた」

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