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徴用工訴訟、経営統合、嘱託殺人【KEY WORD で見るニュース】

2020.08.09 Vol.732

徴用工訴訟

 徴用工訴訟で韓国最高裁が新日鉄住金(現・日本製鉄)に賠償を命じた問題で、韓国の大邱地裁浦項支部が6月にとった日本製鉄への資産差し押さえ命令の「公示送達」の効力が8月4日に発生。韓国国内の同社の資産の現金化手続きが可能となった。日本製鉄は同日、即時抗告する方針を示した。韓国政府は現金化に関して傍観の構え。

経営統合

 公正取引委員会が8月4日、ヤフーの親会社ZホールディングスとLINEの経営統合計画を承認したと発表。独禁法に基づく審査で、双方が手掛けるスマートフォン決済で市場支配力を持つ恐れに懸念を示したが、加盟店との取引内容などをめぐる定期的な報告を条件に「競争を実質的に制限するとはいえない」と判断した。前日の3日には会社側は来年3月の経営統合を目指すと発表していた。

嘱託殺人

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていた女性から依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして、京都府警は7月23日、嘱託殺人の疑いで仙台市泉区の呼吸器内科医、大久保愉一(42)と東京都港区の泌尿器科医、山本直樹(43)の2容疑者を逮捕した。女性は京都市中京区鍛冶町、無職、林優里さん=当時(51)。林さんと2人はSNSを通じて知り合ったもよう。犯行前、林さんは意識や聴力がある状態で視力を失う「完全閉じ込め症候群(TLS)」の症状が出ていたことから視力を失う前に「安楽死」の依頼をしたとみられている。

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