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東京都、営業時間の短縮と都外への外出自粛要請を解除へ

2020.09.10 Vol.Web original

 東京都の小池百合子知事は10日、都庁で記者会見を開き、酒類を提供する飲食店などへの営業時間の短縮や、都外への外出自粛要請を解除する方針を明らかにした。

 東京都はこの日、10回目の「モニタリング会議」を開催。新規陽性者数や接触歴不明者数が減少傾向にあることから、専門家による総括コメントを4段階のうち3段階目にあたる「再拡大に警戒が必要」に1段階引き下げた。一方、医療提供体制については医療機関への負担が長期化していることから、4段階のうち3段階目にあたる「体制強化が必要であると思われる」に据え置いた。

 こうした状況を踏まえ、小池知事は「新規陽性者数が8月上旬をピークに減少傾向にあること、お盆明けも以降も継続して減少していることから一定の抑制効果があった」とし、15日をもって営業短縮要請を終了。都外への外出自粛要請も解除する方針を明らかにした。ただし「感染の再拡大に警戒が必要。長時間の飲食や飲酒、大声や至近距離で話すことにはご注意いただきたい。都外へ外出の際は感染防止策に万全を喫してほしい」と引き続きの警戒を呼びかけた。

 今後も感染の波は繰り返すことが想定されるとして、感染状況によって対策を講じる「ハンマー・アンド・ダンス」の考えを示し、感染が増加した際には再び営業時間の短縮や都外への外出自粛を要請する可能性にも言及した。

2カ月の外出自粛でも油断大敵! 忍び寄る生活習慣病リスク、こんな人は気をつけて

2020.05.15 Vol.Web Original

 外出自粛期間が長引いている現在。ほとんど運動もせず、栄養に偏りのある食事が続いたり、お酒や間食が増えている…という人も多いのでは。

 1~2カ月の自粛の間に、気づけば生活習慣病を抱える身になっていた…なんてことも起こりうるという。

 東京医科大学 循環器内科学分野 准教授・医学博士の椎名一紀氏も「若い方はまだしも、とくに中年以上の方であれば、食生活によっては1~2カ月の間に生活習慣病になる可能性は十分にあります」と指摘する。「カップラーメンや加工食品を毎日のように食べていると塩分のとりすぎになりますし、さらに野菜や果物不足でカリウム摂取量が低下すると高血圧になりかねません。また、ずっと家にいることで、お菓子をダラダラと食べてしまったりお酒の量が増え、しかも外出しないので当然、運動不足になりがちです」

 朝は菓子パン、昼はコンビニ弁当やカップラーメン、在宅でデスクワークをしながらスナック菓子や甘いものをつまみ、夜は自宅で飲む気楽さからつい酒がすすむ。しかも1日中、家にいてほとんど歩いていない…十分あり得る状況だ。

「そんな食生活をしていれば、健康に問題がない人でも1~2カ月で血圧が上がったり、糖尿病予備軍になってしまう可能性は十分にありますよ」

 高齢者や基礎疾患がある人は新型コロナウイルスによって重症化しやすいという報告があるが、感染しないための外出自粛期間に、生活習慣病がもたらす基礎疾患リスクを抱えてしまっては元も子もない。

 3度の食事は栄養バランスに気をつけるとして、間食やお酒は極力控えたほうがよい?

「我慢してストレスになってはかえってよくないので、心臓や血管系に良い影響を与える成分を含んだおやつを上手に取り入れることをおすすめします。例えばポリフェノールを含んだ高カカオチョコレート。高カカオの定義としてはカカオの含有量が70パーセント以上のもの。ミルクチョコレートやホワイトチョコレートにはほとんどカカオが入っていないので注意してください。上手に取り入れると血圧を下げる効果もありますし、悪玉コレステロールを抑えるなど、長期的な摂取で心臓にもよい効果が見られたという報告があります。

 他には、DHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸を含むもの。近年、オメガ3脂肪酸を手軽にとれるということでサバ缶が注目されましたが、植物性のオメガ3脂肪酸を含むナッツ類であれば、おやつやおつまみにも食べやすいと思います。ただカロリーが多いので食べすぎは禁物です。おやつは1日に200キロカロリーを上限として心がけるとよいでしょう」

 おやつを食べる最適なタイミングは?

「夜、寝る前の間食はカロリー消費できず蓄積されてしまうので、しないほうがいいです。また、いちどに200キロカロリー分を食べるのではなく、何回かに分けて食べるのがおすすめです。例えば前述のチョコレートであれば、何回か小分けにして食べたほうが血中のポリフェノール濃度がコンスタントに上がったというデータもありますので、1日に20~30グラムを小分けにして食べるのがよいでしょう。ポリフェノールは食後の高血糖を抑える効果もあるので、食後に適量を食べるのもおすすめです。お酒を飲むのであれば、ビールや酎ハイよりもポリフェノールを多く含んだ赤ワインを1~2杯程度までの適量を楽しむとよいでしょう」

【徳井健太の菩薩目線】第61回 “ZOOM昼顔”“ZOOM離婚”……コロナは“精神的浮気”も拡大させる

2020.05.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第61回目は、外出自粛にともなうイエナカの生活変化について、独自の梵鐘を鳴らす――。

コロナ自粛で主流化する“オンラインお見合い”、気になるメリットとデメリットは

2020.05.09 Vol.Web Original

 緊急事態宣言による外出自粛要請を受け、オンライン会議、オンライン飲み会などが行われているが、その影響は本来なら対面で行われる「お見合い」にも及んでいる。基本的に多くの結婚相談所では、仲人役を介在させ対面で最初のお見合いを行うというルールがある。しかし対面が難しい現状を受け、日本最大手の結婚相談所ネットワーク、日本結婚相談所連盟は緊急事態宣言以降、加盟する結婚相談所に対し、オンラインお見合いを行うことを期間限定で許可。現在、多くの結婚相談所でオンラインによるお見合いが行われている。

ZOOM映えは立体感が命?プロが教えるヘアメイクのポイント

2020.04.27 Vol.Web original

 外出自粛に伴うオンライン飲みやWEB会議が増えるなか、女性たちの間で話題に上がるのが、メイク事情。友人同士の会話ならすっぴんでも良いけれど、ビジネスや婚活の場では、たとえ画面越しでもきちんとしていたいもの。

 医薬品メーカー「森下仁丹」が働く女性500名を対象に行なったアンケートによれば、WEB会議に参加したことがある人の中で、会議のためにメイクをすると答えた人は実に67%。約7割の人が、オフィスに出勤していなくても、オンライン上での映りを気にしていることが分かった。「画面越しで映えるメイクが知りたい」という女性たちの思いを叶えるため、いまオンライン映えのメイクレッスンも登場している。

まとめ買い野菜をムダにしない!中目黒の量り売り専門・八百屋さんに聞いた徹底活用術と心得

2020.04.24 Vol.Web Original

「野菜をきちんととりたいけど買い物の回数は減らしたい」、「買った野菜をなるべく日持ちさせたい」…。外出自粛によりこまめな買い物が難しい現在、気づけば野菜不足に陥っている人や、数日分買った野菜を傷ませてしまった人も少なくないのでは。

 買った野菜をムダにしないコツや、そのために必要な心得を、目黒区にある日本で唯一の産直野菜の量り売り専門店「HACARI」を営む片山由隆さん(株式会社yoloz代表取締役)に聞いた。

外出自粛で気になる子どもの健康管理、最も気をつけていることは「手洗い」

2020.04.21 Vol.Web Original

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、「緊急事態宣言」の対象地域が全国に拡大された。不用不急の外出自粛により自宅で過ごす時間が増加し、家庭内感染と見られる事例も増えているが、各家庭での健康管理はどうなっているのだろうか? 予防医学を取り入れたエイジングケア商品で知られるアンファーが、全国4700人を対象に「子どもの健康管理」をテーマにインターネット調査を実施、最も気をつけていることは「手洗い」という実態が明らかになった。

100円食材の“悪魔超え”おにぎりや門外不出のホテルレシピ…巣ごもり応援の公開レシピが実用的で面白い

2020.04.21 Vol.Web Original

 外出自粛期間に、少しでも家で過ごす時間を楽しんでもらおうと、企業がさまざまなWEBコンテンツを公開中。その中で、自炊のマンネリ化対策にもおすすめの“ひと味違う”レシピを公開しているサイトを紹介。

 子供と一緒に楽しめそうな簡単レシピ系は、ユニークなメニューぞろい。
「ローソンストア100」では、公式ホームページにてローソンストア100で販売している100円食材だけを使った、おにぎりのアレンジレシピを紹介中。
 紅ショウガに紅えび、天かすといった粉もの用具材を使ったおにぎりや、定番のおかかとは一味違う「かつお節×マヨネーズ」、キムチを使った「韓国風」、バターに天かすという背徳感ある組み合わせに塩こんぶを使った“悪魔的”なおにぎり、さらには、揚小丸せんべいを使った、なめ上をいくおにぎりも。100円食材を組み合わせて、いつもと違うユニークなおにぎりに挑戦してみて。

「ローソンストア100」公式ホームページ【URL】https://store100.lawson.co.jp/

 湖池屋では、今年2月に発売された「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」を使った、人気の料理研究家による簡単レシピを公開中。チーズを乗せてトースターで焼くだけで揚げたてポテチ食感を楽しめるレシピや、砕いたポテチを衣につかった揚げる手間いらずの鶏モモメニューなど、スナック菓子の常識を覆す、食塩不使用ポテチだからこそできるアレンジを楽しもう。

湖池屋プライドポテト#芋まるごと簡単レシピ【URL】https://koikeya.co.jp/recipe/kpp/

意外と多い?「買いだめしてない」人たちに、その理由や備蓄事情を聞いてみた

2020.04.14 Vol.Web Original

「最低限の食料はあるから行列に並ぶのを避けた」

 東京都の外出自粛要請があった3月25日、都内のスーパーマーケットなどでは買いだめによる品薄が発生。その後、行政のアナウンス通り滞りなく供給が行われ品揃えは回復したものの、一時期すぐに売り切れていた納豆が戻ってきたかと思えば、今度はパスタ、続いてバターなど、その後も部分的な品薄は次々と起きている。

「買う数や人数がいつもより多ければ小売店の商品は売り切れる」という、ごく当たり前のことに改めて気づかされた人も多いはず。だからこそ、あれこれ多めに備えておきたいと思う一方「買いだめはしない」という人も少なくないようだ。都内在住の“買いだめしない派”に、その理由や備蓄事情を聞いてみた。

 まず単身者は比較的、食料消費も少なく臨機応変に行動しやすいとあって、多少なりとも備蓄があれば“3密”を避けるほうがいいと判断した人も多かったようだ。

「3月に自粛要請が出た直後、近所のスーパーで入場規制をしているのを見て、その日の買い物はあきらめました。たくさん備蓄しているわけじゃないけど、肉や魚は安いと買って冷凍庫に溜め込みがちなので、食べ物がまったく家にないわけじゃないし、行列に並んで込み合うスーパーで買い物するほうが(感染予防の観点から)危ないんじゃないかと思って」(30代/女性/会社員/単身世帯)。

「普段から、ないと困るような日用品は基本的にプラス1個ずつストックしてあります。あと最近、糖質制限をしていてサバ缶やナッツを多めにストックしてあったので、並んでまで買いだめしなきゃと思うものはとくに無かったです。トイレットペーパーも今すぐ定価で買うほどではないので」(40代/女性/会社員/単身世帯)。

 やはり日ごろから最低限の備蓄をしておくと安心。また備蓄用のまとめ買いは店舗よりネットで購入するという人も多い。

「震災以降、ローリングストックをしていて缶詰とかナッツ類を普段から買い置きしてあるので、非常食の不安はありませんでした。ただ、巣ごもりのためにビールとワインを宅配で箱買いしました。スーパーで箱買いすると買いだめだと思われそうで(笑)」(30代/女性/会社員/夫婦2人世帯)。

「以前にインフルエンザになったことがあって、そのとき苦労したので、今回は早めに経口補水液をネットで箱買いしました。スーパーの供給はもう不安はないけど、いつ部屋から出られなくなるか分からないから」(40代/女性/会社員/単身世帯)。

「最初の買いだめ騒動のときは完全に出遅れました。仕事帰りにスーパーに寄ったんですけど、牛乳もタマゴも売ってなくて。でも2日くらいで元通りになっていたので、今後はむしろ買いだめの人がひと段落してから、買い物に行ったほうがいいんじゃないか、と思うようになりました。子供に必要なものだけ、ネットでまとめて注文しました」(30代/男性/会社員/3人世帯)。

 すぐにスーパーの棚に商品が戻ったことも、あわてて買いだめをしなくてもいいという安心につながった様子。また特定の商品の品切れを気にしない、スーパーで買うことにこだわらないという人も。

「買い物する時間も、お金の余裕も、置いておく場所もないので買いだめはしませんでした。とくにこれじゃなきゃというものもないし、その都度あるものを買えばいいかと。コンビニとかテイクアウトでもいいし」(20代/女性/会社員/単身世帯)

「ちゃんとした備蓄はしてないですけど、1週間くらい生きていけるくらいの食料は家にある気がする。食品とか日用品は買いやすい値段だから、欲しいものが買えなくなるくらいなら多めに買っておこう、となりやすいんでしょうね。外出自粛要請が出た日、近所のスーパーの棚もガラガラだったんですけど、自分の好きなものは売れ残ってました。他の人が買わないものが好物だったりすると、こういうときにいいかもしれません(笑)」(20代/男性/会社員/単身世帯)

「ネットで買いだめ画像などを見ていると、大量に買いだめしている人って同じものをいくつも買っている印象。どうしてもそれじゃなきゃダメなのでしょうか」(30代/女性)。

東京都、休業要請する施設名を公表へ。緊急事態宣言を明日に控え

2020.04.06 Vol.Web original

 東京都の小池百合子知事は6日、都庁で臨時の記者会見を開き、安倍総理大臣が明日にも緊急事態宣言を発令するとの表明を受け、都民や事業者への要請内容を説明した。

 安倍総理大臣は6日、明日にも東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7つの都府県に対し、1カ月程度の期間で緊急事態宣言を発令すると表明。対象になった東京都では、6日、対策本部会議を開き、緊急事態措置を協議。その後、小池都知事が臨時の記者会見で都民や事業者への要請内容を説明した。

 会見では、都民に向けて、徹底した外出自粛を要請。止むを得ず外出する際には、人と人との間隔を約2m以上とるよう呼びかけた。ただし、海外で行われているロックダウン(都市封鎖)ではないと改めて強調。医療機関への通院や食料の買い出し、職場への出勤などの制限はないとし、交通機関の運休もないとした。

 施設・イベントの主催者に対しては、施設使用・イベント制限を要請する。使用制限・休業対象となる施設は、娯楽施設や商業施設等の「基本的に休業を要請する施設」、学校や社会福祉施設等の「施設の種別によって要請する施設」、医療施設や金融機関等の「社会生活を維持するために必要な施設」の3類型に分け、特性に応じて要請するという。具体的な対象施設名・種類は、現在国と調整中で、緊急事態宣言の発令に合わせ公開する見通し。懲罰等はないとした。また、休業・営業時間短縮等に協力の事業者・店舗に対しては、「感染拡大防止協力金」を検討中だという。

東京都、夜間飲食店でのコロナ感染が増加。小池都知事「夜間外出ひかえて」

2020.03.30 Vol.Web original

 東京都の小池百合子都知事は30日、都庁で記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間控えるよう、自粛を呼びかけた。

 小池都知事は冒頭、今日新たに感染した人の数は13人で、累計感染者数は443人と発表。現在の感染者は、海外からの帰国者や感染経路不明者が増えているのが特徴だとした。

 厚生労働省クラスター対策班が行った都内における感染の現状分析では、現在、爆発的感染状況ではないとしたものの、夜間から早朝にかけてキャバレー(クラブ、ラウンジ、キャバクラ含む)、ナイトクラブ、バー、酒場など接待・接客を伴う飲食店で感染した事例が多発しているとし、小池都知事は、カラオケ、ライブハウス、接待を伴うバーやナイトクラブへの出入りは当面の間は控えるよう、夜間の外出自粛を改めて呼びかけた。

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