SearchSearch

「快便」全国1位は東京! ワーストは…県民性で長期自粛による大腸環境への影響に違いも?

2021.09.16 Vol.Web original

 森永乳業が、全国47都道府県の20~50代男女1万2032名を対象に「大腸環境」実態調査を実施した。

 昨年の調査結果と比べ 「大腸(腸内・おなか)の健康を意識している」人は17.2%増加。コロナ禍で自粛が長引くなか、健康への意識の高まりが反映されたようす。

 また、コロナ禍前より「ストレスを感じることが増えた」人は「増えた」と「やや増えた」を合わせて50.7%と、2人に1人の計算に。ストレスを感じることが「増えた」人の51.2%は「大腸の不調がある」と答えており、ストレスが「変わらない」人の34.9%や「減った」人の34.5%に比べて、大腸の不調を感じている傾向にあることが分かった。

 さらに同調査では「大腸環境」の乱れの特徴である「便秘」の状況も調べて県別にランキング化。「バランスの良い食事の回数」「便の形状・色」といった、昨年の調査と同じ14項目の「便秘指標」に関する質問を行い、回答を点数化。その合計点数を元に「快便偏差値」を算出した。

 その結果、2021年の快便偏差値が最も高いナンバーワン快便県は「東京都」。昨年の15位から14位ランクを上げて1位となった背景には、自粛生活で「バランスの良い食事の回数」や「睡眠時間」が増えたことがプラス要因となったもよう。

 コメントによると「東京都民のキーワードは“変化に対する適応”です。東京の人はバランサータイプの人が多く、成績でいうとオール4。新しい文化に対する適応や、環境の変化への対応が早く、協調性が高いのが特徴」とのこと。

 2位は神奈川県、3位は愛知県と続いた。一方で「大腸環境」の悪化が疑われる、快便偏差値が最も低かった県は「青森県」となった。

 コロナ禍前と比べて「バランスの良い食事の回数」「発酵食品の摂取量」「運動量」「睡眠時間」の各項目で「増えた」人は「変わらない」「減った」人よりも快便偏差値が高くなる傾向が明らかとなり、今回の調査結果で、長期自粛による生活習慣の変化が、快便偏差値に影響していることが見て取れる。

 森永乳業株式会社調べ「『大腸環境』実態調査」より。

Copyrighted Image