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「不幸なふりはもうやめた」【36歳のLOVE&SEX】#6

2021.03.26 Vol.web original

 社訓というほどではないが、弊社には創業者・高橋がなりが提唱する「負け犬からの脱却十か条」というものがある。

 数年前まで毎朝全体朝礼があった頃は、日替わりで一節ずつ全員で唱和するということもしていた。

 今でも当時いた新卒メンバーにとっては、この十か条が強く印象に残っていて、思い出話として「十か条でどれが一番心に残っているか」という話をしたりすることもあるくらいだ。

 私自身、何かに悩んだり迷ったりするときは、この十か条を思い出して自分の行動を決めたりすることもある。

(十か条の内容については、高橋さんがYoutubeにてご自分でお話しされてるので、よろしければそちらをご覧ください→ https://youtu.be/jn9WhOHzaG4 )

 

 私が入社した頃、なのでもう15年くらい前になるのだが、先輩社員から私たち新卒社員に向けて、この十か条のうちの一節をアドバイスとして送る、ということがあった。

 私に送られた言葉は、「常識を身につけ、常識を疑え」。

 この言葉は、新しいものを生み出すには常識から外れたアイディアが必要であるとともに、非常識にならないバランスが必要だ、というような意味合いの言葉である、と私は理解している。

 だが妙に引っかかったのだ、「私には常識がない」と言われているような気がして。

 

 小中高と優等生で、大学も一応早稲田大学という名門と呼ばれるところを出たものの、私自身は学校の成績だけは良い、いわゆる空気が読めない子だった。
 
 特に大学のサークルでは空気の読み合いが大切で、空気を読めないことで周りに煙たがられているように感じることもあったし、実際に仲の良い人にそれを指摘されたこともあったが、そもそも空気を読むという言葉の意味が理解できずピンときていなかったから、どうすることもできなかった。

 

 だから新卒のときにこの言葉を送られて、「常識を身につけろ」「空気を読め」ということを会社や先輩から求められているんだろうな、そこが私の欠点なんだろうなと改めて感じたのだった。

 

 話はだいぶ昔に戻るが、今でもよく覚えている子どもの頃のエピソードがある。

 私は3月30日が誕生日なので、毎年春休みとかぶる。

 なので、自分のためにちょっとした誕生日パーティーを開き、招待状を書いて、家に友達を集めたりしていた。

 そのパーティー自体は何度かやったのだが、ある年友達の持ってくる誕生日プレゼントが例年と比べて豪華だと思った母親が、私の書いた招待状を見て、持ち物の欄に「誕生日プレゼント」の項目があるのを発見して驚愕していた。

「そういうものは、みんなが自主的に持ってきてくれるものであって、こっちが書くものでない」と言われ、どうやら自分が失礼なことをしたらしいということがわかった。

 だが、何が失礼なのか、全くわからなかったのだ。

 むしろ当時は、どうせプレゼント持ってきてくれるだろうから、忘れないように持ちものリストに入れておいてあげたほうが親切だろう、くらいに思っていた。

 

 自分では普通にしているつもりなのに、「空気が読めない」「常識がない」というようなことを周りに感じさせてしまう理由がわからずにイライラして、周りが思っている私と、本当の私は違う!と主張し続けて周囲の人と対立することばかり。

 するとそんな四苦八苦している姿やもがき苦しんでいる姿を面白がってくれる人もいて、そのまま対立し続けていたほうが好まれるのではと思うようにすらなった。

 ちなみに、TOKYO HEADLINEで最初に文章を掲載し始めたときの連載タイトルは「脱・こじらせへの道」である。

 私は、こじれているほうが面白い、不幸であることが望まれている、常に恋愛はうまくいかない、だからそんな自分であったほうが良い。

 空気が読めないくせに、変なところで空気を読もうとする、なんだか矛盾した生き方だ。

 

 私が先輩から「常識を身につけ、常識を疑え」と言われてから、新中野で迎える15回目の春が来た。

 SOD本社の近くにある杉山公園には、毎年桜の花が咲く。

 もっさりとまん丸に咲く満開の花はかわいらしく、見上げたときに青空とのコントラストがとても美しい。緑色のつぼみが入っているときも生命がみなぎるのを感じるし、なんだかよく名前も知らない鳥が枝で遊んでいる様子も良い。

 この時期はマフラーをぐるぐる巻きにしなければいけないほどの寒さもなければ、汗がダラダラ流れるような暑さもない。とにもかくにも過ごしやすい。

 晴れる日も多くて、なんていい季節なんだろうと、毎年思う。

 きっと私が生まれたのもこんなふうに幸せにあふれた日だったんだろう、そんな私が自分から不幸でいようとするのは、なんだか不毛なことのように思える。

 

 いつまで他人の望んだ(かどうかも本当はわからない)不幸を演じるつもりなのだろうか?

 本当に私のことを大切に思ってくれている人が、私の不幸など願うだろうか?

 もう、不幸なふりはもうやめようと思った春だった。

 

※かといって、特に結婚とかめでたい発表はないです。なんかすみません。

【田口桃子の「SOD女子社員は脱がなきゃだめですか?」】第7回 「生理休暇とっちゃだめですか?」

2019.09.13 Vol.Web Original

 一年ほど前ですが、ソフト・オン・デマンドにも生理休暇の制度が導入されました!

 弊社では、子供をもつ女性陣で組織された「すみれの会」という組織があります。

 女性を扱うAV業界だからこそ、社内で働く女性の活躍を応援するという目的で、様々な取り組みをしています。

 たとえば、定期的に実施される女性社員へのアンケート。

 社内での困りごとを吸い上げ、それをもとに社長に対応策を掛け合ってくれています。

 困りごとも様々ですが、身近なことでは分煙ルールが徹底されていないという指摘があり、社内に周知するというようなものです。

 時にはパワハラの報告を受けて、労働環境の改善へと切り込むこともあります。

 その女性社員アンケートの中で、「生理休暇を取得したい」という要望があり、昨年制度がスタートしました。

 もしかしたらそれまでも権利はあったのかもしれませんが…入社13年目の私でさえその制度を知らなかったので、おそらくほとんどの社員は認識していなかったと思います。

 では実際にどのくらいの人が利用しているかは、制度の特性上明らかにされることはありません。

 私はというと……0日です。

 これまでにまだ、生理休暇を取得したことはありません。

 幸いなことにお休みをとるほどのひどい生理痛や体調不良はないからです。

 でも、「いざとなったら生理休暇があるから休んでも大丈夫」という安心が生まれて、それだけでもだいぶ気が楽です。

 無理をしなくてもいいと思えるだけで、だいぶ過ごしやすく、働きやすくなったように感じます。

 数年前にこんなことがありました。

 私は身体的な生理痛はあまりないのですが、気分の浮き沈みが激しくなってしまうタイプです。

 ある時、生理中に重要な会議に出なければいけないことがあったのですが、その場でつい感情的になってしまいました。

 素直に謝ればよかったのですが、それすら考えが及ばず、「すみません、生理で感情的になってしまいました」と言ってしまったのです。

 すると上司はこう言いました。

「お前がしっかりしなければいけないのだから、生理ぐらいで感情的になるな。生理なんてないという顔をしろ」と。

 感情的になったのは私が悪かったです。

 余計な一言を言ったのは私が悪かったです。

 でも、一番生理なんて気にしたくないのは、私自身です。

 私が悪いことは百も承知ですが、人間性を否定されるよりもつらく、絶望しました。

 こういう悲しい思いをしないためにも、「生理の日は思い切って休む」。

 そういう選択肢があること、そういう選択ができることは、とても有意義なことだと思います。

 生理痛のつらさは、男性には理解しがたいですし、女性同士でも個人差があるのでわかりあえないこともあります。

 症状も様々で、お腹が痛いという人もいれば、頭が痛いという人もいるし、貧血になってしまう人もいます。

 手洗いやうがいをすれば予防できるとか、予防接種でなんとかなるというような対策ができないので、生理痛は自己管理ができないと言われてしまうと本当に困ってしまいます。

 個人的には、身体的な症状よりも、理解されない苦しさや自分でなんとも制御できないつらさのほうがしんどさを感じます。

 特別扱いしてほしいとは思っていません。

 いざというときに、自分で責任もって休める気持ちと制度が、当たり前になればいいなと思います。

 ちなみに、つらい生理痛の場合、ピルの服用などで症状が改善することもあります。

 実際に私はそうでした。

 なぜか日本ではピルを飲むことがあまり一般化していないように思いますが、悩んでいる人は一度検討してみてはいかがでしょうか。

 そして男性諸君は、ピルを飲んでる女性だからと言って生でヤレると思わないこと!

 性感染症の予防のためにも、必ずコンドームは着用しましょう。

 と、最後はAV屋らしく締めてみました。

【田口桃子の「SOD女子社員は脱がなきゃだめですか?」】第6回 「女性が集まって性の話しちゃだめですか?」

2019.08.23 Vol.Web Original

 先日8月18日、「レズノミクス東京~真打ち登場!レズっ娘クラブ東京進出記念イベント~」に出演してきました。

 2007年に関西にオープンしたレズ風俗店「レズっ娘クラブ」が東京店をオープンするにあたって、お店に所属するキャストさん、スタッフさん、そして実際にサービスを体験した方々が勢ぞろいするという豪華トークショー。

 以前私も姉妹店の「ティアラ」さんのサービスを体験しており、この日はその時の体験をお話しさせていただいたわけです。

 サービス体験の記事はこちら

レズ風俗で一生分の女性の愛をもらった話【田口桃子の「死ぬまでモテたい」 第28回】

 ベテランキャストゆうさん・代表御坊さんへのインタビュー記事はこちら

レズ風俗ベテランキャストゆうさん・代表御坊さんインタビュー【田口桃子の「死ぬまでモテたい」 第29回】

 今回は女性限定のイベントで、お盆時期の昼間だというのに、会場には女性客がぎっしり。

 イベントが始まると、お店のキャストさんたち、そのサービスを利用した人たちが、交互に舞台にあがってトークを繰り広げていきました。

 まずはレズっ娘クラブのキャストさんたちから。

 お店のスタッフの方が、「キャストの方はみんなセルフプロデュース能力が高い」「事務所でもいつも素敵」という話をされていた通り、キャストさんたちは一人一人個性がある中にもかわいらしさがある方ばかりです。

 キャストさんの次は、サービスを体験した方々が登壇。私もこちらに参加させていただきました。

 レズっ娘クラブには、エッチなことが一切ないデートコース、ホテルで本格的なレズプレイが楽しめるビアンコースがあります。

 過ごし方は様々ですが、その時間内ではキャストさんが精いっぱい自分に向き合ってくれる時間。

 私と同じようにそう感じている方々が他にもいらして、レズっ娘クラブはただ快感だけを提供するお店ではなく、自分を大切にしてもらえる時間を提供してくれているのだと、改めて感じました。

【田口桃子の「SOD女子社員は脱がなきゃダメですか?」】第5回 「女がオナニーしちゃだめですか?」

2019.08.09 Vol.Web Original

 新卒でアダルトビデオ業界に飛び込んで、その後女性向けの事業に配属されたのですが、私にとって「女性に性欲がある」ということは当たり前だと思っていました。

 エッチなことに興味があって、アダルトビデオを見たり、アダルトグッズを使ってみたり、ハウツー本を読んだりということは、この仕事をする前からしていたからです。

 そもそも物心ついた頃から、オナニーのようなことをしていました。

 当時はそれを「オナニー」だと認識していませんでしたが、なんとなくそれをしたくなり、すると気持ちよくなり、家族の目を盗んでこっそりとするようになっていたのです。
(いけないことをしているという気持ちよりも、なんとなく家族にはばれないほうが良いと思っていたんだと思います。)

 その後、中学生くらいでしょうか、新聞のお悩み相談コーナーが好きで毎回スクラップしていたのですが、そこに「まだ幼稚園生の娘が角に股間をこすりつけて恍惚とした表情をしているがどうすればいいのか」というお悩みが寄せられたことがありました。

 いわゆる幼児自慰というもので、ほかのことに興味がうつると自然にやめるでしょう、という回答でした。

 まさに自分は幼児自慰から、そのまま辞めずにし続けて今に至るのだとわかり、ドキリとした記憶があります。

 自分が少数派、いや、おかしいと気付いたのは、本当に最近のことでした。

 この10年ほど、女性向けのアダルトビデオやアダルトグッズがたくさん生まれ、企業・個人問わず「女性の性の解放」を訴える女性が多くなりましたよね。

 なぜみんなこぞって、「女性に性欲があることはおかしいことではない」「女性がオナニーをすることは悪いことではない」と当たり前のことばかり主張するのか?

 ずっとそれが疑問でした。

 そりゃそうです、私にとっては普通のことだったのですから。
だから、多くの女性が「性欲があることはおかしいことなのか?」「オナニーをすることは恥ずかしいことなのか?」ということに悩んでいるということに気付かなかったのです。

 また一方で、それらを発信している人たちが、セクハラの対象になり悩んでいることも知りませんでした。

 私自身はオナニーをする側の人間として、異性と対等に話せている(むしろ赤裸々に話しすぎて男性を引かせることもある)と思っていたし、そんなことで悩んだことはほとんどなかったからです。

 さらに言うと、オナニーを隠れてすることにも、言い訳が必要だということもわかりました。

 オナニーをすると女性ホルモンが分泌されて美容にいい。

 オナニーをすれば感度が上がって彼を喜ばせることができる。

 美容のため、パートナーのため、自分以外の何かを言い訳にしないと、性欲解消以外の言い訳がないと、怖くてオナニーすらできない。

 つまりは、女性がオナニーをするということは、他者に言い訳をしないとできないほど恥ずかしいことで、していることがばれると男性からセクハラを受けたりする行動で、正当化するために「性欲があることはおかしくない!」と主張し続けなければならない。

 これって楽しいですか??

 自分が自分の性欲を認めて、自己責任のもと欲求を満たしていくのは、何も変じゃないし、欲求を満たすことは楽しいことであるべきだと私は思うのですが。

 多分この記事が公開されている頃は、書店にananのSEX特集が並んでいることでしょう。

 年に1回のこの特集記事を見て、あなたは「女性の性は解放された」と思いますか?

「まだ解放とはほど遠い」と思いますか?

 私は、女性のオナニーが悪いことだとは全く思いません。

 でもわざわざ「オナニーしている」ことを明言する必要もないと思っています。

 果たして、どれだけの人が自分の性欲に自覚的になっているのでしょうか。

 ただ、性は一人一人違うものだからこそ、自分に自信をもって、自分なりの性を獲得していくことが必要で、そのためには自分の性欲をすべて認めてあげることが大切だということは、強く思います。

 オナニーを肯定することがそれらの一助になるのであれば、私は大声で「オナニー万歳!!」と言いたいと思います。

【田口桃子の「SOD女子社員は脱がなきゃダメですか?」】第4回 「飲み会で下ネタ言わなきゃだめですか?」

2019.07.26 Vol.Web Original

 アダルトビデオ販売会社「ソフト・オン・デマンド(以下SOD)」で働いて13年目。

 SODで働いていることを友人や初めて会った人に伝えたときの反応にもいろいろあります。
(「なんで早稲田大学を出てSODに?」という質問に対しての答えは、第3回の記事で書いたので、ぜひそちらを読んでみてください。)

 男性からよく言われるのは「お世話になってます!」という言葉。

 AVが好きでSODのことも知ってくださっていて、好きな女優さんや好きなシリーズの話などを聞かせていただけるのはとても嬉しいです。

 一方女性はSODという会社を知らない人が多く、「なんの会社?」というところから、どういうものを扱っていて、自分はそこでそんな職種で働いていて…というのを説明します。

「面白そう」と言ってくれる人もいれば、まったくピンとこないという表情の人もいて、女性にとってAVはまだそれほど日常的なものではないのだなと改めて感じることも。

 さて以前は、私がSODで働いているということを知っている男性から、しばしば「飲み会に来て」という誘いを受けることがありました。

 お酒を飲むのは好きなので、最初は何も考えずに参加していたのですが、次第に気づいてしまいました。

 彼らが求めているのは、「私」ではなく「SOD女子社員」であるということを。

 AV業界のことを面白可笑しく語ること、セクハラをされること、そしてそのセクハラを笑って受け流すこと。

 私に求められていたのはそれだけでした。

 こんなこともありました。

 初めて会う人なのに、私の名前をインターネットで検索し、プロフィールを覚え、取材記事や連載記事も見てきた上で、会社やアダルト業界の話を根掘り葉掘り聞かれ、最後には「この記事もどうせ自分で書いてないんでしょ?」と言われるという。

 全部自分で書いてるんですけどね。

 彼らはもしかしたら、アダルトビデオ会社で働く女性は全員女優で、出演以外の仕事がないと誤解しているのかもしれませんね。
(そもそも女優さんもAV出演以外にも、文章を書かれたり、歌や踊りをやられたり、作品の販売促進のために我々が依頼した作業をしたり、ほかにも様々なお仕事があります。)

 これって結構失礼な話だと思うんですが、どうでしょう。

「アダルトビデオを販売している会社に勤めている女性がまともな仕事をしているわけがない」

「アダルト業界の女性は、男性の飲み会では都合よくエロい話ができるホステスであれば良い」

 そういう価値観で扱われているのだなと感じて、私はすごく腹が立ちました。

 おそらく、ほとんどの皆さんは、性の話を真面目にする機会が多くはないのではないでしょうか。

 特殊な題材だから、性に関する話題になると、急に人との距離感がわからなくなる。

 他の題材で話しているときは、「これを言ったら相手がどう感じるか」「こういう伝え方をしてもいいかどうか」ということを考えられるのに、性の話をする機会が少ないから、その加減がわからない。

 それで、飲み会の席などで急に、「ハメを外す」ということが起こってしまうのではないかと思います。

 つまりは、普段からもっと性の話をして、力加減を知っていくことが必要なのでは。

 だからこそ、実は下ネタって、もっと話したほうがいいのではないでしょうか。

 セクハラをするためではありません。

 どうすれば他人を傷つけないで性の話ができるかを、もっと練習していくために。

 と言っても、最近は前述したような失礼な誘いも減ってきました。

 13年もSODで働いていると、さすがにちゃんと仕事をしてるんだなとわかってくれているのかもしれません。

 ただ単にまわりの友人たちが結婚・出産したりして、飲み会の開催数自体が減っているのかもしれませんが…。

【田口桃子の「SOD女子社員は脱がなきゃダメですか?」】第3回 「大卒でSOD入っちゃだめですか?」

2019.07.12 Vol.Web Original

 私は現在、ソフト・オン・デマンドというアダルトビデオの販売会社で、「GIRL’S CH」という女性向けの動画サイトの運営をする部署に配属されています。

 サイトの広報に関わる仕事をすることも多く、今皆さんが目にしているこの記事のように、文章で仕事のことや、自分自身のことを発信する機会もたびたびあります。

 そのようにして発信を続けていると、私自身に対してご意見をいただくこともあります。

 肯定的な意見、否定的な意見両方ありますが、先日ひとつ気になるご意見をいただきました。

 それが、「大学まで行ってSODに入るなんて親がかわいそう」というものです。

 なぜかこのご意見がとてもひっかかったので、今回はその理由を紐解いてみたいと思います。

新中野にできた「SyainBar SOD女子社員」はSODの愛と社風にあふれたお店だった

2019.05.17 Vol.web Original

 アダルトエンターテインメントグループのソフト・オン・デマンド(SOD)が秋葉原に立ち飲み居酒屋「女子社員酒場」をオープンしたのが昨年5月。随分と盛り上がっているという噂を聞き、昨年末には本紙記者も足を運び実際に体験したのだが、それは噂を超えた世界だった。そのへんは前回のリポート( https://www.tokyoheadline.com/431907/ )をご参照のこと。

 そのときは「やるな! SOD」と感心。水商売ゆえに浮き沈みもあるだろうが、ぜひとも長く続いてほしいと思ったのだが、よもや1年後に新中野に2号店ができるとは…。

 ということでオープン日の5月2日に行われたメディア向けのレセプションに行ってきました。あくまで取材で。

SODの「女子社員酒場」2号店オープン! その名も「SyainBar SOD女子社員」

2019.05.02 Vol.web original

 

最優秀専属女優賞の市川まさみがオープンに華を添える

 アダルトエンターテインメントグループのソフトオンデマンド(SOD)がプロデュースする「女子社員酒場」の2号店「SyainBar SOD女子社員」が5月2日、東京・新中野にオープンした。

 秋葉原にある「女子社員酒場」は立ち飲みスタイルだったのだが、「SyainBar」ではイスに座るスタイル。「ひょっとして キャバクラスタイル?」と思う人もいるかもしれないが、営業形態は「ガールズバー」。

 店内には5つのU字型のテーブルがあり、女子社員がその中に立ち接客する。いわば1軒のお店の中に5つの小さなガールズバーがあるといったところ。アキバではフードメニューも簡単なものが多かったのだが、こちらはしっかりとキッチンを完備。SOD創始者の高橋がなり氏特製の「がなり直伝 48時間 塩辛の二夜漬け」といったスペシャルメニューも揃い、充実度を増している。

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