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【KEY WORDで見るニュース】Quick Japan/塩野義/参加資格証剥奪

2021.08.07 Vol.744

Quick Japan

 隔月刊行の雑誌「Quick Japan」を発行する太田出版は8月4日、今月予定していた第157号の発行を取りやめると発表した。同誌をめぐっては平成7年発行号で、東京五輪開会式の元楽曲担当で、ミュージシャンの小山田圭吾氏が、学生時代に行ったいじめを告白したインタビューを掲載していた。

塩野義

 塩野義製薬は8月2日、新型コロナウイルスワクチンの効果や安全性を検証する臨床試験(治験)の最終段階を年内に開始し、ワクチンの年度内の供給を目指すと発表した。国内ではほかにも第一三共やアンジェス、KMバイオロジクスなどがワクチン開発を進めるが、最終段階の治験には入っていない。

参加資格証剥奪

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は7月31日、東京・晴海の選手村に滞在していた大会関係者が観光目的で外出したため、大会参加資格証を剝奪したと明らかにした。組織委は対象の人数や国名などを明らかにしていなかったが、ジョージア・オリンピック委員会は資格証を剝奪されたのは同国の柔道代表で男子66キロ級のバジャ・マルグベラシビリと73キロ級のラシャ・シャフダトゥアシビリと認めた。

五輪組織委が開会式前日にディレクターの小林賢太郎氏を解任。過去のホロコーストネタで

2021.07.22 Vol.Web Original

辞任の小山田氏の楽曲を使わないなら「解任」の小林氏の場合はどうなる?

 東京2020組織委員会は東京オリンピックの開会式前日となる7月22日、開会式および閉会式制作・演出チーム、クリエーティブチームの一員である小林賢太郎氏を解任したことを発表した。

 理由については「小林氏が、自身の公演で、過去に、歴史上の痛ましい事実を揶揄する台詞を使用していたことが分かった」としている。

 小林は組織委を通じて出したコメントの中で1998 年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で自身が書いたコントのセリフに「極めて不謹慎な表現が含まれていた」と明かした。そして「人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないこと。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした」などと謝罪した。

 そのコントではNHKのEテレで放送されていた教育番組「できるかな」のパロディーでノッポさんに扮した小林氏が次回の打ち合わせの場面の中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という言葉を使用した。

 小林氏はクリエーティブチームではショーディレクターを務め、実質的なトップ。開閉会式については先日、過去の障がい者などへのイジメが発覚したミュージシャンの小山田圭吾氏がクリエーティブチームを辞任。組織委は小山田氏の作った曲を使わないという決定を下した。小林氏については全体を統括する役割で、小山田氏における楽曲と一概に比較することはできないが、小林氏は「解任」であることからそのアイデア等をそのまま使うことは小山田氏の例に合わせると整合性が取れない。この日の午後に会見した組織委の橋本聖子会長は開会式については「検討中」と話している。

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