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日本の食ミュージアム構想。キーワードは、“リセット2020” 【BEYOND 2020 NEXT FORUM 総合セッション】

2020.04.04 Vol.Web original

 2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」。海外から高い評価を受けた和食ブームの追い風もあり、昨年訪日外国人の数は、3100万人を突破した。今後は東京オリンピック・パラリンピックの開催で、訪日数と共に日本の食文化への更なる注目が期待されている。

 そうした中、2020年以降の日本を活性化するためのプロジェクト、内閣府BEYOND2020認定プログラム「BEYOND 2020 NEXT FORUM 総合セッション ―日本を元気に! JAPAN MOVE UP!―」が、3月23日に都内で行われ、食に携わるエキスパートや有識者らが出席。「次世代食・農業」をテーマに、国内農業や食文化の振興を目的とした「日本の食ミュージアム」の可能性や、日本食の未来について意見を交わした。

食の第一人者たちが日本の食文化を世界へ広める「日本の食ミュージアム」を構想

2020.02.03 Vol.web original

 
 東京オリンピック・パラリンピックへ向けて、日本の食への注目度も高まるなか「2020年以降の日本の食・農」を考える「BEYOND2020 NEXT FORUM 農林水産省ワーキング」第2回が1月31日、農林水産省にて行われ、食に携わるエキスパートや有識者らが「日本の食」を広く伝えていく場として「日本の食ミュージアム」構想について語り合った。

 2020年以降の日本の活性化について、さまざまな分野の有識者が語り合う、東京2020公認プログラム「BEYOND2020 NEXT FORUM」と連動して行われるワーキングの第2回。今回は、第1回で上がった「日本の食と農・食文化」の振興を目的とした「日本の食ミュージアム」の可能性を模索。

 まず、国内外の食に関する施設や、幅広い層から人気を集める文化施設が参考例としてあがった。 辻調グループの辻芳樹氏は「教育や普及は大切な役割となるが、世界中から子供たちが訪れてくれるような、学ぶだけでなく楽しみながら日本の食の魅力を伝えていくことができれば。金沢21世紀美術館やニューヨークのアメリカ自然史博物館はリピーターも多い。そういったリピーターを引き付ける要素も参考になるはず」と話した。

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