SearchSearch

黒谷友香「明日も頑張ろうと希望を持てるように」主演舞台『あの子より、私。』上演中

2022.01.19 Vol.Web Original


 女優の黒谷友香が主演する舞台『あの子より、私。』が、よみうり大手町ホールにて上演中だ。

 黒谷は、カリスマ美容師で誰もがあこがれる理想的な家族の母親を演じている。14日に行われた開幕直前取材会では、息子役の基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)について聞かれ、「めちゃくちゃいい子ですよ!みんな言ってます(笑)。めちゃくちゃいい子。」だといい、「もっちゃん」「友姉」と呼び合っていることを明かした。

 基によれば、稽古が始まったとき、キャストのあいだで、あだ名で呼び合うことを決めたそう。「あだ名ってすごい力を持ってるなと思いますね。ギュっと近くなる。距離は遠いけど、心は近いという感じです」と、友姉。

 普段とは違って女性が多いのではないかと聞かれた基は「僕、最初すごく緊張してたんですよ。ほとんど女性で、その中で男性が2人しかいないので。でも皆さんが気さくに話しかけてくれたおかげですごく楽しかったですし、とても伸び伸びとできたので、そこはほんとにこのメンバーでお仕事をすることができてよかったなって改めて思います」

 基は劇中でボイスパーカッションも披露。「いつもやっていることなのでそこは緊張せずにというか。普段からやっているからこそ、こういう時に出せるものだなと思っています。なので舞台だからライブだからという緊張はないですね。」

黒谷友香がIMPACTors基俊介の母親に 年明けに東京と大阪で最新舞台『あの子より、私。』

2021.10.25 Vol.Web Original

 黒谷友香の最新主演舞台『あの子より、私。』が2022年の1月から東京と大阪で上演される。

 大人たちのコメディで、あらゆる世界の成功者が別荘を構えるという人気エリアの“別荘地見学会”を舞台に、こじらせ女子たちが理想の物件をめぐる内見バトルを繰り広げる。
 
 黒谷は、誰もがあこがれる理想的な家族の母親を演じる。黒谷は「生の舞台を観に来てくださる一人ひとりのお客様に、最高に楽んで感動していただける舞台、心に残る作品を創りたいと思っております。これまで舞台では、つかこうへい先生、宮本亞門先生 とご一緒して参りました。私にとって初となります才能ある女性演出家・岸本鮎佳さんとご一緒し、お仕事ができ る事を楽しみにしております。素晴らしい舞台をお客様にお届けできる様、共演の皆様と協力し合い、力を合わせて精一杯努めて参ります」と、意気込む。

時が経って感じ方が変わるものもあれば不変のものもある かさなる視点—日本戯曲の力— Vol. 2『城塞』

2017.03.26 Vol.687

 新国立劇場ではシリーズ「かさなる視点?日本戯曲の力?」と銘打ち、今年3月から、昭和30年代に執筆された日本戯曲の3つの名作を30代の気鋭の演出家によって上演している。今回はその第2弾。安部公房の『城塞』を上村聡史が演出する。

 同作は戦後17年が経った1962年に書かれたもので、戦争によって富を築いたブルジョア階級の責任を問う安部公房の痛烈な視点が際立つ作品。

 舞台は敗戦から17年後のある富裕層の邸。そこに住む男、その父、男の妻、家に仕える従僕、そして男に雇われた若い女による不可思議な“ごっこ”が繰り広げられていた。彼らは敗戦の記憶を持ちながらそれぞれの立場からの利己的な主張をぶつけ合うのだが、それによって、彼らのバランスが危うい状況へと変化していくのだった。

 ここで語られる特権階級意識や戦争観、愛国心といったものが過去のものととらえられるのか、もしくは身近な感覚としてとらえられるのか…。見る者の“感度”が試されることになる。

 ちなみにこの「かさなる視点?日本戯曲の力?」では3月に谷賢一が三島由紀夫の『白蟻の巣』(公演は終了)、5月には小川絵梨子が田中千禾夫の『マリアの首 ?幻に長崎を想う曲?』を演出。5月13日には3人の演出家と同劇場の芸術監督を務める宮田慶子氏によるシリーズを振り返るトークセッションを新国立劇場にて開催する。

Copyrighted Image