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年末年始も演劇三昧 ヨーロッパ企画『九十九龍城』

2022.01.03 Vol.748

 ヨーロッパ企画は同志社大学の演劇サークルに所属していた上田誠、諏訪雅、永野宗典が1998年に旗揚げした劇団。

 当初はSF的なシチュエーションの中で巧妙に伏線を張り巡らせた会話を展開するコメディを得意としていたのだが、映画化された『サマータイムマシン・ブルース』以降は会話よりも「構造」で見せる笑いへシフトチェンジ。現在はテレビゲームを思わせるトリッキーな地形や、SF・ファンタジめいた世界観の中で、登場人物たちがモソモソと日常会話をつむぐ、といったスタイルの群像コメディを得意としている。

 今回は約2年ぶりとなる本公演。「魔窟劇」とのことでアジアの知られざる魔境「九十九龍城」を描いた作品なのだという。

 今回の作品にあたっての作・演出の上田誠の言葉に「九十九龍城のことを描きます。あの体験は強烈でした」とあるのだが九十九龍城? どこの話?と思ったあなたはもう彼らの術中にはまってる?

 8・10・15・22日の18時の回には出演者によるおまけトークショーもあり。

ヨーロッパ企画第39回公演『ギョエー!旧校舎の77不思議』

2019.08.05 Vol.720

 年1回のペースで行われるヨーロッパ企画の本公演ツアーの季節がやってきた。

 昨年は結成20周年ということで、代表作の『サマータイムマシン・ブルース』とその続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を交互に上演するという豪華版。11都市で2万4000人以上を動員した。

 そんな周年記念の翌年はどういう企画をやるにしてもどうしても“地味感”が出てしまい難しいものなのだが、結成21年目の今年は新境地ともいえる「オカルト」ものに挑戦というファンを裏切らない企画を持ってきた。

 作・演出の上田誠は「そもそも理系で怪異や怪現象へは懐疑的。そういうことが身に降りかかったり、霊的なものにとりつかれたこともない」とのことで、今回は「フィクションと割り切って」作品を仕上げたという。

 チラシのビジュアルも恐怖漫画の巨匠・楳図かずお監修によるイラストを使用するなど、やるとなったら徹底的。

 これまでも「企画性コメディ」といった特殊なシチュエーションの作品を生み出し続けている彼らによる「オカルト青春コメディ」。多分、怖いのが苦手な人でも大丈夫なはず?

 関東地区では東京公演の後、全国を回って9月28日には横浜の関内ホールに戻って来る。

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