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【EXILE TETSUYA連載 DANCEの道】第74回「オリジナリティーを求めて」

2018.09.11 Vol.710

 久しぶりに、二日酔いで立てなくなるほどお酒をいただいてしまったTETSUYAです…。うれしいお酒ってどうしてあんなに進んでしまうのか? 謎ですね(笑)。

 自分がEXILEになる少し前に踊っていたダンスグループで、久しぶりに集まって少々お酒をいただきました。そのグループは「RAG POUND」といいます。今僕はそこで踊っていませんが、現在でも精力的に活動している日本を代表するKRUMP集団です。僕が踊っていたあの頃、KRUMPというダンスだったり、仲間から教わった事や感じた事があるからこそ、今の自分があるといっても過言ではなく、とても大切な時間でした。そんな「RAG POUND」の現在のメンバーと昔のメンバーが全員集まれば、そりゃ楽しいですね(笑)。立てなくなるほどのお酒は、逆に僕を奮い立たせてくれるエネルギーになりました。今月から始まる、EXILEのドームツアーに向けてさらに気合が入りましたし、準備も万端です!

 先日、実際のステージを立てて、すべてのスタッフの皆さんとの合同リハーサルを行ったのですが、過去1番の順調な進み具合で、終始みんなの笑顔が見られるリハーサルでした。初日から、かなり完成度の高いSHOWをお届けできそうなので、チケットを手にしていただいた全国の皆さん、ぜひ踊って歌って騒ぐ準備をして、楽しみに待っていてください!!

 さて、そんなリハーサルの最中ですが、先月、岩手県釜石市に完成した釜石鵜住居復興スタジアムに「ダンスで日本を元気に!夢の課外授業 中学生Rising Sun Project」で行ってきました。このスタジアムは、来年に日本で行われる、ラグビーワールドカップの会場として、建設されたのですが、この場所には、2011年まで学校がありました。しかし津波で流されてしまい、甚大な被害を受けてしまったのですが、その場所に“街のシンボル”ともいえるスタジアムが遂に完成しました。そのこけら落としとして、ラグビーの試合のハーフタイムのSHOWとして、地元の中学生と一緒に、「Rising Sun」を踊る事ができて本当にうれしかったです! 今回は236名の中学生と一緒に踊ったのですが、ÜSAさんと僕の他にも、EXILEメンバーからケンチ、直己、岩ちゃんも駆け付けてくれて本当に素敵なダンスになりました! 一生懸命に練習してくれた中学生たちが、大人になっても、この経験を誇らしく思ってもらえるように、自分たちもまだまだ頑張っていこうと改めてメンバーで誓った事は忘れません。

 実は前の日の夜に、釜石市に到着したのですが、ホテルに大浴場があったので、メンバーみんなで一緒に裸の付き合いをして、本番に向けて想いを1つにしました(笑)。いい夏の思い出ですね!

 そんな素敵な思い出のある釜石に、またぜひ戻ってきたいですし、この先も本当の意味での復興が実現できるまで、「日本を元気に!」をテーマに継続していきたいと思いますので、引き続き、Rising Sun Projectをよろしくお願い致します!

 いろいろなステージや場所で踊れば踊るほどダンスって奥深いなぁと感じる今日この頃ですが、自分にしかできない表現を改めて考えさせられる出来事がありました。それは先日、「月刊EXILE」の僕の個人企画であるE.P.I.の対談での、車椅子ダンサーの神原健太さんとの出会いでした。その時に神原さんが、撮影現場でオリジナルダンスを披露してくださいました。EXILEの楽曲「STEP UP」に乗せられた、今までに見た事のない技や力強い表現力に心を打たれましたし、まさに神原さんにしかできないオリジナルダンスでした。

 自分の身体の長所や、車椅子を駆使して、繰り出すダンスに、いま一度、僕自身が初心に返らされたといいますか、とにかく衝撃を受けたのです。ダンスを始めて2年足らずの神原さんが、なぜダンスと出会い、リオのパラリンピックの閉会式でのパフォーマーに選ばれたのかなど、貴重なお話をたくさん聞く事ができましたし、いつか一緒に踊らせていただききたいなと心から思いました。ぜひ9月27日発売の「月刊EXILE」の対談を見ていただけたらうれしいです。

 EXILEのドームツアーに向けて、さまざまなインプットをして、自分と向き合うことができたので、今の自分のすべてを込めた、EXILE TETSUYAとしてのオリジナルダンスを、全国の皆様にお届けしたいと思います! 皆様、ぜひライブ会場でお会いしましょう!!

EXILE TETSUYA

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