SearchSearch

「BOSS」30周年 パッケージデザインから見る働き方の変化とは

2022.09.12 Vol.web original

 1992年に誕生した缶コーヒーの「BOSS」。今年、発売して30周年を迎える。「BOSS」が開発された90年当時、サントリーの当時のマーケティングデータによると、まだ缶コーヒーの典型的なユーザーは肉体労働者が中心だった。トラック運転手、工事現場の作業員などに的を絞り、その飲用実態や気持ちを深堀した。たとえば、トラックの助手席での徹底的なインタビューや、タクシー運転手休憩所での中味試飲調査などだ。働く人を励まし、また、頼りになる存在の缶コーヒーになりたいと考えから「働く人の相棒」というコンセプトを規定し、理想の自分像として「BOSS」というネーミングをつくり、さらに相棒として人格化しやすいように、BOSSおじさんのロゴマークを開発した。

缶コーヒーじゃないBOSS

2017.04.24 Vol.689

 

 人気の缶コーヒー「BOSS」は、新たなラインアップとして「クラフトボス」シリーズを展開。第1弾として「クラフトボス ブラック」が発売、第2弾「同ラテ」は、6月13日から全国で発売される。近年、コーヒーの楽しみ方が多様化する中で、缶コーヒーやボトル缶コーヒーになじみがない“第3世代”が増加。それら現代のオフィスワーカーの働き方に合わせ、時間をかけて少しずつ飲むことを想定。満足感がありながらも、すっきり飲み続けられる味わいを実現した。200を超える工程を経て、手間を惜しまず仕上げた。

 

Copyrighted Image