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ポスティングの巨人・菅野は残留も視野に年内結論

2020.12.10 Vol.736

 プロ野球巨人は12月8日、菅野智之投手(31)が米大リーグ球団と交渉するためポスティングシステムの申請を行ったと発表した。

 会見で菅野は「ホッとしている気持ちと、この先どうなっていくか分からないので、不安も多少ある」と話した。菅野の大リーグへの夢は巨人入団前からのもの。この日もツインズの前田やエンゼルスの大谷らの名を挙げ、「年齢的にも残されたチャンスは少ない。いろんな日本人が活躍しているのを見て、単純に一野球人としてそこでプレーしたいと思った」と語った。

 もっとも来季も巨人でプレーする選択肢を持ちながら、話し合いを進めていくとのことで「交渉できる権利をもらったので、まずは話を聞いてみて。そこからイメージが湧くんじゃないかと思う」と語った。年内に結論を出したい意向で「いろんなことが手に付かない状態で、正直今でも悩んでいる」と揺れる胸の内を明かした。

プロ野球MVPに菅野と金子

2014.12.05 Vol.632

 プロ野球の年間表彰式「NPBアワーズ」が11月26日、東京都内のホテルで開かれ、今季の最優秀選手(MVP)にセ・リーグは巨人の菅野智之投手(25)、パ・リーグはオリックスの金子千尋投手(31)がともに初めて選ばれた。最優秀新人(新人王)は、セは広島の大瀬良大地投手(23)、パはロッテの石川歩投手(26)が選出された。

 菅野は12勝5敗、防御率2.33で最優秀防御率を獲得し、チームのリーグ3連覇に貢献した。金子は16勝5敗で防御率1.98の好成績をマーク、最多勝、最優秀防御率のタイトルに輝いた。

『ジョージア魂賞』の年間大賞はやっぱり楽天の田中

2013.11.27 Vol.605

 2010年から始まり、この時期の恒例行事としてすっかり定着した感のあるプロ野球の『ジョージア魂賞』の年間大賞発表と表彰式が27日、都内のホテルで開催された。
『ジョージア魂賞』は「チームの勝利に最も貢献した魂あふれるプレー」に与えられる賞で、野球関係者による選考委員会がノミネートしたプレーからファンの投票によって選ばれる。まさに「記憶に残る」プレーだ。
 開幕から2週間区切りで選ばれたプレーは12個。そのなかから今年は、楽天の田中将大投手の8月16日の対西武戦の投球が大賞に選ばれた。この日は昨年8月から続く連勝を「21」に伸ばしプロ野球新記録を樹立した「記録に残る」日だが、今回の受賞で文字通り「記憶に残る」日にもなった。
 田中は「数字の面だけではなく、ファンの心に残るプレーができたんだと思う」と、記録ずくめの年の最後に、ファンの投票によって決まる賞を受賞できたことに満足げ。副賞の賞金100万円については「コーヒーを買いたいです」とリップサービスで会場を笑わせる一幕も。
 もうひとつの選考委員特別賞には巨人の菅野智之投手の4月13日の対ヤクルト戦での好守備が選ばれた。バント失敗の小飛球をスライディングキャッチ。この日は8回を投げて10奪三振の好投を披露したが、投げるだけではない果敢なプレーが選考委員たちの目に留まった。
 菅野は「ファンの皆様があって自分たちがいる。来年以降もさらに頑張りたい」と語った。

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