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北野武「戦国武将なんてみんな悪いヤツ」監督最新作で“本能寺の変”描く

2023.04.15 Vol.web original

 

 映画『首』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、北野武監督と、キャストの西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が登壇。北野監督が『座頭市』(2003)以来の時代劇にかける思いを語った。

 北野武が原作・脚本・監督・編集を手がけるほか羽柴秀吉を演じ、本能寺の変へと突き進む武将たちの愛憎渦巻くドラマを描く歴史スペクタクル。

 KADOKAWA代表取締役社長・夏野剛氏も「製作費は15億円。私もすでに拝見しましたが『七人の侍』や『影武者』に通じるような作品」と胸を張る超大作。構想30年、生前の黒澤明も期待を寄せていたという企画の映画化に北野監督は「構想3週間の間違いじゃないかと思いますけどね」とボケつつ「時代劇は、よく見るのはNHKの大河なんですけど。すごいキレイな出世物語で。人間の出世欲とか業とか裏切りがあまり描かれていないんで。自分としては面白くない。自分が撮ればこうなる、という発想でやろうとなった」と振り返り「大分、苦労したんですけどどうにかでき上った。素晴らしい役者さんたちのおかげ」と豪華キャスト陣に感謝。

 本能寺の変を、自身が演じる「秀吉が裏でかなり動いていたという構想」で描く。衆道と呼ばれる武将同士の愛憎も描くと明かし「それを描かずに戦国を語るのはおかしい。そういう話もちゃんと入れて。あと侍とか戦国大名なんてのは悪いヤツなんだから。一般の人が死んでも関係ない。その残酷さ、生と死をバックボーンとした生き方が上手く描ければ。愛ではないけど死を前にした男同士の関係を描ければと思った」と語った。

 撮影現場のエピソードを聞かれた西島が、監督が追加した1シーンのために「けっこう大きなセットを組んで撮影したんです。僕もワクワクして現場に行ったら1カットで終わって呆然としました(笑)。監督が欲しい画のために1カットでもそれだけ作るという素晴らしい現場だった」と明かすと、北野監督は「黒澤明さんや大島渚さんと話したときに言われたことが印象に残っていて。大事なシーンは引くべき。これだよと寄って印象付けるのは下品だと言われて、それが癖になった」と、アップに頼らず引き画を生かすという、巨匠監督から受け継いだこだわりを明かした。

 最後に北野監督は「オレは芸人なので、これはお世辞だなとか分かるんですけど、これは大多数が本当にほめているので成功したかな、と」と胸を張りつつ「大ヒットとずうずうしいことは言わないけどヒットしていただいて、あと何本か撮れれば」と映画への意欲を語っていた。

 映画『首』は2023年秋公開。

北野武監督最新作に『Dolls』西島秀俊や『座頭市』浅野忠信ら歴代作品俳優陣が集結

2023.04.15 Vol.web original

 

 映画『首』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、北野武監督と、キャストの西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、浅野忠信、大森南朋が登壇。北野組初参加の中村を覗いて北野組の豪華俳優陣が集合した。

 北野武が原作・脚本・監督・編集を手がけるほか羽柴秀吉を演じ、本能寺の変へと突き進む武将たちの愛憎渦巻くドラマを描く歴史スペクタクル。

 構想30年という企画を満を持して映画化。北野監督は「北野組でこれだけ優秀な役者さんが集まればそろそろ撮れるなと思った」と、歴代の北野作品で強い印象を残してきた役者陣を見渡した。

 明智光秀役の西島秀俊が「呼んでいただいたのは『Dolls』(2002)以来。成長した自分を見せようなんて決して思わず無欲に監督の思うことを表現しようと現場にいました」と言えば、『アウトレイジ』シリーズに出演した織田信長役の加瀬亮は「『アウトレイジ』でも自分から遠い役で大変で、今回も大変だろうと思って参加しました。案の定、大変な目に遭いました(笑)」。黒田官兵衛役の浅野忠信は「『座頭市』(2003)に続いてまた時代劇ということで本当にうれしい」。

『アキレスと亀』(2008)や『アウトレイジ 最終章』(2017)など北野組の常連でもある羽柴秀長役の大森南朋は「何年かごとに北野組に帰ってくることができるのがモチベーションになっています。良かった、また(オファーが)来た、嫌われてなかったと思いました(笑)」と笑いつつ、北野監督について「唯一無二の存在で、僕はあこがれ続けています…告白みたいになっちゃった(笑)」と照れ笑い。

 北野組初参加の中村獅童は、以前から北野監督作への出演を希望しており大森に相談したこともあったと明かし「また映画の仕事で、北野監督のオーディションなんてあったら…と話していた翌日に北野組のお話を頂いて、こんなことってあるのかと思いました」と感激しきり。川に沈められるというシーンでは「その前に(北野監督が演じる)秀吉が吐くシーンがあって、まだそれが近くにあったんです。でも尊敬する監督のものなので汚いとも思わず喜んでやらせていただいたんですけど…本編でカットされていました」と苦笑。

 信頼する俳優陣の集結に、北野監督は「おかげさまで、北野組は声をかけると断られることがあまりなく、スケジュールを調整してくれる。ギャラはあまり出ないのに」と笑いをさそっていた。

 映画『首』は2023年秋公開。

「仮面ライダーBLACK SUN」主演の西島秀俊がウルトラマンへの変身願望を明かす「NARIKIRI WORLD」28日から開催

2022.10.27 Vol.web Original

 10月28日から東京ドームシティ Gallery AaMoで開催される「NARIKIRI WORLD」のオープニングセレモニーに西島秀俊と映画監督の白石和彌氏が登壇した。

 同イベントは「仮面ライダー」の変身ベルトなどの変身アイテム「なりきり玩具」をテーマに、100種類以上のさまざまな最新の商品が展示されるといった内容。西島はプライムビデオで配信が開始される「仮面ライダーBLACK SUN」で主人公を演じ、同作品に登場する変身ベルトも今回のイベントの注目アイテムとなっている。

「仮面ライダーBLACK SUN」は、1987年にTV放送されていた「仮面ライダーBLACK」のリブート作品。西島は「オリジナルが傑作なので、皆さんにどうみていただけるのか緊張しています」とコメントした。イベントのテーマになっている“変身”については「子供のころからの夢が50歳にして叶うんだなって思いました。特撮スタッフさんらの仕事をみて歴史を感じながら変身しました」と語った。

アップデート完了!令和のヤクザ映画『グッバイ・クルエル・ワールド』を観てきた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2022.09.14 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 現在、ある作品に監督として参加しております。強行日程で大変なんですが頑張っております。きっといい作品をお届けできるかと思います。お楽しみに!

 では今週も始めましょう。

豪華俳優が舞台裏トーク! 西島秀俊は三浦友和の衝撃アドリブに「本気で逃げた」、宮川大輔は斎藤工がトラウマに?

2022.09.10 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開記念舞台挨拶が10日、都内にて行われ、西島秀俊、三浦友和ら豪華キャストと大森立嗣監督が登壇。豪華俳優陣が撮影舞台裏トークで盛り上がった。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 主演・西島秀俊は「最近なかなかないバイオレンスな作品なのでちょっと緊張しています」と言いつつ、完成作を大絶賛。本作のイベントに初めて参加したという宮川大輔は「コロナになってしまったので、今日来れるかギリギリのとこだった」と明かしつつ「本当にかっこいい映画に出させていただいた」と感激。さらに「自分のシーンでは、(運転した)アメ車がブレーキがきかなかったんですよ。なのに後ろに(三浦)友和さんを乗せて。しかも初めに二速に入れてしまってて、いきなりブオーン!って。でも友和さんが後ろでクッと笑っていただいてほっとした」とハプニングを明かし笑いをさそう一幕もあった。

 一方、三浦が「選挙ポスターにおしっこをかける」というシーンで、アドリブで西島にもかけようとしたようで、西島が「急にかけられたので本気で逃げた(笑)」と苦笑すると、三浦はひょうひょうと「あれは本当のおしっこじゃないですよ」と笑いをさそいつつ、西島について「ニュートラルな俳優の代表選手。なにをやっても受け止めてくれる。一緒にやっていてこんなに落ち着く俳優さんはいない。かと思うと演技ではいきなりトップギアに入ったり」と絶賛し「俳優って、ほめ合って気持ち悪いでしょ? でも本当なんですよ」。

 そんな豪華俳優陣とともに味のあるキャラクターを演じていた宮川大輔は「(芝居で)斎藤工くんから、けっこういろんなものを投げつけられて、非常に怖かったです」と戦々恐々。「一番怖いと思う人物は?」という質問にも「工くんですね。あんだけやられたらトラウマですよ。普段、優しすぎるからそのギャップがまた。ムチ打ちになるくらい蹴られてるんです、でも“OK”が出たら、首をトントンてやってくれる」と、役と普段とのギャップの激しさを力説していたが、コワモテの役どころを演じていた奥野瑛太から「宮川さんが演じるキャラが一番怖い。ああいう人と一緒に仕事をやったら絶対に失敗する」と言われ、会場も大笑いしていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、三浦友和、大森南朋、宮沢氷魚、玉城ティナ、奥野瑛太、宮川大輔、大森立嗣監督。

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』は公開中。

三浦友和、ダウンタウン浜田をイメージして役作り! 西島秀俊を驚かせた爆破シーンにも「僕は西部警察に勤めていたから」

2022.07.07 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』完成披露イベントが7日、都内にて行われ、西島秀俊、斎藤工ら豪華キャストと大森立嗣監督が登壇。強盗団を束ねる役どころを演じた三浦友和が“ぶっちゃけトーク”で会場を盛り上げた。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 大森監督も「プロデューサーとお酒を飲みながら、こんな映画を見たいねと話していたところから生まれた映画」と語る、映画愛あふれる痛快作。

 主演・西島が「群像劇で、それぞれが主役のようなストーリーになっています」と言えば、宮沢氷魚も「ここまですごい方々と共演することはなかなかない。皆さん主演を張る方ばかり」と豪華な顔ぶれとの共演に感激しつつ「先輩たちはオンオフがはっきりしていてかっこいい」と瞬時に役との切り替えができる先輩俳優に感服。宮沢が「斎藤工さんは演じているときは本当に怖いんですけど、カットがかかった瞬間にいつもの優しい工さんになるのがすごい」と言うと、斎藤は「氷魚さんの純朴な瞳を見ると心がほだされてしまう。キュンとしていました」と明かし、笑いをさそった。

 そんな個性的な面々を束ねる役どころだという三浦は役の参考にした人物がいると言い「役の名前が“浜田”って言うんですよ…」と言うと、ピンときた観客から笑いが。三浦は「分かりましたよね? ダウンタウンの浜田さん。人を掌握する力を参考にさせていただきました。でも(役の人物は)根性がものすごく悪い人間なので、そこは違いますよ。20年後の浜田さんを…」と悪人要素ではない部分を参考にしたと念を押した。

 三浦の告白に西島も「僕も初めて聞きました」とびっくり。そんな西島は、見どころを聞かれると、西島の過去の主演作『ダブルフェイス』の現場を担当した効果スタッフが本作にも参加していたと言い「ド派手な効果をされる方なんですが“今回はそんなでもないですよ”と言っていたのに、ガソリンスタンドの爆破シーンで周りが昼みたいになった。もちろん安全なんですけど」と苦笑。

 すると、かつてない役どころに挑んだ玉城を絶賛していた三浦が「爆破に関しては、僕は西部警察に勤めていたことがあるので、そんなに驚かない」と言い、会場を沸かせていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、三浦友和、大森立嗣監督。

『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日より公開。

斎藤工、西島秀俊と共演した大ヒット作をネタに「この間まで地球を守ってた」

2022.07.07 Vol.web original

 

 映画『グッバイ・クルエル・ワールド』完成披露イベントが7日、都内にて行われ、西島秀俊、斎藤工らキャストと大森立嗣監督が登場。突然の豪華映画人の出現に日比谷が沸いた。

 監督・大森立嗣×脚本・高田亮がオリジナルで描くクライムエンターテインメント。闇組織の資金洗浄現場を狙い大金強奪を成功させたものの、組織に追われることになった一味の大波乱の物語。

 この日は、東京ミッドタウン日比谷のアトリウムでフォトコール。劇中にも登場するフォード・サンダーバードが展示されたアトリウムに、突如現れた人気俳優陣の姿に館内も騒然。主演・西島秀俊は「こんなところで挨拶するとは思っていなくてすごく驚いております(笑)」とアトリウムにいた観客たちに向かって手を振り、さらに場を盛り上げた。

 その後、映画館での舞台挨拶に登壇した一同。一夜限りの窃盗団を率いる主人公を演じた西島をはじめ、豪華キャスト陣のド派手なバイオレンスも見どころ。西島は「最近、こういう世界の役をやっていませんでしたが、今回は、かなり強烈な人たちにどんどん追い込まれていくので、追い込まれていく僕が好きな方は…そんな人がいるか分からないですけど(笑)、そのご期待に沿えると思います」。

 そんな西島に、強面ヤミ金業者役の斎藤も「最高ですよ、西島さん。この間まで地球を守っていたり…」と、西島と共演した大ヒット作『シン・ウルトラマン』を匂わせ、すかさず西島が「あなたが守ってたんでしょ(笑)」。さらに斎藤は「本作では車を運転する西島さんも見れるし…」と、今度は、米国アカデミー賞を受賞した西島の主演作『ドライブ・マイ・カー』を想起させるコメントで、会場の笑いをさそった。

 西島は「それぞれの世代で行き場を失った者たちが生き残りをかけてたたかう物語です。誰が生き残るのかお楽しみに」と観客の期待を盛り上げていた。

 この日の登壇者は西島秀俊、斎藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、三浦友和、大森立嗣監督。

『グッバイ・クルエル・ワールド』は9月9日より公開。

『シン・ウルトラマン』で話題「私の好きな言葉です」大喜利にキャスト、監督が挑戦“本家”山本耕史の回答は?

2022.05.25 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』の大ヒット御礼舞台挨拶が25日、都内にて行われ、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、山本耕史と樋口真嗣監督が登壇。映画を見た人の間で話題を呼んでいる劇中のセリフ「私の好きな言葉です」にちなんだトークで盛り上がった。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 公開初日から8日間で観客動員は103.2万人、興行収入は15.4億円を突破する大ヒットを記録中。

 主演・斎藤は「普段メールで済ませる人も電話で感想を伝えてくれる」と周囲の熱い反応に感激。長澤も「ネタバレ禁止が多かったんですが、やっと言える」と笑顔を見せ、劇中で巨大化するシーンについて「面白かった、笑えたと言われますね。この映画はなかなか笑えるシーンも多いので、映画館に2回目は笑いに来てほしい」とアピール。

 異星人らしい違和感がすごいと話題のメフィラス星人役・山本は「少し前に出演した映画の興行収入を1日で抜かれました」と驚きつつ喜び「近日中に、メフィラス関連の何か(入場者プレゼント)が用意されるようですよ」と明かした。

米津玄師「生半可なものは作れないと思った」『シン・ウルトラマン』主題歌を映画館で鑑賞した斎藤工が絶賛

2022.05.13 Vol.web original

 映画『シン・ウルトラマン』初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、主演の斎藤工、共演の長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりと樋口真嗣監督が登壇。登壇者たちが厳重なネタバレ禁止に四苦八苦しながら映画をアピールした。

 主演・斎藤は「今朝8時の回にチケットを取って行ったのですが、今日の天気と交通事情の折り合いがつかなくて…」と、予定時刻を過ぎたため受付で発券してもらったことを明かし「受付で名前と個人情報の点呼がありまして。“斎藤工さん、『シン・ウルトラマン』8時の回ですね、どうぞ”と…。申し訳ない気持ちで」と、まさに“いち観客”として主演映画の上映を見ることが出来たと明かし、観客の笑いをさそった。

 映画化発表から約3年を経て迎えた初日。“ネタバレ禁止”事項が多かったとのことで、長澤は「自分の口からこの映画の良さを伝えたいのですが、ぜひ映画館で自分の目で確かめていただければ」。西島はネタバレをしないように見どころを伝えようとしたが「アレがああなって、コレがこうなって…」と、具体的なことが一切言えず苦笑しきり。

ゴジラも見守る『シン・ウルトラマン』豪華キャストたちが“相合傘”でレッドカーペットに登場

2022.05.09 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』のレッドカーペットイベントが9日、ゴジラのオブジェで知られる新宿・歌舞伎町ゴジラロードにて行われ、斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかりと樋口真嗣監督が登壇。雨の中“相合傘”をしながらファンの歓声に応えた。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 いよいよ今週末に公開を控え、主演・斎藤が「早く公開を迎えて皆さんと思いを共有したい」と話せば、長澤、西島も公開が待ちきれない様子。これがレッドカーペット初参加という有岡は「3年前に出演が発表されてから、どうなってるんだと聞かれても何も答えられなくて苦しかったのでやっと公開を迎えられてうれしい」と話し、早見は「完成した映画を見て、これだけの時間がかかった理由はここにあったのかと納得しました」と感嘆。

 ネタバレを避けつつ完成した映画を見た感想をと求められると、斎藤は「言語化できないというか、あまり言葉にしないほうがいいのかな、と」と言い、キャスト陣も口々に「とにかくすごかった。言葉では伝えられない」と大興奮。西島は「僕はまさに子供のころウルトラマンに熱狂していた世代なんですが、このいい年した僕が、映画の最初から、そのときと同じように“すごい!”と夢中になって見ていました」と目を輝かせた。

 樋口監督は「この5人が一緒に試写を見てくれたのですが、見終わった後に感想を聞こうとしたら、みんな“うーん…”って。言語化できないのか言いたくないのか。まずったかなと思ったんですが、今話を聞いてそうじゃなかったんだと安心しました」とほっとした様子。

 最後に斎藤は「円谷英二さんたちが込めた、平和を思う気持ちや優しさというバトンを受け取って、しっかり新しい世代に届けられる作品だと思います」と胸を張った。

『シン・ウルトラマン』は5月13日より公開。

斎藤工は「ウルトラマンそのもの!」長澤まさみ、西島秀俊ら『シン・ウルトラマン』完成に大興奮

2022.05.02 Vol.web original

 

 映画『シン・ウルトラマン』の完成報告会が2日、都内にて行われ、キャストの斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊と樋口真嗣監督が登壇。この日に初めて完成作を見たばかりというキャストたちは「いますぐもう1回見たい」と興奮冷めやらぬ様子で作品について語った。

 昭和41年(1966年)の放送開始以来、国内外で愛されてきた名作キャラクター“ウルトラマン”を、55周年記念作品として映画化。企画・脚本を庵野秀明が務める。

 主人公であるウルトラマンになる男・神永新二を演じた斎藤工は「撮影は3年前なんですが昨年でも来年でもなくこのタイミングで公開されることに意味を感じる」と完成に感無量。「僕個人では背負えないと思い、皆さんのお力添えを頂きながら向き合ったつもりです」と歴史的キャラクター役を振り返った。

 そんな斎藤に、神永の相棒・浅見弘子を演じる長澤が「斎藤さんは本当に穏やかな方で、いつもみんなを静かに見守っていてくれる。大人っぽくて色っぽくて、本当にウルトラマンのような存在」と言えば、禍威獣(カイジュウ)特設対策室専従班・通称“禍特対(カトクタイ)”の班長・田村君男を演じる西島秀俊も「工くんはウルトラマンそのもの。自分の視点を持って全体を見ていてくれる。工くんがいるとその場に安心感がありました」と信頼をあらわに。

 一方の斎藤も「このお二方の名前を見たとき、このプロジェクトは映画的な正しさを持った場所に行けると思いました」と頼もしい仲間に感謝。樋口監督も「夢が現実になったキャスティング。本作はウルトラマンと禍威獣たちの物語ですが、それ以前にウルトラマンと人間、仲間たちの物語。人類代表としてのキャストを選びたかった」と思いを明かした。

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