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“苦節10年”伊藤健人が38秒KO勝ちで悲願の王座獲得「王者になると言い続けて10年経ちました」と涙のマイク【Krush】

2024.02.25 Vol.Web Original

「Krush.158」(2月24日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合で行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で挑戦者の伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)が王者・里見 柚己(team NOVA)を1R38秒で破り悲願の王座獲得を成し遂げた。

 伊藤は2014年2月にKrushでデビューを果たし、同年11月に行われた新生K-1の最初の大会となる「K-1 WORLD GP 2014 ~-65kg初代王座決定トーナメント~」ではプレリミナリーファイトの第1試合に抜擢されている。

 この日までのキャリアは30戦 14勝(4KO) 12敗 4分と勝ったり負けたりの中堅選手のポジションに甘んじていたが、2022年12月の鈴木翔也戦から3連勝し、昨年9月の新生K-1第2章の幕開けとなる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」でKrush王者の里見と対戦というチャンスを手繰り寄せた。試合は王者になったばかりで、さらなる高みを見据える里見の勝利を予想する向きも多かったが、伊藤が2つのダウンを奪った上でのKO勝ちという番狂せ。ダイレクトリマッチでの王座挑戦にこぎつけた。

苦節10年、伊藤健人がタイトル初挑戦。前回敗れた王者・里見柚己は「恥をかいた。失神させる」と倍返しを予告【Krush】

2023.12.27 Vol.Web Original

「Krush.158」(2024年2月24日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が12月27日、都内で開催され、2つのタイトルマッチが発表された。「Krushライト級タイトルマッチ」では王者・里見柚己(team NOVA)に伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)が挑戦する。

 里見は今年1月に当時、王者だった大沢文也に挑戦するもダウンを奪われたうえで判定負け。しかし後日、このダウンの際の大沢の攻撃が里見の蹴り足をつかんだ際に行われたものと認定され、ダウンを取り消しノーコンテストとなった。そして6月に再戦が行われ2-0の判定で勝利を収め、晴れて王座を獲得した。その勢いを駆って、9月には新生K-1の第2章幕開けの大会となる「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」に参戦し伊藤と対戦するも2RでKO負けを喫している。今回はその伊藤を迎えての初防衛戦となる。

 伊藤は2014年にデビューを果たし、同年11月のK-1新生旗揚げ戦ではプレリミナリーファイトの第1試合に出場。その後もKrushを主戦場に戦うもスーパー・フェザー級では成績が安定せず、負けが込む時期もあったが、2022年にライト級に階級を上げるとそこから戦いぶりが安定。3連勝で前回、里見と対戦のチャンスをつかむとKO勝ちを収め、デビュー10年にして初の王座挑戦を手繰り寄せた。

前王者・大沢文也を破った大谷翔司が王座獲りへ向け次期挑戦者候補の伊藤健人との対戦をアピール【Krush】

2023.12.18 Vol.Web Original

 K-1グループの2023年最後の大会となる「Krush.156」(12月17日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたK-1グループとKNOCK OUTの対抗戦で大沢文也(ザウルスプロモーション)と大谷翔司(スクランブル渋谷)が対戦した。試合は延長にもつれる接戦となったが2-1の判定で大谷が勝利を収め、試合後のマイクでKrushライト級の王座獲りをアピールした。

 大沢は前Krushライト級王者。大谷は主戦場とするKNOCK OUTではノンタイトル戦でKNOCK OUT-REDスーパーライト級王者のバズーカ巧樹に勝利を収めたこともある、トップ戦線で戦うファイター。K-1グループには今年6月に初参戦し、児玉兼慎に判定勝ちを収めている。

前日に男児が生まれた里見柚己が大沢文也を破り王座獲得 「本当に負けられなかった」【Krush】

2023.06.17 Vol.Web Original

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で挑戦者の里見柚己(team NOVA)が王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)を2-0の判定で破り、悲願のKrush王座を獲得した。

 2人は今年1月に行われた大沢の初防衛戦で対戦。1Rに大沢がダウンを奪い、判定勝ちを収めたのだが、そのダウンを奪った際のパンチについて、試合後の検証で審判団が蹴り足をつかんでのものと判断。K-1グループではワンキャッチワンアタックが認められていないため、ダウンが取り消され、試合自体がノーコンテストに。今回はいわくつきの再戦となった。

 1R、大沢はオーソドックス、里見はサウスポーの構え。大沢が前蹴りから右インローを連発もローブローとなり一時中断。再開後、圧をかける里見。大沢はコーナーに下がるとガードを固めロー、ミドル。里見は左内股に左のヴァレリーキック、コーナーに詰めてパンチを連打。大沢はコーナーに下がりガードを固めローからプッシュ。里見はパンチを連打も大沢はガードからプッシュ、そしてクリンチ。里見がヒザをボディーに放つと、大沢は足を使って回りヒザをボディーに打ち込み反撃。

ダイレクトリマッチに不満爆発の王者・大沢文也「ムカついている。メリットがない」【Krush】

2023.05.09 Vol.Web Original

里見柚己とライト級王座をかけて再戦

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が5月9日、都内で行われた。

 1月大会でノーコンテストとなった「ライト級タイトルマッチ」大沢文也(王者/ザウルスプロモーション)vs里見柚己(挑戦者/team NOVA)の再戦が行われることが発表された。大沢にとっては仕切り直しの初防衛戦となる。

 1月の試合では1Rに大沢がダウンを奪い、判定勝ちを収めたのだが、そのダウンを奪った際のパンチについて、試合後の検証で審判団が蹴り足をつかんでのものと判断。K-1グループではワンキャッチワンアタックが認められていないため、ダウンを取り消し、試合自体をノーコンテストとしていた。

 この日の会見で里見は「1週間くらい経って、K-1の方から連絡をいただき、無効試合に判定が変わった。自分の中では強い選手に勝ってまた上り詰めようと思っていたが、こういうダイレクトリマッチでタイトルマッチになった。Krushではこういう前例はないと思うんで、また6月はより一層盛り上げられるよう頑張りたい」と仕切り直しの一戦に静かに闘志を燃やした。

 前戦については「まあ、うまいのは分かっていたんで。うまかったし、1Rのダウンになった時に、自分が完全に焦って空回りしてそのまま終わったという感じ」と振り返った。

大沢文也が予告通りの判定防衛に「倒すなんて一言も言ってないし」【Krush.145】

2023.01.22 Vol.Web Original

「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushライト級タイトルマッチ」で王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)が里見柚己(team NOVA)を3-0の判定で破り初防衛に成功した。

 大沢は昨年4月、瓦田脩二を破り悲願の王座獲得。8月にはK-1福岡大会でデンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝ちを収めている。

 里見は2021年9月に「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の決勝で瓦田に敗れ王座にあと一歩届かずも、昨年は龍華、西京佑馬という強豪相手に2連勝し今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

 2人は2019年6月に対戦し、大沢が判定勝ちを収めている。

王者・大沢文也がタイトル戦を意識の里見柚己に「タイトル戦だから頑張るというのは応援してくれる人に失礼」【Krush.145】

2023.01.20 Vol.Web Original

「Krush.145」(1月21日、東京・後楽園ホール)の前日計量が1月20日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。

 その後に行われた会見ではメインイベントで行われる「Krushライト級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者・大沢文也(ザウルスプロモーション)が挑戦者の里見柚己(team NOVA)を上げたり下げたり翻弄。完全に会見を支配した。

 大沢は昨年4月、瓦田脩二を破り悲願の王座獲得。今回が初防衛戦となる。8月にはK-1福岡大会でデンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝ちを収めている。

 里見は2021年9月に「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の決勝で瓦田に敗れ王座にあと一歩届かずも、昨年は龍華、西京佑馬という強豪相手に2連勝し今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

 2人は2019年6月に対戦し、大沢が判定勝ちを収めている。

極真出身の与座優貴の「蹴りは当たらない」に朝久空手の朝久泰央は「極真出身の選手は当てやすい」【K-1】

2021.12.27 Vol.Web Original

 K-1の2022年の第1弾大会となる「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」(2022年2月27日、東京・東京体育館)の第2弾カード発表会見が12月27日、都内で開催された。

 昨年7月のK-1福岡大会で王者ゴンナパー・ウィラサクレックを延長にもつれ込む激戦の末、破りライト級王座に就いた朝久泰央(朝久道場)が戴冠後の初戦に臨むこととなった。

 対戦相手は今回がK-1ジャパングループでの試合が2戦目となる与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)。与座は極真会館の2016年第33回全日本ウエイト制軽量級と2017年第6回世界ウエイト制軽量級で優勝。2019年にキックボクシングに転向し、INNOVATION、REBELSなど国内の他団体で活躍していたが「K-1のチャンピオンになるために」と今年3月の「KNOCK OUT ~The REBORN~」での宮越慶二郎戦を最後にK-1ジャパングループへの参戦を決め、所属ジムも移籍。移籍初戦となった「Krush.132」(12月18日、東京・後楽園ホール)ではライト級の実力者・蓮實光(パラエストラ栃木)を2Rに左ハイキック一発で沈め、その実力をまざまざと見せつけていた。

瓦田脩二が師匠・梶原龍児代表が初代王者のライト級王座を獲得【Krush.129】

2021.09.25 Vol.Web Original

決勝で里見柚己に判定勝ち

「Krush.129」(9月24日、東京・後楽園ホール)で行われた「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の決勝で瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が里見柚己(team NOVA)を判定で破り、第6代王者となった。このベルトの初代王者は師匠の梶原龍児。師匠との二人三脚でベルトを勝ち取った。

 今回のトーナメントは第5代王者のゴンナパー・ウィラサクレックがK-1のライト級王座を獲得し、Krush王座を返上したことに伴って行われた。8選手が参加し、7月大会で1回戦を開催。瓦田はBigbang王者の昇也と対戦したのだが、昇也が規定体重をクリアできず、勝敗に関わらず瓦田が準決勝に進出するという波乱のスタート。

 しかし瓦田は昇也に科せられた減点2を差し引いても勝ちとなるポイント差をつけ、ちっきりと判定勝ちを収めた。

ライト級トーナメントは弘輝、里見柚己、瓦田脩二、南雲大輝が準決勝に進出【Krush.127】

2021.07.25 Vol.Web Original

堀井がドクターストップ、昇也は計量オーバー

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)で「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」がスタートした。

 この日は1回戦4試合が行われる予定だったが、堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)が前日計量をパスした後に体調不良となりドクターストップ。対戦相手の南雲大輝(八光流柔術総本部)は計量をパスしていたことから南雲の不戦勝となった。また瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する昇也(士魂村上塾)は計量をクリアできなかったため、勝敗に関わらず瓦田が準決勝に進出。試合はライト級のワンマッチとして行われ、瓦田が判定勝ちを収めた。

 波乱のスタートとなったトーナメントで気を吐いたのが里見柚己(team NOVA)。里見は川崎真一朗(月心会ラスカルジム)と対戦し、2Rに3度のダウンを奪ってKO勝ちを収めた。

 現在3連敗中で、自らも会見で「ここで負けたらもう呼ばれないと思う」と背水の陣で臨む川崎は1Rから右ストレートで里見をスリップダウンさせるなど上々の滑り出し。里見も左ミドル、左ローを蹴り分け、左ローのフェイントから左フックをヒットさせるなどこちらも軽快な動きを見せる。

弘輝が「プロとしての仕事ができてない奴ばかり」と全選手を一刀両断【Krush.127】

2021.07.23 Vol.Web Original

「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」1回戦が開催

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)の前日計量が7月23日、東京都内で開催された。

 今大会ではゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)の王座返上に伴う「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」の1回戦4試合が行われる。

 計量後に前日会見が行われたのだが、昇也(士魂村上塾)が1回目の計量を1.7kgオーバーで再計量のため、また堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)は計量はパスしたものの、その後、体調を崩し前日会見を欠席した。

 会見には南雲大輝(八光流柔術総本部)、瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)、里見柚己(team NOVA)、川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)、東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、弘輝(team ALL-WIN)の6選手が出席した。

 カード発表会見では3度目の絡みとなる堀井と南雲のやり取り以外は全体的に実直で真面目な受け答えが多かったこのメンバー。その中でも一人、気を吐いていた弘輝はこの日も“絶口調”。

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