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挑戦者の金原正徳「タイトル挑戦は最後。かける思いは大きい」、鈴木千裕「ここを勝って、本当の王者になれるのかなと思っている」【RIZIN.46】

2024.04.15 Vol.Web Original

「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)の合同公開練習が4月15日、都内で開催された。

「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で対戦する王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と挑戦者の金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が昨年大晦日にカードが発表されて以来、初めて顔を合わせた。

 3月12日に行われた会見に金原はタイで合宿中のため欠席。鈴木は「会見には来いよ」と不快感をあらわにしていた。

 この日、金原は「フィニッシュするまで」のMMAのスパーリング、鈴木は30秒のシャドーと1分半のミット打ちを行った。金原のスパーリングパートナーは「DEEP JEWELS」で戦う、弟子の女子選手、須田美咲。須田は果敢に攻め込むが金原があっさり腕十字を極めて30秒足らずで終了。鈴木は30秒のシャドーでしっかり体を温めるとシャツを脱ぎ捨て上半身裸でミット打ち。体も十分絞り込まれ、順調な仕上がりを感じさせた。

鈴木千裕がタイで合宿中の金原正徳に「会見には来いよ」と不満【RIZIN.46】

2024.03.12 Vol.Web Original

「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)の追加カード発表会見が3月12日、都内で開催された。

 すでに金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)を挑戦者に迎えた初防衛戦が決まっているRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が登壇するも金原は欠席。鈴木は「会見には来いよ」と不満げな表情を見せた。

 鈴木は会見の冒頭「自分らみたいな若い世代がベテランを、ストレートに言うと引退させないといけない。だから僕はそのきっかけを作らないといけない。時代を変えます。ツイッターで“腕十字を極める”とか言ってますが、なめんな、と。その前に粉砕してやるんで、覚悟していてください、金原さん」とベテラン狩りを宣言。

5・6有明アリーナでフェザー級王者の鈴木千裕が初防衛戦。相手はクレベルを破った金原正徳【RIZIN.47】

2024.01.01 Vol.Web Original

 RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が5月6日に東京・有明アリーナで開催される「RIZIN.47」で金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)を相手に初防衛戦に臨むことが12月31日に発表された。

 この日行われた「RIZIN.45」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で榊原信行CEOがリング上に鈴木を呼び出すと「鈴木千裕の次の試合、タイトルマッチ行きます。相手は金原。5月に有明アリーナを押さえましたので、ゴールデンウイークに有明アリーナに千裕の防衛戦を見に来てほしいと思います」と発表。

 これを受けて鈴木は「金原選手は格闘技の大先輩ですが、だからこそ言わせてもらいます。先輩、超えさせてもらいます。絶対にKOしてやるから。やりましょう。5月、よろしくお願いします」と早くも初防衛に向けての意気込みを語った。

 フェザー級王座は6月の「RIZIN.43」で当時RIZINフェザー級王者だったクレベル・コイケに鈴木が挑戦も、前日計量でクレベルが契約体重を超過したため王座をはく奪。鈴木が勝てば王者に認定されるという条件のもと試合が行われたがクレベルが勝利を収め、王座は空位に。この王座をめぐり7月に朝倉未来とヴガール・ケラモフの間で王座決定戦が行われ、ケラモフが王座を獲得。11月にアゼルヴァイジャンで鈴木を挑戦者に迎え初防衛戦を行うも、鈴木が下からの蹴り上げでケラモフにKO勝ちを収め、王座を獲得した。

 金原は9月にクレベルに判定勝ちを収め、次期挑戦者候補の筆頭に躍り出ていた。

ケラモフが鈴木千裕の挑発に「怒らない」と言いつつも「激しい戦いを見せる。ノックダウンで勝ちたい」【RIZIN】

2023.11.02 Vol.Web Original

 RIZIN初の海外での開催となる「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)の前々日インタビューがアゼルバイジャンで開催された。

 メインイベントで行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)が「早めに終わらせたい。ノックダウンで勝ちたい」と打撃での決着を口にした。ケラモフは鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦する。
 
 ケラモフは「練習は終わっていて、必要な準備も終わっている。今のところ体重を減らす準備をやっている。2~3キロ減らす必要があるので、その準備をしている」と現在の心境を語った。この「あと2~3キロ」というのは日本で試合をする際とほぼ同じコンディションとのこと。

 鈴木については「もちろん強いと思っているが、自分の強さを信じているし、勝つと思っている。立ったままでもテイクダウンでもレスリングでも、どの状態でもあらゆる面で自分を信じているし自分が勝つと思っている。それを明後日、証明する」と強さは認めつつも自らの勝利への自信を見せた。

三度目の正直で勝利を目指した所英男がヤマニハに判定負け。試合後には進退匂わす発言も【RIZIN】

2023.10.01 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)のメインイベントで所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)とアラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)が対戦しヤマニハが3-0の判定で勝利を収めた。

 所がRIZINでメインを務めるのは3度目。過去2回はクロン・グレイシーと堀口恭司に敗れており、今回は三度目の正直での勝利を目指しての戦いだった。
 
 ヤマニハのセコンドにはホベルト・サトシ・ソウザとクレベル・コイケ、所のセコンドには金原正徳と勝村周一朗が就く中、試合がスタート。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ヤマニハの右カーフに所が右ストレート。2人の左が交錯。所がパンチで前に出るとヤマニハが組み止めグラウンドで上を取る。所はすぐに体勢を入れ替え上に。ヤマニハは下から腕を抱え込み足を入れて所を跳ね上げに行くが、所はパスガードを狙う。離れた所がまたいでパスガードからの左腕を取りに行くとヤマニハは逆にバックを取って首を狙う。所は脇に左腕を挟み、しのぐ。正対を狙う所だが、ヤマニハはバックからコントロール。バックからこつこつパンチを放つ。所は正対を狙うなかで足首を取りに行く。

メインは所英男vsヤマニハ。所「三度目の正直。何でもいいから勝ちたい。金原さんになりたい」【RIZIN】

2023.09.30 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前日計量が9月30日、愛知・名古屋市内で開催された。

 オープニングファイト3試合、本戦13試合に出場する全選手が規定体重をクリアした。今大会はこの日まで試合順が決まらないという異例の展開を見せ、計量の際に試合順が発表されたのだが、メインイベントは所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)vs アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)の一戦となった。

 計量後にヤマニハは「所選手は日本の伝説の選手なので尊敬していましたし、好きな選手でした。明日、そんな存在の選手と戦えることをとてもうれしく思っています。歴史に残るような試合にしたい。必ず勝ちます」、所は「金原正徳さんに乗っけてもらって、今、僕はここに立ってます。明日は自分の力でヒロ選手から必ず一本取ります。僕とヒロのプライドを持った試合で、名古屋大会の盛り上がりの中心になれるように頑張ります」とそれぞれコメント。

 計量後の本紙の取材に所は「びっくりした。全部金原さんのお陰。でもそれを“自分も持っているな”と言い聞かせて、必ず一本取ります。メインはRIZINで2回やらせてもらっている。クロン戦と堀口戦。2回ともやられているんで、三度目の正直だと思って頑張ります。金原さんにあんな試合を見せていただいたんで、僕も頑張ります」と一本勝ちを約束した。所は2016年9月の「RIZIN.2」でクロン・グレイシーに一本負け、2017年7月の「RIZIN.6」では堀口恭司にTKO負けを喫している。

所英男が盟友・金原正徳の勝利に刺激「近年まれに見るほど勝ちたいという気持ち」【RIZIN LANDMARK】

2023.09.29 Vol.Web Original

「RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の前々日インタビューが9月29日、愛知・名古屋市内で開催された。

 ボンサイ柔術のアラン“ヒロ”ヤマニハと対戦する所英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が「金原さんの試合を間近で見て、近年まれに見るほど勝ちたいという気持ちがあります」と勝利に向けての執念を見せた。

 所は「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でクレベル・コイケを破った金原正徳とはいわば盟友。クレベルの同門のヤマニハはにとっては今回の試合は敵討ちともいえる試合となる。

 今回の試合からバンタム級に階級を戻す所は「前回に比べて元気。ワクワクしている。ナチュラルに元気だなと思っている」と笑顔を見せた。

 ヤマニハについては「一発一発のパンチの強さ、体の強さは唖然とするすごさがある」と警戒。試合はボンサイ柔術と所の得意とする“回転体”の攻防が予想される。ヤマニハは勝利のカギを「ポジショニング」と語っていたのだが、所は「そうだと思います。ちょっと言えないですけど。自分が見て来たUWFスタイル、体験してきたZSTスタイルで戦います」と積み上げてきたキャリアへのこだわりを見せた。

金原正徳がクレベルをグラウンドで完封。アゼルバイジャンでケラモフに挑戦する鈴木千裕に「やろうな」【RIZIN.44】

2023.09.24 Vol.Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と初代戦極フェザー級王者で元UFCファイターの金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が対戦した。試合は3-0の判定で金原が勝利を収めた。金原は「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」(11月4日=日本時間5日、アゼルバイジャン/ナショナルジムナステイックアリーナ)で行われる「RIZINフェザー級タイトルマッチ」王者ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)vs 鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)の勝者への挑戦に一歩近づいた。
 
 1R、金原が左フックで飛び込む。圧をかけるのは金原。クレベルはロー。金原は右ストレート。クレベルが逆に圧をかけてロー。金原は右ストレートを返す。クレベルが追ってタックルも金原がかわす。クレベルはロー、ハイを見せるが金原は圧を強めワンツー。クレベルは組みに行くが金原がパンチ。しかしクレベルは組み付くと投げ気味にテイクダウン。マウントを取りかけるが金原が対処。しかしクレベルは首を取って自ら下になってギロチンチョーク。しかし金原が首を抜く。クレベルは下から4の字ロックでがっちり。下からパンチをこつこつ。金原もなんとか空間を作ってパンチを落とす。

金原正徳がクレベル戦に決意「自分にムチ打って“最後になってもいい”と思うくらいで取り組んできた」【RIZIN.44】

2023.09.22 Vol. Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが9月22日、都内で開催された。

 メインイベントで前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と対戦する金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)が「自分にムチ打って“最後になってもいい”と思うくらいで取り組んできた」と試合に向けての決意を述べた。

 金原は「クレベル戦決まってから2カ月長かった。眠れぬ日々が続いたりきつい練習が続いたり、充実した日々を過ごせたなと思っています」とカード決定以降の日々を振り返った。

 金原は公開練習で「自分が強くなることを優先するより、クレベルに勝つパーセンテージを上げる練習をやってきた」などと語っていたのだが、この日はそのパーセンテージについては「それは分からない。100%勝つつもりでリングには上がる。勝つための作業を2カ月間やってきて自信にはなっている。100%で上がらなければ、自分が自分を信じなければ誰が信じるのか。自分だけは、自分のチームだけは、金原だと。起伏はありましたが、24日にピークにもっていけるようにやってきたので、最後は自分を信じてリングに上がりたい」と語った。

 金原はクレベルについては「戦うと決める前から強いのは知っていたし、改めて映像を見返すと強いという感想しかない。映像を見返すと自信がなくなっていく場面が続いたので見ないようにした。SNSで流れてくれるのであれはやめてほしい(笑)。見る気がないのに目に留まっちゃうので、極力見ないようにしている」と改めてその強さを口にする。

クレベルが「簡単な試合じゃない」と金原を警戒しつつも三角絞めでの一本勝ちを予告【RIZIN.44】

2023.09.22 Vol.Web Original

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが9月22日、都内で開催された。

 メインイベントで金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)と対戦する前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)が三角絞めでの一本勝ちを予告した。

 クレベルは今年6月の札幌大会で鈴木千裕相手に初防衛戦を行う予定だったが、前日計量で400gオーバーで規定体重をクリアできず、王座はく奪。鈴木が勝った場合にのみ王座獲得、クレベルが勝った場合はノーコンテストという条件で試合が行われ、クレベルが一本勝ちを収めた。今回はそれ以来の試合となる。

 クレベルは「また試合ができてうれしい」と現在の心境を明かす。減量については「コンディションばりばり100%です。体重はもうちょっと。何も問題なく試合はできます」と問題はないよう。

金原正徳「進退をかけてやるつもり」、クレベル「ケラモフは簡単。金原は簡単じゃない」【RIZIN. 44】

2023.08.09 Vol.Web Original

フェザー級の実力者同士の対戦が実現

「RIZIN. 44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が8月9日、都内で開催され、前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と初代戦極フェザー級王者で元UFCファイターの金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)の対戦が発表された。

 金原は昨年大晦日の山本空良戦の勝利後にヴガール・ケラモフとの対戦をアピール。クレベルについては「一番強い」と認めながらも「クレベル渋滞に並ぶ気はない」と語っていたのだが、今回は思わぬ形でクレベル戦が実現した。

 クレベルにとっては榊原信行CEOが「クレベルがケラモフへの挑戦権をもつ最右翼であることは変わらない。ファンも含めて、次に挑戦するべきだと太鼓判を強く押してもらうために、金原戦はとても大きな意味がある」と語るように悲願の王座奪還に向けて大きな意味のあるカードとなった。

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