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「Krush.67」山崎がピケオーに挑戦 KANAはグレイシャアと初防衛戦

2016.05.11 Vol.666

 立ち技格闘技「Krush」が10日、都内で会見を行い、「Krush.67」(7月18日、東京・後楽園ホール)で開催される「Krush -70kgタイトルマッチ」と「Krush 女子タイトルマッチ」の挑戦者を発表した。

 -70kg戦では王者ジョーダン・ピケオーに山崎陽一が挑戦する。

 山崎は4月に行われたK-1でKrush-67kg王者の渡部太基と対戦し、判定で勝利を収め、このチャンスをもぎ取った格好。

 山崎は「Krushのタイトルマッチは2回目ですけど、去年4月に中島選手に負けてから、ずっとKrushのベルトを取りたいと思っていたので、このチャンスが来てうれしい」と意欲を見せた。

 そしてピケオーの「向こう5年間は俺がKrush-70kg王座に君臨する。それが俺の予定だ」とコメントを聞くと「ちょっとナメてるのかなという気持ちもあるので、絶対に倒してやりたい」と闘志を燃やした。

4・10「Krush.65」中島が-70kg王座陥落 KANAが第2代女子王座獲得

2016.04.11 Vol.664

 立ち技格闘技「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush-70kgタイトルマッチ」で王者・中島弘貴が挑戦者ジョーダン・ピケオーに3R判定で敗れ、2度目の防衛に失敗した。ピケオーは第4代王者となった。

 1Rからプレッシャーをかけ前に出て左ロー、右ストレートに飛びヒザと多彩な攻撃を見せるピケオーに対し、中島もローキックにボディーブローを効かせ、中盤には右フックでぐらつかせるなど一歩もひかない戦いを見せる。しかし徐々にパワーで勝るピケオーが押し込み始め、ラウンド終了間際に中島をコーナーに追い込むと左ストレートを振り抜きダウンを奪う。
 2Rもピケオーの猛攻が続くが、中島もハイキックを放つなどダメージは小さい様子。しかしピケオーの手数が多く、なかなか突破口を見いだせない。やや攻め疲れた部分もあったピケオーだったが、3R開始前にピケオーのセコンドがマウスピースの装着に手間取りなかなかゴングが鳴らず、ここでピケオーが蘇生。中島も必死の反撃を見せたが、やはりここでもピケオーが優位に試合を進め、30-28、30-26、30-26と圧倒して判定勝ちを収めた。

4・10「Krush.65」王者・中島弘貴インタビュー 「自分が負けると日本の-70kgが終わる気がする。ピケオーに勝って存在感を見せます」

2016.03.30 Vol.663

 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の「Krush-70kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R」で挑戦者ジョーダン・ピケオーと対戦する王者・中島弘貴のインタビューを公開。

――試合まで約3週間ですが、今の練習の状況を教えてください。(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの)
「去年からずっと休まずに練習を続けていて、今は週6日間、フィジカルも含めてしっかり練習しています」

――休まず練習を続けているということですが、体調やコンディションはいかが?
「休んでいない分、体調はいいです。フィジカルも休むと落ちてしまうんで、この2~3年は休まずにずっと続けています。体重も身体もでかくなってきたんで、外国人が相手でも身体(フィジカル)負けしないと思います」

――体重も増えているのですか?
「去年は通常体重が73~74kgだったんですけど、今は75kgくらいまで増えました」

――フィジカルトレーニングの効果は感じていますか?
「ミットを持ってくれるトレーナーも攻撃力が上がっていると言ってくれるし、自分でもそれを感じます」

――フィジカル面以外での成長はどうでしょう?
「去年は蹴りを使って試合をしていたんですけど、ずっとパンチも練習していたんですね。今は試合の状況に合わせてどちらも出せるので、オールラウンダ―的に戦えると思います」

――蹴りを意識していたのは、去年の時点では蹴りを強化しようと思っていたからですか?
「試合前に『蹴りで組み立てよう』と考えてやることはなくて、その時の状況に応じてそうなったという感じですね」

――では徐々にパーツが揃ってきたという感じですか?
「そうですね。今は自分で試合を組み立てられるし、頭で考えて戦えるようになりました」

――今回はピケオーという海外の強豪を挑戦者に迎えての防衛戦です。どんなテーマを持っていますか?
「とりあえず勝つ、ですね。自分が負けちゃうと日本の-70kgが終わっちゃう気がするんで」

――ピケオーにはどんな印象を持っていますか?
「去年7月にK-1に出たあとの海外の試合もYouTubeで調べてチェックしています。K-1以降、8~9試合やっていて、ほとんど勝っているんで経験も積んでいると思います」

――かなり勢いがあると思うのですが、そこにどう対処していこうと考えていますか?
「自分も自分では勢いがあると思っているんで、そこでは負けていないと思います」

――先ほど『自分が蒔けると-70kgが終わってしまう』という言葉がありましたが、日本人が存在感を見せないといけないという想いが強いですか?
「-70kgは今の選手では世界に通用しないと思われているだろうし、この試合も下馬評ではピケオーが有利という声が多いかもしれません。そういう中で僕が負けたら、他に選手がいなくなってしまうのかな、と」

――今大会では同じ-70kgで戦ってきた山本優弥選手の引退セレモニーも行われます。
「K-1MAXに出ていて今でもやっている選手は自分くらいしかいないと思うし、当時アルバート・クラウスとやった時は全く歯が立ちませんでした。だから今こそ世界のトップクラスに勝ちたいと思うし、そうじゃないと今まで何やってきたんだっていうのが自分の中にもあります。今回はピケオーにしっかり勝ちたいです」

―― -70kgという階級としての存在感も見せたいですか?
「-70kgは他の階級に比べると存在感が薄いし、選手の数も少ないんで、僕がピケオーに勝てば注目度も上がると思います。それで今年中にK-1のベルトも獲りたいです」

――Krush-70kgの防衛戦でもあり、K-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメントの準優勝者と戦うことも大きいわけですね。
「そうですね。やっぱり自分は世界のトップクラスとやりたかったんで。試合が近づくにつれて恐怖感も出てきますけど、今は楽しみという気持ちもあります」

――この試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「Krushのリングで世界トップクラスの試合を見せて、しっかりベルトを防衛します。外国人にはベルトを渡さないようにベルトを守るので応援よろしくお願いします」

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