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「8bitNews」の堀潤氏が石川県で現地取材。孤立した集落での水、食料、燃料の不足と通信環境の整備が喫緊の課題であることを伝える

2024.01.05 Vol.Web Original

 ジャーナリストの堀潤氏が1月1日に石川県で起きた「令和6年能登半島地震」の現地に足を運び、自身が主宰するニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeで被害の状況などをリポートしている。

 地震発生後、被災者の家族から多くの連絡が入った堀氏は2日に金沢市に入り、能登半島を目指した。堀氏はLINEのIDも公開し、情報を収集。まずは和倉温泉のある七尾市に車で向かう。和倉温泉の避難所の一つである和倉小学校では断水が続き、トイレの使用状況が深刻なこと、灯油が足りず、暖がとれないといった状況を伝えた。また避難している人たちの「やはり食べ物。雨が降ってきたのでブルーシートも。でも一番は水。給水車が来ていない。それにこれからはガソリンも。市内のスタンドもやっていない」「物資がどうなっているかという情報がほ欲しい。特にテレビ局も被災した場所ばかり映してないで、現在、物資がどういう感じで送られているかという、本当に必要な情報を流してほしい」という生の声を届けた。

 その後、和倉温泉から珠洲市に向かうが道路のコンディションが悪く西側に迂回し輪島市門前町七浦地区を目指すことに。しかし門前に向かう道が完全に崩落し、足止めに。途中では家が崩壊し車中で避難生活を送る避難者の「今日で燃料も切れる。電気が来てないからスタンドでガソリンも入れられない」といった生々しい声も。

アフガニスタン地震“倒壊率100%”の現地映像 「8bitNews」が“72時間後”の様子を配信

2023.10.12 Vol.web original

 7日午前11時(日本時間同午後3時半)ごろにマグニチュード6.3の強い地震が発生したアフガニスタン西部ヘラート州の様子をニュースメディア「8bitNews」がリポートした。

 アフガニスタンで7日に発生した地震では2000人以上が死亡したとされたとのこと。「8bitNews」では10月11日に撮影されたアフガニスタン北西部ジンダジャン郡ヘラート県の現地映像を配信。ガレキの山がどこまでも広がるその様子は、まさに“倒壊率100%”と言われる通りの状況。生存率が急激に下がるとされる72時間が経過しているが、映像からは大規模な救助隊や重機などの姿も見えず、必要な救助や支援の手が届いているのか定かではない。

 無事な家屋が一切見当たらないその光景からは、被害の深刻さや現地の困難な状況が鮮明に伝わってくる。

「8bitNews」はジャーナリストの堀潤氏が主宰するニュースメディア。公式YouTubeにて世界各地で取材した現地最新情報を伝えている。

【「倒壊率100%」大地震が続くアフガニスタン西部ヘラート州から最新の映像が届いた】

 

堀潤氏が主宰する「8bitNews」で今までとは違うハマスとイスラエルの状況をJVC・エルサレム事務所現地代表が報告

2023.10.10 Vol.Web Original

 パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」が10月7日にイスラエルに奇襲攻撃を行ったニュースが世界を駆け巡った。ジャーナリストの堀潤氏が主宰するニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeでは10月9日、ガザで子どもや女性への支援を続けてきたJVCエルサレム事務所の木村万里子現地代表から現地の模様が伝えられた。

 イスラエルは報復としてすぐにガザ市街を空爆したこともあり両国で1400人以上の死者が出たとみられている。これまではガザ地区からロケットが発射されることはあったのだが、今回はガザ地区を隔離するためのフェンスが破壊され、ハマスの戦闘員がイスラエル国内の市街地で戦闘を開始するというこれまでとは違う状況となっている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日には「戦争状態に入った」と宣言した。

 この状況に木村氏は「今までと違うということでみんな警戒を強めている。突然の出来事。前兆はなかった」と警戒。

 現状ではハマス側がイスラエルに侵入し人質を取り、民間人にも危害を加えていることで、イスラエルを支持する言説も目立つようになっている。

 しかし今回の背景として木村氏は「一つ目は去年あたりからパレスチナの一部、ヨルダン川の西岸地区へのイスラエルからの攻撃が非常に増えてきて、現時点で200人近くの方が亡くなっている。パレスチナ側も我慢の限界が来るのではという予想をしていた方もいた。背景にそういうことがあると説明はつく」という昨年来の現地の状況を説明。そして「もうひとつは、これが大きなきっかけになったのではないかと思う」と前置きし「エルサレムの旧市街に神殿の丘というエリアがあり、そこはもともとユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの宗教の聖地で、神殿の丘に訪問することは誰でもできる。その敷地内にイスラム教の聖地と呼ばれるものがいくつかあり、そこに訪問しお祈りや礼拝することはイスラム教徒の特権として認められていて、そのほかの宗教の人がその敷地内で礼拝を行うことは禁止されている。ただ今回、5000人を超えるといわれているユダヤ教徒がその敷地内に入り、礼拝と思われる行為をした。それに対し、イスラム教の聖地を侵したというようにハマス側がとらえて攻撃を仕掛けたということが一部で報道されていた」などと報告した。

邦人退避のスーダン「 現地スタッフから、ごめんね、こんな国になって、と…」国連WFP日本人スタッフが堀潤「8bitNews」で語る

2023.06.04 Vol.web original

 ジャーナリストの堀潤氏が主宰するニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeにて1日、国連WFPスーダン事務所の日本人スタッフによるインタビューを配信。危機にあるスーダンの現状と必要な支援について語られた。

 同チャンネルの月刊国連WFPシリーズの最新回は「スーダン危機 国連WFP日本人職員が語った現場からのSOS」。 

 WFP国連世界食糧計画スーダン事務所 ジェンダー・受益者保護官の並木愛さんは突然の退避だったと振り返り「スーダンでは4月15日に戦闘が急に勃発しまして、131万人以上の方が家を追われました。具体的には、国内の避難民が100万人以上、国外に脱出した人が31万人以上に上っています。また、戦闘が始まった結果、これまでずっと続けてきたWFPの支援オペレーションというのも一時停止に追い込まれました」と現状を説明。食料をはじめとする緊急支援を1日でも早く再開しようとしていると語った。

 一方で、現地の活動者が、栄養強化食品を供給していた唯一の工場が燃えてしまい供給がストップしていると言い「次の3カ月分の13万5000人分の子どもに渡す予定だった栄養強化食品が渡せなくなってしまった」と明かし、緊急の食糧支援の必要を訴えた。

 今回の戦闘勃発以前から、多くの課題を抱え厳しい状況にあったというスーダン。

 今回、緊急退避することになった際に現地スタッフから「ごめんね、こんな国になってしまって、と言われた」と振り返った並木さん。「スーダンの人々にはプライドを捨てないでほしい。スーダン人がモチベーションを持って自分たちで自立していけるよう、これからも力になりたい」と力強く語り、近日中に現地に戻る予定と語った。

 続いて登場した同レジリエンス担当の野副パーソンズ美緒さんは、長期的な視点に立った復興支援の重要性について説明。
 
 スーダンでのレジリエンスとしては、灌漑施設や農園など、その地方で必要とされる公共資本をともに作る支援、ポストハーベストロス(収穫後のロスを減らす)支援、環境政策支援といった3つの柱で行っているといい「よく“魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える”という言われ方があるが、社会の基礎体力をつけるような活動をしています」と解説し、長期的に関心を持ってほしいと訴えた。

 緊急支援と、長期的な視野に立ったレジリエンス、双方の支援の重要性を伝えた2人。堀氏も「邦人が退避することで珍しく、地域のことが取り上げられましたが、だからこそこの国の状況に目を向け続けてほしいというメッセージを皆さんどう受け止められたでしょうか」と問いかけた。

 堀氏が企画するスーダン写真展は恵比寿弘重ギャラリー、両国ピクトリコギャラリーにて6月6日から11日まで開催。

堀潤氏が主宰する「8bitNews」で戦闘勃発中のスーダンから退避したJVC駐在員が現地の状況を報告

2023.06.01 Vol.Web Original

 ジャーナリストの堀潤氏が主宰する「8bitNews」と日本国際ボランティアセンター(JVC)によるコラボ企画である「月刊JVC」の最新回が5月29日に配信された。

 今回の配信では「退避した駐在員と語るスーダン危機~邦人退避、周辺国と日本、人々の暮らしと想い~」というタイトルで4月15日から始まったスーダンでの大規模な戦闘を取り上げた。

 番組にはJVC代表理事の今井高樹氏とともに、スーダンに駐在していたJVCスーダン事務所現地代表の今中航氏とJVCスーダン現地事務所駐在員の橋口佑太氏が出演した。

 番組ではまず「日本人の退避」の問題について取り上げた。

 橋口氏はハルツームで戦闘が始まる1時間前に出張のため南スーダンに飛び立っていたことから、南スーダンから戦闘を見守っていたという。本来なら出張後にハルツームに戻る予定だったが戻ることはできず、日本には民間機で帰国した。

 今中氏は4月10日から南コルドファンのカドグリに出張に行き、その最中に戦闘が起こったためにハルツームに戻れず。2~3週間ほどカドグリにとどまり、その後、アビエイ、ワウに国連機のヘリコプターで移動し、ウガンダのカンパラまでは飛行機で移動した。日本政府がスーダンの南部に一人邦人がいると発表していたのだが、それが今中氏とのこと。

堀潤氏が主宰する「8bitNews」が支援が遅れ被害が広がるばかりのシリアからの声を届ける「政治が人道支援を妨げている」

2023.02.15 Vol.Web Original

 ジャーナリストの堀潤氏が主宰する「8bitNews」が2月13日、シリア人ジャーナリスト、エルカシュ・ナジーブ氏への緊急インタビューを公開した。

 シリアでは2月6日に起きたトルコ南東部を震源とするマグニチュード7.8の地震により、甚大な被害が発生。シリアとトルコの両国を合わせ4万人近くの人が亡くなったとみられている。

 中でもシリアについては人道支援の遅れから被害が拡大。その様子は全世界に報じられているのだが、ナジーブ氏の口からはその原因などが明かされた。ナジーブ氏は長く日本に滞在し、東日本大震災の取材などを続けているジャーナリスト。

 ナジーブ氏は「人道支援が入らない理由が異常。政治が人道支援を妨げている。いろいろな政治勢力がこの危機を利用しようとしている」と語ったうえで「トルコは問題はあるが普通の国、普通の政治だから、政府は地震の2時間後に非常事態宣言を出して世界から支援を受けた。シリアの場合は中央政権は3日経ってから非常事態宣言を出した。それはこの危機を利用して国連から政権にかかっている制裁を解除したいという思惑があったから。しかし国連や米国の言い分は“そもそも制裁から人道支援は外されている”。制裁はあってもシリアの会社は貿易もできる。制裁のターゲットは中央政権の決まった人物と金融セクター、石油セクター。制裁の話をすると複雑だが、(人道支援の遅れは)間違いなく制裁は原因ではなかったが、制裁に対するオーバーコンプライアンスという現象がある。人道支援だから大丈夫なのだが、結局、世界の企業は怖いと思っている。本当に大丈夫なのか? 事務的な段取りも時間がかかるしいろいろ複雑。なので先日、米国も臨時的に制裁を外した。人ががれきの下で死んでいく状態の中でそういうメカニズムがあった」などと訴えた。

運ばれていく子ども、倒れて動かない人…ウクライナに広がる市民への深刻な被害を8bitNewsが映像リポート

2022.03.15 Vol.web original

 ジャーナリストの堀潤氏がニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeにて、ウクライナの首都キエフから届いた現地ジャーナリストによるリポートを配信。15日に公開された第14弾の最新リポートでは、現地時間14日に、ロシアの攻撃により一般市民が死傷している現状をリポートしている。

 8bitNewsでは、ロシアによるウクライナ侵攻前夜の2月23日から、現地入りした香港人ジャーナリストKaoru Ng氏による現地リポートを公式YouTubeにて配信。

 ロシア軍が侵攻中のイルピンのチェックポイントで、イルピン市内から逃れてきた人々を取材するKaoru氏。負傷している避難者も多いようで、救護テントも設営されている。ストレッチャーで運ばれていくのは、まだ幼い子供のようだ。

 家を突然破壊されたという男性は「爆発音があったが何なのか分からない。警告音などの音声ガイダンスはなく、一発目の攻撃があった」と動揺しながら取材に答え「人道救助はなかった。逃げろと言われて逃げてきた」と悲惨な状況を伝えた。

 ある女性は「ロシア軍が工場の近くで家族をとらえ子供を一人、射殺した。敵だからなりふり構わず撃っているんじゃないかしら」と語った。

 ますます広がる、一般人への甚大な被害。Kaoru氏のカメラは、さらにショッキングな映像もとらえていた。破壊が進む市街を移動中、ガレキが散乱する道路に倒れている人らしき姿。そばには自転車が転がっており、ジーンズにパーカー姿のその人はピクリとも動かず、救助しようとする人も見えない。

 攻撃を受けた住宅地では、ペット用のキャリーバックが放置され、中には布をかけられ横たわったままの亡きがらが。避難途中に攻撃に巻き込まれたのか。

 イルピン川にかけられた橋は先日の砲撃で破壊。この日も、多くの避難者が板やガレキを寄せ集めて作った道を歩いて、イルピンから逃れてきていた。

「8bitNews」は堀氏が代表を務める、世界各地の市民記者による情報を発信するニュースメディア。公式YouTubeにて「ウクライナ危機、現地ルポ」シリーズを公開中。

 

【砲撃の中 ロシア軍の激しい攻撃続くイルピンで住民の救出 攻撃続く中Kaoruが現地ルポ】

 

キエフにとどまるソ連生まれのウクライナ人女性に8bitNewsの堀潤氏がインタビュー「なぜ避難しないのか?」

2022.03.12 Vol.Web Original

 ニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeで3月11日、ジャーナリストの堀潤氏によるキエフにとどまるウクライナ人女性とのリモートでのインタビューが公開された。(撮影:Alex Chan)(英語翻訳:Maiko Kawamoto)

 この女性はソビエト生まれのウクライナ人Irynaさん。Irynaさんは今回のロシアのウクライナ侵攻が始まる前は事業コンサルタントの仕事をしていたが、現在はもちろんその仕事はストップ。キエフから避難する人も多い中、堀氏の「なぜ避難しないのか? その理由は?」という問いに彼女は「自分の祖国であり、故郷であるこの地に残ることが自分の役割、責務だと感じている」と話す。

 彼女は仲間とともにボランティアとして人々に食料や医薬品を届ける活動をし、街中に取り残されたペットたちにも気を配る。その生活は家とシェルターを行き来し、毎晩3~5回の空襲があることから夜もいつでも逃げられるように洋服を着たまま眠るという過酷なもの。それでもこの地を守るとの決断は「揺らぐことはない」と言い切る。

 堀氏がロシアが核兵器の使用をほのめかしていることについて聞くと「プーチンは常軌を逸している。核爆弾の影響は地球全体に及ぶ。そうならぬよう世界中の人々がロシアに大きな圧力をかけることが非常に重要。プーチンが実際に核兵器を使えば、その被害はウクライナだけではなく全人類に及んでしまう。ここでプーチンを止めなければ、彼は今後さらにさまざまな国の侵略・占領を企てていく。ウクライナは最初の標的に過ぎない。世界が協力してプーチンを止めなければ」と訴えた。

 そして日本人へは支援のお願いとSNSなどさまざまなメディアでの発信といった切実な要望を語ったのだが、その一方で「この戦争が終結したら…」と意外なメッセージも贈った。

「8bitNews」は堀氏が代表を務める、世界各地の市民記者による情報を発信するニュースメディア。公式YouTubeにて「ウクライナ危機、現地ルポ」シリーズを公開中。
 
【「ウクライナ危機、現地ルポ」第13弾 「私はソ連生まれ」ウクライナ人の女性が今世界に伝えたいこと、そして日本人に話したい想い #StandWithUkraine #Ukraine】

「人道回廊」の現実 橋は砲撃で破壊、子供を乗せた車も攻撃…ロシア軍侵攻地域の惨状を8bitNews現地記者が取材

2022.03.08 Vol.web original

 ジャーナリストの堀潤氏がニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeにて、ウクライナの首都キエフから届いた現地ジャーナリストによるリポートを配信。8日未明に公開された第12弾の最新リポートでは、現地時間7日午前に、ロシア軍が侵攻中の街イルピンに入り、戦場となった街の惨状を伝えている。

 8bitNewsでは、ロシアによるウクライナ侵攻前夜の2月23日から、現地入りした香港人ジャーナリストKaoru Ng氏による現地リポートを公式YouTubeにて配信。

 この日、激戦地ブチャを目指そうとしたKaoru氏だったが、道はロシア軍によって封鎖されており、まずは南側を迂回し、激しい攻撃の末、ロシア軍に占領されつつあるイルピンの街へ。途中、Kaoru氏がロシア軍の厳しいチェックを受け「かろうじてロシア軍から解放されました。もしかしたら逆にウクライナ軍に撃たれるところでした」と、緊迫する最前線の様子を伝えるシーンもあった。

 なんとかイルピンの街に入ったKaoru氏だが、目の前には戦場となった街の無残な光景が広がる。イルピン川にかかる橋は砲撃によって破壊され、避難者は寄せ集めたガレキの上を歩いて渡らないと川を越えることができない様子。

 街のあちらこちらから煙が上がり、ときおり砲撃らしき音が響く。道路には、人々が乗り捨てた車が散乱。中には、手書きで「子ども」と書かれた張り紙をつけた車も。それでも攻撃に巻き込まれたのか、車内に残るチャイルドシートに、割れたガラスが散乱していた。

 ロシアは避難者のための「人道回廊」設置を掲げたが、Kaoru氏のカメラは、寸断された道と、大きな荷物を持って歩くしかない避難者の姿をとらえている。

「8bitNews」は堀氏が代表を務める、世界各地の市民記者による情報を発信するニュースメディア。公式YouTubeにて「ウクライナ危機、現地ルポ」シリーズを公開中。

【「ウクライナ危機、現地ルポ」第12弾 ロシア軍支配地域に入った 砲撃続く首都近郊の街でみた惨状 突然目の前にロシア兵が #StandWithUkraine】

「政府が私たちを衝突させている」キエフに広がる疑心暗鬼…血だまり残るテレビ塔砲撃現場を8bitNewsがリポート

2022.03.05 Vol.web original

 ジャーナリストの堀潤氏がニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeにて、ウクライナの首都キエフから届いた現地ジャーナリストによるリポートを配信。第11弾の最新リポートでは、現地時間3日午後にキエフ市を取材。血だまりが生々しく残るテレビ塔の砲撃跡や、ロシアの原発施設への攻撃に対する市民のコメントを伝えている。

 8bitNewsでは、ロシアによるウクライナ侵攻前夜の2月23日から、現地入りした香港人ジャーナリストKaoru Ng氏による現地リポートを公式YouTubeにて配信。

 5日未明に公開された第11弾では、Kaoru氏が、1日にロシア軍に攻撃され6名の死者を出した、テレビ塔の砲撃現場の様子を撮影。破壊されたテレビ塔周辺にはガレキが散乱。人影は見えないものの、地面には血だまりが…。おびただしい出血量のようだが、犠牲になった人の安否が気にかかる。

 さらにキエフ市内の取材を続けるKaoru氏。街中に放置されたある事故車の中には、なぜか偽のナンバープレートが。ロシア側のスパイが潜入しているという話もあり、市民の間にも疑心暗鬼が広まっている様子。取材中には、Kaoru氏が警棒を持った市民の女性に止められ、身分確認されるハプニングも起こった。

 一方、Kaoru氏は、希望を失わないキエフ市民の声も伝えた。犬を散歩中の女性は「私は(ウクライナとロシアの)人々自体は友好的だと思っています。政府の行いが間違っている。政府が私たちを衝突させているんです」と訴え、子供を連れた夫婦は、ロシア側の原発施設への攻撃に対しても「ウクライナの勝利を信じている。ここから離れるつもりはない」と話していた。

「8bitNews」は堀氏が代表を務める、世界各地の市民記者による情報を発信するニュースメディア。公式YouTubeにて「ウクライナ危機、現地ルポ」シリーズを公開中。

 

【「ウクライナ危機、現地ルポ」第11弾 ウクライナ首都 テレビ塔砲撃の現場 ロシア潜入部隊の痕跡 そして核の威嚇と原発攻撃 広がる市民の疑心暗鬼】

 

 

 

※次ページ 画像 閲覧注意:地面には血だまりが残っていた【8bitnews】提供「ウクライナ危機、現地ルポ第11弾」より

キエフ市民「プーチンに感謝」と皮肉。一方、親ロシア派地域出身者の心境は…8bitNews現地記者が取材

2022.03.02 Vol.web original

 ジャーナリストの堀潤氏がニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeにて、戦闘が続くウクライナの首都キエフから届いた現地ジャーナリストによるリポートを配信。第9弾の最新リポートでは、親ロシア派支配地域ルガンスク出身の男性に取材。複雑な心境を伝えている。

 8bitNewsでは、ロシアによるウクライナ侵攻前夜の2月23日から、現地入りした香港人ジャーナリストKaoru Ng氏による現地リポートを公式YouTubeにて配信。

 1日に公開された第9弾では、親ロシア派地域の住民がウクライナからの独立、建国を宣言したルガンスク人民共和国出身の男性を取材。貴重なインタビューをリポートしている。

 Kaoru氏から「ウクライナの勝利を望んでいるか」と聞かれた男性は「いいや」と回答。ウクライナに否定的なのかと確認されると「私の国で戦ってほしくないだけだ。戦争をしてほしくない。座って話し合ってほしい」と複雑な心境をのぞかせながら、早い戦争終結を望んでいた。

 また、この日のリポートでは「プーチンに感謝するよ。彼のおかげでウクライナは1つになれた」と皮肉るキエフ市民の声も伝えている。

「8bitNews」は堀氏が代表を務める、世界各地の市民記者による情報を発信するニュースメディア。公式YouTubeにて「ウクライナ危機、現地ルポ」シリーズを公開中。

【「ウクライナ危機、現地ルポ」第9弾 親ロシア派支配地域 ルガンスク出身の男性にインタビュー】

 

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