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加藤虎於奈が木村“フィリップ”ミノルへの挑戦をアピール【12・15 K-1 KRUSH】

2019.12.16 Vol.Web Original

元王者・牧平圭太を2RKO

「K-1 KRUSH FIGHT.109」(12月15日、東京・後楽園ホール)で加藤虎於奈が元ウェルター級王者の牧平圭太を破り、現ウェルター級王者である木村“フィリップ”ミノルへの挑戦をアピールした。

 試合前の煽り映像で23歳の加藤が牧平に「落ち目」「引退させる」「踏み台になって」と発言するなど世代闘争の側面もあったこの試合。

 1R、加藤はスイッチを繰り返しながらパンチにハイキックを放っていく。牧平は得意のキックで対応。そして加藤の右ローに牧平が左ストレートを合わせダウンを奪う。

 すぐに立ち上がった加藤が反撃に出るが、牧平はミドルにヒザを的確に当てていく。しかし加藤はラウンド終盤、牧平をコーナーに詰め左ストレート。もろに食らってダウンした牧平だったが、これはわずかに終了のゴングの後とジャッジされノーダウン。

 しかし牧平にダメージが残ったのは明らか。2Rは開始早々から加藤が距離を詰める。牧平もローにミドルで距離を取ろうとするが、加藤は左ハイで牧平をぐらつかせると左フックでダウンを奪う。

 立ち上がった牧平だったが、ダメージが大きく、加藤がパンチの連打で2度目のダウンを奪い逆転のKO勝ちを収めた。

高梨がC-ZUKAを破り第2代女子アトム級王座獲得【5・18 KRUSH】

2019.05.19 Vol.Web Original

一気に距離詰め主導権握る
「K-1 KRUSH FIGHT.101」(5月18日、東京・後楽園ホール)で行われた「第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座決定戦」でC-ZUKAと高梨knuckle美穂が対戦。高梨が3R1分34秒にKOで勝利を収め、第2代王者に輝いた。

 長い手足を生かした距離を取っての戦いを得意とするC-ZUKAに対し、高梨は1R開始から一気に距離を詰め、パンチを打ち込んでいくと早くもC-ZUKAの顔面が赤くはれ上がる。

 C-ZUKAも前蹴りやハイキックで高梨を止めにかかるが、高梨の勢いは止まらない。

女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAと高梨knuckle美穂が対戦【5・18 KRUSH】

2019.03.26 Vol.Web Original

高梨「私がこの階級で一番強い」、C-ZUKA「勝った奴が強い」
「K-1 KRUSH FIGHT.101」(5月18日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が3月26日、東京都内で開催された。

 初代王者の松下えみが昨年10月に王座を返上して以来、空位となっている女子アトム級の王座決定戦としてC-ZUKA vs高梨knuckle美穂の一戦が発表された。

 C-ZUKAはKrush初参戦の443戦では敗れたものの、その後、KHAOSとKrushで2連勝。他団体でのタイトル獲得の実績もあり、今回の王座決定戦への出場となった。

 高梨は昨年9月にKHAOSでプロデビュー。その試合で強烈なパンチでKO勝ちを収め、当時の王者・松下の挑戦者に選ばれたが、これを松下が不服として王座を返上した経緯がある。高梨はその後、昨年12月にはKrushの本戦で勝利を収め、現在2連勝となっている。

 今回の高梨の抜擢について中村拓己K-1プロデューサーは「キャリアは浅いが、攻撃力があって倒せる選手。戦いっぷりと倒しっぷりでもう1枠に入ってもらった」と話した。そして2人には「タイトルマッチにふさわしい試合をして勝ってほしい。これがKRUSHのチャンピオンだという試合を見せてほしい」と要望した。

 高梨は「去年の12月から空いてしまったが、練習もコンスタントにやってきている。パワーもさらについて、体も変わってきた。絶対にKOできる自信もすでにある。失神KOで5月には私がベルトを巻きます」、C-ZUKAは「高梨選手はパワーもあるしすごく強い選手だと思っています。でも強い奴が勝つのではなく、勝った奴が強いというところを見せつけたい」とそれぞれ話した。

 王座決定戦の話が来た時について高梨が「うれしかったが、早いとは思わなかった。私がこの階級で一番強いと思うので、あまり驚かなかった」と言えば、C-ZUKAは「私は驚いた。他にも素晴らしい選手がいるのでその中で選んでいただいたことはありがたく思っている。このチャンスはぜひものにしたい」と対照的な反応を見せた。

 互いの印象については高梨が「リーチが長くてスタミナがある。でも倒れやすいイメージがある。私のパンチが当たったらすぐ倒れるんじゃないかと思う」と言えば、C-ZUKAは「KOするパワーはあると思うので、そこは警戒している。でも2試合同じ興行に出させていただいて、穴がないわけではないなと思っている」とこちらは静かに闘志を燃やした。

 今大会では女子アトム級とは対極にある男子のクルーザー級の試合が行われる。実に倍の体重差なのだが高梨は「スピードはこちらのほうが速いのでそういうところを楽しんでほしいし、クルーザー級に負けないパワーでKOするので、そういうところを見てください」、C-ZUKAは「軽量級でも面白い試合ができるところを見せたい」とそれぞれクルーザー級への対抗心も持って試合に臨む。

高梨が大阪のJKファイターMOEを返り討ち【12・16 Krush】

2018.12.17 Vol.Web Original

高梨が2Rにストレートでダウン奪う
 Krushの2018年最終大会となる「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)で女子アトム級のカードが2試合行われた。

 初代王者の松下えみが王座を返上したことから来年、王座決定トーナメントが開催されるのだが、この日の試合はそれに向けた査定試合の意味合いを含むものとなった。

 第1試合では高梨knuckle美穂とKrush初参戦の大阪のJKファイターMOEが対戦。

 1Rから高梨がプレッシャーをかけて前へ。しかしMOEは左のフックをクリーンヒット。その後も左ストレート、左ジャブと左のパンチが的確に高梨の顔面をとらえていく。

 2Rに入り、高梨がローから試合を組み立て始めるとMOEは前蹴りで対抗。そこからパンチの打ち合いになっても互いに一歩も引かない。

 終盤、打ち合いからMOEの左がヒットするも、高梨は狙いすました右ストレートを打ち抜きダウンを奪う。すぐに立ち上がったMOE。

 3Rは高梨は左のロー、右ミドルから上へパンチ。MOEはパンチを出すが距離が遠くクリーンヒットには至らない。高梨のプレッシャーが相変わらず強い中、MOEも押し返し、中央で打ち合いに持ち込む。しかしともに決定打とはならず、試合は判定となり、2Rのダウンがものをいい、高梨が3-0の判定勝ちを収めた。

女子アトム級戦線に16歳の女子高生MOEが殴り込み【12・16 Krush】

2018.11.06 Vol.Web Original

女子アトム級戦線を占う2試合がラインアップ
 2018年のKrush最終大会となる「Krush.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)の第3弾カード発表会見が6日、都内で行われた。

 先日、王者の松下えみが王座を返上した女子アトム級で「高梨knuckle美穂vsMOE」「C-ZUKA vs福原優」の2試合が行われる。

 高梨は9月の「KHAOS.6」で福原優相手にデビュー戦を戦い、豪快なKO勝ちを収め、大会MVPを獲得。一気に注目を集める存在となった。

 対するMOEは大阪の16歳。プロでの戦績は1戦1勝だが、アマチュアで豊富なキャリアを誇り、「第19回K-1チャレンジ女子Bクラス -45kg」で優勝の実績を持つ。

女子アトム級の新星・高梨knuckle美穂がデビュー戦でKO勝ち【9・1 KHAOS】

2018.09.02 Vol.Web Original

3Rに猛打で福原を沈める
 K-1グループ第3のブランド「KHAOS.6」(9月1日、東京・新宿FACE)で行われた「KHAOS ROYAL」で高梨knuckle美穂が予告通りKOでデビュー戦を飾った。

 KHAOSは大会ごとに「出場選手が10代だけ」「優勝者が賞金総取りのトーナメント」「関東vs関西」といったさまざまなコンセプトのもと大会を開催。今回は旗揚げ戦で行われた、前日に抽選で対戦相手を決定する「KHAOS ROYAL」が男女2階級で行われた。

 高梨は女子アトム級の第1試合で福原優と対戦。

 1R序盤から高梨は左右のフックの連打で福原を追い込む。右フックが顔面をとらえ、福原をぐらつかせる場面も。福原もカウンターの左フックを繰り出すも高梨が手数で圧倒する。

 2Rに入っても高梨のプレッシャーは止まらない。福原もパンチを繰り出すが、高梨が手数、威力でも圧倒する。3Rには福原が狙いすました前蹴りを高梨の顔面にヒットさせると一瞬、動きの鈍った高梨だがすぐに蘇生し再びパンチを放ち続ける。福原が再度前蹴りを放ったところに高梨がカウンターの右フック一閃。なおもコーナーに追い詰め、パンチの連打を放つと福原は崩れるようにズルズルとダウン。レフェリーがカウントの途中で試合を止めた。

ピケオーが山内を2RKOで3度目の防衛【1・27 Krush】

2018.01.28 Vol.Web Original

ベテランの味!山内が前蹴りで先制ダウン奪うも…

「Krush.84」(1月27日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krush−70kgタイトルマッチ」でジョーダン・ピケオーが山内佑太郎を2R2分20秒、KOで破り3度目の防衛を果たした。

 山内は2日前の25日に40歳になった。対するピケオーは27歳。なおかつ日本人には6戦全勝。試合前には「この試合はスパーリングだ」と言い放ったピケオー。この強敵相手に山内がどのような戦いを見せるのかに注目が集まったが、山内は試合開始早々にやってくれた。

 1R、ピケオーがプレッシャーをかけ前に出る。山内をコーナーに詰めパンチを放ったところ、コーナーを背にした山内がドンピシャのタイミングで左前蹴りをカウンターでピケオーの顔面に叩き込むと、ピケオーがダウン。一気に会場のボルテージが上がる。

 すぐに立ち上がり反撃に出るピケオーだったが、山内をコーナーに詰めても一気に攻め込むことができない。山内がまだ何か隠し持っているかもしれない。

 山内も前蹴りを出してけん制するが、ピケオーの重いパンチは徐々に山内にダメージを与えていく。足を使ってかわし、しのぐ山内だったが、ラウンド終了直前、ピケオーはパンチの連打でダウンを奪い返す。

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