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「Go To トラベル」再開後に利用したい人はどれくらい? 安心して利用するために必要だと思うことは?

2021.12.30 Vol.web original

 ピーク時期に比べ、日本における新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が大幅に減少していることもあり、政府は全国で停止中の「Go To トラベル」について、オミクロン株の感染状況が落ち着くことを前提に、来年1月末の再開を目指す方針を打ち出している。

「Go To トラベル」再開を控え、ゼネラルリサーチ株式会社(本社・渋谷区)が実施した全国20~60代の男女1044人を対象にした「Go To トラベル再開後の旅行」に関する意識調査によると「Go To トラベルが再開されたら利用する予定ですか?」という質問に対し、全体で最も多かったのは「利用したいがまだ予定はない」という回答(38.8%)。他は、「利用する予定があるが17.1%、「積極的には利用しない」が17.3%、「利用するつもりはない」が26.8%」という結果となった。

 世代ごとに見ると、どの世代も共通して「利用したいがまだ予定はない」という回答が最多(20代43.4%、30代44.0%、40代32.7%、50代37.2%、60代36.8%)となったが、20代を除く年代は「利用するつもりはない」という回答が次点に続き(20代20.5%、30代24.6%、40代27.9%、50代32.6%、60代28.2%)、30代以上は、再開後もGo To トラベルの利用に消極的という傾向が見られた。

 ちなみに、ゼネラルリサーチが一昨年の2020年7月に実施した「旅行」に関する意識調査では「Go To トラベルキャンペーンを利用するつもりがない」と回答した人は9割を超える結果だった。

 また「Go To トラベルを利用して何泊の旅行に行きたいですか?」という質問では最も多かった回答が「1泊2日(48.0%)」と、まだ長期旅行は避けたい人が多い様子。

 さらに「安心してGo To トラベルを使うために必要なこと、お得度が増す活用法とは?」という質問には「“新しい旅のエチケット”の徹底(65.0%)」という回答が最も多く、以降「宿泊・利用施設などでのワクチン接種済証(ワクチンパスポート)提示(50.8%)」「少人数での利用(41.2%)」「宿泊・利用施設などでのワクチン未接種者へのPCR検査(26.2%)」「移動手段を考慮する(25.7%)」「時期を考慮する(24.5%)」「行き先を考慮する(20.8%)」「宿泊先の事前確認(HP、問い合わせなど)(16.1%)」と続いた。

 観光庁は旅行者に向けて、感染防止対策として特に守ってもらいたい内容を「新しい旅のエチケット」としてまとめており、観光庁ホームページなどで見ることができる。

 ゼネラルリサーチ調べ「Go To トラベル再開後の旅行」に関する意識調査(2021年12月20日実施・インターネット調査・全国20代~60代の男女1044人を対象)より。

GoTo開始から1ヶ月。小池知事が評価語る

2020.08.21 Vol.Web original

 22日で政府の観光支援策「Go Toトラベル」開始から1ヶ月が経つ。東京都の小池百合子知事は21日、定例記者会見に出席し、キャンペーンを振り返った自らの考えを語った。

 開始から1ヶ月の評価や東京都がキャンペーンから除外された点を問われた小池知事は「Go Toキャンペーンは政府の責任おいて進めてこられたわけであります」とした上で、「都内ではもっと都民に来ていただきたいということで、ホテルなどで都民割などをしているところがあります。色々な工夫をしながら、感染防止対策などをしっかり行なって、旅先での安全を守っていきたいと存じます」と述べるにとどまった。

 一方、都の島しょ部や西多摩地域の町村を中心に構成されている町村会は17日、都内発着の旅行をキャンペーンの対象に含めるよう、国に要望書を提出した。こうした動きについて小池知事は、「最初の頃は、島の皆さんも“島に来ないでください”と明確に申していた。また、多摩地域の方々からは道の封鎖などのご要望も承ってきました。一方で、(感染)対策については、分かってきたこともあるかと思う。クラスターの抑え方や手洗いの励行、お食事処では席を離したり、アクリル板を貼っていただいたりなど、工夫をされてきた。それをどのようにサポートするのか、たとえば、小笠原に行く際のPCR検査をより効果的に行なっていくなど工夫を凝らしながら、地域のニーズに応えられるよう、皆さんの考えも受け止めていきたい」と語った。

批判が高まると態度を一変

2020.08.08 Vol.732

【NEWS HEADLINE 2020.7.10〜2020.8.6 PHOTO OF THE MONTH】
 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

都で過去最多の286人感染。小池知事、GO TO 東京対象外に「都内での観光を楽しんで」

2020.07.16 Vol.Web original

 東京都は16日、都内で新たに286人が新型コロナウイルスに感染していると明らかにした。1日としては7月10日の243人以来、過去最多となった。

 内訳は、149人が濃厚接触者、夜の街関連が63人、会食の場が8人、調査中が137人だった。また、モニタリング項目のひとつである新規陽性者数の7日間平均は168.4人と、緊急事態宣言下での最大値167.0を上回った。一方、今日までで入院患者数は760人に上るが、うち重症者は7人と、7月2日以降10人以下に留まっている。

 東京都の小池百合子知事は16日、今後の感染防止策として、3つの対応策を示した。「積極的な検査の拡大による感染拡大の抑制」では、宿泊療養施設の増設や、支援拠点の設置による保健所の業務負担軽減、「都内共通の対策に加え、地域の実情を踏まえた重点的・ピンポイント対策」では、区市町村との一層の連携、「年齢層や業態に応じたきめ細かい対応」では、高齢者の利用が多い社会福祉施設での感染防止対策の徹底や、ターゲットに合わせた広報を行なっていくとした。

 また、政府の消費喚起策「GO TOトラベルキャンペーン」で東京発着の旅行が対象外の方針となった点については、「しっかりと説明をいただきたいと思う」とした上で、「都民の健康と命を守るため、まずは、現在の都内の感染を抑え込む。その上で、安心して観光ができる状態にしていく必要がある。どうぞ都内での観光、地域でのレジャーを楽しんで」と都民に呼びかけた。

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