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ONEチャンピオンシップが初のランキング発表。青木真也はライト級5位に

2020.04.27 Vol.Web Original

ストロー級は王者経験者の猿田と内藤が揃って上位にランクイン

 アジア最大級の格闘技団体である「ONEチャンピオンシップ」(ONE)が4月27日、団体初となる公式ランキングを発表した。

 ランキングはリッチ・フランクリン、ミーシャ・テイトといった元格闘家やメディア関係者といった18人の公式アスリートランキング審査員によるもの。ONEで行われている「総合格闘技」「ムエタイ」「キックボクシング」の3競技の各階級を対象とし、今回発表されなかった階級については後日発表の予定となっている。

 判定基準は勝敗、最近の試合結果、パフォーマンス、対戦相手ののレベルなどの要素が考慮され、今後、各大会ごとに更新される。ランキングは、ONE公式サイトとONE公式アプリにて公開される。

 元ライト級王者の青木真也は5位、元ストロー級前王者の猿田洋祐と元王者の内藤禎貴はそれぞれ1位と2位にランクされている。

 今回の発表について、ONE 会長兼CEOのチャトリ・シットヨートンは「ONEチャンピオンシップの公式ランキングを今回初めて発表できることを大変うれしく思っています。公式ランキング設立の目的は、ONEアスリートに対してより明確で透明性のある評価を設けること。それはワールドチャンピオンに向けて夢を追いかけるアスリートたちの活力となるでしょう。ファンの方々にとっては、応援するアスリートのランキング変動をチェックすることで、より身近にアスリートを追いかけ応援することができます」などとコメントしている。

松井珠理奈がサポーター就任。青木真也は八木沼純子に「先輩、話が長いです」【10・13 ONE】

2019.09.17 Vol.Web Original

修斗とパンクラスの対抗戦を4試合開催
 ONEチャンピオンシップの日本における第2弾大会となる「ONE: CENTURY 世紀」(10月13日、東京・両国国技館)に出場する青木真也をはじめとした日本人選手10人が9月17日、都内で開催された会見に出席した。

 同大会は9時からの第1部と17時からの第2部によるダブルヘッダーで、11試合ずつの計22試合が行われる。第2部にはアウンラ・ンサンvsブランドン・ベラのライトヘビー級戦をはじめ世界戦が4試合、「修斗vsパンクラス王者対決」が4試合と豪華なカードがずらりと並ぶ。青木真也とV.V Meiこと山口芽衣もワンマッチで出場する。

 この日の会見は二部制で行われ、第一部に出席した修斗の坂本一弘サステイン代表は対抗戦について「互いに老舗といわれている団体だと思う。修斗のほうが少し古くて、私の師匠の初代タイガーマスクの佐山聡が作ったのが修斗。その後にパンクラスさんが出てきた。これはもう、選手のプライド、団体のというより選手のプライドをかけた戦いだと思う。そこは彼らチャンピオンにすべてを任せて、胸を張って修斗の代表として戦ってきてもらいたいと思っています。そういった機会を与えてくれたこと。そして5万ドルという賞金をかけてくれたこと。そこにチャンピオンに対するリスペクトを感じているので、その期待に応えられるファイトを見せてもらいたいというのが私の思いです」

 パンクラスの酒井正和代表は「パンクラスは26年の歴史がありつつ、ハイブリッドレスリングということで新しいもの、アスリートとしていろいろなチャレンジをやってきた。その中で国際戦もだいぶやっている。今までもパンクラスを経由して世界で戦って成功を収めているアスリートもいる。そういった意味ではパンクラスは世界で通用するアスリートを育成している場でもある。それをいかんなく発揮して証明する。日本の最強を決めるという意味ではいい場になるのではないかと思う」などとそれぞれこの対抗戦への思いを語った。

 この一部ではONEのeスポーツに対する取り組みについてもONE Esports社長のカルロス・アリムラン氏が説明した。ONEでは両国大会に先駆け「ONE Martial Arts Fan Fest」を10月5、6の2日間にわたって開催。ONEアスリートのオープン・ワークアウトやファンミーティングの他に、5日には「ONE TEKKEN トーキョー・インビテーショナル」、6日には「ONE STREET FIGHTER トーキョー・チャレンジ」の2つのeスポーツイベントを開催する。

 またONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートン会長は来年は日本で4大会を予定していることを明かし、オリンピックが開催されることから東京以外での開催の可能性もあることを示唆した。

ONE初勝利を目指し「覚悟は決まった。真っ向勝負」の岡見に秋山が「怪我はしないで」と親心

2019.09.12 Vol.Web Original

「格闘技とeスポーツのフュージョン(融合)」がテーマのトークイベントに揃って出演
 ONEチャンピオンシップ(ONE)に参戦中の秋山成勲と岡見勇信が9月11日、都内で開催されたトークイベント『OFFICE DE TALK LIVE』に揃って参加した。

 同イベントはONEが10月5、6日に開催する「ONEマーシャルアーツ・ファン・フェス」に先駆けて「格闘技とeスポーツのフュージョン(融合)」をテーマに掲げた実験的なトークイベント。

 2人の他に秦アンディ英之ONE Championship日本代表、かつて松本晃市郎のリングネームでDEEPフェザー級王者に君臨し、現在はプロゲーマーとして活躍するジョビン、プロフィギュアスケーターでスポーツコメンテーターの八木沼純子、そして「格闘王誕生!ONE Championship」の実況&ナレーションを務めるフリーアナウンサーの赤平大が司会を務め約1時間にわたって、格闘技とeスポーツの親和性やONEが目指す格闘技とeスポーツの融合について、さまざまな角度から意見を交換した。

 この一見、不可思議な組み合わせについてはスポーツビジネスの中で世界的に注目されているのがeスポーツ、日本のスポーツビジネスで急激に注目を集め、日本のマーケティング学会で一番最初に成功事例として挙げられたのがONEチャンピオンシップ、そして日本のスポーツビジネスで長く成功しているのがフィギュアスケートといった多角的な観点から集められた面々。

 秦氏は格闘技とeスポーツには類似する部分があるということを前提とし、ONEがこれまで蓄積してきた知識、経験、ノウハウ、発信力といったものを駆使してeスポーツの選手たちをヒーロー化して世に出していこうというONEの戦略について説明した。

 秋山はまずONEの成功について「世界とONEの違いは、観客の選手に対する目線が違う。アメリカで試合をして感じた目線はいい意味で玄人目線。いまアジアでONEを見ている人たちの目を見ると、これから期待しているんだなという目で僕たちを見ている。格闘技をすごく知っている人は少ない気がする。格闘技とはなんなんだろうという人たちの分母がものすごく多いと感じた。それがUFCとONEの違いなのではないかと思う」

 岡見も「自分も欧米を中心に試合をしてきて一番違うと思うのは、地元の、東南アジアを中心としたヒーローをしっかり作り上げているなということ。スタッフ、ファン、お客さんのすべてがそのヒーローを作っていく。それは欧米にはないスタイル。試合を見て感じたのはお客さん一人一人がすごく熱狂的。ONEから生まれるヒーローが、UFCや他の団体と違って、ONEだけの世界観で作られていく。そこで作られたヒーローはONEのヒーローであり、東南アジアやその地元でのヒーロー。それをみんなが応援する。熱狂の種類が違うということを試合をしてみて感じた。日本や他の国でもひとつひとつヒーローを作っていくとUFCと対抗する新しい独特のものができるのではないかと感じた」などとそれぞれ格闘家の視点から分析した。

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