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「PIST6」がついにスタート。従来の「競輪」のイメージを一新

2021.10.09 Vol.746

 自転車のトラック競技「ケイリン」の国際基準のルールに基づいて行われる日本初の自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」が10月2日、千葉・TIPSTAR DOME CHIBAでついに開幕した。

 3日に行われた決勝で雨谷一樹(31歳・栃木=S2)が勝利を収め、栄えある初代王者に輝いた。雨谷はタイムトライアルで1位、そして初日から1着を4本並べる完全優勝だった。レース後の表彰式で雨谷は「何とか優勝することができました。応援ありがとうございます」とファンに感謝の言葉を述べた。

 この「PIST6」は国際基準の250メートルの木製バンクで、6車立ての6周で行われる。勝ち上がりのシステムは開催1日前のタイムトライアル、1日目に行われる1次予選と2次予選の結果に応じてポイントが付与されその合計ポイントの上位18名が2日目に行われる準決勝に、下位18名が順位戦に進む。

 レースは1日に12レースが行われ、初日の昼に行われる「デイレース」は1次予選6レース、夜の「ナイトレース」では2次予選6レースが行われる。2日目のデイレースでは準決勝3試合と順位戦3試合を開催。準決勝の各組上位2名がナイトレースで行われる決勝に進む。夜は決勝のほかに5試合の順位決定戦が行われる。

 従来の競輪と大きく違うのはレースがこれまでの9車立てから6車立てになることで「ライン」という概念がなく、個人戦での競走になること。勝ち上がりの中でこれまでラインを組んでいた者同士が同じレースに出る場合、レースの中でラインらしきものができる場合もあるだろうが、予想において大きなウェイトを占めることはなくなった。

 

日本初の自転車トラックトーナメント「PIST6」で雨谷一樹が完全優勝で初代王者に輝く

2021.10.04 Vol.Web Original

地元・千葉からは原田と伊勢崎が決勝進出

 自転車のトラック競技「ケイリン」の国際基準のルールに基づいて行われる日本初の自転車トラックトーナメント「PIST6 Championship」開幕戦の決勝が10月3日、千葉・TIPSTAR DOME CHIBAで行われ、雨谷一樹(31歳・栃木=S2)が栄えある初代王者に輝いた。

 雨谷はこの日の6Rで行われた準決勝Cで1位となり決勝に進出。決勝のメンバーは1番・雨谷、2番・脇本勇希(22歳・福井=S2)、3番・原田亮太(25歳・千葉=A1)、4番・伊勢崎彰大(42歳・千葉=S1)、5番・久保光司(24歳・佐賀=A3)、6番・小佐野文秀(45歳・山梨=A1)。地元・千葉から原田と伊勢崎が決勝に上がった。

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