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【RIZIN】女子が大活躍!大晦日のメーンの可能性も「RIZIN 2017 in YOKOHAMA〜SAKURA〜」

2017.04.21 Vol.689

 今大会では11試合中女子の試合が4試合組まれるなど、女子格闘技が大きくフィーチャーされた。そのなかで初出場となった石岡沙織とKINGレイナがともに一本勝ち、昨年末に苦汁をなめた浅倉カンナが初勝利、そしてRIZINの顔ともいえる存在となったRENAはグラウンドで追い込まれてからの逆転勝利と全勝。それぞれ高い試合内容とドラマチックな展開で会場ばかりでなくテレビの前のファンにも“ジョシカク”の魅力を大きくアピールした。

4・16RIZIN RENA、カンナ、KINGレイナ、石岡-大和撫子全勝

2017.04.17 Vol.688

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)では全11試合中、女子の試合が4試合組まれ、どれも大きなインパクトを残した。

 口火を切ったのは浅倉カンナ。 “女子高生ファイター”として脚光を浴びていた浅倉は昨年末にRIZIN出場を果たしたが、無念の判定負け。敗因は“タックルにこだわり過ぎた”振り返り、年明けから打撃の強化に取り組む。今回戦うアレクサンドラ・トンシェバは寝技が得意とあってグラウンドの攻防が多かったが、パウンドや相手の打撃の対処などに強化の成果をうかがわせた。3Rには肩固め、スリーパーであわやの場面も作ったがトンシェバの粘りの前に一本はならず。しかし判定ながら寝ても立っても相手を圧倒し、待望のRIZIN初勝利をあげた。

4・16RIZIN  RENAの相手はハンガリーの“極め”女王

2017.03.10 Vol.685

 

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA?SAKURA?」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)に参戦するRENAの対戦相手がハンガリーのドーラ・ペリエシュとなることが10日発表された。

 ペリエシュは2010年にプロデビュー。90秒足らずで一本勝ちしデビュー戦を飾ると、その後も一本勝ちを量産し無傷の5連勝で迎えたハンガリアン・ファイト・チャンピオンシップではメインイベントにタイトルマッチで抜擢。ここでも見事一本勝ちを収め、初代HFCストロー級王者となる。2015年に腰の怪我により長期離脱を余儀なくされるが、ここまで8戦7勝1敗でその7勝すべてが一本勝ちという極めが強い選手。

 参戦にあたりペリエシュは「このような機会を与えてもらって非常に光栄です。RIZINは素晴らしい舞台で、そこに立つにふさわしいパフォーマンスをする事を誓います。この試合で私の持てる全ての技術を披露します。そして日本で少しでも私のファンができたら嬉しいです」とコメントしている。

 一方、RENAは「こんにちはシュートボクシングのRENAです。対戦相手が決まりました。試合の映像を見ましたが、寝技が得意なタイプだと感じました。10月のGPを見据えてどんなタイプにも対応できるように、まずはこの試合に挑みたいと思います。皆さん応援よろしくお願いします!1・2・3・SHOOT!」というコメントを出した。

 試合はRIZIN女子MMAルール(49.0kg)5分3R/インターバル60秒で行われる。

4.16、RIZIN春の女子祭り

2017.03.03 Vol.685

 

 4月16日(日)に開催される「RIZIN 2017 in YOKOHAMA -SAKURA-」( 横浜アリーナ)の会見が3日、都内の会場で行われ、追加7カードが発表された。

 カード発表の前に、榊原信行RIZIN実行委員長が「RENAを筆頭に女子が盛り上がりを見せているので、横浜大会は女子の試合を4試合組んだ。女子格がさらに大きく飛躍するように今回はサブタイトルを“SAKURA”にした。RIZINはそれぞれの試合にコンセプトを持たせ、何のために戦うかテーマづけていきたいと思っています」と次回の試合のサブタイトルについて説明した。

 会見ではすでに対戦が発表された堀口恭司と元谷友貴も出席、改めて意気込みを語った。
「UFCですでに実績のある選手と戦えるチャンスをもらいうれしいです。また、対戦を受けてくれた堀口選手にも感謝しています。フライ級の魅力ある戦いを堀口選手となら見せられると思う。しかし、堀口選手がアメリカで戦っている間に、僕は日本でやってきて、それが堀口選手に劣っているとは思わない。僕と対戦したら日本のフライ級のレベルに驚くと思う。完全決着で勝ちたいと思います」(元谷)
「日本で戦えることにワクワクしています。自分がメジャーを日本に持ってきて、日本でフライ級を盛り上げるように頑張ります」(堀口)

 女子祭りとなる次回大会だが、RENAの対戦相手は後日発表予定。しかし、10月から女子のトーナメントが行われRENAも参戦する事が発表された。それに関しRENAは「10月のグランプリに出場が決まり、悩みましたが今しかない波があると思い、出場しないとダメかなと思いました。現状では12月に優勝するとは言えないですが、12月までしっかり自分を強くして優勝できるよう頑張っていこうかなと思います。(横浜大会の相手について)GPを見据えて、トータルファイターとやっていきたい。近々発表できると思います」とコメントした。

その他のカードは下記。

RIZIN MMAルール(肘あり)(120.0kg)1R10分/2R5分
石井 慧vsヒース・ヒーリング

RIZIN MMAルール(70.3kg契約)1R10分/2R5分
矢地祐介vsダロン・クルックシャンク

RIZIN MMA特別ルール(56.7kg)3分3R
那須川天心vsフランチェスコ・ギリオッティ

RIZIN MMAルール(肘あり)(65.8kg)1R10分/2R5分
川尻達也vsアンソニー・バーチャック

RIZIN女子MMAルール(48.0kg)5分3R
石岡沙織vsペスターレ・キシャー

RIZIN女子MMAルール(48.0kg)5分3R
浅倉カンナvsアレクサンドラ・トンシェバ

RIZIN女子MMAルール(90.0kg)5分3R
KINGレイナvsジャジー・ガーベルト(ドイツ)

また、当日はフジテレビ系全国ネットで地上波放送(19時?20時54分)されることも発表された。

4・16 RIZIN横浜大会に川尻、那須川、才賀、RENAが出場

2017.02.17 Vol.684

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが2月17日、都内で会見を開き、2017年の大会日程と概要、「RIZIN 2017 in YOKOHAMA」(4月16日、神奈川県・横浜アリーナ)の一部出場選手を発表した。

 今年は4月の横浜大会を皮切りに7月30日に「RIZIN 2017 in SAITAMA」(さいたまスーパーアリーナ)、10月ごろに「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 開幕戦(仮)」を関東の大会場で予定。そしてさいたまスーパーアリーナで12月29日に「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 2017 2 nd ROUND(仮)」31日に「RIZIN WORLD GRAND-PRIX 2017 Final ROUND(仮)」を開催する。

 RIZINでは2015年に100kg以下、2016年は無差別級のトーナメントを開催したが、今年は男子のフライ級からライト級の中の階級で開催。またRIZINの大きな柱となっている女子のトーナメントも同時に開催する。

 ともに10月大会から開幕。12月29日に2回戦、31日にファイナルが行われる。詳細は3月上旬をめどに発表の予定。

 男子はフライ級かクロン・グレイシーが戦う階級での開催が予想される。トーナメントは16人で開催の予定で、軽量級は有力な日本人選手が多くいるため、「日本人は4~6人くらいを考えている」(榊原信行RIZIN 実行委員長)という。

 女子は8人でのトーナメントを予定。RENAらが戦う50kg近辺の階級が有力だが、無差別級での開催もありうるという。そうなるとギャビ・ガルシアvs RENA、昨年末に対戦予定だったギャビvs神取忍といった夢のカードも現実味を帯びてくるが果たして…。

 なお昨年総合格闘技デビューを果たし、現在2連敗中の山本美憂については榊原氏はRIZINでの実績作りをトーナメント参加の条件とした。

 また今年は1997年10月11日に高田延彦とヒクソン・グレイシーが戦った「PRIDE.1」から20周年にあたるメモリアルイヤーということもあり、記念イベントやさまざまな企画を予定しているという。

 この日の会見には4月大会に参戦する川尻達也、那須川天心、才賀紀左衛門が出席した。
 昨年大晦日にクロンに敗れた川尻は「今年は30代最後の1年になるので、RIZINと一緒に今年もぶれずに戦います。4月の横浜大会で終わりが来ても後悔しないよう、最高の自分を表現したい。この年になると終わりは常に意識していて、僕の場合は弱くなって落ちた川尻達也をみんなに見せることになると思うし、そうしたいと僕も思っている。娘が今年、小学生に上がることになって、以前僕が日本で戦っていた時はまだ赤ちゃんで戦う姿を覚えていないと思うので、彼女の記憶の中に強い父親というものを残したいので、4月は負けられない」とクロン戦の敗戦から立ち直った姿を見せた。そして「トーナメントでまた手を合わせられるよう、そこまではい上がります。クロンの階級でトーナメントをやってほしい」と今後についてはクロンとの再戦を視野に入れていることを明かした。

 総合格闘技での参戦となる那須川は「まだまだMMAの経験がないので、いろいろなことに挑戦したい。僕への期待は大きいと思うので、期待以上のことをいっぱいできればと思っています。今年もしっかり頑張って勝ちに行きたい」、才賀は「今年はチャレンジしていく年。日本のフライ級のチャンピオンとどんどん戦ってしっかり勝っていきたい。トーナメントがあればそこで優勝するのが夢。そのためにいろいろな相手と試合をして一番目立って、一番輝いて、RIZINと言ったら紀左衛門と言ってもらえるよう頑張ります」とそれぞれ語った。

 4月大会にはRENAも出場。それぞれの対戦相手と他のカードは3月上旬に発表の予定。

【2・11 SB後楽園大会】北斗がベルト奪取 水落が延長の末MASAYAをKO

2017.02.12 Vol.683

 シュートボクシング(SB)の2017年最初の大会となる『SHOOT BOXING 2017 act.1』(2月11日、東京・後楽園ホール)で行われたSB日本スーパーウェルター級タイトルマッチで、「北斗の拳」の主人公ケンシロウのなりきり格闘家である北斗拳太郎が王者・坂本優起を破り王座を獲得した。2人は過去2回戦い、いずれも北斗が勝利を収めていた。

 試合は1Rからボコボコの殴り合いを展開。いつダウンしてもおかしくないような北斗の強烈なボディーブロー、ヒザ蹴りが何度も坂本を襲うが、坂本も下がることなく最後までパンチを打ち続け、5Rで決着がつかず判定に。ジャッジの難しいラウンドが続いたが、ジャッジは49-48、50-49、49-48のいずれも小差で北斗を支持。北斗が念願のSBのベルトを獲得した。

 判定結果が読み上げられると、坂本はその場に立ち尽くした。

 北斗は歓喜のあまり一瞬“キャラ崩壊”したものの、我を取り戻し、マイクで「ボス神拳伝承者の北斗拳太郎だ。このような機会を与えてくれたシーザー老師と関係者の皆さんに感謝している。SBの掟は俺が守る」と話した。

 また会見では「牙大王(坂本)は非常に打たれ強く根性があったな。なかなか手ごわい敵ではあったが、ボス神拳は無敵だ」と話し、試合について「新たなボス神拳(顔砕拳)を使うつもりだったが、まだまだ修得し切れてなかったな。次回の戦いまでに100%使い切るようにまだまだ鍛錬を続けたいと思っている。うむ」と振り返る。そして王者としての今後については「やはりより強くなっていき、修羅の国の者や、SBに敵対する外敵と戦っていきたい。ただ宍戸拳法家(昨年引退した宍戸大樹)がやった、真のSBのルールで戦っていきたいと、私は願っている。真のSBルールとはヒジあり、なんでもありの立ち技最強を決めるルールであると思っている。常にそのルールでやっていきたいと私は思っている。SBの掟は俺が守る」と最後までケンシロウで語った。

12・31RIZIN RENA完勝 マッハが坂田に引導 ギャビ試合後に大乱闘

2017.01.01 Vol.681

「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」が12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 昨年の大晦日に総合格闘技デビューを果たし、9月には山本美憂に勝利を収めるなど、RIZIN女子のエースともいえる活躍を見せるRENAがハンナ・タイソンを3R2分47秒、三日月蹴りでKO勝ちを収めた。

 RENAはタイソンの小気味のいい打撃に手こずりながらも、右ハイキック、膝蹴りで徐々にペースをつかむと、首投げ、自らタックルを仕掛けてテイクダウンを奪うなど力差を見せつける。3Rにはガードの下をかいくぐり三日月蹴りをボディーに決めると、タイソンはうずくまってダウン。悶絶KOで3R2分47秒、勝利を収めた。

 カード決定の経緯から発表会見に至るまでなにかと物議を醸した桜井“マッハ”速人vs坂田亘戦は2R2分37秒、マッハがKO勝ちした。

 入場シーンで実況席に座る小池栄子と2分割の2ショットが映されるなど、どうしても“小池の旦那”というキャラがクローズアップされる坂田。
 その構図を良しとしないマッハは入場から不機嫌な表情を隠さない。

 リングス時代の盟友である高坂剛のもとでのトレーニングで体はきっちり作られていた坂田だったが、総合の実力ではマッハが数段上。マッハはグラウンドでマウントを奪うやパウンドの連打で2R2分34秒、TKOで勝利を収めた。

 試合後マッハは「愛の力、感じさせてもらいました。小池(栄子)さん、どれくらい愛の力が強いのか、僕はわざとずっと殴ったんです。彼からは立ち向かう姿勢が感じられて、リスペクトできるなと思います」と坂田の頑張りを称えた。

 神取忍が直前のケガで欠場。代役の堀田祐美子と戦うこととなったギャビ・ガルシアはゴング早々にロープに飛んだ堀田の動きに攪乱されることなく堀田をつかまえるとヒザ蹴り、パンチでダウンさせるとパウンドの連打で1R41秒、TKO勝ちした。

 試合後に神取が「この敵は私が取ります」とアピールするところに日本の女子プロレス団体スターダムにも参戦経験のあるアルファ・フィーメルが突如乱入。ギャビに対戦を迫るとギャビも「今ここでやってやる」とエキサイト。神取を交え、大乱闘に発展。今後のギャビの対戦相手に注目が集まることとなった。

12.29、那須川天心がRIZINに電撃参戦! 

2016.12.14 Vol.680

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが12月14日、都内の会場で会見を行い「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2 ND ROUND/FINAL ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の新たな参戦選手と追加カードを発表した。

 会見に先立ち、まず榊原信行RIZIN実行委員長は、トーナメントに出場予定だったヴァンダレイ・シウバの欠場につき、その経緯を発表。交通事故でのケガからのリハビリが思うように進まずドクターストップがかかっていることをあげ、「ファンが見たいのはベストコンディションで戦うシウバ。来年のRIZINで、必ずベストなコンディションのシウバとミルコ(クロコップ)の試合を見せます」と約束。また、現在世界中のプロモーターや選手からオファーが来ていると話し、その中から最終調整をし、来週中には発表すると宣言。「実力、知名度、実績が申し分ない選手になると思う」と予告した。

 また、この日はRENAの対戦相手も発表。榊原氏は「対戦相手のハンナ・タイソンはこれまでRENAが戦ったどの選手よりも強い。正直、無敗記録に黄色信号がともったと思う。しかし、1年の締めくくりに、この対戦を受けてくれた男っぷりのよさに敬意を表します」と言うとRENAは「昨年RIZINデビューして、1回限りだと思っていた。しかし、今度で3戦目と皆勤賞です(笑)。MMAファイターとしてRENAも1周年。自分の成長や成果を出して、1本か打撃でKOする。私がRIZINの1年を締めくくります」と勝利宣言した。

 さらに、この日は今回の大会の目玉として、那須川天心のRIZIN初参戦が発表された。榊原氏は「武尊、伊藤盛一郎、シウバなど怪我での欠場が相次いだが、未来に向けて明るいニュースだ」と那須川のMMAデビューを歓迎。高田延彦RIZIN統括本部長は「新たな歴史の1ページを開いてくれた。1年越しのオファーがようやく成就した。キックのスーパースターで、まだまだキックで目指すところがあるだろうが、MMAのメジャーなベルトを巻いて、格闘技界の二刀流を目指してほしい。二刀流といえば、野球は大谷、格闘技は那須川と言われるぐらいになってほしい」と熱い思いをぶつけると那須川は「ずっとオファーをしていただいて、今年挑戦することにした。無謀だと言う人もいるが、本気だし、いい試合をする自信はある。両方しっかりやって、キックもMMAも格闘技は全部僕が背負って、格闘技の未来を僕が変えます」と決意を語った。

SB史上初めて男子主体の大会でメーンのRENAが判定勝利

2016.11.12 Vol.677

 シュートボクシング(SB)の2年に1度のビッグイベント『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』(11月11日、東京・TDCホール)で女子のRENAが男子主体の大会でSB史上初めてメーンを務め、ブラジルのMMA&ムエタイ王者キンバリー・ノヴァスと対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

 戦前「久々に打ち合ってみたい」と抱負を語っていたRENAだったが、ノヴァスは首相撲からのヒザ蹴りに活路を見出したことから、試合はやや膠着気味。

 それでもRENAはブレイク後に積極的にパンチを放ち主導権を握り、最終ラウンドも最後まで倒す姿勢を見せ続けたが、タフなノヴァスがしのぎ切った格好となった。

 試合後RENAは「変な試合しちゃったんですけど言わせてください。夢がかなったぞー」と喜びを表現。そして「12月のRIZINのポスター、真ん中にしてもらったんで、出るしかないなと。もう一発、今年頑張ります」とRIZIN参戦を宣言した。

RIZIN 所vsアーセン、美憂がプロ2戦目、現役女子高生・浅倉が参戦

2016.10.27 Vol.677

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが27日、都内で会見を開き、総合格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の一部対戦カードと参戦選手を発表した。

 9月大会でメーンを務めた所英男と、同大会で総合格闘技(MMA)初勝利を挙げた山本アーセンが62.0kg契約で対戦。またアーセンの母・山本美憂がアメリカのKOTCのムエタイ女王アンディ・ウィンとプロ転向2戦目に臨む。

 高田延彦RIZIN統括本部長は所vsアーセン戦について「お互い組み技系だが全く違うタイプ。所選手にアーセン選手が挑むとなれば、普通で考えればアーセンは所にはかなわないだろう、というのは多分一般論。しかしアーセン選手には普通じゃ計り知れない圧倒的なポテンシャルをみなさん感じているはず。そう考えると“普通”というのはあてはまらない。ひょっとしたらあの所英男が、まだデビュー3戦目の若造にもっていかれる、そんなシーンが見られるかもしれない。あるいは、静かに淡々と物事を語る静かな男、所選手がこの勢いを止めるかもしれない。いろんなテーマが詰まった全くタイプの違う選手の激突」と評した。

 また美憂vsウィン戦については「アンディ選手は典型的なムエタイスタイルの打撃系ファイター。MMAとは違う腰の高い打撃スタイルなので、美憂選手が鋭いタックルで1度テイクダウンすればグラウンドのコントロールテクニックでいけるんじゃないかと思う。とはいっても向こうもチャンピオン。手ごわい相手だと思います。“山本美憂、ここでコケたらやばいんじゃないの?”という空気は流れていると思うんです。そんなプレッシャーを背負いながら感情移入をして、この背水の陣である山本美憂選手の試合を魂を込めてみたいと思います」と話した。

11・11 S-cup メーンのRENAの相手はブラジルのMMA&ムエタイ王者

2016.10.24 Vol.677

 日本シュートボクシング(SB)協会は24日、東京・浅草花やしきで会見を開き『SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup2016』(11月11日、東京・TDCホール)でメーンを務めるRENAの対戦相手がブラジルのMMA&ムエタイ王者キンバリー・ノヴァスとなることを発表した。ノヴァスは世界女子ムエタイトーナメントの金メダリスト。

 RENAは「ブラジルの選手と戦うのは初めてなので楽しみ。相手は映像で見たんですが、イケイケで全然止まらないな、という感じの選手。久々に打ち合ってみたい。すごく下半身がどっしりして、パンチのある選手なので投げづらいとは思うが、そこを引っこ抜いて、かっこよくバックドロップで投げたい。投げて絞めて倒して、最後はパンチでも関節技でも終わらせる術を持っているので、状況に合わせて仕留めたい」と話した。

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