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TSUTAYA えほん大賞に『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』 横澤夏子も感激「娘はこういう気持ちだったのね」

2022.10.26 Vol.Web Original


 全国のTSUTAYAと蔦屋書店の店員が選ぶ『第3回 TSUTAYA えほん大賞』の受賞式が26日、代官山の蔦屋書店で行われ、数多くの人気作品を世に送り出しているヨシタケシンスケ氏の『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』が1位に輝いた。2位は鈴木のりたけ氏の『大ピンチずかん』、3位は柴田ケイコ氏の『パンどろぼうとなぞのフランスパン』、新人賞に阿部結氏の『なみのいちにち』が選ばれた。

 ヨシタケ氏は受賞を感謝したうえで、「普段生きていて、いいこともあるけど悪いこともあるな、どちらかってことはないなって思いが常々ありまして、『いいこともあるけど悪いこともある』『悪いこともあるけどいいこともある』というふうに、いいことも悪いことも自分が受け取る順番なんだなと。そういう世の中の在りようみたいなこと、ままならなさみたいなものをそのままの形で本に出来ないかと思っていました。それを今回こういう形で本にできたことがうれしい」と、コメント。

 また「絵本というもののジャンルの懐ろの深さ、奥の深さを感じることができた」とし、「この先もこういう形でなかなか変なテーマを変な形で本にして、本を見てくださった方々に素敵な苦笑いを提供できるような本ができたらと思います」と、話した。

 プレゼンターを務めた横澤夏子は受賞作について「一枚めくるごとに面白い気持ちになったりグッと泣けるときもあって、この繰り返しすごいなって。でも分からないという気持ちは一切ないんです。いま娘がスリッパが大好きでスリッパをめっちゃ食べているんですけど、その種明かしというか、娘はこういう気持ちだったのねって。いろんな世代、どんな人でも当てはまるページがあって、背中を押されたというか……すごく毎日大変だけど私はこの絵本に出会えたから幸せって気持ちで頑張ろうと思う作品でした」と、感想を述べた。

ノンスタ石田の絵本の読み聞かせは「ハード」? TSUTAYAえほん大賞発表で絵本愛 制作意欲も

2021.10.29 Vol.Web Original

 全国のTSUTAYA、蔦屋書店の児童書の担当者が選ぶ『第2回 TSUTAYAえほん大賞』の受賞作品の発表と授賞式が29日、都内で行われ、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明も出席、プレゼンターを務めた。

 双子のパパ芸人で子育てのために仕事を調整していることで知られる石田は、MCを務めたピン芸人のタケトに呼びこまれると、ものすごいスピードでダッシュして登壇。ハロウィーンのためにリビングの飾り付けを控えていると落ち着かない様子ではあったが、絵本にまつわるエピソードや思いをシェアした。

 絵本が好きだという石田。「絵本は、そこまで描き切っていないことが多く、空白がある。そこをパパがどれだけ埋めるか。アレンジできるところがたくさんあるから好きなんです。ただ、僕が読むと、どんどんどんどん楽しくなって、めちゃくちゃ長くなってしまうんです」

 ちなみに、どんな読み方をしているのかと聞かれると、「いや、もう、めちゃくちゃハードですよ。(読み聞かせのアレンジで)探しに行くぞ!って、本を置いて走り出したりします(笑)。コロナ禍の運動不足も解消します」 

 お気に入りの絵本は、「だるまさん」三部作で、子どもに頼まれて定期的に読むという。また、自身が帯を書いた絵本『きつねのぱんとねこのぱん』は、「今の若者にも読んでほしい。結構、壁にぶちあたった時、自分には才能がないと思ってしまいがちなところがあるじゃないですか。でも、向こうも同じことを思っていたのねって。M-1に必死なころに読みたかった。きっと穏やかにやれた」と笑った。

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