「住み続けられる未来の豊島区」最優秀賞は区民がもっと豊島区のことを知るための「IKEBUSツアー」。高際区長「すぐにでも活用できる素敵なアイデア」

厳正な審査の結果、最優秀賞は「区民が豊島区を知ることが大事」というテーマでプレゼンしたEグループが獲得した。これは「今の豊島区民は豊島区のことをよく知らない人が多いと思ったので、豊島区のことをもっとよく知って、愛着をもってもらうことで、いい区だと思ってもらい、そうすれば豊島区に住み続けてもらえると思った」という発想のもと「明日からキミも豊島区博士!! 選べる3コース 池バスツアー」という企画を提案。
このツアーは豊島区のすでに知られている名所はもちろん、新たな名所の発見に加え、「高齢者から戦争の話を聞く」といった高齢者と若者といった世代間の交流も目的としたもの。総評で高際区長は「今、いかにたくさんの人に豊島区のいいところを知ってもらえるかIKEBUSの有効活用について考えているところでした。もうすぐにでも活用できる素敵なアイデアをいただきました。単にIKEBUSでツアーを組むんじゃなくて、他世代の交流をするとか、あるいはあまり人に知られていない豊島区のいいところを発掘して、それを知ってもらうんだというところがとても素晴らしかったと思います。きっと実現するので、楽しみに待っていてください」と語るほど。
同グループには来年3月に都内で行われる「第6回 国連を支える世界こども未来会議」でアイデアをプレゼンする権利が与えられた。
最後にピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事が「今日は豊島区のことを考えましたが、豊島区から東京とか日本とつながっていくことを考えていかないと世界は良くならないと思います。今日をそういったことを考えるきっかけにしてほしい」などと呼びかけた。
「国連を支える世界こども未来会議」は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートしたBEYOND2020NEXT FORUMから創出されたもので、一般財団法人ピースコミュニケーション財団が主催している。世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場として毎年開催している。2023年2月には国連本部より「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」とタイトル認定されている。