身近なアンコンシャス・バイアスを見つけよう!「第2回こども未来国連会議」は“ジェンダー平等”がテーマ

 SDGsのゴールである2030年以降の世界はどうなって欲しいか? そのためにどうすればいいのか? 世界の子どもたちがつながり、これらの課題について考え、発信していく場である「こども未来国連会議」の第2回が、 3月26日、東京・有明のSMALL WORLDS TOKYOで開催された。まん延防止等重点措置が解除されたばかりの悪天候下ではあったが、日本を含む13カ国、43人の子どもたちが集まり元気に意見交換。イベントの最後にはミュージシャンでUNHCR親善大使のMIYAVI氏とのライブセッションも行われた。

写真上:有明のSMALL WORLDS TOKYOで開催された「第2回こども未来国連会議」/写真下:堀潤氏などサポートメンバーたちも子どもたちの意見交換に参加(撮影:蔦野裕)

各界の著名人やリーダーが子どもたちをバックアップ

 この日のイベントはSDGsのテーマに基づき、社会課題の解決のために企業・個人・団体が連携してさまざまなネットワークや情報を共有し、コミュニケーション本来の力を駆使して平和な社会づくりにチャレンジするアクション&オピニオン参加型プロジェクト「SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」の中核事業。外務省、東京都が後援し、各国大使館、国連広報センターとも連携している。

 コミュニケーションサポーターに、中山泰秀氏(自民党政調会長特別補佐)、星野俊也氏(前国連大使、大阪大学教授)、堀潤氏(ジャーナリスト)、中島優子氏(外務省国際協力局地球規模課題総括課経済協力専門員)、若林理紗氏(デロイトトーマツコンサルティング)、Chigusa氏(ラジオパーソナリティー)、MIYAVI氏(アーティスト、UNHCR 国連難民高等弁務官事務所親善大使)を迎え、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに子どもたちがアイデアを出し合った。

 まず、本プロジェクト代表幹事の一木広治氏が開会の挨拶。続いて外務大臣・林芳正氏、国連広報センター所長・根本かおる氏のビデオメッセージが紹介された。会場のコミュニケーションサポーターは直接こどもたちにメッセージ。昨年に続く参加となったMIYAVI氏は、「未来を救う皆さんの意見を聞かせてもらうことを楽しみにしています」と語りかける。チームごとに子どもたちのメンターを務めるサポートメンバーが紹介された後、いよいよワークショップがスタートした。

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