浜松市の小学生が「住み続けられる未来の浜松市」をテーマにプレゼン。最優秀賞は「雑がみリサイクルで広げるフェアトレードシティ」

最優秀賞は「雑がみリサイクルで広げるフェアトレードシティ」のアイデアを出したAグループ

 審査が終わり、中野市長は「いずれのチームも浜松の今の課題を勉強したうえで考え抜かれた提案だった。住み続けられる未来の浜松というテーマ通り、参考になるものばかり。賞を取る取らないに関わらず、今回考えてくれたことの実現に向けて取り組んでいただいて、住み続けられる街・浜松を作っていっていただければ」、西野氏は「本当に誰一人として内容がかぶっていない。そういう意味ではみんな、それぞれの分野で優勝。今日はみんな緊張したと思う。相手に伝える難しさとか楽しさを感じたと思う。今感じたことはスーパーには売っていない。その場所でしか得られない。あなたたちしか感じられない。それを感じて次のステップにつなげてくれれば」、詩歩氏は「皆さんのゴールは今日発表することではないと思う。こうやって考えたことを、皆さんが自分たちで実戦して周りのみんなに広げていくことで、みんなが目指しているゴールがどんどん近づいてくるのではないかと思っているので、今日ここでゴールではなく、これからどんどん行動を続けていってほしいと思います」などとそれぞれ語った。

 審査の結果「雑がみリサイクルで広げるフェアトレードシティ」のAグループが最優秀賞に、Hチームの「生ごみ肥料&プラスチック制服じゅんかん法」が優秀賞に選ばれた。ともに来年3月24日に東京都庁で行われる「第4回国連を支える世界こども未来会議」への参加権と副賞として東京タワーメインデッキペアチケットとSMALL WORLDS の招待ペアチケットが贈られた。また最優秀賞のアイデアは模型にしてSMALL WORLDS内にある特別エリア「SDGsピースコミュニケーションシティ」に飾られる。

 会議後、中野市長は「各チームとも非常に考え抜かれた奥の深い発表をしてくれたと思ってる。大人顔負けという感じ。非常にいい会になった。最優秀のチームはフェアトレードというものも提案していた。我々大人でも気づかないようなことまで含めたいろいろなアイデアが出て来た。やはり柔軟な子どもたちの感性も感じられた。なかなか厳しく追及を受けた場面もありました(笑)」とこの日の子どもたちのプレゼンを振り返った。そして子どもたちに「持続可能な街を作っていくにあたっては、これからの時代を担う子どもたちを含めて多くの皆さんが自らのこととして行動していくことが大事だと思います。本当に今日のテーマである住み続けられる未来の浜松を作るのは子どもたちの皆さんだということで、そういう意識を持って、ぜひとも今回勉強したことを行動に移していただければと思います」とメッセージを贈った。

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