小池百合子都知事が女子高生にアドバイス「“これは男の仕事。これは女の仕事”と決めつけないでチャレンジしてほしい」

小池百合子東京都知事

 続いては株式会社カレイディストの塚原月子代表取締役 兼 CEOがモデレーターを務め、アイエンガー教授、小池百合子東京都知事、アサヒグループホールディングス株式会社の小路明善会長によるパネルディスカッションが行われた。

 ここでは「キャリア形成のポイントとなった自身の選択や、希望のキャリアを選べる職場へ変えていくために意識すべきこと」といった内容で各々が経験談などを語った。

 小路氏は自身の人生において多くの本を読んだことで「政治とか思想とか哲学を若い頃に学ぶことによって人生が幅広くなる。キャリアも幅広く多様なキャリアをプランすることができる。異文化や異論に触れるということは非常に大事」、小池氏は当時、留学は欧米が主流だった時代に中東を留学先に選んだ自身の経験を引き合いに「実際に自分で足を運んでさまざまな現実を知ることは今も役に立っている。学んできたことをこれからも生かしていきたいし、若い方にはそうやって人生の中でいろいろなチャレンジをしてほしい」などとアドバイス。

 アイエンガー氏は「私も旅行が大好きだった。母はとても不安そうだったが、1989年にスペインに留学した。1995年には日本に来た。そして選択に関する勉強を始めた。日本に来てものの見方が変わった。最善の選択は、選択を勉強することを選択したこと」などと語った。